ヴラホディモスのレンタル延長が正式決定、熱き想いを語る
🇬🇷 ギリシャ代表GKオディッセアス・ヴラホディモス(32歳)が、来季もセビージャFCでプレーすることが正式に決定しました。ニューカッスル・ユナイテッドからの再レンタルという形で、サンチェス・ピスフアンに戻ってきます。
昨季のレンタル期間中に見せた並外れたパフォーマンスと、本人からの強い残留希望がこのオペレーションを前進させました。ヴラホディモスはニューカッスルに対し、「セビージャ以外のオファーは一切受け入れない」と明言しており、これが決定的な後押しとなりました。また、セビージャ側も財政的な努力を惜しまず、彼の給与の大部分を負担することを受け入れたことで、ニューカッスルからゴーサインを引き出しました。
現時点で買取オプションや目標達成による買い取り義務などの条件は含まれておらず、2028年(プラス1年のオプション付き)までニューカッスルと契約を残す彼にとって、シンプルなローン移籍となります。スポーツディレクター陣はビジャレアルのディエゴ・コンデやファレンセのリカルド・ヴェーリョといった他のGKもリストアップしていましたが、ヴラホディモスへの信頼は揺るがず、彼を最優先のターゲットとして交渉を進めてきました。
クラブが公開した感動的な発表動画では、セビージャの街並みや彼の好セーブ集を背景に、ヴラホディモス本人が流暢なスペイン語でファンへの愛と決意を語っています。
『何も言う必要はない。君が何者か、君たちがどんな人たちなのかは分かっている。なぜなら、それを生で体験したからだ。それを肌で感じたからだ。もう一度、君たちの仲間になりたい。この感情の城壁を守りたい。決して僕たちを一人にしない人たちを守りたいんだ。なぜなら、ここが僕の街だから。これが僕のエンブレムだから』
(via Estadio Deportivo, ElDesmarque, MARCA)
アレクシス・サンチェスの退団が確定、契約延長交渉は決裂
🇨🇱 セビージャFCとアレクシス・サンチェスの間で続いていた契約延長交渉は、合意に至らず完全に終了しました。これにより、ベテランのチリ人ストライカーは6月30日をもって正式にクラブを去ることになります。
ルイス・ガルシア・プラサ監督は、昨季終盤に見せたサンチェスのパフォーマンスやロッカールームでの多大な影響力を高く評価し、彼の残留に「ゴーサイン」を出していました。エスパニョール戦での劇的な決勝アシストや、ビジャレアル戦での逆転劇を生み出した見事なプレーは、チームに不可欠なクオリティを証明するものでした。新スポーツディレクターのホセ・イグナシオ・ナバーロも、就任プレゼンテーションの場でサンチェスとの交渉が進行中であることを公に認めていました。
双方ともに契約を延長し、もう1シーズン共に戦う意思は持っていました。しかし、セビージャ側は彼が加入時に受け入れた低年俸の維持と、試合終盤に膠着状態を打破するための「切り札」としての役割を受け入れることを求めたのに対し、サンチェス側との間で条件面の中間点を見出すことができませんでした。
最終的に双方は互いの歩み寄りの努力を称え合い、円満な形で交渉のテーブルから離れることを決断しました。この夏に交渉が再開される可能性は事実上消滅しています。今年の12月で38歳を迎えるサンチェスにとって、次の冒険の舞台は20年以上ぶりに南米(ブラジルやチリ)に戻ることが最も有力な選択肢として浮上しています。
(via Estadio Deportivo, ElDesmarque)
1つの時代に幕、一挙7選手の退団を公式発表
👋 新シーズンと夏の移籍市場が公式にスタートした7月1日、セビージャFCは6月30日をもって契約またはレンタル期間が満了となった7選手の退団を公式発表しました。
最も象徴的な別れとなったのは、ネマニャ・グデリです。キャプテンも務めた彼は、7シーズンにわたってクラブに在籍し、公式戦261試合に出場(外国人選手としてクラブ歴代5位の記録)。ラ・リーガで196試合、コパ・デル・レイで23試合、ヨーロッパリーグで21試合、チャンピオンズリーグで19試合、UEFAスーパーカップで2試合に出場しました。2020年のケルン大会(新型コロナウイルスの影響で遅れて合流)と、2023年のブダペスト大会でヨーロッパリーグのトロフィーを掲げた最後の生き残りであり、セビージャの歴史に深く名を刻みました。
その他の退団選手は以下の通りです。
・エルヤン・ニーラン:3シーズン在籍し、66試合に出場。現在、ノルウェー代表としてW杯でベスト16に進出しており、素晴らしいパフォーマンスを見せています。
・アドナン・ヤヌザイ:イスタンブール・バシャクシェヒルやUDラス・パルマスへのレンタル期間を挟みつつ、4シーズン在籍。公式戦30試合に出場しました。
・セサル・アスピリクエタ:昨季限りでの現役引退を発表しており、セビージャでは17試合に出場しました。
・バティスタ・メンディ:レンタル期間が終了し、トラブゾンスポルへ復帰(28試合出場)。
・ニール・モペイ:レンタル期間が終了し、オリンピック・マルセイユへ復帰(12試合出場)。
・アレクシス・サンチェス:前述の通り、契約延長に至らず退団(30試合出場)。
クラブは声明の中で、彼らのプロ意識とクラブへの献身的な姿勢を称賛し、今後の新たなプロとしての挑戦に向けた幸運を祈るメッセージを送りました。
(via Estadio Deportivo, ElDesmarque)
GKセルヒオ・リコがクラブへ逆オファー、セビージャ復帰を熱望
🧤 クラブの下部組織出身であるGKセルヒオ・リコが、カタールのアル・ガラファとの契約を終えて7月1日からフリーエージェントとなりました(給与未払いを理由に1月に契約を解除したとも報じられています)。彼は愛するセビージャFCへの復帰を強く望んでおり、クラブへ熱烈な逆オファーを送っています。
セビージャはヴラホディモスの復帰を決定しましたが、下部組織のアルベルト・フローレスを第3GKとする場合、経験豊富な第2GKを探す可能性があり、セルヒオ・リコはその枠に名乗りを上げています。彼は3年前のエル・ロシオでの乗馬中の不慮の事故で数週間の昏睡状態と82日間の入院生活を経験しましたが、見事に復活を果たしています。
ポッドキャスト番組「La Otra Grada」に出演したセルヒオ・リコは、セビージャへの愛情と現在の完璧なコンディションについて次のように熱弁しました。
『セビージャに帰りたい。あそこは僕の家であり、実家よりも長く過ごした場所なんだ。クラブは僕の人間形成を助けてくれたし、僕は今でも調子がいい。100%の力強さを感じているし、ゴールマウスからチームをできる限り助けたい。心のクラブに戻れるのは本当に名誉なことだ。今回セビージャに戻ることの何よりの喜びであり特別なのは、子供たちがスタンドで僕を見てくれることだろうね』
『7歳の時にセビージャからテストに呼ばれたけど、規定の8歳になるまで1年間登録を待たなければならなかったんだ。1年間はプレーできずに練習だけしていたよ。僕も家族もずっとセビージャファンだ。我が家には緑と白(ベティス)の厄介者はいないよ。ここアンダルシアでのライバル関係は美しいし、いつもユーモアを交えて楽しんでいる』
『(アル・ガラファでの復帰について)湿った芝生、グローブ、スパイクを再び感じる機会をくれたクラブに感謝している。最初の試合はまるでデビュー戦のようだった。こんな2度目のチャンスは多くの人が持てるものじゃないからね。昔の自分に戻ったこと、何も変わっていないことを証明しようと神経を尖らせていた。この期間はさらに準備を整えるのに役立ったよ。フィジカル的には最高の状態で、一瞬たりともトレーニングを休んでいない。毎日練習してもう2年になる。力強く、速く、俊敏で、反射神経もそのままだ。何事もなかったかのように絶好調で、それをピッチで表現し、セルヒオ・リコはまだまだやれると証明したい』
また、元チームメイトであるセルヒオ・ラモスが進めているとされるセビージャFC買収計画についても触れ、全面的な支持を表明しました。
『クラブにとって良いことなら何でも嬉しいよ。もしセルヒオが実権を握るなら、僕らの友情もあるしなおさらだね。彼がピッチでの活躍の半分でもうまくやれれば、成功は約束されたようなものだ』
(via Estadio Deportivo, ElDesmarque, Mundo Deportivo)
期待の若手左SBオソにプレミアリーグが熱視線
🏴 昨シーズン、トップチームで目覚ましい飛躍を遂げた若き左サイドバックのオソ(Oso)に対し、プレミアリーグのノッティンガム・フォレストが強い関心を示しています。
マッテオ・モレット記者の情報によると、ノッティンガム・フォレストは新しいプロジェクトのピースとして彼をリストアップしており、オファーの準備を進めているとのことです。これまで「名前を伏せられたイングランドのクラブ」の存在が囁かれていましたが、それがノッティンガム・フォレストであることが明らかになりました。
さらに、イタリアのフィオレンティーナも彼の獲得を本気で狙っており、すでに最初のオファーを出してセビージャに拒否されたという情報も飛び交いました(セビージャ内部のソースはこれを否定していますが、今後正式なオファーが届く可能性は高いと見られています)。過去にはエスパニョールやビジャレアル、フランスのストラスブール、そしてハビ・ロペスの動向に絡んでレアル・ソシエダも関心を示していました。
セビージャは財政的な理由から、魅力的なオファーがあればチームの重要な戦力であっても売却を検討せざるを得ない状況です。現在、クラブはオソの市場価値に相当する約1000万ユーロを移籍金のベースとして設定していますが、ノッティンガム・フォレストのような資金力のあるクラブがオークションに参戦したことで、要求額がさらに吊り上がる恩恵を期待しています。その一方で、クラブは選手の代理人を通じて、2030年までの契約延長交渉も同時進行で進めており、あらゆるシナリオに備えています。
(via Estadio Deportivo)
新加入フアン・イグレシアスの素顔と実力を元恩師が大絶賛
🛡️ 26/27シーズンに向けたセビージャの2人目の補強選手、フアン・イグレシアス(ヘタフェから加入)について、UDログロニェス時代に彼を見出した下部組織ディレクター、エドゥアルド・バルドビノスがそのプレースタイルと素晴らしい人間性を語りました。
バジャドリードのユースを卒業後、ログロニェスBに加入したイグレシアスは、そこでキャリアの大きな転機を迎えました。
『彼はプレーを見ると何か光るものを持っていると気付くような若者の一人だった。当時は1対1で圧倒するようなウイングではなかったけれど、フィジカル面が最大の強みだった。非常にパワフルで常にデュエルに勝利していたから、我々は彼のポジションを変更することにしたんだ』
『最初は常にウイングやトップ下でプレーしていた選手として彼を迎え入れ、我々がサイドバックにコンバートした。彼は当時から自身の強みであるフィジカルのアドバンテージを持っていた。それほど背が高いわけでも、とてつもない体格に見えるわけでもないが、フアンは非常にハードで筋肉質で、デュエルにとても強い選手だった。少しずつ成長し、新しいポジションに適応してトップチームの練習に参加するようになった』
『すぐに彼は練習で浮くことがないだけでなく、プロのサッカーに慣れたベテラン選手とのデュエルでも勝てることを証明した。チームの成績が出ない時にチャンスを与えられると、すぐにサイドバックとしてトップチームに定着したんだ』
その後ヘタフェへ移籍し1部リーグで活躍するようになっても、彼の義理堅い性格は変わっていません。
『大抵の選手は移籍すると連絡が途絶えるが、フアンは逆だ。彼は今でもログローニョと深いつながりがある。年間を通して何度も連絡を取り合っているし、よく彼から電話がかかってきて、「すごく良いプレーをしているU-23の選手を見たから、注目してみてくれ」とクラブに選手を推薦してくるんだ』
また、彼が愛された理由はその笑顔と礼儀正しさにありました。
『ログローニョでの彼に対する一番の思い出は、若くしてベテラン選手たちを味方につける能力があったことだ。バジャドリードから来た真面目で礼儀正しい青年で、常に笑顔を絶やさないことから、我々は彼を「ソンリシタス(笑顔ちゃん)」と呼んでいたんだ。常に良い雰囲気、ドレッシングルームにポジティブな空気を作り出そうとしていた』
恩師は、イグレシアスがセビージャで必ず成功すると太鼓判を押しています。
『彼は数年間1部リーグでプレーしてきた選手で、どんな監督からも好まれる。適応力があり、コミットメントで欠点を補うからだ。1部リーグで彼ほどの競争力を持つ選手は少ないよ。彼と一緒ならいつでも戦争に行ける』
(via Estadio Deportivo)
セビージャFCの創設年論争とベティスとの知られざる「合併」の真実
📚 パブロ・デ・オラビデ大学の社会人類学教授であり、セビージャのサッカー史を深く研究するアルベルト・デル・カンポ・テヘドールが、新たにセビージャFCとレアル・ベティスに関する歴史書を出版し、これまで信じられてきた「嘘」や「神話」を次々と打ち砕きました。
まず、セビージャとベティスのライバル関係における最大のステレオタイプを否定しました。
『一番の嘘は、ベティスとセビージャの争いがダビデとゴリアテの戦い、つまり持たざる者と上流階級の戦いであるというものだ。これは完全に嘘であり、単なるステレオタイプに過ぎない。ライバル関係はもっと複雑なんだ』
『なぜかって?まず第一に、セビージャはずっと多様性に富んだクラブで、決して上流階級だけのものではなかったからだ。イバラ家のような貴族の要素もあったが、共和主義者や自由主義者も多く、完全に折衷的で多様性があった。英国で学んだ彼らの多くは、まず第一にサッカーを民主化するというビジョンを持ち、他の社会階層にもサッカーを広めようとしていた。これは、セビージャが「上流階級の気取った連中」だったという言説とは相反するものだ』
さらに、両クラブの成り立ちについても明確にしています。
『もう一つの嘘は、ベティスFCが分裂をきっかけに設立されたというものだが、これは根本的に間違っていることが証明されている。最初にセビージャFCが設立され、次にセビージャ・バロンピエ、そしてベティスFCが設立された。3つとも大衆的なものではなく、すべて寡頭制、エリート層に属していた』
また、セビージャFCの創設年が「1905年」なのか、それとも近年クラブが主張する「1890年」なのかという論争についても、見解を述べています。
『1892年から1905年の間には、プレーが途絶えたと私が確信している非常に重要な空白期間がある。もし、同じクラブであるためには継続性が必要だとか、空白期間は2、3年なら許されるがそれ以上はダメだと考えるなら、継続性はないことになる。だが、その逆を支持する主張もある。同じ家族、同じ名前、さらには同じスタジアム、ある種の継続性の記憶が存在するからだ。したがって、適用する基準によってどちらを支持することもできる』
そして最も驚くべき事実として、過去にセビージャとベティスが「合併」していたという歴史を明かしました。
『セビージャFCが困難に直面し、丸1年プレーしなかった時期には、セビージャの選手たちがベティスでプレーし、ベティスのシャツを着て、最終的にセビージャFCとベティスFCが合併するほどだった。しかし、最終的にベティス側が反発し、再びベティスを再建したんだ』
『セビージャとベティスは常に兄弟のような関係にある。結婚していたり、義理の兄弟だったり、友人だったり、隣人だったりする選手たちがいるんだ』
長年のライバル関係の裏には、互いに助け合い、時に融合さえした深い歴史が存在していることが明らかになりました。
(via ElDesmarque)
【本日の総括】
ヴラホディモスの復帰という待望の朗報が届いた一方で、グデリやA・サンチェスら一時代を築いた7選手の退団が正式に発表され、スカッドの血の入れ替えが加速しています。セルヒオ・リコの逆オファーや若手オソへのプレミア参戦など、ピッチ外でも激しい動きが続くセビージャ。歴史の真実を紐解きながら、新たな時代への第一歩を踏み出す激動の1日となりました。