審判アサインと相性データ

月曜日に控えるエルチェ戦の審判団が公表され、主審をミゲル・アンヘル・オルティス・アリアス氏、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)をルーベン・アバロス・バrera氏が担当することが決まりました。

レアル・ソシエダにとって、オルティス・アリアス氏が主審を務めた過去の公式戦11試合の通算成績は6勝2分け3敗と勝ち越しており、全体的な相性は悪くないように見えます。しかし、昨シーズンに限っては、同氏がホイッスルを吹いたアウェイでのビジャレアル戦(1-3)、ホームでのジローナ戦(1-2)の2試合ともに敗れており、直近では苦い思い出が残る審判でもあります。

対照的に、対戦相手のエルチェにとっては、この審判の割り当てはまさに「天敵」と言えるものです。これまでオルティス・アリアス氏が担当した9試合において、エルチェは2分け7敗と一度も勝利を収めたことがありません。昨シーズンも、バレンシア戦で1-1と引き分け、アラベス戦では1-3で敗戦を喫しています。エルチェがこの不吉なジンクスを破るのか、それともソシエダが優位に進めるのか、ピッチ外のデータとしても大きな注目を集めています。(via Mundo Deportivo)

エルチェ戦招集メンバー発表

敵地でのエルチェ戦に向けて、遠征メンバー24名が発表されました。

一番の朗報は、内転筋の違和感を抱えていたディフェンダーのジョン・パチェコが、無事に怪我を克服してメンバーに復帰したことです。マタラッツォ監督は『パチェコは、メンバー外だった直近2試合の後に非常に良い反応を見せてくれた。彼の存在感やトレーニングに取り組む姿勢は素晴らしい。だからこそ、今回彼を再び招集メンバーに戻すことに迷いはなかった』と評価。パチェコの復帰に伴い、前節のセカンドチーム(サンセ)の試合で先発を務めていたルケン・ベイティアがメンバーから外れ、今回は帯同を見送られました。

また、前節サンセの試合でフル出場したフォワードのゴルカ・カレラも、僅か48時間前という過密日程を考慮して2試合連続で招集外となっています。この結果、純粋なストライカーとしての遠征メンバーはオーリ・オスカルソンとミケル・オヤルサバルの2人のみとなりました。サードチームを含めた若手選手の中で、唯一メンバー入りを維持したのはアレックス・マルシャルとなっています。

一方で、ハムストリングの負傷から回復し、無事にグループ練習へ完全合流を果たしていたパブロ・マリンについては、指揮官がその万全な復帰に向けて極めて慎重な姿勢を崩さず、今回の遠征リストからは除外されました。また、アルバロ・オドリオソラは依然として膝の十字靭帯の回復プロセスを進めており、引き続き離脱が確定しています。(via Mundo Deportivo / DiarioVasco)

監督が明かす若手起用方針

ペレグリーノ・マタラッツォ監督は前日記者会見において、新加入選手と育成部門(カンテラ)から引き上げられた若手選手たちの起用について言及しました。特に、夏の移籍市場の土壇場で加わったママドゥ・サールと、若手のアレックス・マルシャルについて、エルチェ戦でスターティングメンバーとして出場する可能性が十分にあることを示唆しました。

サールについて監督は、すでにチームのシステムに溶け込んでおり『サールはすでに戦術に適応しており、明日の試合で先発を務める準備は完全にできている』と高い評価を与えました。また、今シーズンこれまで安定した出場機会を得ているマルシャルについても、『トレーニングにおいて素晴らしい自信に満ちた姿を見せており、明日のエルチェ戦で最初からピッチに立つための有力な選択肢の一つだ。まだ最終決定はしていないが、スタメンの候補であることは間違いない』と言及しました。

その一方で、バルセロナから移籍してきた若きディフェンダーのエクトル・フォールについては、まだ戦術理解を高めるインテグレーション(融合)の段階にあるとして、スタメン起用には慎重な姿勢を見せています。前回のセルタ戦でも、もし試合展開でリードを奪うことができていれば、サールやフォールにプレー時間を与える予定だったものの、ゲームプランの影響で見送られた経緯が明かされました。なお、昨シーズンにレンタル移籍で所属し、肩の不運な負傷に見舞われるまで大活躍を遂げた馴染み深いスタジアムへの帰還となるため、フォール本人にとってもモチベーションに溢れる試合となる模様です。(via DiarioVasco / ElDesmarque / Mundo Deportivo)

久保建英とのお茶対話と主将の負荷管理

マタラッツォ監督は、ピッチ外で選手たちとの個人的なアプローチを進めていることを明かしました。その中で、本調子を取り戻せずに苦悶する久保建英とのプライベートなエピソードを披露しています。

今週、監督は久保と個別に面談を行いました。会話のきっかけとなったのは「日本の緑茶」という意外な共通の趣味だったそうです。温かい一杯を酌み交わすような雰囲気の中で、お互いの本音を語り合いました。監督は、久保に対して『私たちがTakeを助けるために、君は我々に何を求めているか』と尋ねたことを明かし、チームとして全力でサポートしていく意向を伝えました。

久保本人も、現在は本来のハイレベルなフォームに届いていないことを冷静に受け止めており、この面談は非常に有意義なものだったと振り返っています。指揮官は『今週、彼と再び会話を持った。私たちはTakeがどのようなレベルの選手か、そして彼のプレーがいかに違いを生み出せるかを知っている。彼は紛れもなくトップレベルの選手だ。彼がその本来のレベルに到達できるよう、私は全力で彼を助けなければならない。彼のクオリティを私は深く信じているし、今シーズン彼は必ずチームで大きな一歩を踏み出してくれるはずだ』と絶大な信頼を口にしました。

また、フル出場を果たした前節の後にその過酷な身体的負担が懸念されていたキャプテンのミケル・オヤルサバルについては、完全な安心感を持ってエルチェ戦に臨めると強調しました。マドリード戦やエスパニョール戦の間にあった過密日程こそが最もリスクが高かったとし、今回は中4日の回復期間が確保されていることを指摘。

監督は『ミケルはとても元気だ。セルタ戦後に疲れを見せていたのは、今シーズン初めて実質90分フル出場を果たしたからだ。エスパニョール戦とセルタ戦の間には5日間の回復期間があり、彼の負荷は注意深く管理されている。最初の試合は30分、レアル・マドリード戦は45分、そしてエスパニョール戦では60分と、段階的に時間を増やしてきた。彼はいつピッチを退くべきか、自分自身で教えてくれる。そして今回のエルチェ戦までは4日間の休息があった。人間の肉体が完全に回復するには約72時間が必要だが、彼にはそれを十分に上回る時間が与えられた。私たちは彼のデータ、そして他のすべての選手のコンディション数値を徹底的に管理している。オヤルサバルは自分の身体を非常によく理解しているし、明日の試合に出場する準備は完全に整っている』と、主将の先発出場に向けて確信を示しました。(via DiarioVasco / Mundo Deportivo / Estadio Deportivo)

前節セルタ戦の判定疑惑と選手評価

スコアレスドローに終わった前節のセルタ戦について、監督は試合後に強い遺憾の意を示し、判定を巡る未解決の不満を吐き出しました。

特に物議を醸したのが、後半終了間際にゴンサロ・ゲデスがエリア内で相手ディフェンダーのヌニェスに背後から執拗に掴まれ、急所付近を引っ張られる形で引き倒されたノーホイッスルのシーンです。マタラッツォ監督は『私自身は審判への不満を述べるのが好きなタイプではないが、あのシーンはどう見ても明らかなペナルティキックだった』と語り、明らかなPKが見逃されたとして、勝ち点3を取りこぼした不快感を露わにしています。

一方で、セルタ戦の選手評価においては、右サイドバックのジョン・ミケル・アランブルが攻守両面で驚異的なパフォーマンスを披露し、現地メディアの最高採点を独占しました。守備でのデュエル勝利数は極めて高く、自ら2本のミドルシュートを放ってオフェンスを牽引しました。監督も『アランブルは本当にファンタスティックな素晴らしい試合をした。彼こそがこの一戦で最も優れていた選手の一人だ』と最上級の賛辞を贈りました。また、ディフェンダーのジョン・マルティンは新背番号6を背負い、まるでベテランリーダーのような落ち着きを見せ、コーナーキックから決定的なヘディングシュートで相手ゴールを脅かしました。

しかし、攻撃陣においては今なお課題が残っています。久保建英は、オヤルサバルの強烈なシュートが弾かれた跳ね返りを、ほぼ無人のゴールを目の前にしながら枠の上に外してしまいました。現地メディアからは「アノエタの観客席にシュートを打ち込んでしまい、自信を失っているように見える」と手厳しい評価を受けています。

また、主将のオヤルサバル自身も、中盤以降は明らかな疲労困憊でパスミスが目立ったものの、後半48分には相手の決定機を阻止するために70メートルをスプリントして追いつき、シュートを妨害するという並外れた執念のプレーでクリーンシートの維持に貢献しています。(via DiarioVasco / Estadio Deportivo)

【本日の総括】

エルチェ戦に向けて、怪我を克服したパチェコの復帰や、期待の新戦力サールの先発起用など、ポジティブな好材料が揃いました。指揮官が日本の緑茶をきっかけに本調子ではない久保建英と個別に語り合い、その復活に向けて絶対的な信頼を約束したエピソードは胸が熱くなる話題です。前節セルタ戦で見せたアランブルの圧倒的な闘志やオヤルサバルの魂のスプリントをエルチェの地でも発揮し、何としてもリーグ2勝目を掴み取ってほしいところです。