【今回のラインナップ】
✅ アトレティコ・マドリード [カンテラーノ主体の布陣でセビージャに敗戦、ボニャルがトップチームデビューで初ゴールを記録]
✅ セビージャ [新監督の初陣でアトレティコを撃破し降格圏を脱出、アコル・アダムスとグデリがゴール]
✅ エスパニョール [ダービーで大敗し14戦未勝利、マノロ・ゴンサレス監督が守備の崩壊と判定基準に怒り]
✅ レアル・ソシエダ [アラベスと3-3の壮絶なドロー、約3ヶ月ぶり復帰の久保建英が逆転弾をアシスト]
✅ アラベス [後半アディショナルタイムにルカス・ボジェが劇的な同点弾を突き刺しソシエダとドロー]
✅ エルチェ [セペダの決勝弾とGKディトゥロの再三の好セーブでバレンシアを下し降格圏を脱出]
✅ バレンシア [決定機を逃し続けエルチェに敗北、主将の野心欠如発言などチームは深刻な危機に]
✅ マジョルカ [ラージョ戦に向けデミチェリス監督がレアル・マドリード戦勝利後の気の緩みを警戒、ライージョらが負傷離脱]
✅ ラージョ・バジェカーノ [マジョルカ戦に向け、カンファレンスリーグ勝利の勢いを持ったまま敵地へ乗り込む]
✅ セルタ・デ・ビーゴ [オビエド戦でヨーロッパリーグ大敗からの再起を誓うヒラルデス監督]
✅ レアル・オビエド [セルタ戦に向けてアルマダ監督が前節勝利のスタメン維持を示唆]
✅ ヘタフェ [レバンテ戦に向けてボルダラス監督が新戦力サトリアーノの活躍と勝者のメンタリティを称賛]
✅ レバンテ [残留争いの渦中でヘタフェとのアウェイ戦を「決勝戦」と位置付ける]
✅ オサスナ [ベティス戦に向けリスチ監督がスタメンを固めるも、イケル・ベニトや出場停止組が欠場]
✅ ベティス [ロ・チェルソとバカンブが復帰、ELとの過密日程と結果不振にペジェグリーニ監督が言及]
✅ コルドバ [ルベン・アルベスのゴールでサラゴサを下し残留をほぼ手中に収める、VARで2度のゴール取り消しも]
✅ レアル・サラゴサ [コルドバに敗れ残留争いで窮地に、ダビド・ナバーロ監督がチームの集中力欠如を痛烈に批判]
✅ レガネス [フアン・クルスの1ゴール1アシストの活躍でアルバセテに逆転勝利し残留へ前進]
✅ アルバセテ [アレックス・ルビオのゴールで先制するもレガネスに逆転負けを喫する]
✅ マラガ [ラス・パルマスに2-0で完勝し昇格プレーオフ圏内へ浮上、ディエゴ・ムリージョらがゴール]
✅ ラス・パルマス [マラガに完敗し順位を落とす、ルイス・ガルシア監督は「悪意」の欠如を指摘し立て直しを誓う]
✅ ブルゴス [フェル・ニーニョの91分の劇的ゴールでスポルティングに勝利し、無敗記録を更新して昇格プレーオフ圏内へ]
✅ スポルティング・ヒホン [ブルゴスに惜敗し、1部昇格プレーオフ進出のチャンスが大きく遠のく]
✅ ウエスカ [8戦未勝利で降格危機、デポルティボとの大一番は「小さな奇跡」が必要な極限状態]
✅ デポルティボ [アントニオ・イダルゴ監督の下で好調を維持し、ダビド・メジャを欠く中でウエスカ戦へ]
■【アトレティコ・マドリード】🔴⚪
セビージャとのアウェイ戦に臨んだアトレティコ・マドリードは、2-1で敗北を喫した。ディエゴ・シメオネ監督は、次戦のチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦(対FCバルセロナ)とコパ・デル・レイ決勝(対レアル・ソシエダ)という重要な「2つの決勝戦」を見据え、グリーズマン、ジョレンテ、ル・ノルマン、フリアン・アルバレスといった主力を大幅に温存する決断を下した。代わって先発に抜擢されたのは、ハビ・ボニャル、ダニ・マルティネス、フリオ・ディアス、ラヤンという4人のカンテラーノ(下部組織出身選手)であり、このうちボニャル、マルティネス、ラヤンはトップチームデビュー戦となった。
試合は序盤の10分、デビュー戦の重圧からかダニ・マルティネスがペナルティエリア内でイサク・ロメロを倒してしまい、VAR介入の末にPKを献上。これをアコル・アダムスに決められて先制を許した。しかし35分、左サイドのフリオ・ディアスが供給したクロスを、右サイドから走り込んだハビ・ボニャルがファーサイドでヘディングで合わせ、同点ゴールをマーク。ボニャルにとってデビュー戦での初ゴールであり、クラブの最年少DF得点記録を更新する歴史的な瞬間となった。しかし前半アディショナルタイム、CKからネマニャ・グデリにフリーでヘディングシュートを叩き込まれ、再びリードを許した。後半はルックマンやモルシージョを投入して反撃を試みたが、5バックで固めたセビージャの守備を崩し切ることができず、タイムアップを迎えた。
出場停止処分によりスタンドから試合を見守ったシメオネ監督は、試合後に「私にとって年齢は関係ない。ゲームを解釈できる選手とそうでない選手がいる。我々はよく戦った。もっとダイレクトにトランジションの激しい試合をしたかったが、セビージャの守備を前にそれができなかった」と分析。「5分に1-0とされた後、チームは私たちが準備した通りのプレーを探求し、外側で数的優位を作った。同点ゴールは非常に美しかったし、子供たちがどのように競い合ったか満足している」と若手選手の奮闘を称えた。また、過密日程が敗因かと問われると「違う。セビージャの方がより強力だったから負けた。私にはプランがあり、そこから動くつもりはない」と自身のターンオーバー策を擁護した。デビュー戦でゴールを決めたボニャルは、涙を流しながら「長年ここで頑張ってきたし、それに値すると思う。いつも練習しているプレーでゴールできた。フリオのパスに感謝している。勝っていれば人生で最高の日になっていたが、負けてしまって悲しい。19時のミーティングで先発を知ったが、いつでも出られる準備はできていた」と万感の思いを語った。 (via MARCA), (via AS), (via SPORT), (via Mundo Deportivo), (via Estadio Deportivo)
■【セビージャ】⚪🔴
ホームのラモン・サンチェス=ピスフアンでアトレティコ・マドリードを迎え撃ったセビージャは、2-1の勝利を収めた。この試合は、マティアス・アルメイダ前監督の退任に伴い就任したルイス・ガルシア・プラサ新監督のホーム初陣であり、直前に行われた他会場の結果により一時的に降格圏に転落するという極限のプレッシャーの中でキックオフを迎えた。
10分、イサク・ロメロがペナルティエリア内で相手DFのファウルを誘いPKを獲得。これをアコル・アダムスが冷静に決め、早々と先制に成功する。35分にアトレティコの若手コンビに同点ゴールを許したものの、前半アディショナルタイムに左サイドのルベン・バルガスが蹴り込んだ精度の高い右コーナーキックを、キャプテンのネマニャ・グデリがペナルティスポット付近で完全にフリーとなり、強烈なヘディングシュートをネットに突き刺して勝ち越した。後半、ガルシア・プラサ監督は戦術を5-1-3-1の強固な守備ブロックに変更。アグメが中盤で落ち着きをもたらし、キケ・サラスやカストリンらが空中戦やカバーリングで奮闘。58分にはイサク・ロメロがカウンターからポスト直撃のシュートを放つなど、追加点の脅威も与えながら逃きり、見事に降格圏を脱出した。
ガルシア・プラサ監督は「チームは長期間勝てていなかったため、まだ精神的なブロックや恐怖を抱えている。先制した後に引いてしまったのはそのためだ。しかし、ハーフタイム以降の戦術変更により後半は完璧だった。スルロットやバエナの移籍金だけでも、この勝利の価値を軽視する者はいないはずだ。若手かどうかにこだわらず、新鮮な足と頭脳が必要だ。ファンが我々を必要としている時に助けてくれた。残留までまだまだ苦しむだろうが、必ず達成する」と力強く語った。決勝点を挙げたグデリは「非常に困難な時期に必要な勝利だった。ファンには言葉がない。8つの決勝戦が残っていると言っていたが、その1つに勝ち、残り7つだ。PKの場面は主審の近くにいて、私にははっきりと見えた」と喜びを爆発させた。また、守備で決定的な働きを見せたカンテラーノのキケ・サラスは「チームは懸命に働き、すべてを出し切った。ファンが私たちを後押ししてくれた。ホームでは誰も何も奪うことはできない。他のチームのことは考えず、自分たちに集中しなければならない」と力強くコメント。デル・ニド・カラスコ会長も「私たちはセビージャであり、決して諦めることはできない。オビエドでの敗戦は痛手だったが、言葉の暴力は普通のこととして受け入れてはいけない」と、チームとファンの団結を呼びかけた。 (via SPORT), (via AS), (via MARCA), (via Mundo Deportivo), (via Estadio Deportivo)
■【エスパニョール】🔵⚪
Spotifyカンプ・ノウでのバルセロナとのダービーに挑んだエスパニョールだったが、1-4の大敗を喫し、これで2026年に入ってから14試合連続未勝利(5分9敗)という泥沼の状態が続いている。降格圏との勝ち点差はまだあるものの、後半戦の深刻な不振にチームは苦しんでいる。
試合は序盤からバルセロナに圧倒される展開となった。前半だけでフェラン・トーレスに2ゴールを許し、防戦一方に。後半に入り、マノロ・ゴンサレス監督はシステムを変更して反撃を試みた。56分、エドゥ・エスポシトが右サイドからクロスを送り、こぼれ球をペナルティエリア外からポル・ロサーノが豪快なミドルシュートでゴール隅に突き刺し、2-1と1点差に詰め寄った。しかし、80分にロベルトが迎えた絶好の同点機を逃すと、終盤の87分にGKマルコ・ドミトロヴィッチが痛恨の判断ミスで飛び出しに遅れ、ラミン・ヤマルにボールを奪われて無人のゴールに流し込まれた。さらに終了間際にはラッシュフォードにも追加点を許し、万事休すとなった。
試合後、マノロ・ゴンサレス監督は守備の崩壊と相手の態度に対して激しい怒りを露わにした。「最初の3失点は恥ずべきものだ。良いレベルで競い合いながら、あのような3つのゴールをプレゼントすることはできない。1失点目はコーナーからのプレゼントで守備がひどかった。2失点目はガビにヘディングで競り負けた。3失点目は中盤での競り合いに負けてカウンターを受けた。スコアは起きたことに対して大きすぎる。後半はシステムの変更が機能し、同点に追いつくチャンスも十分にあったが、あんなミスをしていては勝てない」と自チームのミスを痛烈に批判。さらに試合終了後の両チームの小競り合いについて問われると、「バルサの選手たちは勝っている時は全員がガンマン(強気)になり、負けている時は文句を言う。85分までは彼らもビクビクしていたのに、87分に点が決まった途端に勇ましくなる。相手にバカにされた時は、黙って飲み込まなければならない」と苦言を呈した。
また、フェルナンド・カレロは「この後半戦はクソみたいなものだ。常に試合に食らいついているのに、決して自分たちの側に転がらない。これは自分たちのせいでもあり、反省しなければならない」と吐露。ゴールを決めたポル・ロサーノも「同業他者に対する彼ら(バルサの選手たち)の敬意のなさが全員の前で示された。小さなミスが命取りになったが、我々の努力は誇りに思うべきだ」と複雑な心境を語った。 (via SPORT), (via AS), (via MARCA), (via Mundo Deportivo), (via Estadio Deportivo)
■【レアル・ソシエダ】🔵⚪
ホームのアノエタでアラベスと対戦したレアル・ソシエダは、壮絶な打ち合いの末に3-3の引き分けに終わった。試合は前半3分、相手のクロスに対するカレタ=ツァルのクリアミスがそのままオウンゴールとなり、早々に先制を許す最悪の立ち上がりとなった。しかし14分、スチッチが得意の左足から強烈なミドルシュートを沈めて同点に追いつく。24分には再びサイドを崩され、トゥリエンテスのクリアボールが相手のディアバテに当たってゴールに吸い込まれリードを許すが、直後の27分、今度はトゥリエンテスが放ったミドルシュートがポストを直撃し、跳ね返りがGKシベラの後頭部に当たってオウンゴールとなるという、目まぐるしい展開で2-2のまま前半を終えた。
後半、大きな注目を集めたのが久保建英の復帰だった。ハムストリングの負傷により約3ヶ月間戦列を離れていた日本の至宝は、後半からピッチに投入されると、停滞していたソシエダの攻撃を活性化させる。61分、右サイドからゲデスが供給したふわりとしたクロスに対し、ペナルティエリア内に侵入した久保が頭で丁寧にファーサイドへ折り返す。これをオスカルソンがフリーでヘディングで押し込み、ソシエダが見事な逆転に成功した。久保の卓越した戦術眼と技術が光った完璧なアシストだった。
しかし、勝利を目前にした後半アディショナルタイム(93分)、セルヒオ・ゴメスが相手選手への危険なタックルによりVAR介入の末に一発退場となるアクシデントが発生。数的数位となったことでアラベスの猛攻を受け、100分(97分)にルカス・ボジェに劇的な同点ゴールを叩き込まれ、目前で勝ち点3を取りこぼした。
試合後、見事なアシストで復帰を飾った久保建英はメディアのインタビューに応じ、「最後の最後に同点に追いつかれたのはとても苦い感覚ですが、2度もビハインドを跳ね返して、さらに逆転まで持ち込めたことは、ここ数年のチームにはなかった強さだと思います。チームは良い方向へ変わってきていると感じます。退場で少しコントロールを失ってしまい、相手も最後まで諦めなかったので、彼らもゴールに値したと思います」と試合を冷静に分析。自身のプレーについては「ファンのサポートを肌で感じられて嬉しかったです。ピッチに入る時に拍手で迎えられると、結果で恩返ししたいという気持ちが強くなります。幸運にもオスカルソンにアシストをすることができました。数字や出場時間、感覚を少しずつ取り戻していきたいです」と手応えを口にした。さらに、来週末に控えるアトレティコ・マドリードとのコパ・デル・レイ決勝に向けて「ソシエダに来てから何度も準決勝までは行きましたが、決勝の舞台は初めてです。プロとして初めての決勝なので、とても興奮しています。明日からまたハードワークをして、個人的にもより良い状態で来週を迎え、絶対に勝って皆で喜びを分かち合いたいです」とタイトル獲得への強い意気込みを語った。 (via Estadio Deportivo), (via MARCA), (via Mundo Deportivo)
■【アラベス】🔵⚪
アウェイでレアル・ソシエダと対戦したアラベスは、土壇場の同点劇で3-3の引き分けに持ち込んだ。キケ・サンチェス・フローレス監督率いるチームは、前半3分にハイプレスからボールを奪い、アブデ・レバクのクロスから相手のオウンゴールを誘発して先制。同点にされた後の24分にも、グリディのクロスから相手のクリアミスを誘ってディアバテの体に当たったボールがネットを揺らし、2度もリードを奪う粘り強さを見せた。
後半にソシエダに逆転を許し、劣勢を強いられる時間が続いたが、最後まで諦めない姿勢が実を結ぶ。後半アディショナルタイムに相手が退場者を出して数的優位に立つと、猛烈なプレッシャーをかける。迎えた97分、敵陣でボールを奪取したデニス・スアレスがペナルティエリア内に侵入して冷静にパスを送ると、受けたルカス・ボジェが右足を強振。豪快なシュートがGKレミロを破ってネットに突き刺さり、劇的な同点ゴールとなった。欧州カップ戦出場権を争う強豪を相手に、アウェイで貴重な勝ち点1を死守した。 (via Estadio Deportivo), (via MARCA), (via Mundo Deportivo)
■【エルチェ】🟢⚪
ホームのマルティネス・バレーロでバレンシアとの残留争い直接対決に臨んだエルチェは、1-0のウノゼロ勝利を収め、見事に降格圏を脱出した。エデル・サラビア監督率いるチームは、前半からバレンシアの激しいプレッシャーに苦しみ、何度も決定的なピンチを迎えた。しかし、この日最大のヒーローとなったのはアルゼンチン人GKマティアス・ディトゥロだった。ディトゥロは、サディク、ルーカス・ベルトラン、ラマザニ、ディエゴ・ロペスらが放った枠内シュートをことごとくセーブし、文字通りチームの命綱となった。
スコアレスで迎えた73分、試合の均衡が破れる。バレンシアのコメルトが負傷でピッチに倒れ込む中、プレーが継続された隙を突き、フェバスが絶妙なスルーパスを供給。これに抜け出した途中出場のチリ人FWルーカス・セペダがGKディミトリエフスキとの1対1を冷静に制し、スペイン移籍後初ゴールとなる値千金の決勝点を奪った。その後もバレンシアの猛攻を受けたが、最後までディトゥロを中心とした守備陣が集中を切らさず、完封勝利。残留に向けたサバイバルマッチで極めて大きな勝ち点3を手にした。 (via Estadio Deportivo), (via MARCA), (via Mundo Deportivo), (via SPORT)
■【バレンシア】🦇
エルチェとのアウェイ戦に臨んだバレンシアは、再三の決定機を逃し続けた代償を払い、0-1で痛恨の敗北を喫した。これで2連敗となり、降格の危機が再び色濃く迫っている。試合は前半からバレンシアがペースを握り、サディクやルーカス・ベルトランがゴール至近距離からフリーでシュートを放つ場面が何度もあったが、枠を外すか、相手GKディトゥロの神がかり的なセーブに阻まれ、どうしてもゴールを奪うことができなかった。
後半もルイス・リオハのクロスからサディクがヘディングで決定機を逃すなど、決定力不足が深刻化。そして72分、守備の要であるコメルトが負傷で倒れ込んだ際、チームとしてファウルでプレーを切るなどの対応ができず、そのままエルチェのカウンターを許してセペダに決勝ゴールを奪われてしまった。試合後、スペインメディアは失点シーンにおけるバレンシアの選手たちの集中力と戦術的対応の欠如を「まるでアレビン(小学生年代)のようだ」と酷評。さらに、主将のセサル・タレガが「ヨーロッパを目指すというのはメディアが作り出したものだ」と発言したことが火に油を注ぎ、かつてアルベルダやビジャが牽引した名門クラブのエンブレムの重みを理解していないとして、チームの野心やメンタリティの欠如が激しく非難されている。 (via Estadio Deportivo), (via MARCA), (via Mundo Deportivo), (via SPORT)
■【マジョルカ】🔴⚫
次節、ホームのソン・モイシュでラージョ・バジェカーノを迎え撃つマジョルカは、マルティン・デミチェリス監督が記者会見で警戒感を強めた。チームは前節、レアル・マドリードを相手に2-1で勝利するという歴史的な金星を挙げたが、エルチェがバレンシアに勝利したことで、暫定的に降格圏に転落するという厳しい現実に直面している。
デミチェリス監督は「世界最大のチームの1つに勝ったことで、無意識のうちに誰もがリラックスしてしまう。選手たちには2日間の休みを与えて存分に楽しませたが、3日目からは完全にスイッチを切り替えるよう求めた。ラージョに勝てば残留が決まるわけでも、負ければ降格が決まるわけでもないが、勝った後にさらに勝つことで我々の成長を証明したい」と、気の緩みを強く戒めた。また、主力のライージョと若手のマテオ・ジョセフが負傷で離脱したことについて「非常に痛手だ。マテオは手術を希望しており、今は彼を全力でサポートする時期だ」とコメント。対戦相手のラージョが木曜日にカンファレンスリーグを戦ったことによる疲労の影響については「彼らは勝利によって自信を深めており、疲労というアドバンテージは存在しない。ラージョは決して隠れることなく攻めてくるだろう」と語り、一切の隙を見せない姿勢を強調した。 (via Estadio Deportivo)
■【ラージョ・バジェカーノ】⚡
アウェイでマジョルカと対戦するラージョ・バジェカーノは、過密日程の中で重要な一戦に臨む。イニゴ・ペレス監督率いるチームは、木曜日にカンファレンスリーグを戦い見事な勝利を収めており、フィジカル面での疲労は懸念されるものの、それを補って余りある精神的な充実感と勢いを持ってソン・モイシュに乗り込む。対戦相手のマジョルカの指揮官も指摘するように、ヨーロッパでの勝利はチームに強い自信をもたらしており、降格圏を争う相手に対して、持ち前の攻撃的なスタイルで真っ向勝負を挑む構えだ。 (via Estadio Deportivo)
■【セルタ・デ・ビーゴ】🩵
ホームのバライードスでレアル・オビエドと対戦するセルタ・デ・ビーゴは、木曜日のヨーロッパリーグでドイツのフライブルクに0-3で大敗を喫し、非常に厳しい状況でリーグ戦を迎える。クラウディオ・ヒラルデス監督は試合前の会見で、「我々にとって極めて重要な試合だ。負ければ疑念が生じて傷つくが、勝てば自信に繋がる。オビエドに勝つためには、相手がシーズン(残留)を懸けて挑んでくることをしっかりと認識し、彼らに100%集中しなければならない」と危機感を露わにした。
さらに指揮官は、ドイツでの惨敗について「木曜日は辛い日だった。我々のチームは若く、すでに目標(残留やEL準々決勝進出)を達成しているにもかかわらず、不必要に過剰な責任感やプレッシャーを感じてプレーしてしまった。自分たちらしいプレーができず、パニックに陥ってしまった」と精神的な問題を指摘。また、「ここ3試合で9失点している。自陣ゴール近くでの守備の堅さを取り戻す必要がある」と、早急な守備の立て直しを誓った。 (via SPORT), (via Estadio Deportivo)
■【レアル・オビエド】🔵
アウェイでセルタ・デ・ビーゴと対戦するレアル・オビエドは、残留に向けたサバイバルマッチに挑む。前節、ホームでセビージャに勝利したことで残留の希望を繋いでおり、アルマダ監督は勢いを維持するため、前節と同じスタメンを起用することを示唆している。GKアーロン・エスカンデルを筆頭に、ナチョ・ビダル、バイリー、ダニ・カルボ、ハビ・ロペスの最終ライン、中盤にシボとニコ・フォンセカ、前線にイリアス・シャイラ、レイナ、チアゴ・フェルナンデス、そしてフェデ・ビニャスという布陣で、ハイプレスを武器にセルタを限界まで追い詰める戦術を準備している。
さらに、怪我人が続出していた野戦病院状態から脱しつつあり、ルーカス、カルモ、そしてオビエ・エジャリアがメンバーに復帰。ベンチにはサンティ・カソルラら経験豊富な選手も控えており、総力戦で勝ち点獲得を目指す。 (via SPORT)
■【ヘタフェ】🔵
アウェイでレバンテと対戦するヘタフェのホセ・ボルダラス監督は、試合に向けた会見で相手のモチベーションの高さと、自チームの新戦力の活躍について語った。「レバンテは現在降格圏にいるが、ここ数週間で大きく改善しており、彼らにとっては毎試合が決勝戦だ。非常に難しい試合になることは間違いない」と警戒を示した。
一方で、チームのポジティブな要素としてマルティン・サトリアーノの活躍を大絶賛。「彼の獲得は素晴らしい補強だった。大きな熱意を持ってやってきて、ゲームを深く理解しており、スペインのリーグに驚くほど早く適応している。彼はマウロ・アランバリのように、典型的なウルグアイの選手特有の『絶対に勝ちたい』という強い勝者のメンタリティと競争心を持っている。彼には素晴らしい未来が待っていると確信している」と、シーズン後半戦のキーマンとして高く評価した。 (via Estadio Deportivo)
■【レバンテ】🔴🔵
ホームのシウタ・デ・バレンシアでヘタフェを迎え撃つレバンテは、残留圏内まで僅差という状況下で、まさに生き残りを懸けた「決勝戦」に挑む。ルイス・カストロ監督の下、ここ数週間でチームのパフォーマンスは確実に上向いており、アノエタでのレアル・ソシエダ戦では結果が出なかったものの、内容は評価されている。対戦相手のヘタフェもその成長を警戒しており、ホームの熱狂的なサポーターの後押しを受けながら、是が非でも勝ち点3をもぎ取りたい一戦となる。 (via Estadio Deportivo)
■【オサスナ】🔴
ホームのエル・サダルでベティスと対戦するオサスナは、アレッシオ・リスチ監督の下でスタメンの輪郭が固まりつつある。チームはイケル・ベニトが長期離脱中で、さらにエンソ・ボヨモとアシエル・オサンベラが累積警告により出場停止という苦しい台所事情を抱えている。
予想されるスタメンは、守護神セルヒオ・エレーラを起点に、右からロシエ、カテナ、エランド、ハビ・ガランの4バック。中盤の底にはモンカヨラと、イケル・ムニョスまたはルーカス・トロが入り、アイマル・オロスがトップ下としてゲームをコントロール。両サイドには新進気鋭のスペイン代表ビクトル・ムニョスとベテランのルベン・ガルシアが配置され、最前線には絶好調のエース、アンテ・ブディミルが構える布陣が濃厚とされている。ここ11試合でわずか2敗と安定した成績を残しており、難敵ベティスを相手にホームでの必勝を期す。 (via Estadio Deportivo)
■【ベティス】🟢⚪
アウェイでオサスナと対戦するベティスは、公式戦6試合未勝利というスランプから抜け出すためにも重要な一戦となる。マヌエル・ペジェグリーニ監督は、ヨーロッパリーグ(ブラガとの第1戦を1-1でドロー)との過密日程による疲労とローテーションの難しさについて「選手の疲労や負傷など、外部には伝わらない多くの要素を考慮してローテーションを行っている。我々は全てのコンペティションを戦い抜くつもりだ」と語った。
チームにとって最大の朗報は、ジオヴァニ・ロ・チェルソの復帰だ。1月22日のPAOK戦で右大腿直筋の筋腱を負傷し、約2ヶ月半にわたって戦列を離れていたアルゼンチン人MFが遂にメンバー入りを果たした。さらに、母国コンゴ民主共和国のW杯出場祝賀会に参加してチームを離脱し、クラブから懲戒処分を検討されていたFWセドリック・バカンブもリストに復帰。ペジェグリーニ監督は「簡単な問題ではない。国の要求とクラブとの約束のバランスがあるが、今は彼が早くチームに溶け込むことが重要だ」と言及を避けた。一方で、イスコ、ジュニオル・フィルポ、アンヘル・オルティスの3選手は引き続き負傷により欠場。若手のパブロ・ガルシアが再び招集メンバーに名を連ねている。 (via Estadio Deportivo)
■【コルドバ】🟢⚪
ホームのエル・アルカンヘルでレアル・サラゴサを迎え撃ったコルドバは、1-0の勝利を収め、残留をほぼ手中に収める貴重な連勝を飾った。イバン・アニア監督率いるチームは、序盤からハイプレスとスピーディーなパス回しでサラゴサを圧倒。前半20分には左サイドを崩し、ケビン・メディナが豪快なミドルシュートをネットに突き刺したが、VARの介入によりミリ単位のオフサイド判定でゴールが取り消されるという不運に見舞われた。
それでも集中を切らさなかったコルドバは後半、右サイドのカラセドの正確なコーナーキックに、中央でルベン・アルベスが力強いヘディングで合わせて待望の先制点を奪取。その後、再びルベン・アルベスがネットを揺らしたがこれもVARで取り消され、ダリソンの強烈なシュートがクロスバーを叩くなど、再三の決定機を作り出しながら1-0で逃げ切った。アニア監督は「この勝ち点3で50ポイントには届かないが、順位表を見れば残留という最初の目標はほぼ達成できたと思う。前節カディスでの勝利があったからこそ、チームは解放され、今日の自信に満ちたプレーに繋がった。VARのミリ単位の判定は信じがたいが、受け入れるしかない」と手応えを語った。 (via SPORT), (via AS), (via MARCA)
■【レアル・サラゴサ】⚪🔵
アウェイでコルドバに1-0で敗れたレアル・サラゴサは、これで直近3試合で勝ち点1しか獲得できず、降格の危機が再び深刻化している。チームはロベルやケイディ・バレといった中盤の要を欠き、攻守において機能不全に陥った。特に前半はコルドバの圧力の前に自陣に釘付けとなり、GKイケル・アルバレスの好セーブやVARの判定に救われる場面が続いた。後半、ダニ・ゴメスやトニ・モヤがシュートを放つなど反撃の兆しを見せたが、セットプレーからあっさりと決勝点を奪われ力尽きた。マルコス・クエンカが孤軍奮闘の姿勢を見せたのが唯一の光明だった。
試合後、ダビド・ナバーロ監督は選手たちの姿勢を痛烈に批判した。「負けて当然の試合だった。相手は我々を上回っていたが、それは技術的な問題ではない。命を懸けて戦っていたのは我々だったはずなのに、それをピッチで全く体現できなかった。走るだけでなく、集中力と激しさが決定的に足りていない。セットプレーの守備での失敗や、ルーズボールへの執着心の無さは許されない。残りのホーム4試合とアウェイ1試合を、どんな形であれ絶対に勝たなければならない」と、残留に向けた強烈な危機感と怒りを露わにした。 (via SPORT), (via AS), (via MARCA)
■【レガネス】🥒
ホームのブタルケでアルバセテと対戦したレガネスは、2-1の逆転勝利を収め、残留に向けて極めて大きな一歩を踏み出した。前半38分にアルバセテに先制を許し、重苦しい空気が漂ったが、後半に入るとフアン・クルスが圧巻のパフォーマンスで試合を支配する。
後半開始直後の47分、右サイドからのクロスに対してフアン・クルスが頭で折り返し、これをアレックス・ミジャンがゴール至近距離から押し込んで同点に追いつく。さらに64分、今度はアレックス・ミジャンのアシストから、フアン・クルスがペナルティエリア内で冷静に相手をかわし、左足の正確なシュートをゴール右隅に沈めて逆転に成功。その後はアルバセテの反撃を受けたが、持ち前の粘り強い守備でリードを守り切った。イゴル・オカ監督率いるチームは、この勝利で降格圏から勝ち点8差をつけ、大きな安堵感に包まれている。 (via MARCA), (via Mundo Deportivo)
■【アルバセテ】🦇
アウェイでレガネスと対戦したアルバセテは、1-2で逆転負けを喫し、残留確定のチャンスを逃した。前半はアルベルト・ゴンサレス監督のプランが機能し、38分にコーナーキックのこぼれ球をアレックス・ルビオが鮮やかなボレーシュートで突き刺して先制に成功する。しかし、後半開始直後に集中力を欠き、立て続けにレガネスのフアン・クルスに翻弄されて2失点。終盤にサン・バルトロメらが同点ゴールに迫る惜しいシュートを放つなど5人の選手交代で状況打開を図ったが、最後までレガネスの守備を崩し切ることができなかった。 (via MARCA), (via Mundo Deportivo)
■【マラガ】🔵⚪
ホームのラ・ロサレダでラス・パルマスと対戦したマラガは、2-0で完勝を収め、3試合連続引き分けという停滞を打破して昇格プレーオフ圏内の3位に浮上した。前半は相手のボール支配に苦しみ、決定機を作られる場面もあったが、スコアレスで折り返す。
後半に入り、マラガが牙を剥く。58分、アーロン・オチョアが蹴り込んだコーナーキックに、長身DFのディエゴ・ムリージョが猛烈な勢いで飛び込み、豪快なヘディングシュートを叩き込んで先制。このゴールでスタジアムの熱狂は最高潮に達し、さらに68分、今度はホアキン・ムニョスが自陣でのボール奪取から一気にスピードに乗り、複数のディフェンダーをかわしてペナルティエリア内に侵入。絶妙なミドルシュートで相手GKを欺き、勝負を決定づける追加点を奪った。フアンフラン・フネス監督は「La Rosaledaでのプレーは印象的で、ファンがチームを後押ししてくれた。誰かが欠けても別の誰かが現れてチャンスを活かす、チームの恐るべき強さを示した。フアンペの負傷は残念だが、素晴らしい精神的な後押しになる勝利だ」と選手たちを絶賛した。 (via SPORT), (via MARCA), (via Mundo Deportivo)
■【ラス・パルマス】🟡🔵
アウェイでマラガに挑んだラス・パルマスは、2-0で完敗を喫し、順位を7位に落として昇格プレーオフ圏外へと弾き出された。前半はヘセ・ロドリゲスやキリアン・ロドリゲスらを中心にボールを支配し、ヘセがGKと1対1になる絶好機を作るなど優勢に進めたが、決定力を欠いた。後半に入るとセットプレーからあっさりと失点し、そこから完全にリズムを崩して追加点も許すという脆さを露呈した。
ルイス・ガルシア監督は試合後、交代で投入したジョナタン・ビエラやエスタニス・ペドロラが不発に終わったことについて「我々には『悪意』、つまり相手にダメージを与えるためのラストパスを見つけ、ゴールを奪い切る決断力が欠けていた。2失点目は完全な守備のミスだ」と厳しく指摘。一方で「ペドロラは相手を押し込み、何度もシュートやクロスを放ってくれた。まだ7試合残っており、時間は十分にある。悲観的になる必要はない。ホームでの残り試合で必ず立て直す」と、前を向く姿勢を強調した。 (via SPORT), (via MARCA), (via Mundo Deportivo)
■【ブルゴス】⚪⚫
ホームのエル・プランティオでスポルティング・ヒホンと対戦したブルゴスは、1-0の劇的な勝利を収めた。試合は両チームともに決定機に欠ける拮抗した展開が続いたが、迎えた後半アディショナルタイム(91分)、フェル・ニーニョがペナルティエリア内で2人のディフェンダーを見事な切り返しでかわし、右足で決勝ゴールを流し込んだ。ルイス・ミゲル・ラミス監督が率いるチームは、これで8試合連続無敗、ホームでは実に4ヶ月間無敗という圧倒的な勝負強さを誇り、昇格プレーオフ圏内へと一気に浮上した。 (via MARCA), (via Mundo Deportivo), (via Estadio Deportivo)
■【スポルティング・ヒホン】🔴⚪
アウェイでブルゴスに敗れたスポルティング・ヒホンは、1-0の惜敗により、1部昇格プレーオフ進出という目標が大きく遠のく結果となった。フアン・オテロのシュートや、ガスパル・カンポスのフリーキックからのポスト直撃など、何度か決定機を作り出しながらも決めきれず。最終盤のブルゴスの猛攻の前に一瞬の隙を突かれて失点し、わずかな望みも絶たれる形となった。 (via MARCA), (via Mundo Deportivo), (via Estadio Deportivo)
■【ウエスカ】🔴🔵
次節、ホームのエル・アルコラスでデポルティボとの大一番を迎えるウエスカは、極限状態にある。現在8試合未勝利という泥沼に陥っており、今シーズンすでに3人目の監督となるホセ・ルイス・オルトラ監督の下でも浮上のきっかけを掴めていない。オルトラ監督は自チームの残留の可能性について、包み隠さず「小さな奇跡が必要だ」と表現しており、首の皮一枚で繋がっている状況での死闘となる。 (via SPORT)
■【デポルティボ】🔵⚪
アウェイでウエスカと対戦するデポルティボは、アントニオ・イダルゴ監督の下、自動昇格を狙える好調を維持して敵地に乗り込む。主力ウインガーのダビド・メジャを欠き、ジェレマイ・エルナンデスもベンチスタートで本調子ではないという不安要素はあるものの、ディエゴ・ビジャレスらの中盤の構成や、サミュエル・ムラッティエリの起用など、緻密に計算された戦術で瀕死のウエスカに引導を渡す構えだ。 (via SPORT)
【本日の総括】
今節のラ・リーガは、上位陣の優勝争いと下位陣の熾烈な残留サバイバルが交錯するドラマチックな1日となった。1部ではセビージャやエルチェが土壇場の強さを発揮して降格圏を脱出し、アラベスはソシエダ相手に執念のドローを演じた。一方でエスパニョールやバレンシアは自滅に近い形で敗れ、深刻な危機に立たされている。2部でもコルドバ、レガネス、マラガ、ブルゴスといったチームが劇的な勝利でそれぞれの目標へ大きく前進した。シーズン大詰めを迎え、一瞬の判断ミスやメンタリティの差が順位表を劇的に変動させる、まさに予測不能な展開が続いている。

デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
アトレティコはCL準々決勝とコパ・デル・レイ決勝を控え、カンテラーノ主体で臨んだセビージャ戦は、ターンオーバーの是非よりも、相手の守備ブロックを崩しきれなかった攻撃の課題が浮き彫りになった。特に、5バックを敷いたセビージャに対し、中央を固められた状況で効果的な前進経路を見出せなかった点は、今後の戦いで修正が必要だろう。一方で、デビュー戦で歴史的なゴールを決めたボニャルをはじめ、若手たちが臆することなくプレーした事実は、シメオネ監督の信頼に応えるポテンシャルを示唆している。セビージャは新監督の下、守備を固めて勝利を掴んだが、アトレティコのような攻撃力のある相手に対して、後半に見せたような戦術変更がどこまで通用するかが鍵となる。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
アトレティコ・マドリードのシメオネ監督が、重要な試合を前にカンテラーノを起用した決断は、クラブの育成方針と将来への投資という側面で評価できる。結果は敗戦となったが、デビュー戦でゴールを決めたボニャル選手の姿は、チームに新たな希望をもたらすだろう。一方、セビージャは新監督の初陣で劇的な勝利を飾り、降格圏を脱出したことで、クラブ全体に明るい空気が戻ってきた。アルメイダ前監督退任後の混乱を乗り越え、チームが一体となって残留を目指す姿勢は、サポーターにとっても大きな励みとなるはずだ。エルチェの勝利も、残留争いの激しさを物語っており、各クラブが置かれた状況に応じたメンタリティの重要性を示している。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
アトレティコ・マドリードの今回の起用は、短期的な結果よりも長期的なチーム構築を見据えたものと解釈できる。ボニャル選手のようなカンテラーノの活躍は、将来的なトップチームの戦力補強や、契約更新における交渉材料にもなり得る。セビージャは降格圏脱出という大きな目標を達成したが、今後の残留争いを考えると、冬の移籍市場での補強の効果が試される局面だ。エルチェの勝利は、残留争いをさらに混沌とさせ、下位チーム間の勝ち点差が縮まることで、各クラブの編成戦略にも影響を与える可能性がある。特に、残留争いに巻き込まれるチームは、来シーズンの編成を見据えた補強や放出の判断を慎重に行う必要があるだろう。