ダニ・セバージョスの復帰交渉

⚽️ レアル・マドリードとの契約解除が正式に発表されたダニ・セバージョスのベティス復帰に向けた動きが活発化しています。クラブは復帰に向けた交渉を認めていますが、マドリー時代の税込み1000万ユーロという巨額の給与をそのまま引き受けることは不可能なため、要求が妥当な額であれば長期契約を結ぶという条件付きでの交渉となっています。マヌエル・ペジェグリーニ監督をはじめ、スポーツディレクター、取締役会の全員がこの復帰を支持しています。

一方のセバージョスは、自身のSNSで『愛している人は方法を見つける。愛していない人は言い訳を見つける。それだけ簡単なことだ』『愛している人は疲れていても来る。気分が乗らなくても耳を傾ける。困難であっても留まる。愛していない人は…いつもいない理由を見つける。あなたを選ばない人に説明を求めてはいけない』といった意味深なメッセージを共有しており、これがベティスへのメッセージではないかとファンの間で大きな話題になっています。父親になるという家族の事情もあり、故郷への強い思いを抱く彼は、休暇中も過酷な筋力トレーニングでコンディションを整えており、新チーム合流に向けて闘志を燃やしています。 (via Estadio Deportivo)

イケル・ロサダの去就

⚽️ レバンテへのレンタルから戻り、公式戦26試合に出場して成熟度を増したイケル・ロサダですが、6月中旬にペジェグリーニ監督のチャンピオンズリーグを見据えたプロジェクトの構想外として、移籍先を探すよう通達されました。しかし、本人は諦めることなく残留を強く希望しています。

ロサダはポッドキャスト番組のインタビューで『ベティスにいたい。バイソンのように準備してプレシーズンに臨み、チームでのポジションを獲得するために全力を尽くす。それが僕の夢だ』と熱く語りました。さらに『(セルタ復帰も)考えるかもしれないが、考えは明確だ。ベティスにいて、ベティスで何かを成し遂げたい。半年と2回のプレシーズンしかいなかったから、心残りがある。今度こそ本当にこの機会を楽しみたいんだ』と決意を表明しています。

ベティス加入当初の苦労についても『現実を突きつけられた。最初のプレーでナビル・フェキルに体を入れられ、どう動かせばいいんだと。ウィリアム・カルヴァーリョからボールを奪うのは不可能だった。あのペースを見て、自分には無理だと思った。イスコやジオ・ロ・チェルソにボールを渡して好きにさせよう、邪魔しない方がいいと考えていた。それが当時のメンタリティだったが、今はもう違う。今年はとてもためになったし、誰かに頼る必要はないと感じている。彼らは1部にいるから素晴らしいけれど、僕も1部にいるんだから、自分のやるべきことをやらなきゃいけない』と、逞しく変化した心境を明かしています。

クラブは180万ユーロの投資を回収するための完全移籍での売却を優先していますが、2029年まで契約を残す本人の強い残留希望により、放出プロセスは長引く可能性があります。 (via Estadio Deportivo)

ファクンド・ベルナルの獲得合意

⚽️ ベティスはフルミネンセのウルグアイ人MFファクンド・ベルナルの獲得で、クラブおよび選手と合意に達しました。公式発表を待つのみとなっており、移籍金は850万ユーロに税金100万ユーロが加わります。リオデジャネイロでメディカルチェックを済ませ、7月7日のプレシーズン初日からペジェグリーニ監督の指導を受ける予定です。

スカウトのホアキン・ベハラノ氏による分析では、『彼はジョニー・カルドーソに非常に似ている。ギド・ロドリゲスとは違うスタイルだ。主な役割は守備的MFだが、ボールの出口が素晴らしく、テクニックがあり、ボックス・トゥ・ボックスではないが攻撃参加も多い。ポジショナルなブスケツよりも守備範囲が広い。ボールを持って数人抜いてラインを越えるのが好きだ』と高く評価されています。フルミネンセではマルティネッリやエルクレスの存在で絶対的レギュラーではありませんでしたが、これは彼らがカンテラーノであり売却益が100%クラブに入るため、優先的にショーケースに置きたかったというクラブ事情があったと説明されています。 (via Estadio Deportivo)

ストライカー補強戦線

⚽️ セドリック・バカンブとチミー・アビラの退団により、前線のコマ不足に直面しているベティスは、クチョ・エルナンデスとポジションを争う「9番」の獲得に動いています。(パブロ・ガルシアも在籍していますが移籍の可能性があります)

マヌ・ファハルドSDは、ボルシア・ドルトムントのポルトガル人FWファビオ・シウバへの関心を再燃させています。1月にも獲得を狙っていましたが、その時はアトレティコ・マドリードとの争奪戦となり、ベティスはアルバロ・フィダルゴの獲得を優先していました。シウバはドルトムントでプレシーズンを開始しますが、出場機会を求めて退団を希望しており、チームメイトであるセール・ギラシの去就にも影響される見込みです。ただし、ビジャレアル、セルタ、レアル・ソシエダ、エスパニョールなども関心を示しており、熾烈な争奪戦が予想されます。

ベティスはまだ正式なアプローチを行っておらず、他にもアルテム・ドフビク(ローマ)、ケビン・デンキー(シンシナティ)、フランクリノ・ジュ(ミッティラン)らと交渉を進めています。ストライカー獲得予算として1500万ユーロが確保されていますが、ファビオ・シウバの市場価値は約2200万ユーロとされており、ドルトムントの契約解除金3500万ユーロに対してどのように交渉するかが鍵となります。 (via Estadio Deportivo)

ダーリング・ブラディの完全移籍

⚽️ ベティスは、左サイドバックのフランス人DFダーリング・ブラディがオランダ・エールディビジのSCヘーレンフェーンへ完全移籍することを正式に発表しました。移籍金は10万ユーロで、出場試合数に応じて最大8万5000ユーロのボーナスが支払われます。さらに、将来ヘーレンフェーンが彼を売却した際に得たキャピタルゲインの15%をベティスが受け取る権利も確保しました。

クラブは声明で『緑と白のステージでの彼のコミットメントに感謝し、今後の挑戦での幸運を祈る』とエールを送りました。昨夏サンテティエンヌからフリートランスファーで加入したブラディは、前半戦こそトップチームの練習に参加し、国王杯パルマ・デル・リオ戦でデビューを果たすなど好調でしたが、後半戦はダニ・フラゴソ監督の下で出番を減らしていました。ブルゴスやアンドラなどのスペイン2部チームや、一時はサラゴサも関心を示していましたが、最終的にオランダ1部へのステップアップを果たしました。ヘーレンフェーンのディレクターは『フィジカルが強く、速く、攻守両面で貢献できる左SBだ』と期待を寄せています。 (via Estadio Deportivo)

W杯出場選手とクラブの収益

⚽️ ベティスはワールドカップに出場している所属選手(レンタル組含む)の動向を遠くから見守っており、経済的にも大きな恩恵を受けています。

クチョ・エルナンデス(コロンビア)とジオヴァニ・ロ・チェルソ(アルゼンチン)の代表チームはベスト16に進出しました。しかし、クチョはウズベキスタン戦で10分間出場しアシストを記録して以降、3試合出番がありません。それでも故郷ペレイラのラ・フェロ地区では、若者のインスピレーションとなるよう彼の壁画が描かれるなど熱狂的な支持を集めています。ロ・チェルソもヨルダン戦で素晴らしいFKを決めた後は控えに回っています。他にもアルバロ・フィダルゴ(メキシコ)らが勝ち残っています。

一方、モロッコのアムラバト、コンゴ民主共和国のバカンブらはベスト32で敗退しました。(アムラバトは7月1日からフェネルバフチェ所属となるため以降はカウント外です)。また、スイスのリカルド・ロドリゲスはアルジェリア戦で90分フル出場し、契約満了での退団が発表されていますが、6月中はFIFAのルールでベティスの選手としてカウントされます。

FIFAからは1選手につき1日9595ユーロの補償金が支払われており、6選手のベスト32までの平均40日間の滞在で191万ユーロ、さらにアブデの合宿期間10日分の95,950ユーロを加え、総額約200万ユーロの収入が見込まれています。ロ・チェルソ、クチョ、フィダルゴ、リカルド・ロドリゲスがベスト16に勝ち残ったことで、43〜44日間の滞在となり、1人あたり約3万8300ユーロがさらに追加される予定です。 (via Estadio Deportivo)

プレシーズンのスケジュール確定

⚽️ ベティスの2026-27シーズンに向けたプレシーズンのスケジュールが全て確定しました。ドイツ、アイルランド、マルベージャでの3回の合宿と、6つの親善試合が予定されています。

選手たちは7月7日にメディカルチェックを受け、翌8日からドイツのハルゼヴィンケルにあるホテル「Klosterpforte」で10日間の第1次合宿に入ります。18日の15時30分には現地のSFロッテ(レギオナルリーガ・ウェスト)と初戦を行います。

その後セビリアに戻り、近隣で3試合をこなします。22日20時30分にレクレアティボ・ウエルバ(トロフェオ・コロンビーノ)、25日20時にグラナダCF(トロフェオ・シウダ・デ・グラナダ)、29日20時にオリンピック・リヨン(トロフェオ・シウダ・デ・ラ・リネア)と対戦します。

続いてアイルランドでの第2次合宿を行い、8月5日20時30分にダブリンのアビバ・スタジアムでアーセナルと激突します。最後にマルベージャ合宿を経て、8月8日20時30分に本拠地エスタディオ・ラ・カルトゥハでAFCボーンマスと対戦し、地元ファンへのお披露目とともにプレシーズンを締めくくります。全6試合がBetis TVと公式YouTubeで生中継されます。 (via Estadio Deportivo)

トップチームに参加するカンテラの若手たち

⚽️ ベティスの下部組織(カンテラ)は直近10年間で1億ユーロ以上の売上を記録するなど、クラブの重要な基盤となっています。今夏のプレシーズンには、ペジェグリーニ監督の下で12人の若手がトップチームの練習に参加する予定です。

ディフェンス陣では、バルサのカンテラ出身でパウ・クバルシともプレーし、身体能力が高く両足が使える攻撃的右SBオスカル・マスケー、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドも注目するコートジボワール出身の逸材CBエマニュエル・ンゴラン(2030年まで契約延長、契約解除金3000万ユーロ)、左SBカルロス・デ・ロアが招集されます。

中盤では、攻撃力も高くトップチームで3試合出場のイバン・コラレホ、アルティミラらの退団によりチャンスを掴んだ22歳のピボーテであるグナンゴロ・ブアレ、ユースリーグクラブ最多出場のリカ・フネスが参加します。

アタッカー陣には、ラス・パルマス出身でサラゴサやスポルティングが関心を示すボルハ・アロンソ、土のグラウンドでのプレー動画から発掘されたガーナ人ウインガーのクワメ・ソス、ユースリーグ得点王(10ゴール)のロドリゴ・マリナ、そしてパブロ・ガルシアとゴンサロ・ペティットが名を連ねます。さらに、現在U-19スペイン代表に参加している19歳の第3GK候補マヌ・ゴンサレスや、有名闘牛士の息子であるホセ・アントニオ・モランテも大会終了後に合流予定です。 (via ElDesmarque / Estadio Deportivo)

ベティス・デポルティーボの始動と若手の抜擢

⚽️ セグンダ・フェデラシオン(4部)に降格したベティス・デポルティーボ(Bチーム)は、ダニ・フラゴソ監督の下、7月13日からプレシーズンを開始します。昨季は最下位から奇跡的な残留劇を見せかけましたが、ロスタイムの失点で無念の降格となりました。

トップチームに多くの選手が引き上げられるため、フラゴソ監督はフベニール(U-19)で歴史的な活躍を見せた有望株を多数招集します。主な選手としては、フベニールで28ゴールを挙げて得点王に輝いた大型ストライカーのフアンマ・レジェスと、その最高の相棒で22ゴールを記録した小柄でクリエイティブなトップ下、ミゲル・アンヘル・カスティージャの強力コンビが含まれます。さらに、2029年まで契約延長したU-18スペイン代表のピボーテであるミゲ・ロメロ、左ウインガーのラファ・オヤ、インテリオールとしてプレーするフィジカルに優れたミルコ・イバノビッチ、そしてトップチームにも顔を出すカルロス・デ・ロアや右SBマリオ・ナバーロらも加わり、1年での昇格を目指してチーム作りを進めます。 (via Sport)

クラブ史に残るレアンドロ・ダミアンの失敗

⚽️ ベティスファンの間で、ブラジル人ストライカーといえば2005年の国王杯優勝やクラブ初のCL出場の象徴であるリカルド・オリベイラが真っ先に挙がりますが、一方で最悪の記憶として残っているのがレアンドロ・ダミアンです。

2016年1月、給与100万ユーロでフリー加入したダミアンは、前所属サントスとの契約問題や試合勘の欠如が重なり、リーグ戦3試合で合計わずか129分しかプレーしませんでした。0ゴール0アシストとピッチ上でのインパクトは皆無で、かつてSDのエドゥアルド・マシアがリバプール時代に獲得を狙っていたほどの選手(ロンドン五輪得点王)でありながら、ベティスでは「幽霊のような存在」と化してしまいました。その後ブラジルや日本でプレーし、2025年に引退した彼の失敗は、サッカーにおいて履歴書がいかにアテにならないかを示す明確な例として振り返られています。記事では他にも、『ラ・リーガとCLで優勝したい』と語って加入したノサ・イギエボールや、アンデルセンとポジションを争ったGKギジェ・サラなどの過去の移籍についても回顧されています。 (via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

ダニ・セバージョスの復帰やファクンド・ベルナルの獲得など、トップチームの編成が着々と進行する一方、カンテラから12人もの若手がペジェグリーニ監督の下へ引き上げられるなど、育成重視の姿勢が鮮明になっています。W杯組の活躍による経済的恩恵も受けながら、プレシーズン開始に向けてチームは着実に動き出しています。