クラブ財政と1:1ルール復帰の全容
FCバルセロナはラ・リーガの1:1ルール(サラリーキャップ制度)に正式に復帰し、移籍市場において通常通りに活動し、得た収入を全額再投資することが可能となった。この改善の主な要因は複数ある。最も高給取りの一人であったロベルト・レヴァンドフスキの退団、モナコへのアンス・ファティの売却(1100万ユーロ)、パナシナイコスへのイニャキ・ペーニャの売却(300万ユーロ)が大きく貢献した。さらに、新Spotifyカンプ・ノウの475席のVIP席の権利をForta Advisors LimitedとNew Era Visionary Groupの2社に総額1億ユーロで譲渡する契約のうち、未払いだった残金から1400万ユーロが入金されたことも決定打となった。これに加えて、デコ率いるスポーツ部門による給与総額の抑制や、マーケティング部門によるスポンサー収入およびチケット収入の記録的な増加もラ・リーガ側に高く評価されている。ラ・リーガのハビエル・テバス会長も、マドリードのサン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルで開催された大学の夏期講座での場で『バルサは1:1ルールを満たせる状態にあると思うが、それを発表するのはクラブ自身だ』と語り、バルサの財政状況の好転を認めている。ただし、クラブ内部では慎重な姿勢も崩していない。経済的な均衡を保つためにはさらなる選手の売却が必要不可欠であり、スタジアムの屋根の設置工事のために一時的にカンプ・ノウを離れることで、来夏には再びルールを外れるリスクも抱えているためである。(via SPORT / Mundo Deportivo)
フリアン・アルバレス獲得に向けた1億ユーロのオファーと今後の戦略
バルセロナは、アトレティコ・マドリードのアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスの獲得に向け、約1億ユーロのオファーを提示した。ジョアン・ラポルタ会長は就任式後のメディア対応で『デコが特定の金額でオファーを出した。彼がマンチェスター・シティにいた頃からバルサに来たがっているのは知っている。アトレティコのエンリケ・セレソ会長とミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOに最大の敬意を払ってオファーしたが、代替選手がいないという理由で売却の予定はないと断られた』と明かした。さらにラポルタ会長は『彼らが代替選手を見つければオファーは有効なままだと伝えた。我々が彼らの決断に完全に依存するわけではない』と強い意志を示した。バルサ側は、レヴァンドフスキの放出によって浮いた給与枠を活用すれば、アンソニー・ゴードンの登録を済ませた上でもフリアンの登録が問題なく行えると、選手と代理人のフェルナンド・イダルゴに保証している。フリアンはワールドカップのオーストリア戦勝利後、移籍が最善であり夢を叶えさせてほしいと公言しており、バルサはこの発言を受けて主導権を握ったと考えている。クラブの今後の戦略は、フリアンのワールドカップでの戦いが終わるまで待ち、その後にオファーを増額するか、あるいは別のターゲットに切り替えるかを決定する方針である。アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督もESPNのインタビューに応じ、アルゼンチン代表の合宿地であるマイアミでフリアンと直接会話したことを明かし、『彼はアトレティコに来て以来最高の選手であり、疑いなく世界トップ5に入る。彼の未来は明日の試合だ。それに集中し、混乱を招くようなことは考えないのが彼にとって一番良い。物事は人生において常にそうであるように、必ず解決される』と述べた。(via SPORT / Mundo Deportivo / ElDesmarque / MARCA)