🇪🇸ラ・リーガ 注目トピック詳細 (2026年3月9日)

 

【今日のラインナップ】

✅ RCDエスパニョール [オビエドとドローで2026年未勝利継続、ダニ・ハルケへの追悼も]

✅ レアル・オビエド [アウェイでエスパニョールとドロー、守護神の活躍で勝ち点1獲得]

✅ アトレティコ・マドリード [CLトッテナム戦へ向けた会見とコパ決勝のチケット不正問題]

✅ レアル・ベティス [ELパナシナイコス戦へ向けた準備とアムラバトら負傷者の復帰状況]

✅ セビージャFC [アスピリクエタの負傷回避とBチーム監督解任、クラブ売却問題の動向]

✅ デポルティーボ・アラベス [バレンシアに劇的逆転負け、マリアーノ・ディアスに痛烈な批判]

✅ バレンシアCF [アラベスに劇的逆転勝利で残留へ前進、ウーゴ・ドゥロらが躍動]

✅ ビジャレアルCF [エルチェに勝利しCL圏内をキープ、マルセリーノ監督の契約延長交渉]

✅ エルチェCF [今季初のヘディング弾もビジャレアルに敗戦、サラビア監督は解任の危機]

✅ ヘタフェCF [ベティスに勝利も会長がウルトラス追放を宣言、ソリアの契約延長も]

✅ RCDマジョルカ [エスパニョールとの大一番へ向けライージョが強行出場を志願]

✅ アスレティック・クルブ [バルセロナに敗戦、I・ウィリアムズの500試合達成と負傷者情報]

✅ RCセルタ・デ・ビーゴ [レアル・マドリードに惜敗も、カルバハルからのアスパスへの称賛が話題]

✅ レバンテUD [トゥンデの負傷回避で安堵も、オラサガスティとデラが次節出場停止]

✅ レアル・ソシエダ [コパ決勝進出決定と、S・ゴメスが明かす「ベティスとセルタを応援する理由」]

✅ ラージョ・バジェカーノ [セビージャとドロー、カンファレンスリーグのトルコ遠征に懸念]

✅ ジローナFC [VARの判定でレバンテとドロー、ジョエル・ロカのゴールで勝ち点獲得]

 

■【RCDエスパニョール】 🦜

RCDEスタジアムでのレアル・オビエド戦は1-1の引き分けに終わり、マノロ・ゴンサレス監督率いるチームは2026年に入ってから10試合連続未勝利という泥沼から抜け出せずにいる。前半8分に失点したものの、36分にンゴンゲのグラウンダーのクロスからキケ・ガルシアが同点ゴールをマーク。後半も主導権を握ったが逆転には至らなかった。中盤でウルコが傑出したプレーを見せ、テラッツも好印象を残したが、守備陣の脆さ(上位7チームで最多の39失点)が課題として浮き彫りになっている。また、試合前のウォーミングアップではスポンサーのEstrella Dammの150周年を祝う特別なシャツを着用。前半21分には恒例のダニ・ハルケへの追悼が行われ、対戦相手であるオビエドのサンティ・カソルラもベンチから拍手を送る心温まるシーンが見られた。さらに、ワールドカップ2030に向けたFIFAの視察団がスタジアムを訪問し、施設の評価を行っている。(via ElDesmarque)

 

■【レアル・オビエド】 🛡️

ギジェルモ・アルマダ監督が就任し、最下位(勝ち点17)からの脱出を図るチームは、アウェイでエスパニョールと1-1で引き分けた。前半8分にティアゴ・フェルナンデスの見事な突破から最後はレイナが押し込んで先制に成功。その後は相手に押し込まれ同点を許したが、GKアロン・エスカンデルが数々の好セーブを連発し、評価「8」の最高点を得る活躍でチームを救った。後半にはハッサンやコロンバットらを投入してカウンターからチャンスを作ったものの、決定力を欠き追加点は奪えず。残留圏まではまだ勝ち点差があるが、価値ある勝ち点1を持ち帰っている。(via SPORT)

 

■【アトレティコ・マドリード】 🔴⚪

チャンピオンズリーグ・ラウンド16第1戦のトッテナム・ホットスパー戦を控え、シメオネ監督とロビン・ル・ノルマンが会見に臨んだ。シメオネは「相手がどうであれ、我々がお気に入り(本命)というわけではない」と慎重な姿勢を崩さず、休養日数の差(トッテナムの方が長い)への不満を一蹴した。また、かつてアトレティコに所属したギャラガーとの再会についても称賛を送っている。一方、出場機会が減っているル・ノルマンだが「監督の管理には非常に満足している」と語り、チームの団結力をアピールした。チームはパブロ・バリオスが怪我から復帰したものの、8人もの選手(シメオネ監督含む)がイエローカード累積リーチの状態で第1戦に臨む。

さらに、13年ぶりに進出したコパ・デル・レイ決勝(対レアル・ソシエダ)に向けては、クラブに割り当てられた約2万6千枚のチケットに対し7万件以上の申し込みが殺到。これに便乗し、一部のソシオが不正にチケットを入手しようとする事案が発覚しており、クラブは「グループ申請で1人でも現地に現れなければ全員のチケットを無効にする」という厳しい対策を打ち出した。

ピッチ外では、新オーナーとなるApollo社による1億ユーロの増資計画や、シメオネ監督の将来についての話し合いがシーズン後に予定されていることが判明。メトロポリターノでのコンサート事業も絶好調で、クラブの年間収益の6〜7%を生み出している。(via AS)

 

■【レアル・ベティス】 🟢⚪

ヘタフェに0-2で敗れたベティスだが、マヌエル・ペジェグリーニ監督はこの試合で大胆なターンオーバーを敢行していた。これは木曜日に控えるヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16第1戦、アウェイでのパナシナイコス(ギリシャ)戦を見据えてのものだったが、控え選手の攻撃面での貢献が皆無であるというデータが浮き彫りになり、戦力層の課題が指摘されている。

良いニュースとしては、ソフィアン・アムラバトが約4ヶ月の離脱からついに全体練習に部分合流を果たし、アントニーも復帰したことだ。イスコとロ・チェルソはまだリハビリ中だが、野戦病院状態からは抜け出しつつある。また、ELでの躍進はクラブの財政に直結しており、パナシナイコスを突破すればさらに250万ユーロを獲得し、今大会での総収入が大幅にアップする見込みだ。

移籍市場の噂では、下部組織出身のファビアン・ルイス(PSG)が将来的にベティスへの復帰を強く望んでいると代理人が明言し、「38歳になってからではなく、もっと良い年齢で戻る」とファンを喜ばせている。一方で、冬に加入して大活躍中のアルバロ・フィダルゴはメキシコ国籍を取得しており、メキシコ代表のハビエル・アギーレ監督がヘタフェ戦を現地視察に訪れるなど、代表入りが確実視されている。(via Estadio Deportivo)

 

■【セビージャFC】 ⚪🔴

ホームでのラージョ・バジェカーノ戦を1-1で引き分け、マティアス・アルメイダ監督の下で5試合連続無敗(1勝4分)という過去3シーズンで最高の安定感を記録している。試合中に負傷交代し涙を浮かべていたセサル・アスピリクエタだが、検査の結果筋肉の損傷は見られず、次節のバルセロナ戦には出場できる見込みとなりクラブは安堵している。ルーベン・バルガスも全体練習に復帰した。左サイドバックでは、出場停止明けのスアソと、最近素晴らしいパフォーマンスを見せている若手のオソのどちらを起用するか、監督は嬉しい悲鳴を上げている。

一方、Bチームであるセビージャ・アトレティコは、ベティス・デポルティーボとの「ミニ・デルビー」に1-3で敗れたことを受け、ルシ・マルティン監督の解任を発表。後任にはカデテAを率いていたマルコ・ガルシアが就任した。

また、クラブの売却問題について、セルヒオ・ラモスと共に買収に動いている投資家マーティン・インクがスタジアムを訪れ「すべて順調だ」と自信を見せた。ホセ・マリア・デル・ニド・ベナベンテ元会長が、2006年のUEFA杯初制覇から20周年を振り返り、ラモス売却が歴史を変える第一歩だったと語る場面もあった。スタンドでは、亡きプエルタ、レジェス、ベルエソの名前を背負ったファンが話題となっている。(via Estadio Deportivo)

 

■【デポルティーボ・アラベス】 🔵⚪

アウェイでのバレンシア戦は、キケ・サンチェス・フローレス新監督の初陣となったが、後半アディショナルタイムに逆転され2-3で敗北。キケ監督にとってメスタージャは過去8回の訪問で5敗2分と「呪われた地」となっている。この試合で最も批判の的となったのは、3ヶ月ぶりに出場したマリアーノ・ディアスだ。1-2とリードしていた86分にピッチに立ったものの、直後に迎えた決定機でボールをコントロールできず追加点のチャンスをフイにした。その後チームは連続失点で逆転負けを喫したため、ファンからは「もうプレーさせるな」「契約を解除しろ」といった激しい怒りの声がSNSに殺到している。(via SPORT)

 

■【バレンシアCF】 🦇

残留を争うアラベスとのホームゲームで、劇的な3-2の逆転勝利を収めた。試合開始わずか30秒で失点し、一時はスタンドからカルロス・コルベラン監督の辞任を求めるチャントも起きたが、90分にエライ・キュマルトが同点弾を決めると、99分にはウーゴ・ドゥロがPKを沈めてメスタージャを熱狂の渦に巻き込んだ。後半戦に入ってからのバレンシアは8試合で15ポイントを獲得し、CL圏内レベルの成績を残している。

絶好調のラルジ・ラマザニは、ヘタフェのジェネを真似て「勝ち点3をポケットにしまう」セレブレーションを披露。また、ストライカーのウーゴ・ドゥロが「サディクはまるでペレのようだ」とチームメイトを称賛すると、サディクが自身の顔をペレに合成した画像をSNSに投稿し「ドン・ウーゴ・ドゥロ」と返すなど、チーム内の雰囲気の良さが伺える。(via SPORT)

 

■【ビジャレアルCF】 🟡

アウェイでエルチェを2-1で撃破し、勝ち点54でアトレティコ・マドリードと並ぶ3位をキープ。来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得に向けて着実に歩みを進めている。ファンはマルセリーノ監督のリーグ戦での手腕を高く評価しており、クラブは監督との契約延長交渉に乗り出している。欧州大会やコパでの早期敗退はあったものの、中長期的なプロジェクトの柱として彼を据える方針だ。また、来季に向けた補強として、ウェストハムで活躍するオランダ人アタッカー、クリセンシオ・サマーヴィルの動向を注視していることが判明している。(via Estadio Deportivo)

 

■【エルチェCF】 🌴

ホームでビジャレアルに1-2で敗れ、これで10試合連続未勝利という深刻なスランプに陥っている。この試合では、アンドレ・シウバがコーナーキックから見事なヘディングシュートを決め、これがチームにとって今シーズン初のヘディングゴールおよびCKからのゴールとなった。エデル・サラビア監督の緻密な戦術は評価されてきたが、空中戦やセットプレーという基本的な部分での弱さが露呈していた。アウェイでも未勝利が続いており、サラビア監督の解任論が現実味を帯びている。次節はベルナベウでのレアル・マドリード戦という厳しい試練が待っている。(via ElDesmarque)

 

■【ヘタフェCF】 🔵

ホームでベティスに2-0の快勝を収めたが、試合中にスタンドで発生したファン同士の衝突(ヘタフェのウルトラスがベティスファンを襲撃しようとし、試合が5分間中断)に対し、アンヘル・トーレス会長が激怒。「警察に特定された者は全員追放する。応援席(Grada de animación)の廃止も検討する」と強硬な姿勢を示した。

スポーツ面では、守護神ダビド・ソリアとの契約延長に合意したことを会長が明言。ボルダラス監督の去就については「勝ち点40~42の残留ラインに到達してから交渉する」としつつも、本人は続投を強く望んでいる。また、レアル・マドリードからローン中のマリオ・マルティンの買取オプションを行使する方針であることも明かされた。(via MARCA)

 

■【RCDマジョルカ】 👹

降格圏に沈むチームにとって、次節のエスパニョール戦は絶対に負けられない「決勝戦」となる。マルティン・デミチェリス新監督のホーム(ソン・モイシュ)初陣となるこの試合に向け、前節のオサスナ戦で内転筋を負傷したディフェンスリーダーのアントニオ・ライージョが、強行出場を志願している。彼が間に合わない場合はダビド・ロペスが代役を務める。また、個人的な理由でイタリアに帰国していたマラシュ・クンブラもチームに合流する予定だ。(via SPORT)

 

■【アスレティック・クルブ】 🦁

ホームのサン・マメスでバルセロナに0-1で敗れた。試合前から、夏の移籍市場でニコ・ウィリアムズを巡り因縁のあったバルサ一行に対し、スタンドからは激しいブーイングや抗議が浴びせられた。

次節のジローナ戦に出場すれば、イニャキ・ウィリアムズがクラブ史上8人目となる公式戦500試合出場という大記録を達成する。負傷者に関しては、バルサ戦で負傷退場したウナイ・ゴメスは「大腿骨内果の打撲」で軽傷だったことが判明し安堵が広がっている。また、約5ヶ月離脱していたマロアン・サンナディがついにグラウンドでの練習を再開し、バルベルデ監督に希望の光をもたらしている。(via Estadio Deportivo)

 

■【RCセルタ・デ・ビーゴ】 🩵

直近のレアル・マドリード戦では善戦したものの1-2で敗北を喫した。この試合の終盤、イアゴ・アスパスが交代でピッチに入る際、相手のカルバハルが拍手を送ったシーンがSNSでレアルファンから批判を浴びた。これに対しカルバハル本人が「これは我々のリーグのレジェンドに対するリスペクトだ」と反論し、アスパスの偉大さを改めて証明する形となった。クラウディオ・ヒラルデス監督率いるチームは、ヨーロッパリーグでもリヨンとの大一番を控えており、モチベーションを高く保っている。(via SPORT)

 

■【レバンテUD】 🐸

ジローナ戦を1-1で引き分けたレバンテだが、前半に負傷退場したカリーム・トゥンデの検査結果が良好であり、次節のラージョ・バジェカーノ戦に出場可能であることが判明し、ルイス・カストロ監督も胸を撫で下ろしている。しかし、ジローナ戦で一発退場となったオラサガスティと、累積5枚目のイエローカードを受けたデラは次節出場停止となるため、苦しいやり繰りを迫られる。(via SPORT)

 

■【レアル・ソシエダ】 ⚪🔵

アトレティコ・マドリードに2-3で惜敗したが、すでにコパ・デル・レイの決勝進出を決めており、チームの士気は高い。興味深いことに、セルヒオ・ゴメスがインタビューで「ベティスとセルタが欧州大会で勝ち進むことを応援している」と明かした。これはスペインのUEFA係数を上げるためだけでなく、「彼らが欧州で疲労を蓄積してくれれば、ラ・リーガの順位争いで我々に有利に働くからだ」と、ライバルチームへの計算高い本音を語っている。(via ElDesmarque)

 

■【ラージョ・バジェカーノ】 ⚡

セビージャとのホームゲームは1-1のドローに終わった。チームは木曜日にカンファレンスリーグでトルコのサムスンスポルと対戦する予定だが、中東の紛争激化に伴い、スペインサッカー連盟(RFEF)のラファエル・ロウサン会長がトルコへの遠征について安全面の懸念を表明しており、状況を慎重に注視している。(via ElDesmarque)

 

■【ジローナFC】 🔴⚪

アウェイでのレバンテ戦は1-1の引き分け。この試合では、VARの介入によってジョエル・ロカのゴールが正当に認められ、ミチェル監督率いるチームにとって非常に価値のある勝ち点1をもたらした。欧州カップ戦出場権争いに踏みとどまるため、次節の戦い(アスレティック戦)に全力を注ぐ。(via SPORT)

 

【本日の総括】

ラ・リーガの各クラブは、シーズン終盤に向けて激しい戦いを繰り広げている。チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグ、カンファレンスリーグといった欧州大会のノックアウトラウンドが本格化する中、アトレティコやベティスなどは国内リーグと並行した過密日程のマネジメントに苦心している。一方で、下位に沈むアラベスやエルチェは深刻なスランプから抜け出せず、ファンやメディアからの重圧が監督や選手に重くのしかかっている。また、ヘタフェのスタンドで起きたサポーター間のトラブルや、アトレティコのチケット不正問題など、ピッチ外での安全管理やモラルの問題もクラブ運営における大きな課題として浮上した一日となった。