フロレンティーノ・ペレス会長出陣式:ネグレイラ事件追及と「無限のベルナベウ」構想

🏟️マドリードのホテル・メリア・カスティージャにて、フロレンティーノ・ペレス会長が新たな任期に向けた出陣式を開催しました。「まだ作るべき歴史がたくさんある」と題されたこのイベントには、ロナウド・ナザリオ、ロベルト・カルロス、サンティアゴ・ソラーリといったクラブの黄金期を支えたレジェンドたちが集結し、現会長への強い支持を示しました。

ペレス会長の約15分にわたる演説は、対立候補であるエンリケ・リケルメの「準備不足」を徹底的に糾弾するものでした。彼は対立陣営を『ラモン・カルデロンの最も恥ずべき時代にいたのと同じ人たちだ。ソシオの主権を奪ったあの総会の関係者であり、今度はその息子や義弟、さらには当時顔を出す勇気すらなかった役員たちが立候補している。彼らはレアル・マドリードに奉仕するためではなく、クラブを利用するために来ている』と痛烈に批判しました。さらに『CNMV(スペイン証券取引委員会)に隠して年利54%の融資を頼むような人物に、レアル・マドリードを率いる支払い能力があるのか。だからこそスペインのどの銀行も彼らに保証を与えなかったのだ。私はレアル・マドリードのファンだが、彼らはレアル・マドリードを自分たちのものにしたがっている』と強い言葉で非難しました。

🗣️最も大きな拍手が巻き起こったのは「ネグレイラ事件」に関する言及でした。『ネグレイラ事件がスペインサッカーを汚し続ける限り、私は決して立ち止まりません』と力強く宣言。『20年間にわたり審判委員会の副会長に支払いをし、いまだに何も起きていないこと、当時の審判が今もラ・リーガで裁いていることは世界で理解されていません。我々は真実を追求するスペインで唯一のクラブです。すべての文書はすでに準備しており、すぐにUEFAに提出します』と、クラブを挙げて徹底抗戦する構えを見せました。

未来への具体的なプロジェクトとしては、リケルメ候補の「ソシオの都市」構想に対抗し、バルデベバス(シウダー・レアル・マドリード)の残りの建設可能スペースの4倍の広さを持つ土地を取得し、そこにソシオのための巨大で壮大なソーシャルクラブを建設する計画を発表しました。また、Appleと戦略的提携を結び、世界中のファンが自宅にいながらにしてスタジアムにいるかのように試合を体験できる「無限のベルナベウ(Bernabéu infinito)」という技術的ユートピアを創設することも明かしました。ダフ屋(転売)との戦いについても『毎シーズン回収した何千ものシーズンチケットをソシオに提供する。ダフ屋との戦いはクラブとソシオの資産を守るためだ』と約束しています。

なお、6月7日の選挙当日の投票環境について、マドリード市長のホセ・ルイス・マルティネス=アルメイダが警告を発しています。この日は教皇レオ14世のマドリード訪問と重なり、150万人規模のミサが予定されているため、『カステジャーナ通り周辺は複雑になります。投票に行きたい人は時間をかけて計画し、移動制限を確認してください。決して簡単な日曜日にはなりません』と注意を促しました。

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対立候補エンリケ・リケルメの公約と波紋:スター獲得予告と性差別的発言の炎上

🔥現体制を打ち破ろうとする37歳の若き実業家、エンリケ・リケルメもバルデベバスにて自身のプロジェクト「Ciudad del Socio(ソシオの都市)」のプレゼンテーションを行いました。この計画の目玉は、15,450平方メートルのスペースにパデルとテニスのコート41面を備えた、世界最大級のパデルセンターを建設することです。彼はこの巨大なソーシャルおよびスポーツキャンパスを通じて、ソシオとその家族の生活をより豊かにすることを目指しています。

リケルメは『チャンピオンズリーグで優勝するまでソシオの会費を50%引きにする』という大胆な公約を掲げ、来週には『一流の監督と、2人の国際的なスター選手(スペイン代表選手と推測される)』の名前、さらに新しいスポーツディレクターの内定を発表する予定です。当初、このプレゼンテーションには有名なテレビ司会者を招く予定でしたが、ペレス会長側からの圧力によって阻止されたと報じられています。元スペイン代表GKサンティ・カニサレスは、ペレス体制のスポーツディレクター不在の経営を批判し、『PSGがルイス・カンポスを雇って変わったように、なぜリケルメはプロのスポーツディレクターの導入を提案しないのか。自分ならプロに誰を契約し、誰がプレーすべきか意見を求める。監督に全権を与え、理想的な監督を選び、チームがチャンピオンズリーグで勝つ。それが本当にサッカーが好きでレアル・マドリードを分析する人が、フロレンティーノ・ペレスの経営に欠けていると感じていることだ』とコメントしています。

しかし、リケルメのキャンペーンは思わぬところで炎上を引き起こしました。ラジオ番組『El Partidazo』での一問一答コーナーで、「友人との食事で誰が支払うか」と問われた際、『女性がいる場合、支払うのは常に男性だ。申し訳ないが』と発言。これがSNS上で「時代遅れ」「性差別的であり、男女のステレオタイプを助長している」と大批判を浴びる事態となりました。一部のソシオは「伝統的な礼儀だ」と擁護したものの、発言のトーンも含めて大きな物議を醸しています。

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ビニシウスが明かす無冠の理由:ベテラン喪失とエムバペへの絶大な信頼

🇧🇷ブラジル代表の合宿地テレゾポリスから、ビニシウス・ジュニオールがCazéTVのインタビューに応じ、レアル・マドリードが2シーズン連続で主要タイトルを逃している現状について赤裸々に語りました。彼は『失敗してはいけない試合で失敗してしまった。ベルナベウで試合に負けてはいけない』とホームでの取りこぼしを悔やみ、カルロ・アンチェロッティがブラジル代表監督に就任した後、シャビ・アロンソ、そしてアルバロ・アルベロアへと頻繁に監督が交代したことがチームの安定性を損なったと指摘しました。

さらに深刻な問題として『ナチョやカルバハル、モドリッチ、トニ・クロースのような経験豊富で違いを生み出す選手が以前ほどいなくなった』とベテランの喪失を挙げました。『今は僕やベリンガム、フェデ・バルベルデがいて、たくさんの経験を積んでいるけれど、ロッカールームのレベルではその荷物を背負うほどの年月はない。でも僕たちは学んでいる。来シーズンはもっと良くなり、もっとコンパクトになって、この歴史を変える』と誓いを立てています。

キリアン・エムバペとのロッカールームでの不仲説については完全に否定しました。『常に良い関係を築いている。彼がここに来てプレーするようにたくさんのメッセージを送ったんだ。まだ望むようなプレーができておらず、タイトルも取れていないが、近い将来に状況を逆転させる』と断言。エムバペを「伝説的」「ワールドクラス」と称賛し、『レアル・マドリードで時代を築く』と絶対の信頼を寄せています。なお、今季のエムバペの得点王(ピチーチ)獲得について、ロシアのゼニト・サンクトペテルブルクがTikTokでバルセロナの優勝パレードと自チームの優勝を引き合いに出し、マドリードのバスには「エムバペ ピチーチ」というメッセージだけを添えて無冠を揶揄する動画を投稿し、SNSで広く拡散されています。

自身の契約更新(2027年6月30日終了)については『夢のクラブであり、一生ここにいたい。更新を急いではいない。会長は僕を信頼しているし、僕も彼を信頼している。待つだけだ』と残留を明言。将来の夢として『今は無理だけど、そんなに年老いてから戻るつもりもない。フラメンゴでリベルタドーレス杯を勝たなければならない』と古巣への愛情も語りました。また、W杯に向けてスペイン代表を優勝候補に挙げ、バルセロナのラミン・ヤマルを『世界最高の選手の一人で、1人でW杯を勝てる選手。ファンはお金を払って彼を見に行っている』と最大級の賛辞を送っています。

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フェデ・バルベルデの覚悟:チュアメニとの衝突を越え、理想のキャプテンへ

🇺🇾ウルグアイ代表に合流したフェデ・バルベルデは、レアル・マドリードで最近オーレリアン・チュアメニと起こしたピッチ外での論争の的となった衝突について、初めて公の場で口を開きました。『とても気分が良いです。レアル・マドリードのすべてのファン、そしてクラブからもサポートと愛情をもらいました』と、周囲からの厚い支えに感謝を表明しました。

彼はこの経験を糧にすると決意しており、『サッカーや人生におけるこうした小さな障害を乗り越えることで、人として成長し成熟することを学びます。今後数年間、より良いキャプテンになり、レアル・マドリードを守り続けることができることを願っています』と、将来のリーダーとしての自覚を語りました。また、クラブで時折務めている右サイドバックでのプレーの可能性についても問われ、『もちろん受け入れます。監督が指示を出す人であり、誰もが常に先発11人に入ることを夢見ています。チームが必要とすることなら何でもやります』と、チームへの献身的な姿勢を強調しています。

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次期監督と補強動向:モウリーニョ復帰の噂とエンソ・フェルナンデスへの1億4000万ユーロの壁

💼クロースとモドリッチが去った中盤の再構築は、クラブにとって最優先事項です。現在、ロドリと並んでチェルシーのエンソ・フェルナンデスが獲得のトップターゲットに浮上しています。エンソ自身は欧州の大会に出場できないチェルシーからの退団を希望しており、マドリードへの移籍を非常に好意的に捉えています。すでに代理人のハビエル・パストーレとレアル・マドリードの間で接触があったと報じられていますが、最大の障壁はチェルシーが設定した1億2000万ポンド(約1億4000万ユーロ)という巨額の移籍金です。チェルシー側は来季から指揮を執るシャビ・アロンソ監督がエンソを説得し引き留められると信じていますが、マドリードが本腰を入れれば引き留めは困難と見られています。また、クリスタル・パレスの若き才能、アダム・ジェームズ・ウォートンも以前からリストに名を連ねています。

一方で、13シーズンで27タイトルを獲得してクラブを去ったダニ・カルバハルは引退を否定。『プレーを続けることは非常に明確だ。落ち着いて決める。すべての選択肢にオープンで、それに取り組んでいる』と現役続行を明言しました。また、昨夏マドリードからエルチェへ移籍し、1部残留のヒーローとなった21歳のアルバロ・ロドリゲスには、セリエAやプレミアリーグの複数クラブから熱い視線が注がれています。逆に、長年マドリードが狙っていたユベントスの21歳MFケナン・イルディズについては、ダミアン・コモリSDが「非売品」と断言し、獲得の可能性を完全に否定しました。

さらに注目すべきは、次期監督の人事です。現在、ジョゼ・モウリーニョが再びレアル・マドリードの監督に就任することを目指しているとの情報があり、フロレンティーノ・ペレスが選挙に勝利すれば就任が確定するという噂も飛び交っています。奇しくも、バルセロナが獲得したアンソニー・ゴードンはかつて『子供の頃、モウリーニョは世界で一番好きな監督だった』と語っており、かつてのチェルシーやエバートンの選手たちがいまだに彼の戦術的魅力を語るなど、その存在感は健在です。

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クラブ経済価値が世界一に:企業価値77億ユーロ超、エムバペらが生み出す史上最高の資産

💰Football Benchmarkが発表した最新のレポートによると、レアル・マドリードは再びヨーロッパで最も価値のあるクラブの座に輝きました。企業価値は前年比23%増という驚異的な伸びを見せ、記録的な77億2500万ユーロに到達。2位のバルセロナに1800万ユーロ以上の大差をつけています。

この圧倒的な成長の背景には、収益の拡大、収益性の改善、そして新しいサンティアゴ・ベルナベウがもたらす巨大な商業的影響があります。マドリードは2023/24シーズンにサッカー界で史上初めて営業収益10億ユーロの壁を突破し、2024/25シーズンは11億6100万ユーロの収益と4900万ユーロのEBIT(利払前・税引前利益)を記録しました。さらに、キリアン・エムバペ(市場価値2億3800万ユーロ)、ジュード・ベリンガム(1億7700万ユーロ)、ビニシウス・ジュニオール(1億3900万ユーロ)という世界最高峰のトリオを擁することで、チームの市場価値も過去最高を更新し続けています。

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カンテラ&レジェンドの現在地:マスタントゥオーノのW杯、アルベロアのストイックな生活、ダビデ・アンチェロッティの独り立ち

🌟レアル・マドリードの選手であるフランコ・マスタントゥオーノは、アルゼンチン代表のW杯最終メンバー入りに向けた当落線上にいます。フィジカルの状態は「ほぼエクセレント」と最適ですが、戦術的な理由からリストから外れるリスクがあります。AFA(アルゼンチンサッカー協会)内では「ゆっくり育てよう」という声と、「今からスペースを与えて組織に慣れさせよう」という声が分かれています。モンテティエル、ニコ・ゴンサレス、モリーナの負傷状況次第では、彼がW杯への切符を手にする可能性が高まります。最終決定は日曜日までに下されます。

カンテラで苦しい時期を終え、監督を退任したアルバロ・アルベロアですが、そのストイックな生活ぶりは健在です。43歳になった今でも『毎日朝6時30分に起き、7時15分にはジムで空腹のまま、朝一番に筋力トレーニングをするのが好きです。そうすると一日中アクティブになれる』と語り、家族との朝食を「交渉の余地がない」ほど大切にしています。『その後、9時30分か10時にはバルデベバスに到着し、若手との仕事やトレーニングの準備を始め、23時にはベッドに入る』という徹底したルーティンを明かしました。

また、かつて2021年から2025年までカルロ・アンチェロッティのアシスタントコーチを務めた息子のダビデ・アンチェロッティが、来シーズンからフランスのLOSCリールの監督に就任することが決定しました。すべて合意に達しており、クラブの公式発表を待つのみとなっています。

最後に、かつてのレジェンドであるエデン・アザールが、ジョン・テリーとともにDAZN UKのドキュメンタリーでジネディーヌ・ジダン監督時代の練習について語った微笑ましいエピソードを紹介します。『モウリーニョの時は良かった。彼のトレーニングは美しかった。ジダンも同じだ。戦術を5分やって、あとはプレーするだけ。私は子供のようなものでプレーするのが好きだ。1時間の戦術?ああ、だめだ。それでは私は迷子になってしまう』と、マドリードでの日々を懐かしそうに振り返りました。一方で、ポッドキャストでトニ・クロースは、インテルのヤン・アウレル・ビセックがドイツ代表から外れたことを惜しみ、『彼は圧倒的な存在感がある。彼とは対戦したくないし、デュエルで立ち向かいたくもない』と語り、マヌエル・ノイアーの招集については『個人的な感情より最高の選手たちと行くのが正しい』と支持しています。

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