今夏FW補強の裏側と英断!セルビア代表ラトコフ獲得目前からの方向転換とスタッサン抜擢のデータ検証
今夏の移籍市場終盤において、セビージャのスポーツ部門(ホセ・イニャシオ・ナバロ代表ら)が敢行したストライカー補強の裏側と、その決断の正当性がデータによって証明されています。
当時、ロビー・ユアを獲得したセビージャは、さらなる前線の補強を目指して複数のターゲットと並行交渉を行っていました。本命(プランA)はサンテティエンヌ所属のベルギー代表FWリュカ・スタッサンの期限付き移籍でしたが、争奪戦が激しく獲得難易度が高かったため、セビージャは保険としてプランBであるセルビア代表FWペタル・ラトコフ(ラツィオ交渉対象、ザルツブルク所属)の獲得交渉を急ピッチで進めていました。実際、ラツィオとのレンタル合意は目前に迫り、決定手前まで至っていましたが、市場閉幕のわずか前日にスタッサン獲得の最終合意を取りつけることに成功。これにより、ベルグラード出身のラトコフ獲得は土壇場で撤回されました。
破談となったラトコフは最終日にレバンテへレンタル移籍を果たしましたが、ラ・リーガでのパフォーマンスは極めて低調に推移しています。レバンテで公式戦293分に出場しながら、得点はゼロ(わずか1アシストのみ)。直近のアトレティコ・マドリード戦では途中出場19分に留まり、元セビージャのイバン・ロメロやエッタ・エヨンに先発枠を奪われるなど構想外に近い扱いを受けています。
対照的に、セビージャが土壇場で獲得したFW陣の成績はラトコフを大きく上回っています。ロビー・ユアは656分間で2ゴール(コパ・デル・レイ含む)3アシストを記録。負傷で3試合を離脱したスタッサンも443分間でデビュー戦ゴールを含む1ゴール1アシスト(レアル・マドリード戦でのアシストなど)をマーク。さらに、既存戦力であるアイザック・ロメロは331分間の出場でチーム最多の3ゴール1アシストを叩き出し、圧巻の効率性を誇っています。フロント陣がラトコフ獲得を回避しスタッサン確保へ舵を切った判断は、結果として大正解であったことが数字上でも明確に裏付けられています。 (via Estadio Deportivo)