幻に消えたエスピの極上チレーナ!元審判たちが明かすバルトラのPKエリア侵入ルールの誤審とマドリードへの3枚の未提示レッド
劇的な勝利を飾ったマドリード戦ですが、実はその裏で、ベティスサポーターの魂を揺さぶる幻のスーパーゴールが存在していました。
89分、カンテラーノのカルロス・エスピが、エリア内で鮮やかなアクロバティックのオーバーヘッドキック(チレーナ)を炸裂させ、スタジアムを熱狂の渦に巻き込みました。しかしその直後、VARの容赦ないミリ単位のオフサイドチェックにより、この極上のゴラッソは不条理にも取り消されてしまったのです。
また、試合アディショナルタイムに相手のキリアン・エムバペが蹴ったPKを守護神アルバロ・バジェスがセーブし、こぼれ球をマルク・バルトラが間一髪でクリアしたシーンが、今なお物凄いルール論争を引き起こしています。
マドリード側は「バルトラがキックの前にエリアに侵入していたため、PKをやり直すべきだった」と強く主張。これに対して、スペインを代表する元審判員たち(イトゥラルデ・ゴンサレス氏、エストラーダ・フェルナンデス氏ら)が次々とジャッジの矛盾を突きました。
IFAB(国際サッカー評議会)の競技規則には、『空中にいる選手のポジションは、地面に投影した位置で判定される』とはっきりと規定されています。キックの瞬間、バルトラは片足がエリア外の地面に接地し、もう片方の足はエリア内の空中にありました。審判技術委員会は「足がエリア内のピッチに触れていなければ侵入ではない」と独自の解釈で釈明しようとしていますが、国際規則に厳密に則れば『バルトラは完全にエリアに侵入しており、PKはやり直されるべきだった』と、審判団の明白なルール適用のミスであると結論づけています。
しかし、ジャッジに最も不満を抱くべきなのは他ならぬベティスです。そもそもエムバペへのPK判定自体、ナタンがヴィニシウスと極めてかすかに接触しただけの疑わしいものであり、昨シーズンのマドリードダービーでは同様の接触がスルーされていました。
それ以上に憤るべきは、マドリード側に3つのレッドカード(退場処分)が明確に見逃された事実です。
1つ目は、すでに警告を受けていたアルダ・ギュレルが、マーク・ロカに対してボールに一切触れず遅れて激しいタックルを見舞ったシーン。2枚目のイエローで退場が妥当でした。
2つ目は、デアン・ヒュイセンが腕を使って決定的な場面を阻止し、さらにクチョ・エルナンデスの足を踏みつけ、アントニー・ドス・サントスと罵り合ったシーン。
3つ目は、ベジェリンとのマッチアップに苛立ったヴィニシウスが、ボールのないところで報復のキックを浴びせた場面です。
これらすべてのラフプレーが軽い処分で済まされたことに対し、現地テレビ番組でも高名なキャスターであるマティ・プラッツ氏が『審判の判定基準があまりにも不透明で、試合の公平性を大きく損ねている』と、公式にジャッジへの不満と怒りを露わにしています。 (via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque) (via SPORT)
【本日の総括】
モウリーニョ率いるレアル・マドリードを粉砕し、おちょくりSNSで宿敵の負け惜しみを一蹴したレアル・ベティス。ピッチ上での大金星の裏では、主力ジョレンテの手術回避とCLリール戦への強行出場の可能性、セバジョスの家族への誓い、そしてカンテラーノたちの驚異的な躍動と、クラブを熱く包む数々の物語が動いています。最高潮のモチベーションを胸に、いよいよ火曜日は歓喜のチャンピオンズリーグのピッチへ出陣です。