ベニャト・ヘレナバレナの復帰と新監督テルジッチへの意気込み

昨季CDカステリョンへのレンタル移籍で大きな成長を遂げたバスク出身のMFベニャト・ヘレナバレナが、今夏レケイティオからアスレティックに復帰します。プレシーズンに向けての彼の明確な目標は、すでに言葉を交わしたというエディン・テルジッチ新監督を説得し、ファーストチームに定着する夢を叶えることです。再レンタルの可能性も選択肢として残されていますが、本人の決意は固いようです。

デイア紙の長期インタビューに応じたヘレナバレナは、昨季のキャンペーンをとても美しいものだったと振り返り、レンタル移籍の決断が正解だったと語りました。昨夏、クラブと本人はレサマの外へ一歩を踏み出す時期が来たと互いに理解し、カステリョンからの強い関心が挑戦を受け入れる決め手になったとのことです。

カステリョンでは序盤の困難や監督交代もありましたが、彼は決して自信を失いませんでした。パブロ・エルナンデス監督が就任すると、以前と同じレベルで努力を続ければ必ずチャンスが来ると安心させられ、実際にその通りの結果となりました。彼はファンやクラブの全組織から受けた愛情を、故郷を離れた最初の経験において極めて重要だったと強調しています。

アスレティック側もシーズンを通して彼の成長を非常に注意深く見守っていました。スポーツ部門の担当者と常に連絡を取り合い、ほぼ毎試合の分析を共に行っていたと明かしています。出場機会が少なかった時期でさえ、クラブからの永続的なサポートを感じていたそうです。

そして現在、すべての注目はエディン・テルジッチ新監督に向けられています。ヘレナバレナは新監督と英語で最初の会話を持ったことを明かし、非常にポジティブな印象を受けたと語りました。

『彼が自分がどこに足を踏み入れたのかを完全に理解しており、プロジェクトを熟知し、アスレティックの価値観を理解していると感じました』

ドイツ人指揮官からの個人的なメッセージはシンプルで直接的なものでした。

『サッカーでは何が起こるか分からないのだから、全てを出し尽くすようにと言われました』

ヘレナバレナは、テルジッチがボルシア・ドルトムントを率いていた時代から注目しており、強度、エネルギー、個性をベースとした彼のサッカースタイルに特に惹かれていて、自分と完全に合致すると感じていると告白しています。

アスレティックの中盤でのポジション争いが激しいことや、新たなレンタル移籍の可能性も自覚しつつ、最大の目標を隠すことはありませんでした。

『僕の夢はアスレティックとサン・マメスでプレーすることです』

そう断言しつつも、サッカーは一直線ではないと認め、『もし今年チャンスが来なくても、将来それを得るために努力し続けます』と冷静な姿勢も示しています。

(via SPORT)

レサマにおける若手選手の心理的サポートと保護への取り組み

ラ・リーガの主催でカンテラ(下部組織)の心理学部門に関する第1回フォーラムが開催され、アスレティック・クラブの専門家たちが選手の総合的なケアや環境への対応について議論を交わしました。

話題の一つとなったのが、遠方からの若手選手の引き抜き(青田買い)問題です。アスレティックの心理学ディレクターを務めるエドゥアルド・モレジョは、未成年選手の引き抜きを規制する動きを支持し、次のように述べています。

『遠くから子供たちを引き抜けないようになることを願っています。それは彼らを少し守ることにつながるからです。せいぜい、自宅から2時間以内の子供たちに留めるべきです。私はどこからでも選手が集まるクラブにいた経験がありますが、彼らを地元から引き離して根無し草にしてしまう問題は悲劇です』

また、レサマの心理学エリアを率いるダビド・リンコンは、家族に対する教育とサポートの重要性を説きました。

『私たちは家族に対して、いつ、どのタイミングかは分かりませんが、この部屋にいる全員がいつかはクラブを去ることになるのだと説明しています。プロサッカーに到達できる選手のデータをご家族に見せても、彼らが最初に考えるのは「うちの子がその0.5%になる」ということなのです』

さらに、クラブに残れない子供たちへの退団通告という非常に難しいテーマについても語られました。アスレティックでは、子供たちに十分な時間を確保して通告し、その過程に寄り添うように努めていますが、完璧なシステムは存在しないとリンコンは指摘します。

『辞めると言われて喜ぶ人は誰もいません。最悪の気分であり、喪失の悲しみです。私たちの目標は、ショックで青ざめる顔の割合を減らすことです。私たちはメッセージが冷酷になったり、短すぎたりしないように努めています。誰もがその瞬間に理由や答えを求めているため、本人に近い人が伝えるようにしています。その瞬間に向けて準備をして取り組んではいますが、それでもやはり悲劇に変わりはありません。子供たちや、時には家族の顔は見ていて辛いものです。私たちは、良い伝え方など存在しないという結論に達しました。ある人はもっと早く言ってほしかったと言い、ある人は後でよかったと言います。私たちがしているのは、事前に少しずつ予兆を伝えておくことです。彼らがその瞬間をどのように受け止めるのか、私にとっては非常にドラマティックな出来事です』

(via MARCA)

降格したジローナからイバン・マルティン獲得の動き

予想外の2部降格を喫したジローナFCから、アスレティック・クラブがMFイバン・マルティンの獲得に関心を寄せているという動きが浮上しています。

昨季チャンピオンズリーグに出場したジローナですが、降格により多くの選手の契約が満了や年俸の観点から見直され、大量離脱が避けられない状況となっています。イバン・マルティンはビジャレアルから獲得された選手で、彼を高く評価していたミチェル監督がアヤックスへ去ったことも、移籍を後押しする決定的な要因となっているようです。

この状況を受け、ギリシャのパナシナイコスやオリンピアコス、メキシコのトルーカなどに加え、国内ではエスパニョール、デポルティボ・ラ・コルーニャ、セビージャとともに、アスレティック・クラブが彼の獲得に向けて動きを再活性化させています。

ジローナ側は移籍金について明確な数字を出していませんが、獲得時に投資した約200万ユーロを回収したい考えです。しかし、将来の売却益の30%をビジャレアルに支払う条項が残っているため、損失を出さないためには最低でも300万ユーロ規模の取引が必要になると見込まれています。

(via Estadio Deportivo)

所属選手のスペイン代表での活躍とクラブの来季1部参戦確定

現在開催中の2026年ワールドカップにおいて、アスレティック・クラブの守護神ウナイ・シモンがスペイン代表の正GKとして活躍を続けています。

グループステージ第2節のサウジアラビア戦では、スペインが4-0で大勝しました。ウナイ・シモンは相手の枠内シュート1本をしっかりとセーブした以外は、それほど多くの仕事を強いられることはなく、初戦のカーボベルデ戦に続いて大会2試合連続のクリーンシート(無失点)を達成しています。

また、同じくスペイン代表に参加しているニコ・ウィリアムズは、サウジアラビア戦の後半途中から出場しました。試合の勝敗がすでに決まった段階での投入でしたが、大会の残りの戦いに向けて試合勘とリズムを取り戻すためのプレー時間を与えられています。

小ネタとして、スペイン代表を率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督(アスレティックの元選手)が、サウジアラビア戦の前半はスーツ姿だったものの、スタジアムの空調が効いていたにもかかわらず想像以上に暑かったため、ハーフタイムにスポーティな服装に着替えるという一幕もありました。

最後に、2026/27シーズンのラ・リーガ・EA SPORTS(1部)を戦う全20クラブが正式に確定し、アスレティック・クラブも引き続き最高峰の舞台で競い合うことが確認されています。

(via ElDesmarque)

(via SPORT)

(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

ヘレナバレナの復帰と新監督への意欲的な姿勢が来季への期待を抱かせます。また、レサマの若手育成における心理的ケアの徹底ぶりや、ジローナ降格に伴うイバン・マルティン獲得の動きなど、ピッチ内外でクラブの堅実な戦略がうかがえる1日でした。代表でのウナイ・シモンやニコ・ウィリアムズの頼もしい姿も明るい話題です。