デポルティーボ・アラベス

開幕戦でヘタフェをホームに迎え、3-0という衝撃的な大勝で最高のスタートを切りました。この快挙の主役となったのが、57分に途中出場した33歳のベテランFWマリアノ・ディアスです。

試合は膠着状態が続いていましたが、73分にマリアノの極めて精確なクロスからナウエル・テナグリアが頭で合わせて先制ゴール。91分にはマリアノが自らエリア手前で相手のこぼれ球を拾い、DAVID SORIAの守るゴール右上に弾丸のようなボレーシュートを突き刺して追加点を奪いました。マリアノにとってラ・リーガでのゴールは2022年5月以来、実実に4年3ヶ月ぶりの快挙となりました。さらに94分、マリアノの絶妙なスルーパスからミケル・ロドリゲスが冷静に決めて3-0と試合を締めくくりました。マリアノは試合後のインタビューで「これまで怪我や出番のなさに苦しみ、どん底の時期を過ごしてきた。今日は遠方から父がわざわざスタジアムに駆けつけてくれており、その前で最高の恩返しができて本当に胸が熱い。この活躍を継続したい」と目に涙を浮かべながら語りました。キケ・サンチェス・フローレス監督も「マリアノがこれほどのインテンシティとゴール感覚を保ってくれるのであれば、これ以上の前線補強を市場に求める必要は一切ない」と最敬礼の賛辞を送りました。

一方で、右サイドバックとして先発した若手のアンヘル・ペレスが65分に途中交代を告げられた際、激しい怒りからベンチのプラスチック椅子を強く叩いて悔しさを露わにし、ピッチ脇でキケ監督と激しい口論を展開する緊迫した一幕がありました。キケ監督は試合後、「彼が戦う姿勢を見せたからこその感情だ。今日の彼のことは、昨日以上に愛している」と笑顔で語り、信頼に揺らぎがないことをアピールしました。(via ElDesmarque)

ヘタフェCF

アラベスとのアウェーゲームに0-3で敗れ、非常に重いリーグ戦のスタートとなりました。

前半42分、DFキコ・フェメニアが相手のアブデ・レバクの膝へ足の裏から飛び込む非常に危険なタックルを見舞いました。当初、主審のオレジャーナ・シド氏はイエローカードを提示しましたが、VARを担当するデル・セロ・グランデ氏からの進言により、直接レッドカードでの一発退場へ判定が変更されました。この決定に、ベンチのホセ・ボルダラス監督は大激怒。主審に対して抗議を行い警告を受けると、カメラの前で自らの尻を叩く極めて侮蔑的なジェスチャーを行いながら「cagón(臆病者)」と叫び、強い反発を見せました。ボルダラス監督は試合後に「我々は他チームと同じ基準で裁かれていない。開始早々の軽微なファウルで立て続けにイエローカードを突きつけられ、ゲームを完全に壊された」と審判団に対する強い不信感を露わにしました。

クラブは財政健全化に向けて Christantus Uche (クリサントゥス・ウチェ)のクリスタル・パレスへの1800万ユーロでの売却を進めていましたが、プレシーズン終盤にウチェが膝の靭帯を完全断裂する大怪我を負い、移籍交渉は完全に白紙となりました。ウチェはSNSで「キャリアで最も過酷な日々を迎えているが、必ず強くなって戻ってくる」と悲痛な心境を綴っています。前線にはエネス・ウナルが完全移籍で復帰し、この試合で再デビューを果たしたものの、数的不利の状況では効果的な形を作れませんでした。また、本拠地コリセウムは現在スタンドの改修工事中であり、メインスタンドや一部のゴール裏エリアが閉鎖された状態でのシーズン移行を余儀なくされています。(via Estadio Deportivo)