ベニャト・プラドスの「6」継承と新シーズンの背番号決定
アスレティック・ビルバオが新シーズンの公式背番号を正式に発表しました。今週土曜日にサン・マメスにセビージャを迎える開幕戦を前に、選手たちの背番号にはいくつかの興味深い動きが見られます。
最も象徴的な変更は背番号「6」です。これまではミケル・ベスガが長年にわたり着用していましたが、彼が今夏にアルメリアへ完全移籍したことに伴い、昨シーズンは膝の重大な怪我によってほぼ全休となっていたベニャト・プラドスがこの由緒ある番号を継承することになりました。
また、下部組織(レザマ)からファーストチームへのステップアップを果たした若手たちの背番号も一新されています。ゴールキーパーのアレックス・パディーヤは「13」番を着用し、アレハンドロ・レゴは昨シーズンの「30」番から「20」番へと変更、カステリョンへのレンタルから復帰したベニャト・ゲレナバレーナには「24」番が与えられました。さらに、昨シーズンまでファーストチームでウーゴ・リンコンが使用していた番号は、現役を引退したイニゴ・レクエが長年着用していた「15」番へと変更され、リンコンが引き継ぐ形となります。
カタールのアル・ガラファへのレンタル移籍からビルバオに戻ってきたアルバロ・ジャロは、昨季ウルコ・イゼタが付けていた「25」番に決定。また、実質的にファーストチームの戦力としてみなされている23歳以下のペニオ・カナレスは、規定によりBチーム(登録上)の「28」番を着用して新シーズンを戦います。
そのほかの主力陣は、1番のウナイ・シモン、3番のダニ・ビビアン、4番のパレデス、5番のイェライ、7番のベレンゲル、8番のサンセ、9番のイニャキ・ウィリアムズ、10番のニコ・ウィリアムズ、11番のグルゼタ、12番のアレソ、14番のラポルテ、16番のルイス・デ・ガラレタ、17番のユーリ、18番のハウレギサール、19番のアダマ、21番のマロアン、22番のニコ・セラーノ、23番のロベルト・ナバロをそれぞれ継続して着用します。なお、移籍の可能性が囁かれているゴロサベルも、現時点では「2」番のまま登録されています。(via Estadio Deportivo) (via Mundo Deportivo)
ウナイ・エギルスの背番号除外と過酷なリハビリ状況
今回の背番号発表において、ファーストチームのリストに名前が含まれなかったのがウナイ・エギルスです。若きセンターバックであるエギルスは、昨シーズンの終盤に膝の前十字靭帯を再断裂するという極めて不運な悲劇に見舞われ、再び手術を受けることを余儀なくされました。
現在も過酷なリハビリプログラムを継続中であり、復帰予定は早くても来年の初頭以降とされているため、今シーズン前半戦の背番号登録からは完全に除外され、治療と回復に専念することが決定しています。(via Estadio Deportivo) (via Mundo Deportivo)
カンテラ出身ベニャト・ゲレナバレーナの残留をテルジッチ監督が直訴
今夏、レザマ育ちの23歳ミッドフィルダー、ベニャト・ゲレナバレーナ(Gere)の去就をめぐり、水面下で激しい攻防が繰り広げられていました。昨シーズン、レンタル先のカステリョン(パブロ・エルナンデスがオーナーを務めるクラブ)でリーグ戦39試合に出場、2ゴール2アシストを記録してセグンダ昇格争いの立役者となった彼には、非常に多くのクラブから関心が寄せられていました。
具体的には、ホセ・アルベルト監督率いるラシン・サンタンデール、再レンタルを強く希望したカステリョン、ガルシア・ピミエンタ監督率いるアルメリア、並びにバスクの育成組織を熟知しているホセ・ルイス・メンディリバル監督率いるギリシャの名門オリンピアコスが名乗りを上げていました。さらに、イタリア、ベルギー、イングランド、スコットランドのクラブからも問い合わせが届くほど、市場の人気銘柄となっていました。
しかし、この若き才能の流出を間一髪で引き留めたのが、就任したエディン・テルジッチ監督です。監督はプレシーズンを通じてゲレナバレーナのポテンシャルを高く評価し、親善試合8試合中4試合(180分以上)に出場させました。プレシーズン最終戦のアタランタ戦では、ルイス・デ・ガラレタとダブルボランチを組ませて70分間プレーさせるなど、明確に構想の中心に据える姿勢を示しました。
ゲレナバレーナ自身も、テルジッチ監督と英語で話し合った際、チームへの強い帰属意識を込めて『すべてを捧げるために戻ってきた』と決意を表明し、監督を大いに満足させました。
現在の契約は2027年6月までとなっており、もし彼が今シーズンに飛躍的な活躍を見せれば、1月1日からはルール上フリーで他クラブと移籍交渉ができる状態になってしまいます。クラブは2年間の延長オプションを保有しているものの、今後の数ヶ月間で給与改善を含む正式な契約更新交渉を急ぐ必要があります。(via Estadio Deportivo)
グルゼタとビビアンの負傷状況、そしてエースたちの復帰へのロードマップ
プレシーズン最終戦のアタランタ戦に敗れ、2連敗で調整期間を終えたアスレティック・ビルバオですが、今週月曜日の17:30からレザマでトレーニングを再開し、開幕戦セビージャ戦へのカウントダウンを開始しました。テルジッチ監督は午前中に4回の練習を重ね、金曜日の会見に臨む予定ですが、負傷者のコンディションには不安と期待が交錯しています。
まず、プレシーズン中に最もゴールを量産したフォワードのゴルカ・グルゼタは、アタランタ戦前の最後の練習で痛烈な打撲を負って遠征を回避しましたが、これは幸いにも深刻な怪我ではなく、今週の早い段階でグループの練習に合流できる見込みです。
一方、深刻なのはディフェンダーのダニ・ビビアンです。右足の長内転筋(恥骨付近)の付着部に深刻な痛みを抱えており、プレシーズン中の親善試合には一度も出場できませんでした。ここ数週間、レザマのピッチ上に姿を見せることすらなく、ジムでの個別調整が続いているため、週末のセビージャ戦での起用はほぼ不可能な状況です。
エースのニコ・ウィリアムズとアイメリック・ラポルトは、8月11日の火曜日に合流したばかり。今週から本格的に足元の負荷を上げるトレーニングに入っており、セビージャ戦の招集リストには入る可能性が高いものの、先発メンバーとしてピッチに立てるほどのスタミナやコンディションが整っているかは、今後の練習での仕上がり次第となります。
唯一の好材料は、彼らと同じ日に合流したゴールキーパーのウナイ・シモンです。シモンはアタランタとの親善試合でいきなり90分フル出場をこなしており、フィールドプレーヤーとは異なる調整ペースの恩恵もあって、開幕戦での先発出場に向けて万全の準備が整っています。(via Mundo Deportivo)
テルジッチ監督を支えるBチーム登録の若手6名の最新招集状況
エディン・テルジッチ監督は、今シーズンの過酷な戦いに備え、Bチーム(ビルバオ・アスレティック、リーグ戦は8月末に開幕)からプレシーズンを共にした有望な6名のカンテラ選手をラ・リーガに登録し、トップチームで起用できるライセンスを確保しました。
その6名は以下の通りです:
- ゴールキーパー:ミケル・サントス(背番号26)
- ディフェンダー:イケル・モンレアル(背番号30)
- ディフェンダー:ヨハネコ・ルイ=ジャン(背番号31)
- ミッドフィルダー:セルトン・サンチェス(背番号44)
- フォワード:イライジャ・ギフト(背番号27)
- フォワード:アシエル・ヒエロ(背番号29)
すでにプレシーズン最終戦のアタランタ戦では、この中からモンレアルとヨハネコの2名が招集メンバーとしてイタリア遠征に同行しており(モンレアルはベンチスタート)、若きカンテラの星たちが今シーズンのテルジッチ体制において重要なバックアップ、あるいは秘密兵器として機能することが期待されています。(via Estadio Deportivo) (via Mundo Deportivo)
ウナイ・ベンセドールらの去就問題と移籍市場の動向
今回の公式背番号発表において、完全に名前を外されたのがウナイ・ベンセドールです。彼はテルジッチ監督の構想から外れており、移籍先を模索する放出候補の筆頭としてクラブからの戦力外通告を突きつけられた形となりました。
一方、同じく売却やレンタルの可能性が囁かれているサイドバックのゴロサベルは「2」番、ニコ・セラーノは「22」番を一時的に維持したまま練習に励んでおり、9月1日の移籍期限が迫るなかで、クラブは彼らの去就について最終的な決断を迫られることになります。(via Estadio Deportivo) (via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
アスレティック・ビルバオは今週、セビージャとのラ・リーガ開幕戦に向けて本格的な調整に入りました。新シーズンの公式背番号の決定により、プラドスの「6」継承や若手の昇格が明確になった一方で、膝の手術を受けたエギルスが登録外となり、ベンセドールが構想外となりました。テルジッチ監督が熱望して残留させたゲレナバレーナの活躍や、負傷を抱えるグルゼタ、ビビアン、さらには合流間もないニコ・ウィリアムズらの開幕戦へのコンディション調整が、サン・マメスでの開幕戦の成否を大きく左右することになります。
