クラブ崩壊を招いた1年半のピッチ外トラブルと内紛

マジョルカの降格は、約1年半前からのスポーツ面でのミス、制度の疲弊、ファンとの亀裂、そして数々のピッチ外のトラブルが複雑に絡み合った結果だった。約1年半前にコパ・デル・レイで準優勝しスーペルコパ出場権を獲得した栄光から一転、2025年1月には3部相当のポンテベドラにコパ・デル・レイで大敗。さらにサウジアラビアで開催されたスーペルコパでは、ダニ・ロドリゲスやドミニク・グレイフの家族が現地で痴漢や暴言、無断撮影などの被害に遭う重大な事件が発生した。これに対するクラブの対応の弱さがファンや州政府からの激しい批判を招いた。同1月にはトルコのクラブへの連帯貢献金5万ユーロの未払いが原因で、FIFAから3回の移籍市場での補強禁止処分を受けるという失態も演じた。さらに、前キャプテンのダニ・ロドリゲスが、家族が観戦に来ていたベルナベウでの試合で起用されなかったことに対し、ハゴバ・アラサテ前監督とクラブを公然と批判。これにより10日間の停職処分とキャプテンマークの永久剥奪を受け、最終的に1月に契約解除となる内紛にまで発展した。アウェーからの帰路でヨハン・モヒカが怒るファンと車から降りて激しく口論する事件や、クラブが過激派グループを支援したとして暴力対策国家委員会から複数回の罰金処分を提案されるなど、クラブのイメージと安定感は完全に崩壊していた。2月の監督交代劇や、デミチェリス監督とクンブラの公開口論など、最後までチームはまとまることができなかった。(via SPORT)