凡庸な補強と経営不振にレジェンドのカニサレス氏が激怒!オーナーのピーター・リムを痛烈に批判
バレンシアCFは今夏の移籍市場において、すでに佐藤(Sato)、ユスティン・デ・ハース、アリウ・ディエンらの獲得を完了し、さらなる新戦力の模索を急いでいます。しかし、かつてバレンシアのゴールマウスを守り、クラブに数々の黄金期をもたらした偉大なレジェンドGK、サンティ・カニサレス氏が、ラジオ番組のEl Partidazo de Copeに登場し、現在のバレンシアのピッチ外の惨状とオーナーであるピーター・リムの極めて怠慢なクラブ経営に対し、極めて強烈な言葉で怒りと不満をぶちまけました。
カニサレス氏はまず、今夏の移籍市場での消極的な動きと、獲得した選手たちのレベルの低さについて落胆を露わにし、『バレンシアのファンには申し訳ないが、これは私にすべてを与えてくれたクラブや、現在暮らし、一人のバレンシア人として過ごしているこの街への敬意を欠いているわけではありません。ただ、現在のバレンシアの移籍市場には全く希望を感じられず、獲得した選手たちの名前すらほとんど覚えていないほどでした』と率直に胸の内を明かしました。
さらに、すべての不振の根源であるシンガポールの大株主ピーター・リムによる長年のワンマン経営に対し、以下のように怒りを爆発させました。
『ピーター・リムとその経営に対しては、一切の信頼を置いていません。クラブ経営のあり方こそがチームを大きくするものだと確信していますが、私の中でリムへの信頼は完全に尽き果てています。彼は市場を任せる人物を次々と変えてきましたが、今のバレンシアにはしっかりとした組織構造がありません。目標や目指すべきゴールが定まっていないため、選手が最高のレベルを発揮できるような環境ではないのです』
名門バレンシアがこのようにかつての威厳を失い、目標なきチームへと没落してしまったことに対して深い悲しみを示し、以下のように発言を締めくくりました。
『バレンシアについてこのように話すのは本当に胸が痛みますし、苦痛を伴います。本当は良いことについて語りたいのです。しかし、ここではサッカーの最も醜い側面が露呈しています。クラブが関心も能力もないような人間に売却されてしまったとき、その影響は悲惨なものになります。経営陣に全く熱意がなく、ここに来る選手たちも誰からもプレッシャーをかけられず、目標すら設定されていないと感じてしまうのです』(via ElDesmarque)
【本日の総括】
バレンシアCFは、フェラン・トーレスの世界一凱旋やキット・リム会長の来州、新スタジアムNou Mestalla建設の進展、そして右サイドバック補強資金へのゴーサインなど、一見するとポジティブなニュースに溢れています。しかしその内情は、アンドレ・アルメイダをめぐるセルタとの泥沼の引き抜き劇や、レジェンドであるカニサレス氏によるピーター・リム体制への極めて凄まじい大批判に象徴されるように、目標を失ったクラブの深い混沌と財政的な停滞がピッチ外で浮き彫りとなっています。