ホルヘ・サリナスの移籍騒動とクラブの残留約束
ラシン・サンタンデールがLALIGA EA SPORTS(1部)への昇格を成し遂げたことで、多くの所属選手が移籍市場において大きな注目を集めています。中でも19歳の若き天才左サイドバック、ホルヘ・サリナスは今夏の移籍市場における主役の一人となっており、多くのクラブがその動向に熱い視線を送っています。その筆頭が名門バルセロナであり、今夏の市場が開幕した当初から彼の獲得に向けて熱心にアプローチを仕掛けています。
しかし、バルセロナが提示したオファーは、固定額600万ユーロに変数を加えた200万ユーロ(総額800万ユーロ)というもので、ラシン側が求める評価額を大幅に下回るものでした。ラシン側は、サリナスの契約解除金として設定されている1600万ユーロ未満での放出は認めないという極めて強硬な姿勢を崩しておらず、交渉は平行線をたどっています。
スポーツディレクターを務めるチェマ・アラゴンは、記者会見の場でバルセロナのスポーツディレクターであるデコに対して明確な警告を送るとともに、1600万ユーロの満額が支払われない限り、サリナスがクラブを離れることはないと力強く明言しました。同時に、もし他クラブがこの満額を支払ってきた場合には流出を阻止することは極めて難しいことも理解しており、報道陣を前に『超大型船のようなメガクラブが本気で獲得にやってきたら、私たちにできることはほとんどない』と本音を語っています。
一方で、サリナスがこのままホームスタジアムであるエル・サルディネロに残って新シーズンを迎える可能性も十分にあります。移籍の噂が飛び交う極めて難しい状況に置かれながらも、サリナス自身はチーム内で『非常に模範的』な振る舞いを一貫して続けており、クラブの信頼を勝ち得ています。アラゴンSDは彼のこのプロフェッショナルな姿勢を高く評価しており、『サリナスは本当に模範的な態度を示し続けている。もし彼がこのままチームに残留してくれるのであれば、彼の成長をしっかりと認めて新たな契約条件という形で報いる必要がある』と語り、チームに残った場合には給与アップなどの好条件を提示した新契約を結ぶ約束を公にしました。
なお、サリナスを巡っては、今年の6月にアトレティコ・マドリードも獲得に向けて強い関心を示していましたが、現在はクラブ内の別の放出や補強のオペレーションに注力しているため、アトレティコがサリナスの獲得に向けて具体的な交渉を進める動きは見せていません。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
1部への復帰を果たしたラシン・サンタンデールにとって、19歳の至宝左サイドバックであるホルヘ・サリナスの引き止めは今夏最大のテーマとなっています。バルセロナからの安価な引き抜きを拒絶し、1600万ユーロの契約解除金での徹底抗戦を貫く中、チェマ・アラゴンSDが残留時の待遇改善を公言するなど、選手の愛国心と忠誠心に応える姿勢を見せており、今後のサリナスの決断に大きな注目が集まっています。