CDエルデンセ

1年前にプリメーラRFEFへと降格したものの、グループ2を首位で通過し、昇格プレーオフを回避して見事セグンダ・ディビシオンへのストレート復帰を果たした。クラブの最大の目標はプロリーグでの残留であり、そのための戦力補強に積極的に動いている。数日前には元サラゴサのマヌ・モリーナを解雇したが、新たにアルヘシラスから26歳の右ウイング、ホルヘ・ラストロホをフリートランスファーで獲得し、2シーズンの契約を結んだ(メディカルチェックは未了)。ラストロホは過去にデポルティーボ・アラゴンで2年間プレーしてセグンダRFEF昇格に貢献した経験を持ち、その後はウニオニスタスなどを経てプリメーラRFEF屈指の選手として定着している。スピード、縦への推進力、1対1で相手を抜き去る能力に長け、複数のポジションをこなせる強みがある。さらに、クラブはサラゴサの育成組織出身であるロドリゴ・バルの獲得にも関心を寄せている。(via SPORT)

CDテネリフェ

アルバロ・セルベラ監督のもと、セグンダ復帰のシーズンに向けた大がかりなチーム再編が進められている。現在、来季構想に入っている契約下選手は25名おり、マヌ・ギルSDには多くの仕事が残されている。退団が決定したのは、クリス・モンテス(レアル・アビレス・インダストリアルへ移籍)、マイケル・メサ、ハビ・ペレス、アンタル・ヤーコビシュヴィリ(ジローナへ復帰)、パコ・アグエロの5名。一方、ウエスカからヘスス・アルバレス、スロベニア人のマルティン・ペツァルを既に獲得し、カディスを退団したDFホルヘ・モレノの加入も確実視されている。

ポジション別の状況は以下の通りとなっている。GK陣は、プリメーラRFEFで最少失点を誇りチームに勝ち点をもたらしたダニ・マルティンが絶対的守護神として君臨し、ガブリ・デ・ヴイストも第2GKとして完全に定着している。アレーナスでのレンタルから復帰したセルヒオ・アラゴネセス・ジュニアは、セグンダRFEFのテネリフェBではレベル的に物足りないため、再レンタルの可能性が高い。DF陣では、ホセ・レオンが2年の契約延長にサインし、ダビドとセサル・アルバレスの残留も確実。アンソニー・ランダスリは契約を1年残しているが、ナスティックから復帰したアンデル・ソイロは構想外。マルク・マテウは昨季開幕戦で足首を捻挫して以降離脱が続いている。そのため、最低でも左サイドバック1名とセンターバック2名の補強が必須となっている。

MF陣は、ウジョアがルーゴへレンタルされ、アイトール・サンスは去就未定。フアンホ・サンチェスと、予想以上の活躍を見せて2月に契約延長を勝ち取ったファブリシオは残留する。エルクレスからレンタル復帰したジョセップ・カラベラの残留は厳しい見込み。FW陣は、アラサンが膝の重傷で2027年まで復帰できず、フラン・サビナ、バルデ、ジェレミー・ホルヘはレンタル放出候補。ガジェゴは残留するが、デ・ミゲルにはサラゴサが関心を寄せている。ガストン・バジェスは昨季3ゴール(うちPK2)と結果を残せず、ナチョ・ヒル、クラブ最高の資産であるダニ・フェルナンデス、期待のチャペラ、残り1年契約のノエル・ロペスは戦力として計算されている。セルベラ監督が求める「深く走り込める」ウイング2名と、ストライカー1〜2名の補強が急務となっている。クラブは中長期的なプロジェクト構築を目指し、近年獲得した20選手のうち単年契約は4人のみと複数年契約を基本としているが、高額になりがちなアタッカーの補強を少ないサラリーキャップ内で成功させる必要があり、一切のミスが許されない状況にある。(via SPORT)

レアル・オビエド

スペインサッカー界のレジェンドであり、元スペイン代表のMFサンティ・カソルラが41歳で現役引退を発表した。この決断を受け、オビエドの街の中心部には、レアル・オビエドをはじめ、ビジャレアル、レクレアティーボ・ウエルバ、マラガ、アーセナル、そしてスペイン代表など、彼がこれまでに身にまとった様々なユニフォーム姿のフィギュアや巨大なポスターが飾られ、ファンたちが広場の壁画に感謝のメッセージを書き込むなど、街を挙げての別れを惜しんでいる。

カソルラは自身のSNSで感動的なビデオメッセージを公開し、自身のキャリアを振り返った。『人生は回り続けるものだと思っていましたが、終わりのない物語もあると気づきました。それは8の字のように、始まりの場所へ戻してくれるだけなのです。僕の物語は大きなスタジアムでも、スポットライトの下でもなく、フォンシエジのありふれたグラウンドで、サッカーをしたいと願う一人の少年とボールから始まりました。そこから旅立ち、少しずつ道を切り開いてきました。素晴らしいことも、予想外の困難もありました。でも、決して挑戦をやめませんでした。そして最後に戻ってきました。何かを終わらせるためではなく、もう一度感じるために。なぜ始めたのかを思い出すために。スパイクを脱ぎ、歓声が静寂に変わる今、すべてが腑に落ちます。なぜなら、最後を迎える場所はどこでもよかったわけではなく、僕の家でなければならなかったからです。魔法が始まったまさにその場所で。閉じられることなく、永遠に残り続ける物語があるからです。8の字のように。無限のように』と語り、愛するクラブでスパイクを脱ぐことの喜びと感謝を伝えた。(via SPORT)

カソルラの引退はレアル・オビエドのみならず、スペインサッカー全体にとって一つの時代の終焉を意味する。(via ElDesmarque)

ブルゴスCF & FCアンドラ

両クラブは、ベティス・デポルティーボに所属する22歳のフランス国籍(コートジボワール系)DF、ダーリン・ブラディの獲得に関心を寄せている。ブラディは昨季、プリメーラRFEFで30試合に出場し2000分以上プレー(1ゴール2アシストを記録)。さらにマヌエル・ペジェグリーニ監督に評価され、コパ・デル・レイのパルマ・デル・リオ戦でトップチームデビューも飾った。しかし、シーズン終盤の6試合ではスタメンから外れるなど出場機会が減少し、現在移籍を検討している。

本人はプリメーラRFEFでのプレー継続を望んでおらず、スペインの「銀のカテゴリー」であるセグンダへのステップアップを目標としている。これに対し、ブルゴスとアンドラのスポーツディレクター陣は彼に関して非常に高い評価のレポートを持っており、激しい獲得レースに名乗りを上げている。ブラディの市場価値は現在30万ユーロとされており、契約は2027年まで残っているため、ベティス側は完全移籍での直接的な一括払いが難しい状況を理解しつつ、将来的な売却益の一部を確保する形での交渉を模索しているとみられる。(via Estadio Deportivo)

CDカステリョン

主力のアレックス・カラトラバをエスパニョールへ放出した翌日、UDイビサから攻撃的MFフラン・カスティージョの獲得を公式発表した。契約期間は2029年6月30日までとなっている。1997年マラガ生まれの29歳(2026年現在)であるカスティージョは、センターハーフやトップ下を主戦場としながらも、得点力とペナルティエリア内での嗅覚に優れている。

昨季はUDイビサの主力としてプリメーラRFEFで29試合・2100分以上に出場し、純粋なストライカーではないにもかかわらずチーム最多の9ゴールを記録した。さらにその前年には、セグンダRFEFのフベントゥ・デ・トレモリーノスで33試合に出場し17ゴール7アシストと大暴れし、カテゴリーの最優秀選手に選ばれるなど、着実なステップアップを見せている。カステリョンのフロントは、彼を「得点力と質の高さを兼ね備え、より高い要求や厳しい環境にも適応できる成熟した競争力のある選手」と高く評価しており、攻撃陣のキーマンとして大きな期待を寄せている。(via SPORT)

スポルティング・ヒホン

プレシーズンマッチの日程が決定し、7月25日にビラガルシア・デ・アロウサの「ア・ロンバ」にて、プリメーラ・ディビシオン(1部)のセルタ・デ・ビーゴと対戦することが確定した。試合のキックオフ時間は未定である。セグンダ・ディビシオンに所属しながらも、スペインサッカーの歴史ある名門クラブ同士の一戦として、この対戦は夏の大きな注目を集めている。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

本日は、セグンダ・ディビシオンに復帰したCDエルデンセやCDテネリフェの意欲的な補強戦略が目立った。とくにテネリフェは、厳しいサラリーキャップの中で中長期的な視点を持ったスカッドの大規模な再編を進めており、昇格組としての覚悟が伺える。また、CDカステリョンやブルゴスCFといったクラブも下部リーグで実績を残した実力者の引き抜きに動いており、新シーズンに向けた戦力均衡化と激しい競争が予想される。何より、長年スペインサッカー界を牽引してきたサンティ・カソルラのオビエドでの現役引退は、一つの時代の節目を感じさせる出来事となった。若手からベテランまで、各クラブがそれぞれの目標に向けて着実にピースを揃え始めており、開幕に向けた勢力図の変化から目が離せない。