劇的弾の立役者マルコス・フェルナンデスの裏話!ベティスでのルーツと恩師が語る人間性、そしてドローへの悔恨
セビージャ戦の後半アディショナルタイム98分、土壇場で劇的な同点ゴールを決めてチームに勝ち点1をもたらしたFWマルコス・フェルナンデス。試合後のインタビューや関係者の発言から、彼が胸に抱く並々ならぬ熱い想いが浮かび上がってきました。
ゴール後に「Ceuta no se vende, Ceuta se defiende(セウタは売り物ではない、セウタは守られるべきだ)」というメッセージが書かれたインナーシャツを披露したマルコス。彼は昨シーズン、レンタル移籍先のADセウタFCで公式戦36試合に出場して14ゴールを挙げ、チームの主軸として大活躍しました。
『昨年、セウタは私にプロフットボール選手として羽ばたくチャンスをくれた。街全体が私のことをまるで家族のように温かく迎え入れてくれた。現在、セウタが直面している移民危機は本当に痛ましい。一刻も早く問題が解決し、人々が平穏な日常を取り戻せることを願っている。彼らの誇るべき結束力には敬意を表したいし、遠くから応援のメッセージを送り続けたい』
この彼の勇敢な行動に対し、セウタを率いるホセ・フアン・ロメロ監督もSNSを通じて深い愛情と感謝を伝えています。
『マルコス・フェルナンデスという男は、フットボール選手としても、そして一人の人間としても、まさに純金のような存在だ。親愛なるマルコス、本当に素晴らしいおこないをありがとう』
また、彼にとって今回の対セビージャ戦は特別なモチベーションに満ちていました。マルコスはセウタへ移籍する前、セビージャの宿敵であるレアル・ベティスの下部組織(カンテラ)に身を置いていたため、セビージャのネットを揺らすことへのこだわりは誰よりも強かったのです。
さらに今夏、マルコスには他クラブから多くの移籍オファーが舞い込んでいました。しかし、プレシーズンから彼の高いポテンシャルを見抜いていたマノロ・ゴンサレス監督が、バルセロナに残ってエスパニョールのトップチームで勝負するよう熱心に説得。指揮官のその絶対的な信頼に応える形で、今回の活躍が生まれました。
しかし、劇的な同点劇の主役となったにもかかわらず、マルコス自身は試合結果に満足していません。
『数的優位に立ちながら引き分けで終わったことには、正直なところ少し悔しさが残る。特にホームでの戦いだったのだから、私たちは勝ち点3を強く望んでいた。試合展開を踏まえれば、最悪の状況から勝ち点1をもぎ取れたのは大きいし、チームが困難に立ち向かって状況を打破できる結束力を持っていることは証明できた。ただ、チャンスを作り出しながらも、それを最後の局面で確実に仕留めきる決定力が不足していたのが今後の課題だ』 (via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
セビージャ戦での判定を巡る内幕や激論が各メディアで飛び交い、主審の交信記録からは判定のブレと不透明さが露呈する結果となりました。その混乱の嵐の中で、劇的同点弾を決めたマルコス・フェルナンデスが示したセウタへの愛と強烈なライバル心、そして結果に満足しない高い向上心は、今後のエスパニョールを支える大きな光となっています。