サモラCF & CEサバデル

もう一つの2部昇格プレーオフ決勝第1戦は、ルタ・デ・ラ・プラタで行われ、ホームのサモラCFが1-0でCEサバデルを下して先勝した。約8000人の大観衆が見守る中、試合は開始早々の3分に動いた。マリオ・ロサダがサバデルのディフェンスをスピードで振り切り、ペナルティエリア外から放った強烈なミドルシュートが、GKディエゴ・フオリの守るゴールの左上隅に突き刺さるというゴラッソでサモラが先制した。

サモラのオスカル・カノ監督は、GKフェルミン、モレノ、ルイスミ・ルエンゴ、エリック、コディナ、マルケル、マリオ・ガルシア、カルロス・ラモス、マルケス、アブデ、ロサダというシーズン後半を支えた固定メンバーをスタメンに起用。チームは前半・後半を通じて安定した試合運びを見せ、幾度となくチャンスを創出した。GKフェルミン・ソブロンも終始快適な試合を過ごした。なお、オスカル・カノ監督はクラブとの間で2026-27シーズンまでの契約延長に合意している。

一方、準決勝でレアル・マドリード・カスティージャ相手に第1戦0-2からの大逆転劇(第2戦3-0)を演じて勝ち上がってきたフェラン・コスタ監督率いるサバデルは、この日は攻撃陣が完全に沈黙。100分間に及んだ試合で、枠内シュートはわずか2本(最初のシュートは100分)に終わった。同点を目指して交代枠を使い切ったものの、サモラの堅守を崩すことはできなかった。さらに、ジョエル・プリエゴが負傷によりピッチに倒れ込み退場するというアクシデントに見舞われ、第2戦への出場が危ぶまれている。

第2戦は6月19日(金)21:00にサバデルのホーム、ノバ・クレウ・アルタで開催される。サバデルは1点差を追う厳しい状況だが、レギュラーシーズンの成績がサモラを上回っているため、2戦合計スコアで同点に持ち込めば、延長戦の末に昇格の切符を掴むことができる。 (via SPORT) (via MARCA) (via Estadio Deportivo) (via Esport3)

【本日の総括】

LALIGA Hypermotionは、来季に向けた激動のオフシーズンに突入している。1部昇格への最後の椅子を懸けたマラガとアルメリアのアンダルシア決戦は、レギュレーションの綾もあり、両者の意地がぶつかり合う死闘となることが予想される。また、プリメーラRFEFからの昇格プレーオフでは、セルタBがBチーム唯一の2部参戦という歴史的快挙に王手をかけ、サモラは貴重なアドバンテージを手に敵地へ乗り込む。

一方で、マジョルカのデミチェリス監督の電撃退任や、名門サラゴサのプリメーラRFEF降格といった衝撃的なニュースがリーグの勢力図を大きく揺るがしている。オビエドやブルゴスをはじめとする各クラブは、すでに来季を見据えた熾烈な補強合戦と主力の引き留め工作をスタートさせており、2部からW杯へ選手を輩出するカステリョンのようなクラブの存在も、このリーグのレベルの高さと多様性を物語っている。エルデンセの大幅なチケット値上げも、2部という舞台の商業的価値と厳しさを示す象徴的な出来事だ。来季の覇権争いは、すでにピッチ外で火花を散らしている。