ブリアン・ファリニャス アラベス戦で114回アクションの驚異的デビュー

ベニカルロ出身で20歳のミッドフィルダー、ブリアン・ファリニャスが、スポティファイ・カンプ・ノウで行われたラ・リーガ第11節のアラベス戦において右サイドバックとして先発デビューを果たし、驚異的なスタッツでチームの勝利に大きく貢献した。本職ではない守備位置でありながら114回のアクションを記録する完成度の高さを見せつけ、負傷者に苦しむチームの救世主として一躍脚光を浴びている。

この日のブライアン・ファリニャスは、退団したローナルト・アラウホが残した伝統ある背番号「4」を背負い、緊張感の漂うピッチへと足を踏み入れた。守備陣の負傷禍という緊急事態を受けてハンシ・フリック監督に抜擢された形であったが、中盤で培った広い視野と卓越した技術を遺憾なく発揮してみせた。本職がセントラルミッドフィルダーであるにもかかわらず、右サイドの幅を使いながら巧みにビルドアップに関与し、チームの攻守におけるリズムを作り出した。

実際のプレー内容を示す数字は、弱冠20歳の初陣としては極めて異例の領域に達している。パス成功数は100本を数え、パスミスは試合を通じてわずか3本にとどまるという驚異的な精度を誇った。この114回におよぶアクション数は、バルセロナの選手として今季4番目に多い数字であり、ボールに多く関わりながらも安定感を維持できる高いクオリティを証明している。

さらに、守備面においても高い集中力を維持し、相手の鋭いカウンター攻撃に対して的確に対応し続けた。2回のタックル成功に加え、チーム最多タイとなる6回のボールリカバリーを記録し、世界最高峰のミッドフィルダーであるロドリと並ぶ守備の強度を証明した。危険なスペースを消し続けるポジショニングの良さで、アラベスのカウンターを未然に遮断してみせた。

ピッチ外でも深い友情で結ばれているラミン・ヤマルとの右サイドでの連携は秀逸で、ヒールパスを交えた華やかなプレーで観客を沸かせる場面もあった。ハンシ・フリック監督は試合前から、ブライアン・ファリニャスやフレンキー・デ・ヨングが本来のポジションとは異なる役割を受け入れてチームを助ける姿勢を『チームのために慣れない位置でも全力を尽くしてくれる』と高く評価していた。試合後にもそのパフォーマンスに深い満足感を示し、若き才能への全幅の信頼を口にしている。

つまり、今回のブライアン・ファリニャスの躍進は、単なる緊急避難的な穴埋めにとどまらず、バルセロナの下部組織が持つ戦術的柔軟性と質の高さを改めて世界に証明したということだ。このパフォーマンスによって、彼は今後の公式戦でも右サイドバックおよび中盤の貴重な戦力として定着していく可能性が高い。(via Mundo Deportivo)