右サイドバックの緊急補強事情

ティエリ・レンダルの昨季終盤での離脱と、ディミトリ・フルキエの10月末までの離脱により、カルロス・コルベラン監督とスポーツ部門は右SBを2人補強することを優先事項として動いていました。しかし、優先ターゲットであったトーマス・ムニエとアンドレス・ガルシアの2人をわずか数日で逃すという事態に陥っています。ムニエはプレミアリーグ所属でUEFAカンファレンスリーグに出場するサンダーランドと2年契約を結びました。ムニエは入団に際して『クラブと話したとき、彼らの野心、プロジェクト、前進し続けたいという欲求に感銘を受けた。ヨーロッパで戦えることも決断の重要な要素だった。選手として常に最高のチームと対戦し、タイトルを争いたいからだ』とコメントしています。バレンシア内部では、ムニエがヨーロッパの大会を重要視するなら、なぜ1週間以上前にバレンシアからの1年+1年のオファーに代理人を通じて口頭で合意したのかと疑問視しており、クラブを弄んだことに対する不満が出ています。

アストン・ヴィラのアンドレス・ガルシアについては、ロン・ガーレイCEOがレンタル移籍を加速させるため接触しましたが、5週間も彼を第二候補として扱っている間にオリンピック・リヨンやヘタフェに出遅れました。結果として彼はヘタフェと買い取りオプションなしのレンタル移籍で合意し、すでにホセ・ボルダラス監督の下でトレーニングを始めています。コルベラン監督とガーレイCEOは、プレシーズン中のジローナでこの問題について何度も会談を行っています。フルキエは負傷でプレシーズンを離脱しており、放出候補のリストにも入っていますが、契約が1年残っておりシーズン序盤を欠場するため移籍は困難です。右SBが誰もいない現状では、フルキエの放出も一旦保留となっています。

新たな右SBの候補として、UDアルメリアのダイジロ・チリノ(24歳、キュラソー出身、オランダ国籍)がチーフスカウトのリサンドロ・イセイのお気に入りに挙がっています。攻撃的な特徴を持ちスピードとパワーに優れていますが、バレンシアが提示した600万ユーロの最初のオファーはアルメリアに拒否されました。アルメリアの要求額は1500万ユーロと高く、選手の年俸も含めるとかなり高額なオペレーションになります。別の選択肢として、ハンブルガーSVとの契約を満了したフランス人ウィリアム・ミケルブレンシス(22歳)がフリーで獲得可能です。22歳のためリザーブチーム登録が可能ですが、他クラブからも長期契約のオファーを受けており、投資額が膨らむ可能性があります。さらに経済的な選択肢として、ウディネーゼとの契約を終えた189cmのオランダ人キングスレイ・エヒジブエ(31歳)もレーダーに入っています。彼もフリーエージェントであり、イセイが熟知している市場の選手です。 (via SPORT) (via ElDesmarque)