カリム・アデイェミ獲得劇
カリム・アデイェミ(24歳)の獲得が最終段階に入っている。選手本人がバルサの強い関心を知るやいなや、ボルシア・ドルトムントとの契約延長(2027年まで)や他クラブからのオファーをすべて拒否し、バルサ移籍に専念したことがクラブ内で非常に高く評価されている。この獲得はハンジ・フリック監督の強い要望によるもので、彼はドイツ代表でアデイェミをデビューさせた恩師でもある。純粋なウイングとして、ラミン・ヤマルの負担を減らし、スピードと突破力をもたらすことが期待されており、これによりルーニー・バルドグジの立場が厳しくなる可能性がある。移籍金は固定2200万ユーロに変動700万ユーロを加えた額でドルトムントと合意しており、さらに将来の売却益の20%をドルトムントが保持する条件となっている。契約期間は2031年までの5年間。水曜日の午後4時15分にプライベートジェットでバルセロナに到着し、木曜日の午前中にメディカルチェックを受ける予定となっている。問題がなければ木曜日中に公式発表され、金曜日の2部練習でチームに合流する。プレゼンテーションの日程は、W杯の視察でアメリカのダラスに滞在しているジョアン・ラポルタ会長の帰国を待ってから決定される予定だ。(via SPORT / Mundo Deportivo / MARCA)
フリアン・アルバレス獲得作戦
ロベルト・レヴァンドフスキがMLSのシカゴ・ファイアーへ移籍したことに伴い、フリアン・アルバレス(26歳)がストライカー獲得の最優先ターゲットとなっている。バルサはすでに約1億ユーロの最初のオファーをアトレティコ・マドリードに提示したが、アトレティコ側はこれを無視し、契約解除金である5億ユーロを要求している。しかし、バルサはアルバレス本人がバルサでのプレーのみを望み、アーセナルやリヴァプール、PSGなどイングランドやフランスのクラブからの関心を断固として拒否していることを頼りに楽観視している。イングランドのクラブは1億ユーロの提示に満たず、PSGは選手譲渡のみの提案だったためだ。バルサはW杯終了後の7月末に、1億ユーロの固定額にタイトルやパフォーマンスに応じた変動ボーナス(アンソニー・ゴードンの獲得時と同様の形式)を追加した再オファーを提示する予定である。さらに、アトレティコが好むマルク・カサド、フェラン・トーレス、ロナルド・アラウホなどの選手を、選手本人の同意を前提に取引に含める可能性も検討している。交渉の障壁と見なされているマテウ・アレマニーを避け、ラポルタ会長自らがエンリケ・セレソ会長やミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOと直接交渉する意向だ。ラポルタ会長は『我々は誰の音楽に合わせて踊るつもりもない。リズムは我々が決める。このオファーは無期限ではなく、いずれ期限を発表する』と強気な姿勢を示しており、8月上旬までに決着がつかなければ、フリックとファンを興奮させるBプランの国際的なトップストライカー獲得に切り替える準備がある。(via SPORT / Mundo Deportivo / MARCA)
フレンキー・デ・ヨングの負傷と波紋
フレンキー・デ・ヨングが右膝の重傷を負い、数ヶ月の離脱を余儀なくされる可能性が高い。W杯でオランダ代表としてラウンド32のモロッコ戦までプレーしたが、膝に違和感を抱えて戻ってきた。オランダのメディアによると、デ・ヨングはW杯の最後の2試合(チュニジア戦の72分間、モロッコ戦の110分間)で右膝にテーピングを巻き、痛み止めの注射を打って強行出場していた。月曜日にバカンスを終えてシウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペールで行われたメディカルチェックで芳しくない結果が出た。数日中にさらなる検査が行われるが、3〜4ヶ月の離脱となり、11月中旬の最初の代表ウィーク明けまで復帰できないと見られている。クラブはオランダ代表の負傷管理に対して非常に怒りを抱いている。昨季も足首の怪我などで36試合を欠場しており、フリック監督の構想に大きな打撃となる。なお、メンデス代理人を通じてサウジアラビアや欧州のクラブへ約3000万ユーロでの売却が合意されていたとの情報も出ている。(via SPORT / ElDesmarque / Mundo Deportivo / MARCA)
マルク・カサドの去就変更
デ・ヨングの長期離脱が、マルク・カサドの将来に大きな影響を与えている。当初、カサドはフリック監督から、デ・ヨング、マルク・ベルナル、ガビ、ペドリがいるため出場機会が少ないと告げられていた。そのため、ジョルジュ・メンデス代理人が移籍先を探し、トルコからのオファーを断った上で、アル・ヒラルと約1000万ユーロでの移籍交渉が進行中だった。バルサは2028年まで契約のある彼から最大3000万ユーロの収入を望んでいたが、税務上の問題で最終合意に至っていなかった。しかし、デ・ヨングの離脱により、中盤の駒不足を危惧したフリック監督がカサドの移籍にストップをかけ、イングランド合宿に帯同させる意向を示した。カサド本人はラジオ番組で『監督やSD、クラブと数週間以内に話し合って決める。私がバルサに残りたがっているのは誰もが知っている。もし不要だと言われれば全員にとって最善の解決策を探すが、残るべきだと判断されれば残るし、チームの成長のために資金源として出るべきならそうする』と語っており、状況は一転して残留の可能性が高まっている。(via SPORT / MARCA)
フェラン・トーレスの契約延長とPSGの噂
フェラン・トーレスの去就について、PSGが関心を示しルイス・エンリケ監督のもとへ移籍するとの噂が流れたが、バルサはPSGから公式なオファーを一切受けていない。クラブの意向は売却ではなく、2027年6月までとなっている現在の契約を2029年まで2年間延長することである。デコSDはラミン・ヤマル、ペドリ、ガビ、クバルシ、アラウホ、ハフィーニャ、フェルミン、ベルナル、ジェラール・マルティンといった戦略的選手の契約延長を進めており、残るは彼だけとなっている。フェランは絶対的なレギュラーではないものの、そのユーティリティ性と得点力がフリック監督やデコSDに高く評価されている。ただし、ファイナンシャル・フェアプレーの制約上、夏の市場中に契約を更新すると新規選手登録の枠を圧迫するため、実際の契約延長オファーは市場が閉まる9月以降になる見込みである。契約を更新した場合、過去の契約に基づきマンチェスター・シティに700〜800万ユーロの支払い義務が発生するが、クラブは償却可能であるため問題視していない。市場外の超大型オファーが来れば検討するが、フェラン本人もバルサへのコミットメントを公言しており、移籍の可能性は低い。(via SPORT / Mundo Deportivo / MARCA)
テア・シュテーゲンのアヤックス移籍
マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンのアヤックスへのレンタル移籍が確定した。フリック監督の構想外となっており、昨季は負傷で離脱し、1月にはジローナへレンタルされたが再び大怪我を負っていた。アヤックスへの移籍は税務上の問題で遅れていたが、解決したためオランダへ出発し、数時間以内にメディカルチェックを受けて契約に署名する。保有権はバルサが持ち続ける(2014年加入)。給与負担については、アヤックスが少額を負担し、目標達成や出場試合数に応じて負担額が増加する仕組みで合意している。ジローナ時代に指導を受け、現在はアヤックスを率いるミチェル監督の存在、そしてジョルディ・クライフSDの存在が移籍の決定打となった。これにより、シュチェスニーがジョアン・ガルシアのバックアップとして第2GKの役割を担う。(via SPORT / MARCA)
アラウホの状況とアトレティコへの移籍の可能性
ロナルド・アラウホは、W杯のウルグアイ代表で右ふくらはぎを負傷し、グループステージ第3戦まで欠場。スペイン戦ではベンチ入りしたもののビエルサ監督は起用しなかった。予定より少し遅れて来週の月曜日(20日)にチームの練習に合流する。月曜日にはシウタ・エスポルティバを訪れ、メディカルチェックで状態に問題がないことを確認した。本人は2031年までの契約と満足のいく給与を手にしており、第1キャプテンとしてスタメンの座を勝ち取る意志を持っている。しかし、フリック監督は昨季右サイドバックとしても起用されたアラウホのパフォーマンスに疑問を抱いており、クバルシ、ジェラール・マルティン、エリック・ガルシア、クリステンセン、アルバロ・コルテスらを優先する可能性がある。一方で、アトレティコのディエゴ・シメオネ監督が彼の闘争心あるプレースタイルを高く評価しており、ヒメネスとラングレが去った穴埋めとして、フリアン・アルバレスの取引と絡めて関心を示す可能性がある。近日中にフリック監督と会談し、来季の起用法を確認する予定。(via Mundo Deportivo / MARCA / Estadio Deportivo)
ブリアン・ファリーニャスのジローナ移籍ストップ
20歳のカンテラーノ、ブリアン・ファリーニャスのジローナ移籍が直前でストップした。移籍金150万ユーロでバルサが保有権の50%を保持するという条件で合意が間近だったが、デ・ヨングの負傷離脱を受けたフリック監督が、プレシーズンで彼を間近で評価したいと希望したためだ。ファリーニャスは2028年までの契約があり、昨季はベレッチ監督のもとで33試合に出場し5ゴール7アシストを記録した。今後はトミー・マルケスと同様に、バルサ・アトレティクとトップチームの練習を兼任することになる。(via Mundo Deportivo)
クティ・ロメロへの関心
バルサは、トッテナムからの退団が確実視されているアルゼンチン代表CBクリスティアン・ロメロ(クティ・ロメロ)に関心を示している。フリック監督が現在のアラウホやクリステンセン(度重なる負傷)に疑問を抱いているためだ。しかし、インテル・ミラノが交渉で先行していること、そしてトッテナムが高額な移籍金を要求し安売りしない姿勢を見せていることから、獲得は非常に困難な状況となっている。(via Estadio Deportivo)
ラミン・ヤマル宅への侵入未遂
火曜日の深夜、ラミン・ヤマルがW杯のスペイン対フランス戦に出場している最中に、エスプルゲス・デ・リョブレガットにある彼の自宅に2人の人物が侵入しようとする事件が発生した。防犯カメラが敷地を囲む壁を登る2人を捉え、即座にセキュリティプロトコルが作動。セキュリティチームが介入し、モス・ダスクアドラ(カタルーニャ州警察)のパトロール隊が急行した。侵入は未遂に終わり、人的被害はなかった。数ヶ月前に家を購入した直後にも、在宅中に強盗に入られたことがあり、今回が2度目の被害となる。近年、高級時計や宝石を狙う組織的強盗がエリートサッカー選手の家を標的にするケースが増えており、現在、同じ夜に同住宅街で起きた他の犯罪との関連を含めて警察が捜査を続けており、自宅の警備は強化されている。(via SPORT)
パウ・クバルシの素顔と家族の絆
19歳のパウ・クバルシは、W杯でミスなく落ち着いたプレーを見せ、スペイン代表とバルサの守備の柱として世界中から称賛を浴びている。彼のパフォーマンスの原点は家族にある。両親のロベルトとグロリア、妹のイレネが常に彼に寄り添っている。クバルシは『彼らにはすべてを借りている。僕の足を地につけさせてくれるのは彼らなんだ』と語る。母のグロリアは『謙虚さを実践しなかったら、ビンタが飛んでくるわよ』と冗談交じりに価値観を思い出させている。同居する妹のイレネは、交代で料理を作り、話し合いで問題を解決する穏やかな生活を送っていると明かした。運転免許を取得した際、クバルシは両親に新車をプレゼントし、自分は家族の古い車に乗っている。父ロベルトは、パリでの試合で息子の巨大な横断幕を掲げたり、膝から地面に滑り込んで勝利を祝うなど、愛情表現が豊かである。父と叔父が営む木工所で育ち、両親の懸命な働きぶりが彼の努力の基準となっている。ジローナでは同じ髪型の友人たちに紛れて目立たなく過ごし、バルサでも信頼できる人たちにだけ心を開くシャイな一面を持つ。(via SPORT)
アレックス・カンポスの契約延長とカンテラ動向
18歳の右利きセンターバック、アレックス・カンポスが2029年まで契約を延長した。クラブはさらに2030年までの1年間の延長オプションを保持している。2008年生まれの彼は、フベニルAとバルサ・アトレティクを掛け持ちし、ポル・プラナス監督のもとで22試合出場2ゴール。セグンダRFEFでは14試合に出場。U-18スペイン代表のキャプテンも務める。インファンティル時代に加入し、優れた身体能力、パワー、ボール出しの技術で、ジュリアーノ・ベレッチ監督率いるバルサ・アトレティクのプリメーラRFEF昇格に向けた重要な戦力となる。その他にも、ハビ・カストロ、フアン・イバーラ、ジョニ・エルナンデス、イグナシ・ケール、ホスエ・カイセド、冬にデフェンソール・スポルティングからレンタルで来て残留したパトリシオ・パシフィコなどのカンテラ選手の補強や契約延長が行われている。(via SPORT)
ハンジ・フリックのプレシーズンと戦術
ハンジ・フリック監督は、3冠を達成しレアル・マドリードに全勝してアンチェロッティをブラジル代表に送ったバルサ1.0のエッセンスを取り戻す「バルサ3.0」の構築を目指している。デコSDと共に、昨季はハフィーニャの不在などにより高い位置でのプレッシングが機能せず、守備の崩壊を招いたと分析。改善策として、相手ペナルティエリア近くで激しくコンパクトにプレッシャーをかけ、中盤で楽にボールを持たせない。いわゆる「自殺行為」と呼ばれるほど高いディフェンスラインを敷くアグレッシブな戦術を導入する。
プレシーズンは月曜日のメディカルチェックを経て、火曜日の朝に初練習、水曜日には初の2部練習(フィジカルとボール)を実施し強度を上げている。トップチームからはテア・シュテーゲン、シュチェスニー、バルデ、クリステンセン、カサド、ジェラール・マルティン、マルク・ベルナル、エクトル・フォルト、ルーニー・バルドグジの9名が参加。フェルミン・ロペスはW杯欠場の原因となった足の指の負傷のためジムでリハビリ中。その他、バルサ・アトレティクやフベニルから16名の若手(ブリアン・ファリーニャス、ジョフレ・トレンツ、アルバロ・コルテス、ハフィズ・ガリバ、トミー・マルケス、オリアン・ゴレン、エブリマ・トゥンカラ、イブラヒム・ディアラ、ギジェ・フェルナンデス、アレックス・ゴンサレス、シェイン・クライファート、オスカル・ジスタウ、トニ・フェルナンデス、アロン・ヤアコビシュヴィリ、シャビ・エスパルト、ハムザ・アブデルカリム)が参加している。ジョアン・カンセロはアル・ヒラルから完全に買い取られる予定。(via SPORT / Mundo Deportivo)
シュチェスニーのバカンス明けの体型
バカンス明けのメディカルチェックの様子をクラブがSNSで公開した際、シュチェスニーの体型が大きな話題となった。無駄な脂肪はないものの、エリートサッカー選手としては筋肉質でもない「ごく普通」の体型だったため、Xで『バカンス明けの俺たちと同じだ』『これは普通なのか?』と驚きと笑いの声が上がった。彼はクラブと1年契約を延長済みであり、テア・シュテーゲンの退団が濃厚なため、ジョアン・ガルシアのバックアップとして第2GKの役割を担う。(via SPORT)
ジョフレ・トレンツのプレシーズン
カンテラーノのジョフレ・トレンツは、この夏を非常に重要視している。U-19欧州選手権への参加を辞退し、チームの始動より1週間早く練習を再開。2月のアルコヤノ戦で負った足首の怪我から完全に回復し、筋肉も発達して完璧な状態でフリック監督のプレシーズンに臨んでいる。クラブは彼がバルサ・アトレティクでの育成段階を終えたと考えており、トップチームに残るか、他国のより高いレベルのリーグへレンタル移籍するかをフリック監督が評価して決定する。ブンデスリーガやエールディヴィジ、ポルトガル、フランス、ベルギーなどから関心が寄せられている。(via SPORT)
リーグ戦開幕スケジュールの決定
バルサのリーグ戦開幕の3試合のスケジュールが発表された。バルサはW杯の準決勝進出選手が10名以上と非常に多いため、特例として第1節が第2節と第3節の間に延期されることになった。
これにより、実質的な開幕戦となる第2節は8月23日(日)21:30からアウェイでのエルチェCF戦。続く延期分の第1節は8月27日(木)21:00からホームでのアスレティック・クラブ戦。そして第3節は8月31日(月)21:30からホームでのラージョ・バジェカーノ戦となる。8日間で3試合をこなす過密日程となる。本来はカンプノウの改修が進み3年ぶりにホーム開幕となるはずだったが、延期措置により実質アウェイでのスタートとなる。(via SPORT / Esport3)
マルク・ベルナルのマンチェスター・U移籍拒否
マンチェスター・ユナイテッドは、アンソニー・ゴードン獲得前にバルサがマーカス・ラッシュフォードの獲得(契約解除金3000万ユーロ)を試みた際、マルク・ベルナルを取引に含めることを条件として要求した。しかし、バルサもベルナル本人もこれを断固拒否した。ベルナルはバルサでの成功しか考えていない。フリック監督も彼を来季の構想に入れていると直接伝えており、クラブは彼への絶対的な信頼を示している。(via Mundo Deportivo)
カンプノウ改修と2027年の財政問題
バルサは現在、一時的に「1:1ルール」に復帰し、今夏はカンプノウ(62,000人収容予定)での試合開催による収入増を見込んで補強が可能となっている。しかし、カンプノウの改修工事の遅れとコスト超過により、屋根の建設が2027年夏にずれ込むことが判明。これにより、2027年8月から最低4ヶ月間は再びエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス(モンジュイック)を使用せざるを得なくなり、大幅な収入減が予想される。クラブはテレビ放映権収入2億1000万ユーロの前借りを申請し、2027年の財政難を見越して、今夏および1月の市場でアンソニー・ゴードン(7000万ユーロ超)やアデイェミ(約2500万ユーロ)、フリアン・アルバレス(最大1億5000万ユーロ)などの大型補強を急いで完了させる方針をとっている。(via ElDesmarque)
レアル・マドリードによるネグレイラ事件の新たな司法攻勢
レアル・マドリードは、ネグレイラ事件に関して新たな司法攻勢に出た。バルサの2010年から2018年までのコンプライアンスシステム関連書類の提出を裁判所に要求。スポーツ汚職を防ぐ内部統制メカニズムが存在し機能していたかを確認する狙いがある。さらに、Tresep、Radamanto、Best Nortonに関する請求書や内部承認回路などの文書の提出も求めた。マドリードは捜査の6ヶ月延長も要請している。これに対しラポルタ会長は、『提供されたサービスに対する正当な支払いであり、ガスパール時代から引き継がれたものだ』と弁明しており、マドリードのUEFAへの働きかけについても『うまくいくはずがない。全く意味のない行動であり、成功しない』と強く反発している。(via SPORT / ElDesmarque)
【本日の総括】
デ・ヨングの重傷という不測の事態により、カサドやファリーニャスの去就が急転。一方で、アデイェミの獲得が秒読みとなり、フリアン・アルバレスへの再オファーも準備されるなど、2027年のカンプノウ改修問題を見据えた大型補強が着々と進行中です。また、ヤマルへの侵入未遂事件やマドリードからの司法攻勢など、ピッチ外でも騒がしい一日となりました。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
フリック監督が志向する『バルサ3.0』の肝は、極めて高いディフェンスラインと前線からの強烈な連動プレスです。アデイェミの獲得は、ヤマルの対角でスピードと突破力を担保し、攻撃の幅を広げるための必然的な一手と言えます。一方で、デ・ヨングの長期離脱は戦術の根幹を揺るがす痛手ですが、カサドの残留は中盤の強度を維持する上で重要な防波堤となるでしょう。個の能力に依存せず、コンパクトな陣形を保ちながら相手を窒息させるフリック流の構築には、プレシーズンでの若手との融合が鍵を握ります。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
クラブは2027年の財政的リスクを先読みし、今夏に勝負をかけるという明確な方針を打ち出しています。ラポルタ会長の強気な交渉姿勢は、周囲の雑音を跳ね除け、チームに勝利のメンタリティを植え付けようとする意図が透けて見えます。一方で、ヤマル宅への侵入未遂やネグレイラ事件の再燃など、ピッチ外の騒動は選手たちの精神面に少なからず影響を及ぼす懸念があります。クラブ全体が結束し、フリック監督の戦術的ビジョンを支える強固な組織体制を維持できるかが、今シーズンの安定感を左右するでしょう。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
編成面では、将来の売却益を考慮したアデイェミの獲得条件や、アルバレス獲得に向けた選手譲渡の検討など、極めて現実的かつ戦略的な動きが目立ちます。特にFFPの制約を考慮し、契約延長を9月以降に先送りする判断は、新規登録枠を確保するための苦渋の策であり、クラブの財務管理がシビアに行われている証左です。デ・ヨングの負傷による緊急的な方針転換も含め、限られたリソースの中でいかに最適解を導き出すか、デコSDの手腕が問われる極めて重要な局面を迎えています。