久保建英の現在地と移籍の可能性
⚽ 日本代表としてワールドカップに臨む久保建英選手は、度重なる負傷に悩まされた非常に難しいシーズンを過ごしました。しかしながら、レアル・ソシエダ内において彼が最も重要な資産であるという事実に揺るぎはありません。
ペレグリーノ・マタラッツォ監督が就任する以前の体制では、久保選手、ミケル・オヤルサバル選手、アンデル・バレネチェア選手の3トップが絶対的な地位を確立しており、他のアタッカーが入り込む隙がないほど強固なエコシステムが機能していました。現在、久保選手は日本代表に合流していますが、この世界最大の舞台でのパフォーマンス次第では、他クラブが獲得に向けて本格的に動き出す可能性があると予想されています。
クラブ側は彼を残留させたいという強い意志と強硬な姿勢を示していますが、その一方で、条件に見合う魅力的なオファーが届けば耳を傾ける準備はあるとも見られています。ワールドカップ期間中からその後の動向に大きな注目が集まります。
(via ElDesmarque)
ゴンサロ・ゲデスの完全復活と代表復帰
⚽ 昨夏の移籍市場でレアル・ソシエダが行った補強の中で、最大の大当たりとなったのがゴンサロ・ゲデス選手です。国外でのプレーで出場機会に恵まれなかったポルトガル人ウィンガーは、加入当初こそセルヒオ・フランシスコ前監督のフラットな戦術や、先述の強力な3トップの壁に阻まれ、控えの役割に甘んじていました。
しかし、ペレグリーノ・マタラッツォ監督の就任が劇的な転機となります。指揮官からスター選手としての役割を与えられると、持ち前のダイナミズムや強烈なシュート力を遺憾なく発揮し、本来の輝きを完全に取り戻しました。今シーズンは公式戦39試合に出場し、2329分間のプレーで9ゴール8アシストという見事な成績を残しています。
コパ・デル・レイ決勝では痛みを抱えながらも強行出場するという超人的な献身を見せましたが、その代償として足首を痛め、エスパニョールとの最終戦などシーズン終盤の欠場を余儀なくされました。しかし現在はその痛みも完全に癒え、ワールドカップに向けたポルトガル代表の合宿に100パーセントの状態で合流しています。
背番号19を与えられたゲデス選手は、ロベルト・マルティネス監督の指導の下、チームメイトと同じペースで笑顔でトレーニングをこなしています。なお、彼の獲得費用は固定額400万ユーロにボーナス200万ユーロという破格の条件であり、契約は2028年6月まで(さらに1年の延長オプション付き)となっています。
(via Mundo Deportivo)
カルロス・ソレールの圧倒的パフォーマンス
⚽ ゲデス選手と並んで昨夏の補強の「光」を象徴するのが、カルロス・ソレール選手です。長期間にわたり本来のポジション以外でのプレーや出場機会の減少を経験していたため、加入直後はプレスの遅れや試合勘の欠如が目立っていました。
しかし、徐々にコンディションを取り戻すと、マタラッツォ監督の戦術において絶対的な頭脳へと変貌を遂げました。ダブルボランチの一角や中盤の底、さらには純粋なトップ下など、あらゆる役割を高い戦術理解度と守備のインテリジェンスでこなし、チームに計り知れない価値をもたらしています。
今季はリーグ戦33試合、コパ・デル・レイ7試合の公式戦合計40試合に出場し、2883分間で4ゴール3アシストを記録しました。レアル・ソシエダは彼の保有権の50パーセントを800万ユーロとボーナスで獲得し、2029年まで(1年の延長オプション付き)という長期契約を結びました。現在のチーム内での絶対的な地位を考えれば、この投資はまさにクラブへの贈り物と言えるほどの大成功となっています。
(via Mundo Deportivo)
ヤンヘル・エレーラの度重なる負傷と代償
⚽ 素晴らしい成功の裏で、非常に暗い影を落とす結果となってしまったのがヤンヘル・エレーラ選手です。中盤にフィジカルの強さと安定感をもたらす存在として大きく期待され、昨夏のクラブ最高額となる1000万から1100万ユーロもの移籍金で獲得されました。
しかし、このベネズエラ人ミッドフィルダーのシーズンは耐え難い医療の試練の連続となってしまいました。セルタ戦で復帰を果たした直後のセビージャ戦で再び負傷し、長いリハビリを経て2月に復帰したものの、3月にまたしても劇的な再発に見舞われました。
シーズン終盤の数試合で辛うじて連続出場を果たしたものの、今季の公式戦出場はリーグ戦12試合、コパ・デル・レイ2試合の計14試合、わずか562分間のプレーにとどまっています。2030年6月までの長期契約を結んでいるものの、度重なる負傷の脆さにより、この高額な投資はクラブにとって極めて憂慮すべき事態となっています。
(via Mundo Deportivo)
左SBの過剰人員問題とアイヘン・ムニョスの去就
⚽ 来シーズンに向けた編成において、左サイドバックのポジションが大きな悩みの種となっています。現在、同ポジションにはセルヒオ・ゴメス選手、アイヘン・ムニョス選手、Bチームから昇格するホン・バルダ選手、そしてレアル・オビエドへのレンタルから復帰するハビ・ロペス選手の4人がひしめき合っており、明らかな人員過剰の状態です。
クラブは少なくとも2人から3人の選手を整理する必要に迫られています。特にアイヘン・ムニョス選手は、マタラッツォ監督の構想において非常に副次的な役割にとどまっており、数日後には契約最終年に突入するため、来季もチームに残るかどうかは全くの不透明な状況となっています。
(via ElDesmarque)
今夏の補強戦略と若手左SB「Oso」への関心
⚽ スポーツディレクターのエリック・ブレトス氏とマタラッツォ監督は、すでに来季のチーム作りに向けた話し合いを進めています。チームはセンターバックと前線の補強を最優先としており、特定の場面で異なる役割をこなせるユーティリティ性の高い選手を探しています。
この状況下で、レアル・ソシエダはセビージャに所属する22歳の若き左サイドバック、ホアキン・マルティネス・ガウナ選手(通称:Oso)に強い関心を寄せています。Oso選手は今季のリーグ戦21試合に出場し、2ゴール3アシストを記録。優れたキック精度、豊富な運動量、守備の献身性、スピード、そして攻撃参加時の思い切りの良さが高く評価されています。
彼はウイングやウイングバックとしてもプレー可能なユーティリティ性を持っており、ソシエダの補強方針に合致します。セビージャ側は2027年までの契約を延長し、トップチーム登録にするべく動いていますが、ソシエダの他にビジャレアルなども彼を注視しており、激しい争奪戦に発展する可能性があります。
(via Mundo Deportivo)
ブライス・メンデスら放出候補と不透明な選手たち
⚽ チームの再構築に伴い、すでに複数の選手が放出候補としてリストアップされています。中盤の主力であったブライス・メンデス選手は、古巣であるセルタ・デ・ビーゴへの復帰を好意的に受け止めているとされており、移籍の可能性が高まっています。また、アルセン・ザハリャン選手、ホン・カリカブル選手、カルロス・フェルナンデス選手も放出が確実視される状況となっています。
一方で、長期契約を結んでいるホン・パチェコ選手も、クラブがドゥイェ・チャレタ=ツァル選手を起用せず新たなセンターバックを探していることから、残留が保証されておらず不透明な立場に置かれています。コルドバCFへのレンタル移籍から復帰したミケル・ゴティ選手(2028年まで契約)については、セグンダ・ディビシオン(2部)のクラブから需要があり、今後の去就が注目されています。
(via ElDesmarque)
スペイン代表におけるソシエダ選手たちの状況
⚽ ワールドカップに向けたスペイン代表の活動においても、レアル・ソシエダの選手たちの動向が報じられています。ワールドカップ本大会のメンバーに選出されているミケル・オヤルサバル選手は、疲労を考慮された休養のため、リアソールで開催されるイラクとの親善試合を欠場することが決まりました。
一方、ワールドカップ本大会のメンバーには入っていないものの、トレーニングのサポートメンバーとしてホン・マルティン選手とベニャト・トゥリエンテス選手がルイス・デ・ラ・フエンテ監督に招集されています。それぞれ背番号16と21を与えられており、チームの練習を高いレベルで支えています。
デ・ラ・フエンテ監督は彼らのようなサポートメンバーについて、次のように賞賛の言葉を送っています。
『まず第一に、これまで彼らがやってくれたすべての仕事に感謝したい。彼らもチームの一員であり、多くの未来を持った選手たちだ。我々に高い要求を突きつけ、大いに向上させてくれた。彼らは近い将来、間違いなく我々と共にここ(A代表)にいるだろう』
若きソシエダの才能たちが、将来のスペイン代表を背負って立つ日が期待されています。
(via ElDesmarque)
【本日の総括】
昨夏の大当たり補強であるゲデスとソレールの活躍が際立つ一方、エレーラの負傷や左SBの人員過多など課題も浮き彫りになっています。久保建英選手のW杯でのパフォーマンスによる去就や、今夏の積極的なスカウティングと人員整理が、来季のソシエダの命運を大きく左右しそうです!