UDアルメリア
ルビ前監督の後任として、シャビ・ガルシア・ピミエンタが新監督に就任した。アルメリアは1部昇格プレーオフ決勝でマラガCFに敗れて惜しくも昇格を逃しており、2シーズン連続となるセグンダ・ディビシオンでの戦いから再び1部復帰を目指す。(via Mundo Deportivo)
また、中盤の要であるロピーがイングランドのアストン・ヴィラへ約1500万ユーロで移籍することが濃厚となっており、クラブはその代役探しに動いている。プリメーラRFEF(3部)へ降格したレアル・サラゴサのガーナ人MFユシフ・サイードゥ(20歳)を第一候補にリストアップし、獲得に向けたオファーを準備中だ。サイードゥは昨季約2000分(31試合出場、うち先発21試合)プレイし、センターバックもこなすユーティリティ性が高く評価されている。(via SPORT)
スポルティング・ヒホン
守備的MFの補強を慎重に進めており、現在はウイング(ジャスティン・ガルシアが本命)、トップ下、左ウイングバックの獲得を優先している。ニコラス・ラルカモン新監督は、プレシーズンでケガから復帰したナチョ・マルティンとママドゥ・ルムのコンディションを直接確認した上で、5-3-2システムの中盤の要となる選手の獲得を最終決定する構えだ。(via SPORT)
なお、中盤のターゲットだったセルヒオ・アルバレスはエイバルと契約延長し、ジャスティン・スミスは同カテゴリーのCDエルデンセへの加入が決定、オリオル・ロメウへの打診も条件が合わなかった。一方で、ヘスス・ベルナルには退団を許可しており、同じく2部のレーシング・フェロルから3年契約のオファーが届いているものの、違約金や給与面での開きが大きく合意には至っていない。CDミランデスも彼の動向を注視している。(via SPORT)
CDカステリョン
エスパニョールのモンチSDが、カステリョンの攻撃の要であるアレックス・カラトラバの獲得交渉を行っていることを公に認めた。モンチSDは『スポーツ部門とコーチ陣は意見が一致しており、オーナーも賛同している。マノロ・ゴンサレス監督のスタイルに彼が合うと信じており、現在カステリョンと合意に向けて話し合っている』と明言している。(via SPORT)
カラトラバは昨季公式戦43試合に出場(先発42試合)して15ゴール8アシストという驚異的なスタッツを残し、セグンダで最も決定的な選手の一人として飛躍を遂げた。クラブが1部昇格を逃したことで、7月1日から彼の契約解除金が1000万ユーロから500万ユーロへと半額になる条項が存在しており、エスパニョールはこの満額支払いを避けるためのクラブ間合意を目指している。移籍が実現すれば、昨夏アルメリアへ200万ユーロで移籍したダイジロウ・チリノの記録を大幅に塗り替え、クラブ史上最高額での売却となる。(via SPORT)
エルチェCF
アルゼンチン人のマルティン・アンセルミが8月から新監督に就任することが決定した。エルチェは近年、ホルヘ・アルミロンやセバスティアン・ベカセセなどアルゼンチン人監督を立て続けに招聘したものの、2022-2023シーズンの1部からの降格など望むような結果を残せていない。アンセルミ監督は、この「アルゼンチン人監督の呪い」を打ち破り、チームを再び上昇気流に乗せることが最大のミッションとなる。(via SPORT)
RCDマジョルカ
クラブのセグンダ降格が決定したことで、所属するパブロ・トーレが一方的に1部クラブへレンタル移籍できる脱出条項を発動する可能性が高まっている。彼はマルティン・デミチェリス監督の下でシーズン終盤に見事な復活を遂げ、欧州5大リーグのトップ下の中でも出場時間あたりのゴール・アシスト数でトップクラスの生産性を記録していた。その卓越したスタッツと攻守両面での影響力から評価は急上昇しており、1部リーグでのプレー継続に向けて複数のクラブが関心を寄せている。(via SPORT)
レアル・オビエド
無念のセグンダ降格となったものの、サポーターの熱気は凄まじく、シーズンチケット保持者(アボナド)が24,155人に達し、さらに4,426人がキャンセル待ちという驚異的な数字を記録した。降格にもかかわらず90%以上がチケットを更新しており、昨季の25,172人をも超える勢いで、UDラス・パルマスと並んで2部で最多の会員数を誇るクラブとなる見込みだ。(via ElDesmarque)
チーム編成面では、昨季からコルドバCFへレンタルされていたMFアルベルト・デル・モラルとの契約を、2027年までの期間を残して解除することで合意した。デル・モラルはコルドバでの1年半で25試合(先発11試合、1027分)に出場したが、5つの異なるケガに悩まされ継続性を欠いていた。彼はフリーでクロアチアの強豪ハイドゥク・スプリトへ加入することが決まっており、同クラブへレンタル移籍が濃厚なコルドバ時代の同僚ダリソンと再会することになる。(via SPORT)
CDテネリフェ
プリメーラ・フェデラシオン(3部)からセグンダへの1年での即時復帰(昇格)を果たした。昇格に向けた編成の第一歩として、クラブで150試合に出場し、アルバロ・セルベラ監督時代からディフェンスラインの要として活躍してきたマドリード出身の左利きCBホセ・レオンとの契約を2シーズン延長した。さらに、夏の移籍市場での動きとして、スロベニア人ストライカーのマルティン・ペツァルを獲得し、アンダルシア出身のMFアルベルト・ウジョアをルーゴへレンタル移籍させることを発表している。(via MARCA)
UDラス・パルマス
オビエドのファン熱狂の話題に関連し、ラス・パルマスもセグンダにおける「観客動員数トップ」の座を争う唯一の対抗馬として名前が挙がっている。昨季のシーズンチケット保持者は23,006人であり、今季もオビエドとスタンドの熱気で激しいプライドのぶつかり合いを見せることになりそうだ。(via ElDesmarque)
CEサバデル
2年連続の昇格を果たし、セグンダに到達したものの、早くも主力選手の退団が相次いでいる。ダビド・モビージャ監督の下で19試合に先発し昇格の立役者となった左サイドバックのセルジ・セグラ(昨季26試合出場)が退団の第一号となった。また、フェラン・コスタ監督の下で36試合(2833分)に出場し2ゴールを挙げたカンテラ出身のダビド・アスタルスも、保有元である1部RFEFのUDイビサへ復帰することが決まった。ルーカス・ビアレSDは、プロリーグでの厳しい戦いに向けて全ポジションでの戦力補強に奔走している。(via SPORT)
【本日の総括】
本日のセグンダ界隈は、監督人事と主力選手の去就が大きく動いています。アルメリアのガルシア・ピミエンタ招聘やエルチェのアンセルミ就任など、各クラブが新体制での巻き返しを図る一方、マジョルカ降格によるパブロ・トーレの流出危機やカステリョンのカラトラバ引き抜きなど、1部クラブとの戦力引き抜きを巡る駆け引きが激化しています。また、オビエドやラス・パルマスに見られる降格を物ともしないファンの熱狂は、来季のセグンダがピッチ内外で非常に熱い競争になることを予感させます。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
アルメリアのガルシア・ピミエンタ招聘は、ポゼッションを軸とした再構築への明確な意思表示です。ロピーの移籍で中盤の強度が懸念されますが、後釜候補のサイードゥがCBもこなせるユーティリティ性を備えている点は、可変的な守備組織を構築する上で大きな武器になるでしょう。一方、ヒホンのラルカモン監督が5-3-2のシステムを前提に中盤の精査を急いでいるのも興味深い動きです。戦術の骨格を固めるために、個々のコンディションと適性を慎重に見極めるプロセスは、セグンダという過酷なリーグを勝ち抜くための現実的なアプローチと言えます。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
降格という厳しい現実を突きつけられながらも、オビエドのサポーターが見せる熱狂的な支持は、クラブのアイデンティティがいかに強固であるかを物語っています。ラス・パルマスとの観客動員を巡る争いは、単なる数字以上のプライドのぶつかり合いであり、こうした熱量がクラブの経営基盤を支える好循環を生んでいます。一方で、エルチェが再びアルゼンチン人監督を招聘したことは、過去の苦い経験を払拭できるかというクラブの覚悟が試される局面です。フロントの判断が、サポーターの期待とどう噛み合うのか、その温度感に注目しています。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
カステリョンのカラトラバを巡る交渉は、契約条項が移籍市場の力学を左右する典型例です。違約金が半額になる条項を抱えるクラブにとって、早期の合意形成は経営上の最優先事項となります。また、マジョルカのパブロ・トーレのように、降格に伴う脱出条項の行使は、選手側のキャリア選択とクラブの編成計画が衝突する難しい局面です。サバデルのように昇格直後に主力選手が退団するケースも含め、セグンダのクラブは限られた予算の中で、いかに契約の整合性を保ちつつ、競争力を維持する編成を組めるかが問われています。