クリスティアン・ロメロ獲得合意と感動の別れの手紙
アルゼンチン代表の世界的センターバック、クリスティアン・Cuti・ロメロのアトレティコ・マドリードへの完全移籍が事実上完了しました。移籍金は固定4000万ユーロに変動ボーナスを加えた条件で両クラブが完全に合意。ロメロは金曜日の午前中にマドリードで精密なメディカルチェックを無事に通過しており、2031年6月までの5年契約を締結し、土曜日中にクラブから正式に発表される予定です。
ディフェンスラインの新たな絶対君主となるロメロは、ディエゴ・シメオネ監督が数シーズン前から獲得を強く熱望し続けていた待望のピースです。アトレティコは、同じく獲得を目指して猛追していたインテル・ミラノとの激しい争奪戦を制してこの奇跡的な移籍を勝ち取りました。これによりロメロは、今夏のアトレティコにとってアレックス・グリマルド、モーテン・ヒュルマンド、イ・ガンインに続く4人目の素晴らしい新戦力となります。カタールW杯2022の優勝メンバーであり、北米W杯2026の準優勝者でもある彼は、かつてトッテナムにおいてヨーロッパリーグを制覇した輝かしい実績を誇ります。
公式発表を前に、ロメロは自身のSNSを通じてトッテナムのファンや関係者に向け、心温まる感動的な別れのメッセージを公開しました。
『今日、私は5シーズンにわたり、単なるクラブ以上の存在だった場所にお別れを告げます。そこは私の家であり、挑戦であり、私と私の家族が人生の非常に重要な部分を築いた場所でした。多くの思い出と、共に生き、成し遂げたことへの巨大な誇りを胸に旅立ちます。到着した時、私にはこのクラブの歴史に名前を残すという明確な夢がありました。唯一の方法は、懸命な努力と犠牲、そして長い間困難に思われていたトロフィーを再び掲げることだと分かっていました。そして私たちはそれを成し遂げました。完璧な道のりではなかったけれど、それが私の別れを定義してほしくはありません。5年間で受け取った愛、幸せな瞬間、教訓、そして隣にいてくれた人たちを記憶に留めることを選びます。この旅を共にしてくれたクラブのすべての人、監督たち、チームメイト、スタッフ、そして舞台裏で働くすべての人に感謝します。あなたたち全員が私の歴史の一部であり、私の心の中に場所を持っています。そしてファンのみなさん、初日から私を愛し、尊重し、仲間の一人だと感じさせてくれてありがとう。すべての抱擁、歌、旗、拍手、そして常にそこにいてくれたことに感謝します。完璧ではなかったことは分かっていますが、一つだけ心が安らぐことがあります。常にすべてを捧げたということです。誇りと全力でこのユニフォームを守りました。すべてに感謝します。クラブを去りますが、私の心の一部は常にここに留まります。かつて私はあなたたちの一人でした。今日、私は永遠にあなたたちの一人として去ります。すべての愛と敬意を込めて。すべてに感謝します。そしてさようなら、トッテナム』
ロメロはこのような心のこもったメッセージで、ロンドンでの日々に別れを告げ、マドリードでの新たな挑戦へ向かいます。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo / MARCA / Mundo Deportivo)
プレシーズン最終マルセイユ戦での若き才能による劇的な逆転劇
アトレティコは、フランス・マルセイユのヴェロドロームで行われたプレシーズン最終テストマッチにおいて、フランスの強豪オリンピック・マルセイユに1-2で逆転勝利を収め、最高の締めくくりを見せました。試合会場のヴェロドロームには約6万人の大観衆が詰めかけ、気温が非常に高かったため、競技場に霧吹き(ネブライザー)が設置されたり、蓋を外した水ボトルの持ち込みが許可され、スタジアム中の給水ポイントが増設されるなどの暑さ対策が施されました。この熱気ある一戦はアトレティコ公式YouTubeで無料配信され、元選手でクラブレジェンドのミゲル・アンヘル・ルイス氏が解説を務めました。
試合は前半22分、アトレティコのビルドアップのミスからマルセイユにチャンスを作られ、サイドバックの折り返しからブラジル人FWパイシャオンが、GKヤン・オブラクを翻弄する見事なループシュート(ワセリーナ)を決めて先制を許しました。シメオネ監督は、選手たちのフィジカル的な肉体負荷を厳格に管理するプログラム(いわゆるエクセル管理)に則り、開始35分にトリプル交代を敢行。アレックス・グリマルド、ジュリアーノ・シメオネ、イ・ガンインを下げ、ダニ・マルティネス、カルロス・マルティン、ロドリゴ・メンドーサをピッチへ投入しました。
この交代が功を奏し、交代からわずか3分後の前半39分に同点に追いつきます。アデモラ・ルックマンが前線で相手DFレオナルド・バレルディに猛烈なプレッシングをかけてボールを強奪し、エル・チェから加入した若きミッドフィールダー、ロドリゴ・メンドーサへパス。メンドーサがエリア内で冷静に右足でゴールネットを揺らし1-1としました。
後半はシメオネ監督が交代枠をフルに活用し、全員を入れ替える流れとなりました。GKオブラクがティモシー・ウェアやグイリの決定的なシュート(グイリのシュートはクロスバーを叩く)を防ぎ、守備陣を統率しました。そして後半78分、アカデミー出身者(カンテラーノ)たちの素晴らしい連動から劇的な逆転ゴールが生まれます。ジョージ・カスティージョとボニャールが中盤でボールを回収し、カスティージョが素早くアルナウ・オルティス(Arnau Ortiz)にスルーパスを供給。昨季アトレティコB(3部リーグ)で23ゴールを挙げて得点王に輝いた24歳の快速アタッカー、オルティスは、右サイドを圧倒的なスピードで突破しました。一度はキーパーをかわしたものの角度を失って失敗した直後のチャンスであり、今度は冷静に時間をコントロールしてエリア中央へ正確なマイナスのセンタリングを送りました。これをカルロス・マルティンが押し込み、1-2として逆転劇を完成させました。
アトレティコはプレシーズンマッチの4戦を2勝2敗の成績で終え、8月19日水曜日の開幕戦(マラガ戦、リヤド・エア・メトロポリターノ)に自信を持って臨みます。チームは守備時には5-3-2、攻撃時には4-3-3に柔軟に変化するシステムを採用。若き守備のタレント、16歳のホルヘ・ドミンゲスは、プレシーズンを通じて非常に落ち着いた守備と見事なビルドアップを見せ、ファンの期待を集めています。(via Estadio Deportivo / SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)
左サイドの新たな支配者グリマルドの鮮烈デビュー
今夏バイエル・レバークーゼンから加入し、木曜日に本拠地メトロポリターノでお披露目プレゼンテーションを終えたばかりのスペイン代表左サイドバック、アレックス・グリマルドが、マルセイユ戦で先発出場を果たし、待望のアトレティコデビューを飾りました。
グリマルドはコンディションや負荷のプログラムを考慮して前半35分間の出場にとどまり、守備的なタスクに集中してやや控えめなパフォーマンスとなったものの、試合後にはチームの仕上がりに大きな自信を語りました。
『この偉大なユニフォームを身につけてピッチに立てたことを心から嬉しく思っています。久しぶりの実戦だったため、まずは少しずつプレーリズムを取り戻し、新たな仲間たちとピッチ上の関係を築いていくことが最優先でした。今、水曜日の開幕戦に向けた準備は完全に整っています。私たちの手元には、並外れた才能と高い技術を備えた非常に強力なチームがあります。ここ数週間は非常に激しいフィジカル負荷を課されてきたため、試合にスムーズに入り込むのが難しく感じる局面もありましたが、水曜日の夜には全員が最高の状態でピッチに立てると確信しています。もう一切の言い訳は通用しません。多くの主力選手がワールドカップの決勝ステージまで戦い抜いた影響で合流が遅れたのは事実ですが、開幕戦を最良のコンディションで迎えることがすべてです。私たちは準備ができています』
グリマルドは自身の加入経緯について、代表の同僚でありアトレティコでプレーするマルコス・ジョレンテ、アレックス・バエナ、マーク・プビルらからクラブ、ファン、ロッカールームの素晴らしい雰囲気を聞かされていたことが、大きな後押しになったと明かしました。さらに、シメオネ監督のインテンシティの高さと自身の野心が共鳴していることを語り、サポーターの熱烈なプレッシャーが自らを奮い立たせるとし、新しいプロジェクトでの成功に強い意欲を示しています。(via SPORT / MARCA / Mundo Deportivo / ElDesmarque)
フリアン・アルバレスの退団報道に対するクラブの当惑と事実関係の真相
アルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスの去就やバルセロナへの移籍志願を巡る騒動が連日メディアを騒がせる中、アトレティコのフロント陣は、アルゼンチンのESPNなどのメディアが報じた「アトレティコ側が、移籍を円滑に進めるためにフリアン自身に対して退団の意思を公表するよう裏で唆した」という不当な告発報道に対し、非常に驚き、呆れ返っています。
クラブ幹部は公式にこの報道を真っ向から否定し、シーズン終了後にフリアンが代表に合流した際、アトレティコ側のフィジカルコーチが通常業務として行っているルーティン的な体調管理のやり取り以外、フロントから選手への直接的な接触は一切持っていなかったと主張しました。クラブは長年にわたり、ピッチ外の余計な騒音から距離を置き、選手との間の問題は最大限のプライバシーを保って穏便に解決することを経営方針としています。事実、バルセロナからは数週間前に、1億ユーロを6回の分割払いで支払うという巨額のオファーがクラブ宛てに届きましたが、アトレティコ側は支払条件の不当さもあり、これを一考の価値すらなしとして即座に却下しました。
フリアン・アルバレスはワールドカップでの激闘を終えて今週月曜日にマドリードへと帰還。その日の練習前にシメオネ監督およびマテウ・アレマニーと重要な面談を行いました。フリアンは自身の退団とバルサ移籍の熱意を改めて伝えましたが、シメオネとアレマニーは、アトレティコが彼を今後のプロジェクトにおける最重要の基盤として考えており、スポーツ面での重要な役割を絶対に手放すつもりはないこと、そして彼の将来を決める権利は100%クラブが握っていることを選手に対して明確に再確認させました。
それ以降、フリアンは一切の不服従や反抗的な態度を見せることなく、水曜日、木曜日、金曜日とマハダホンダの練習場で極めてプロフェッショナルな態度で練習を消化。顔には一貫して厳しい真剣な表情を浮かべているものの、すべてのトレーニングメニューに完璧に参加しています。開幕のマラガ戦に向けて、シメオネ監督は十分に彼を起用する意向を持っています。しかし、フリアンがW杯期間中に残した移籍を志願するような不適切な発言に対し、メトロポリターノの熱狂的なサポーターたちがどのような姿勢で迎えるかは依然として不透明であり、非常に緊迫したお披露目の夜になる可能性が懸念されています。(via Mundo Deportivo / ElDesmarque / Estadio Deportivo)
アレクサンダー・セルロートのチーム残留とストライカー補強方針の転換
アトレティコの今夏のフォワードライン(前線)を巡る議論において、ノルウェー代表ストライカーのアレクサンダー・セルロートの立ち位置が劇的に変化しています。
当初、アトレティコのスポーツディレクション部門は、セルロートを高額な移籍金でイタリアの強豪ユベントスへと売却し、そこで得たまとまった資金を元手にして、市場から全く新しいタイプの若手アタッカーを獲得するという青写真を構築していました。しかし、ユベントスとの売却交渉が事実上完全に決裂したため、現在セルロートはアトレティコのフォワードラインにおける強力なセカンドオプションとしてチームに留まることが確定しました。
移籍市場の専門家が明かした最新の分析によると、セルロートの残留が確実となったことで、アトレティコが新たなフォワード獲得に動く条件は大きく変化しました。
『セルロートの退団オペレーションが消滅した現在、アトレティコがさらに前線に新しい戦力を補強する可能性は、事実上ゼロに近い。クラブは現在、マテウ・アレマニーを中心に余剰戦力の売却や放出を進めており、セルロート以外の攻撃的選手が電撃的な退団を遂げない限り、新たなアタッカーの補強オペレーションが動き出すことはない』
セルロートは現在、右脚の怪我のためにプレシーズン最終戦に帯同できず治療を続けていますが、シメオネ監督のもとで新シーズンに非常に重要な攻撃の戦力として数多くの出場機会を得る見込みとなっています。(via ElDesmarque)
19歳左サイドバックの超新星ホルヘ・サリナス獲得交渉における急激な変化
アトレティコが、今夏の移籍市場における「放出を最優先し、サラリースペースと登録枠を確保した上で補強に打って出る」という厳格なロードマップに沿って獲得を目指していた、ラシング・サンタンデールの19歳の超有望左サイドバック、ホルヘ・サリナスの交渉において、急激な状況の変化(giro)が発生しました。
サリナスは昨シーズン、ラシンの劇的なLALIGA EA Sports昇格を決定づけるピッチ上の絶対的な主役としてブレイク。19歳という若さに似合わない高いポテンシャルと、サイドバックやウイングバック、センターバックまでこなすポリバレントな守備能力から、アトレティコはバルセロナと激しい獲得競争を展開していました。数週間前までは、アトレティコが獲得合意に向けて最も有利な位置に立っており、サリナスのメトロポリターノ到着は秒読み段階と報じられていました。
しかし、著名な移籍アナリストが明かしたところによると、現在アトレティコの優位性は完全に失われています。サリナスに対しては、スペイン国外のメガクラブ、特にイングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドから極めて魅力的な条件の巨額オファーが提示されており、さらにバルセロナも熱烈な関心を維持したままプッシュを続けています。アトレティコはサリナスの獲得を完全に諦めてはいないものの、財政的な競争力の観点から現在は不利な立場に追い込まれており、マテウ・アレマニーによる今後の粘り強い最終交渉、あるいは逆転を狙った新たなオファーの提示が注目されています。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
アトレティコ・マドリードは、プレシーズン最終戦となったマルセイユ戦を若きアカデミー出身者たちの活躍によって1-2の逆転勝利で飾り、最良のメンタリティを構築して開幕戦への最終段階へと突入しました。
ピッチ外では、トッテナムの守備の要であったクリスティアン・ロメロの獲得を4000万ユーロ超のオペレーションで決着させ、5年契約を締結してディフェンスラインの補強を完了させる大きな進展を見せました。
フリアン・アルバレスの去就やホルヘ・サリナスの獲得交渉を巡る騒動など、いくつかの不透明な要素は残されているものの、新加入のグリマルドの順調なデビューや、セルロートの残留確定に伴う前線計画の整備など、シメオネ監督率いるチームは来週水曜日の本拠地でのエルチェ戦(実際にはマラガ戦)での勝利に向けて、ピッチ内外で極めて高い競争力を研ぎ澄ましつつあります。
