プレシーズン最終マルセイユ戦での若き才能による劇的な逆転劇
アトレティコは、フランス・マルセイユのヴェロドロームで行われたプレシーズン最終テストマッチにおいて、フランスの強豪オリンピック・マルセイユに1-2で逆転勝利を収め、最高の締めくくりを見せました。試合会場のヴェロドロームには約6万人の大観衆が詰めかけ、気温が非常に高かったため、競技場に霧吹き(ネブライザー)が設置されたり、蓋を外した水ボトルの持ち込みが許可され、スタジアム中の給水ポイントが増設されるなどの暑さ対策が施されました。この熱気ある一戦はアトレティコ公式YouTubeで無料配信され、元選手でクラブレジェンドのミゲル・アンヘル・ルイス氏が解説を務めました。
試合は前半22分、アトレティコのビルドアップのミスからマルセイユにチャンスを作られ、サイドバックの折り返しからブラジル人FWパイシャオンが、GKヤン・オブラクを翻弄する見事なループシュート(ワセリーナ)を決めて先制を許しました。シメオネ監督は、選手たちのフィジカル的な肉体負荷を厳格に管理するプログラム(いわゆるエクセル管理)に則り、開始35分にトリプル交代を敢行。アレックス・グリマルド、ジュリアーノ・シメオネ、イ・ガンインを下げ、ダニ・マルティネス、カルロス・マルティン、ロドリゴ・メンドーサをピッチへ投入しました。
この交代が功を奏し、交代からわずか3分後の前半39分に同点に追いつきます。アデモラ・ルックマンが前線で相手DFレオナルド・バレルディに猛烈なプレッシングをかけてボールを強奪し、エル・チェから加入した若きミッドフィールダー、ロドリゴ・メンドーサへパス。メンドーサがエリア内で冷静に右足でゴールネットを揺らし1-1としました。
後半はシメオネ監督が交代枠をフルに活用し、全員を入れ替える流れとなりました。GKオブラクがティモシー・ウェアやグイリの決定的なシュート(グイリのシュートはクロスバーを叩く)を防ぎ、守備陣を統率しました。そして後半78分、アカデミー出身者(カンテラーノ)たちの素晴らしい連動から劇的な逆転ゴールが生まれます。ジョージ・カスティージョとボニャールが中盤でボールを回収し、カスティージョが素早くアルナウ・オルティス(Arnau Ortiz)にスルーパスを供給。昨季アトレティコB(3部リーグ)で23ゴールを挙げて得点王に輝いた24歳の快速アタッカー、オルティスは、右サイドを圧倒的なスピードで突破しました。一度はキーパーをかわしたものの角度を失って失敗した直後のチャンスであり、今度は冷静に時間をコントロールしてエリア中央へ正確なマイナスのセンタリングを送りました。これをカルロス・マルティンが押し込み、1-2として逆転劇を完成させました。
アトレティコはプレシーズンマッチの4戦を2勝2敗の成績で終え、8月19日水曜日の開幕戦(マラガ戦、リヤド・エア・メトロポリターノ)に自信を持って臨みます。チームは守備時には5-3-2、攻撃時には4-3-3に柔軟に変化するシステムを採用。若き守備のタレント、16歳のホルヘ・ドミンゲスは、プレシーズンを通じて非常に落ち着いた守備と見事なビルドアップを見せ、ファンの期待を集めています。(via Estadio Deportivo / SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)