本拠地バライードスの芝生に深刻な真菌害!開幕オサスナ戦が延期の危機に

セルタの本拠地アバンカ・バライードス(Abanca Balaídos)のピッチを真菌(カビの一種)が襲い、芝生が極めて劣悪な状態に陥っています。この緊急事態を受けて、セルタは8月16日(日)21:30に予定されているラ・リーガ開幕節のオサスナ戦を延期するようラ・リーガに要請しました。延期期間は10日間程度を想定しており、8月18、19、20日のいずれかでの代替開催を求めています。

これに対して対戦相手のオサスナ(ルイス・ミゲル・ラミス監督)は、当初予定通りの日程での開催を強く望んでおり、両クラブの間で話し合いが続けられています。8月12日(水)にはラ・リーガの専門技術者が現地バライードスを視察し、予定通りに開催するか、あるいは延期とするかの最終決定を下すことになっています。

ピッチのダメージレベルと回復までの期間については、真菌の被害が葉の部分に留まっていれば、駆除後に1〜2週間程度で適切な状態に戻る見込みです。しかし、より深刻な劣化があり、土壌のエアレーションや有機物除去、追いまきが必要な場合は2〜4週間を要します。さらに最悪のケースとして、真菌が根や株まで死滅させている場合は、部分的な張り替えやロール芝(tepe)の完全な新規敷設が必要となります。

夏場にサッカー場の芝生に甚大な被害をもたらす主な真菌としては、高温多湿で急激に広がる「ピシウム(Pythium)」や、ブラウンパッチの原因となる「リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)」などが挙げられます。これら以外にもドルスポットや炭疽病などの可能性があり、正確な特定には詳細な検査が必要です。

セルタはスタジアムの改修によって自然換気が悪化したことを受け、今夏はピッチに大型送風機を導入して空気の循環を促したり、湿気を帯びやすいサッチ(芝生の下の有機物層)の除去作業を進めたりして対策を講じていました。バライードスでは2023年9月にも同様の真菌害が発生し、その際には全面的な芝生の張り替えを余儀なくされた苦い過去があります。今回の被害がどこまで深刻か、芝生の回復力と強度の見極めが急がれています。(via MARCA)

2部昇格のBチーム「セルタ・フォルトゥナ」にも直撃する芝生問題と代替地

芝生の真菌害による影響は、ファーストチームだけでなく、今季から2部のラ・リーガ・ヒペルモシオンに昇格したBチームである「セルタ・フォルトゥナ(Celta Fortuna)」にも大きな影を落としています。

クラブは当初、フォルトゥナのホームゲーム全21試合をバライードスで開催する計画を立てていました。しかし、この芝生問題により計画変更を迫られています。特に8月後半のスケジュールは過酷で、8月24日のアンドラ戦、そして31日のカステリョン戦がバライードスで予定されていました。しかも、30日(日)の夜にファーストチームのアスレティック・クラブ戦が行われ、そのわずか24時間後の31日(月)にフォルトゥナの試合が組まれているという過酷な日程です。

もしバライードスの使用許可が下りない場合、最も有力な代替地として、普段フォルトゥナが練習で使用し、今夏のプレシーズンマッチ(スポルティング・ヒホン戦など)も実施した練習施設「シダデ・デポルティバ・アフォウテサ(Cidade Deportiva Afouteza)」での開催が検討されています。これにはラ・リーガの正式な承認が必要です。以前のホームだったバレイロ(Barreiro)球場は、2部昇格に伴いリーグの基準を満たさなくなったため、今季の代替地としての選択肢から外れています。アウェイでの戦いを計画していたカステリョンのサポーターにとっても、急な会場変更の可能性があり、最後まで状況を見極める必要に迫られています。(via SPORT)