主力売却オペレーション:バルガスとアダムスの去就
セビージャは極めて厳しいサラリーキャップ制度に直面しており、フアン・イグレシアス、ホン・グリディ、アルナ・サンガンテ、オディッセアス・ヴラホディモスといった新戦力を登録するためには、既存選手の売却による資金確保が絶対条件となっている。現状では彼らの登録は不可能であり、スポーツディレクターのホセ・イグナシオ・ナバーロにとって、この放出オペレーションは最重要課題である。
クラブはフアンル、キケ・サラス、オソといった下部組織出身選手を市場に出しており、彼らの売却は完全な利益となる。しかし、最大の資金源として期待されているのは、アコル・アダムスとルベン・バルガスの2人である。
ナイジェリア人アタッカーのアコル・アダムスについては、ヴェネツィアが獲得に向けて強い圧力をかけている。選手とはすでに個人的な合意に達したとされているが、ヴェネツィアからの1000万ユーロのオファーは拒否された。セビージャは昨季リーグ戦32試合で10ゴールを記録したアダムスに対し、約2000万ユーロを要求しており、両クラブ間の交渉は続いている。
一方、スイス代表ウインガーのルベン・バルガス(27歳)は、現在開催中のワールドカップで4試合に出場し2ゴール1アシストと大活躍を見せており、争奪戦が過熱している。昨冬の市場でアウクスブルクからわずか250万ユーロで加入した彼は、セビージャの主要な資産となっている。昨季は怪我の影響もあり25試合で3ゴール6アシストと本来のパフォーマンスを発揮できなかったため、トラブゾンスポルなどは獲得を躊躇していた。選手自身もトルコ行きには乗り気ではなかった。
しかし、現在はプレミアリーグのブライトンが強い関心を示している。ブライトンはすでにトッテナムからルカ・ヴスコヴィッチを約4000万ユーロ(プラスボーナス500万ユーロ)で獲得するなど強大な資金力を持っており、スポーツ面でもカンファレンスリーグに出場できるため、ヨーロッパでのプレーを望むバルガスの要求を満たすことができる。バルガスの市場価値は1200万ユーロとされているが、セビージャは1年前にビジャレアルからのオファーを拒否した際の1500万ユーロ以上の金額を求めている。彼の去就は、火曜日に行われるスイス代表とコロンビア代表のワールドカップ準々決勝進出を懸けた試合の後に明確になる見通しであり、セビージャは彼が再び輝き、利益をもたらすオークションが起こることを期待している。(via Estadio Deportivo)