ピボーテの補強候補:ロシアからのターゲットと資金の壁

セビージャは不足しているポジションを埋めるため、実質的にすべてのラインで補強を模索している。優先事項の一つが中盤、具体的には守備的ミッドフィルダー(ピボーテ)である。ネマニャ・グデリとメンディの退団により、純粋な守備的ミッドフィルダーはルシアン・アグメのみとなっている。新加入のグリディは攻撃的なプロフィールであり、ジョアン・ジョルダンは移籍先を探しており、若手のマヌ・ブエノやパトリク・メルカドもこの役割には適していない。

ナバーロSDのリストにはリヴァプール退団を希望している若手ステファン・バイチェティッチなどの名前もあるが、最も高く評価されているオプションの一つがスパルタク・モスクワに所属するロシア代表MFネイル・ウミャロフ(26歳)である。昨季はチームのレギュラーとして39試合に出場し3381分プレー、4アシストを記録し、ロシア・プレミアリーグで際立った活躍を見せた。

スパルタクのユースディレクターであるニコライ・ラリンはウミャロフについて、スペインのサッカーに飛び込む準備はできていると評価し、『セビージャは彼のレベルに合ったクラブだ』と太鼓判を押している。ウミャロフ本人もセビージャからの関心について問われ、『そのことについては聞いていますが、何も言うことはできません。私のキャリアに関することはすべてスパルタクと話し合います』と慎重に答えている。

しかし、獲得には高い経済的な壁が立ちはだかっている。ウミャロフはスパルタクと2029年6月までの契約を結んでおり、市場価値は750万ユーロとされている。彼の契約解除金はヨーロッパ5大リーグのクラブに対しては500万ユーロから1000万ユーロの間に設定されているというが、現在のセビージャがこの金額を支払えるかは疑わしい。クラブはすでにスパルタク側にどこまで資金を出せるかを伝えているが、ビジャレアルやバレンシア、イタリアのクラブも獲得を狙っており、競争は激しい。

一方で、スパルタク・モスクワは昨年からセビージャのキケ・サラスをターゲットにしている。彼らが提示した最新のオファーはセビージャの要求額には届いていないが、ウミャロフがこのオペレーションの交換要員として使われる可能性があるかは、現時点ではモスクワ側で評価されていない。(via Estadio Deportivo)