25/26シーズン総括とコパ・デル・レイ優勝

レアル・ソシエダにとって25/26シーズンは浮き沈みの激しい一年となりましたが、クラブ史上4度目となるコパ・デル・レイ優勝という素晴らしい成果を手にしました。この栄冠は、セルヒオ・フランシスコ前監督の後を継いだペジェグリーノ・マタラッツォ監督の手腕によるものが大きいです。マタラッツォ監督は魂を失いかけていたチームに自身の持つ激しさを注入し、見事に立て直しました。ラ・リーガではコパ優勝後の気の緩みもあり、目標としていたトップ6入りを逃す結果となりましたが、最終戦のエスパニョール戦を勝利で締めくくっています。

また、コパ・デル・レイ決勝の相手はアトレティコ・マドリードでした。かつてソシエダに所属していたアトレティコのグリーズマンは試合後、『多くの感情が渦巻く試合だった。僕がここにいるのはラ・レアルのおかげだ。世界中のクラブがドアを閉ざしていた時に、彼らは僕に全てを与えてくれた。彼らにはプロサッカー選手としての人生という大きな借りがあるし、彼らと対戦するのは常に特別なことだ』と古巣への深い感謝と敬意を口にしています。

(via ElDesmarque, Mundo Deportivo)

ヨーロッパリーグ26/27の展望

コパ・デル・レイ優勝により、レアル・ソシエダは来季のヨーロッパリーグのストレートインとなる出場権を獲得しました。すでにリーグフェーズの対戦相手となる可能性のある35チーム中11チームが判明しています。チャンピオンズリーグの出場権を逃したユベントスやACミランといったイタリアの巨人をはじめ、イングランドからはボーンマスやサンダーランド、フランスからはオリンピック・マルセイユとレンヌ、ドイツからはマタラッツォ監督の古巣であるホッフェンハイムやバイエル・レバークーゼンなどの強豪が名を連ねています。また、オランダのAZ、スペインのセルタ、ポルトガル2部からカップ戦優勝で出場権を得たトレンセも確定しています。

リーグフェーズの抽選会は8月28日に行われる予定で、レアル・ソシエダはポット1に入ることが見込まれています。試合は9月16日および17日からスタートし、1月21日のサン・セバスティアンの日の後にも試合が組まれています。なお、決勝は2027年5月26日にドイツのフランクフルトで開催される予定です。

(via Mundo Deportivo, ElDesmarque)

選手の退団情報

シーズン終了に伴い、来季のチーム編成に向けた選手たちの退団が次々と公式に発表されています。長年チームを支えてきたディフェンダーのアリツ・エルストンドが契約非更新によりクラブと道を分かつことになりました。

さらに、期限付き移籍で加入していたドゥイェ・チャレタ=ツァルとウェズレイの退団も決定しています。クラブは公式SNSを通じて『エスパニョール戦での勝利で忘れられないシーズンが幕を閉じ、皆でタイトルを味わうことができた。チャレタ=ツァルとウェズレイはその成功の一部であり、クラブでの貢献に感謝し、今後の幸運を祈る』と別れのメッセージを送りました。チャレタ=ツァルは多くの試合で先発出場したものの、パフォーマンス面で首脳陣を完全に納得させるには至らず、保有元のオリンピック・リヨンへ復帰します。一方のウェズレイも数試合でわずかな出場時間しか得られず、アル・ナスルへ戻ることになりました。

また、主力であるブライス・メンデスとアルセン・ザハリャンについても退団の可能性が高いと報じられており、特にブライス・メンデスは移籍市場に出る可能性が指摘されています。

(via ElDesmarque, Estadio Deportivo, MARCA)

移籍・補強の動向

来季はラ・リーガ、ヨーロッパリーグ、コパ・デル・レイ、スーペルコパ・デ・エスパーニャの4つの公式戦を戦うため、チームの層を厚くすることが急務となっています。特に右サイドバックはエルストンドの退団により、ホン・ミケル・アランブルしか完全に信頼できる選手がいません。アルバロ・オドリオソラは前十字靭帯断裂の重傷から回復中で復帰は早くて11月か12月、イニャキ・ルペレスは半月板の負傷の影響でトップレベルでの経験が不足しています。アランブルの身体能力は高いものの、木曜・日曜の連戦を一人で乗り切ることは不可能なため、右サイドバックの補強は必須条件とされています。

また、ヨーロッパリーグに参戦するにあたりセンターバックの補強にも動いています。エリック・ブレトスSDは、イゴール・スベルディアとホン・マルティンをレギュラー候補として考えており、アラベスへ期限付き移籍していたホン・パチェコをどう起用するかも検討中です。現在、市場ではウニオン・ベルリンを契約満了で退団する27歳の左利きセンターバック、ディオゴ・レイテに熱視線を送っています。ただし、彼の獲得にはエバートン、アイントラハト・フランクフルト、ベシクタシュなどとの激しい争奪戦を勝ち抜く必要があります。

(via Estadio Deportivo, ElDesmarque)

オヤルサバルの新起用法とオスカルソンの躍動

攻撃陣では、アイスランド人ストライカーのオッリ・オスカルソンが素晴らしいパフォーマンスを見せました。彼は25/26シーズンの終盤8試合だけで5ゴールを挙げ、合計914分の出場で10ゴール(1試合平均約1ゴール)という絶好調ぶりを披露しました。

このオスカルソンの躍動により、ペジェグリーノ・マタラッツォ監督はキャプテンのミケル・オヤルサバルをトップ下(メディアプンタ)のポジションで起用することを検討しています。実際に3-2で勝利したバレンシア戦では、オヤルサバルが下がった位置でプレーし、オスカルソンと見事なコンビネーションを見せてチームを牽引しました。オヤルサバルはトップチーム昇格後は左サイドやセンターフォワードとしてプレーしてきましたが、下部組織時代にはトップ下として活躍しており、かつて背番号10をつけて2ゴール3アシストを記録したこともあります。ブライス・メンデスやザハリャンの退団が濃厚であることも、キャプテンのトップ下回帰の可能性を後押ししています。

(via MARCA)

W杯スペイン代表関連

2026年ワールドカップに向けたスペイン代表のメンバー発表があり、レアル・ソシエダの守護神アレックス・レミロがまさかの落選となりました。ルイス・デ・ラ・フエンテ監督はレミロとの会話について『アレックス・レミロと話をした。プライベートな会話なので何を言ったかは言えないが、彼が我々と一緒にいないことを伝えた。彼は完璧に理解してくれた。グループに統合されており、彼がいた時に私が持っていた敬意と同じように、他のチームメイトがいる時も受け入れてくれる。これがこのグループの強さだ』と語り、落選を受け入れた彼のプロフェッショナリズムを称賛しました。

一方で、代表のトレーニングをサポートするバックアップメンバーとして、レアル・ソシエダからセルヒオ・ゴメス、ホン・マルティン、ベニャト・トゥリエンテスの若手3名が招集されました。彼らは6月4日にリアソールで開催されるイラク代表との親善試合まで代表チームに帯同し、準備をサポートします。

(via ElDesmarque, SPORT, Esport3)

日本人選手に関する情報

日本のファンにとって非常に関心の高い久保建英選手を含む日本人選手に関する情報ですが、本日の全ソース記事内において、出場状況、起用法、評価、負傷、コメント、移籍・契約関連の噂や現地メディアの評価など、彼らに関する言及は一切含まれておりませんでした。

(via 全ソース記事)

【本日の総括】

マタラッツォ監督の下でコパ・デル・レイを制し、ヨーロッパリーグ出場権を手にしたレアル・ソシエダ。来季の過密日程に向けて、エルストンドらの退団に伴う守備陣の補強と、オスカルソンの台頭によるオヤルサバルのトップ下回帰という新たな戦術オプションに大きな注目が集まっています。