ADセウタFC
ピッチ上ではセルタ・フォルトゥナに0-2で敗れて開幕4連敗を喫し、泥沼の低迷から脱出できずにいるセウタ。しかし、チームがピッチ外で直面している現実は、フットボールの戦術を遥かに超えた過酷な試練です。
モロッコとの国境線に位置するセウタでは不法移民問題が極限に達しており、本拠地アルフォンソ・ムルーベの電光掲示板には、スペインへの強い愛国心を示すスローガン『セウタは売らない、セウタは守る』が掲げられました。対戦相手であるセルタ・フォルトゥナの選手たちも『セウタ、私たちは君たちと共にある』と書かれた青いメッセージTシャツを着用してピッチへ入場し、満員のスタンドからは大きな拍手と感謝の歓声が上がりました。
しかし、2030年のスペイン・ポルトガル・モロッコ共催W杯計画に対し、サポーターのフラストレーションは限界に達しています。現地を愛する若者たちは激しい怒りを込めてこのように主張しています。
『我々の安寧と安全を著しく脅かしているモロッコと、なぜW杯を共同で開催しなければならないのか理解できない。モロッコを共催候補から排除すべきだし、もし認められるならスペイン代表はW杯をボイコットするべきだ』
さらにこの治安不安は、クラブの死活問題である移籍交渉にも直接的な壊滅打撃を与えています。地元のサポーターは悲痛に嘆いています。
『今夏、実質的に個人合意し獲得へ近づいていた実力派の15選手が、セウタの治安状況を懸念し、愛する家族と子供たちの安全のために最後の最後で移籍を拒否した。プロ選手であっても一人の人間であり、ここに来たがらないのは理解できるが、私たちのチーム再建は完全に崩壊している』 (via MARCA)