CDレガネス
今夏のスペインフットボール界に、これ以上ない激震をもたらしたのが、33歳の世界的ストライカーでありスペイン代表の前主将、アルバロ・モラタが2部リーグのレガネスへの移籍を選択したという驚愕のニュースです。
モラタはわずか2年前にキャプテンとしてスペイン代表を欧州選手権の王座へと導き、チャンピオンズリーグ2度制覇など、これまでに21個の主要タイトルを獲得してきた代表史上4位(37得点)の伝説的エースです。まだヨーロッパ最高峰の舞台で十分に戦える年齢の彼が、なぜあえて2部のブタルケを終着点に近い挑戦の場に選んだのか。
これまでレアル・マドリード、ユベントス、チェルシー、アトレティコ・マドリードなどの超一流メガクラブで、常に「完全無欠のストライカー像」を要求され、少しでも不調に陥れば執拗な批判にさらされるなど、スペイン国内における「生け贄(chivo expiatorio)」としての辛い役割を長年押し付けられてきました。かつて『スペインで再びプレーするだけの精神的な準備が整っていない』と本音を吐露したほど、絶え間ない重圧に苦悩してきました。
しかし、レガネスでの挑戦は、彼に重圧から解放された「純粋なるエース」としての輝かしい居場所を約束します。ブタルケのファンから絶対的な愛を受け、チームを牽引する唯一無二の「主人公」としてピッチを駆け抜けることこそが、現在の彼にとって何よりも価値のあるフットボールの極みと言えるでしょう。 (via Estadio Deportivo)