RCDエスパニョール

ラ・リーガ第11節のオープニングマッチがラ・セラミカで行われ、RCDエスパニョールがアウェイでビジャレアルCFを0-1で破る金星を挙げました。マノロ・ゴンサレス前監督の解任劇からわずか数日、Bチームを率いるセルヒオ・ガルシアが暫定指揮を執る中で挑んだ一戦は、9月12日以来となる5試合ぶりの白星となり、チームを降格圏から脱出させる貴重な勝ち点3をもたらしました。

セルヒオ・ガルシア暫定監督は、自身がBチームで手塩にかけて育ててきた19歳の右ウィング、アレハンドロ・サンティアゴ(Alejandro Santiago)をトップチーム初招集にして即スタメンに抜擢する強気の采配を披露。パブロ・サンティアゴは対面するビジャレアルのDFセルジ・カルドナに対して物怖じしない果敢なドリブル突破を見せ、チーム最初の決定的なシュートを放つなど鮮烈なデビューを飾りました。また、中盤にはラファ・バウサ(Rafa Bauzà)、左サイドバックにはロヒエル・ヒノホ(Roger Hinojo)を先発起用し、チーム全体にフレッシュなエネルギーを注入しました。

試合は立ち上がりからエスパニョールが積極的な立ち上がりを見せ、3分にはエドゥ・エスポジトの鋭いクロスにロベルト・フェルナンデスが飛び込む展開。対するビジャレアルの怒涛の反撃に対しては、守護神アンヘル・フォルトゥーニョ(Ángel Fortuño)が圧巻のパフォーマンスを披露。5本の決定的なセーブとチーム最多となる14回のボールリカバリーを記録し、ビジャレアル攻撃陣の前に立ちはだかりました。

後半立ち上がりの49分、オマル・エル・ヒラリの崩しからハビ・エルナンデスのクロスをロベルトが押し込みネットを揺らしましたが、VAR(アレハンドロ・ムニョス・ルイスチェック)の介入により、直前のポジション争いでロベルトがビジャレアルのパウ・ナバーロのユニフォームを引っ張っていたとしてゴールは取り消しとなりました。しかし、失意に折れなかったエスパニョールは60分、ブライアン・サラゴサがペナルティエリア内へ送った高精度クロスに対し、前線に残っていたDFレアンドロ・カブレラ(レアンドロ・カブレラ)がFWさながらのボレーシュートで豪快に叩き込み、待望の先制点を奪いました。

終盤は疲れの見える前線を入れ替え、ハビ・プアードやさらにBチームから初デビューとなるヤン・ペリエス(Jan Peries)を投入して逃げ切りを図りました。92分にはオマルがゴールライン際で失点を防ぐ執念のクリアを見せ、そのままタイムアップ。ポゼッション率37.2%、expected goals (xG) 0.20という数字ながら、泥臭く組織的な守備と数少ないチャンスを活かしきり、敵地で歓喜の笛を聞きました。(via SPORT)

ビジャレアルCF

ビジャレアルCFはホームのラ・セラミカでエスパニョールに0-1で屈し、今季のホーム不振がさらに深まる手痛い敗戦を喫しました。今季ホームでの成績は5試合で1勝1分3敗、獲得した勝ち点はわずか4にとどまっており、試合終了直後にはスタジアムを埋めた17,486人のサポーターから激しいブーイングが浴びせられました。

試合の統計データでは、ビジャレアルが62.8%のポゼッション率を記録し、パッセージ数も564本(相手陣内でのパス198本)に達しました。シュート数でも14本対5本、xG(ゴール期待値)でも0.84対0.20と圧倒しながら、決定力を欠いて無得点に終わりました。特にセンターバックのヘナト・ヴェイガは両チーム最多となる108回のボールタッチと93本のパス成功数を記録して攻撃の組み立てを担いましたが、エスパニョールの撤退守備を崩しきるアイデアを欠きました。

さらにチームを激震させているのが、エースストライカーであるジェラール・モレノ(ジェラール・モレノ)の再負傷です。先発出場を果たしたジェラール・モレノでしたが、前半17分に右足の筋肉系トラブルを訴えて倒れ込み、自ら交代を要求。ニコラ・ペペとの途中交代を余儀なくされました。11月3日に控えるチャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン(PSG)戦への出場は極めて厳しい情勢です。すでにフイス、ディアタ、イリアス・アコマシュ、サリバが負傷離脱しており、パペ・ゲイェも出場停止と離脱者が相次ぐ中、攻撃の核を失う最悪の事態となっています。

試合後、カンテラーノのDFパウ・ナバーロ(パウ・ナバーロ)はマイクの前で怒りを露わにし、サポーターに対して異例の苦言を呈しました。『自分たちの不甲斐なさは重々承知しているが、75分時点でスタンドがガラガラになり始めるような光景はあってはならない。アウェイに行けば相手ファンが終盤に猛烈なプレッシャーをかけてくる。僕自身、3年前まではあのスタンドの上にいたからこそ言える。ここを要塞にするためには、ファンとチームが最後まで一つになって戦う必要がある』と強い口調で訴えました。これに対しイニゴ・ペレス監督は『ファンに対して不満を言うつもりは一切ない。自分たちのプレーを見つめ直し、ピッチ上で結果を出して信頼を取り戻すしかない』と沈痛な面持ちで語りました。(via MARCA)