第49回トロフェオ・コスタ・ブラバ アーセナル戦結果 1-4で大敗もファンは熱狂
モンティリビ・スタジアムで開催された第49回トロフェオ・コスタ・ブラバは、プレミアリーグ王者でチャンピオンズリーグ準優勝のアーセナルを迎え撃つ形となりました。結果は1-4での敗戦となり、ジローナは過去5回連続で守り抜いてきた同大会のタイトルを逃すことになりました。試合は終始アーセナルが主導権を握り、前半16分にカイ・ハフェルツ、30分にクリストス・ツォリスにゴールを許して0-2で折り返します。後半開始早々にジローナが1点を返すも、その直後の53分にマックス・ダウマン、55分にガブリエウ・ジェズスに立て続けにゴールを奪われ、地力の差を見せつけられる展開となりました。それでも13,540人でチケット完売となったスタンドの熱気は冷めることなく、試合終盤には観客席でウェーブが起きたり、スマートフォンのライトでスタジアムを照らし出したりと、ファンはお祭りのような雰囲気を楽しんでいました。(via Estadio Deportivo)
試合のハイライト アルナウ・マルティネスの反撃弾とストゥアーニへの大歓声
前半は強豪アーセナルのプレスの前にポゼッションを封じられたジローナでしたが、後半に入ると一時的な反撃を見せました。後半50分、キム・ミンスが蹴り込んだコーナーキックにアルナウ・マルティネスが打点の高いヘディングで合わせ、アーセナルGKケパの牙城を破り1-2とします。このゴールでスタジアムは大きく沸き立ちました。終盤にかけては両チームともに多くの選手交代を行い、ジローナはイバン・マルティン、アベル・ルイス、クリスティアン・ストゥアーニなどを投入しました。アベル・ルイスやピシュチュルが決定機を迎えましたが、相手GKメリエの好セーブに阻まれ追加点はなりませんでした。また、試合終了5分前には、新たに契約を延長したチームの象徴ストゥアーニがピッチに送り出され、この日一番となる万雷のスタンディングオベーションで迎えられました。(via MARCA)
キケ・アルバレス新体制の船出 2部での戦いに向けた課題
ミチェル前監督の退任と、残念ながらセグンダ・ディビシオン(2部)への降格という激動のオフシーズンを経て、キケ・アルバレス新監督が就任しました。今回のアーセナル戦は、新体制の現在地を測る重要なテストマッチでした。監督は、ガッサニーガ、アルナウ・マルティネス、アレハンドロ・フランセス、ダビド・ロペス、アレックス・モレノ、フラン・ベルトラン、ラス、ブライアン・ヒル、ドニー・ファン・デ・ベーク、キム・ミンス、ヴラディスラフ・ヴァナトという、現状で最もスタメンに近いと考えられるメンバーをピッチに送り出しました。途中出場ではクラピフツォフ、アンタル、バディア、ジビ、ジュニオール、ミセホイ、イサン、ジャスティンらも起用されました。格上相手とはいえ、ボールロストや守備のズレが即座に失点に直結する厳しさを痛感する試合となり、マルタ・ウエルタ・デ・ラ・アサ主審が笛を吹いたこの試合ではアレックス・モレノがイエローカードを受けました。2週間後に控えたリーグ開幕に向けて、戦術の浸透と守備の立て直しが急務であることが浮き彫りとなりました。(via Mundo Deportivo)
アゼディン・ウナヒにバルセロナとアヤックスが熱視線
昨シーズン、2部に降格したジローナにおいて孤軍奮闘し、24試合に出場して5ゴール2アシストという輝かしい結果を残したモロッコ人MFアゼディン・ウナヒの去就に大きな注目が集まっています。フレンキー・デ・ヨングの長期離脱により中盤の補強が急務となっているFCバルセロナが、彼の獲得を検討し始めました。また、昨季までジローナを率い、現在はアヤックスの指揮を執るミチェル監督も、愛弟子をオランダへ連れて行こうと強くクラブに働きかけています。これに対しジローナは、ウナヒを手放す条件として契約解除金である2500万ユーロの満額支払いを要求しており、一切の妥協を許さない構えを見せています。(via SPORT)
元ジローナ戦士たちの移籍動向 ミゲル・グティエレスやクレイチーら
かつてジローナのユニフォームを着て戦った選手たちのステップアップも報じられています。ジローナで大ブレイクを果たし、昨夏に1800万ユーロでナポリへと旅立ったDFミゲル・グティエレスは、今回3000万ユーロの移籍金でバイエル・レバークーゼンへの完全移籍が合意に達しました。アレハンドロ・グリマルドの後釜として期待されています。また、ジローナで1シーズン絶対的なレギュラーとして36試合に出場したCBラディスラフ・クレイチーは、昨夏にウォルバーハンプトンへレンタル移籍していましたが、イングランドのクラブが750万ユーロの買取義務を行使し、総額3000万ユーロでの完全移籍が成立。レアル・ソシエダからのオファーも届いていましたが、ウルブスはこれを拒否しています。さらに、同じく元ジローナのジョン・ソリスは現在バーミンガム・シティに所属しており、バルセロナとの親善試合で同点ゴールを決める活躍を見せています。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
アーセナルとのトロフェオ・コスタ・ブラバは1-4の完敗となりましたが、アルナウの意地のゴールやストゥアーニへの大歓声など、2部降格という苦境にあってもファンの熱い支持は健在です。キケ・アルバレス新体制の立て直しと、ウナヒら主力選手の去就問題に引き続き注目が集まります。