レアル・バジャドリード
バジャドリードは、今夏を通じて放出を試みていたブラジル人FWマルコス・アンドレの移籍劇について、悪意ある報道に対して怒りの公式声明を発表しました。ポルトガルのスポーツ紙『Record』が「マルコス・アンドレは膝の怪我によってエストレラ・アマドーラのメディカルチェックに引っかかり、移籍が破談した」と報じたことに対し、クラブは『事実無根の完全なデマである』と一喝。破談の真の理由は、『単にレンタル料の負担割合や金銭的な交渉条件(バジャドリードが相手に高い負担を求めた)において、両クラブが最終的なポイントで合意に至らなかっただけだ』と説明しました。
バジャドリードは、オーナーのロナウド氏らが身銭を切って融資を行い、サラリーキャップを確保している厳しい懐事情があり、チーム最高給を占めるマルコス・アンドレの放出は必須課題。現在も移籍市場が開いている他の国への放出を目指し、最終交渉をギブアップせずに進めています。 (via Marca)
ラシング・サンタンデール
ラシンのチェマ・アラゴンSDは、今夏の移籍最終日に勃発した2人の若手を巡るドラマについて、トゲのある「本音」をぶちまけました。まず、レアル・マドリードが3000万ユーロではなく、300万ユーロの契約解除金を支払って強奪した19歳のカンテラMFセルヒオ・マルティネス(カスティージャ登録ながら、すでにマドリードのトップチーム練習に合流)に対し、SDは冷ややかな目を向けています。バルサやアトレティコが1600万ユーロの解除金を支払う構えを見せるも、残留を選んだジョルジュ・サリナスを引き合いに出し、『サリナスのように、クラブへの忠誠を示す姿勢こそが本物だ。マルティネスには、大衆受けを狙ったポピュリズムのようなジェスチャーは一切必要ない』とチクリ。
また、ベティスから550万ユーロ(保有権50%)で完全移籍したパブ・ガルシアの移籍金について、ベティス側が公式に発表した数字に対し、『向こうがメディアに流している数字は事実とは異なる。我々は秘密を守るが、数字は全く違う』と、ベティス側の情報操作に不快感を露わにしました。 (via SPORT / Estadio Deportivo)
【本日の総括】
ラ・リーガの移籍市場が閉幕し、巨額を投じたメガクラブと、やりくりに奔走した中中堅・降格組との間で、極めて対照的な「ピッチ外のドラマ」が浮き彫りとなりました。
アトレティコの「ラ・アラニャ」アルバレスを巡る確執、ベティスが掴み取ったセバージョス復帰の涙、そしてセビージャによるフォファナの強奪劇など、南部の雄たちがそれぞれの意地を見せています。一方で、バレンシアのようにピーター・リムの緊縮財政によって暗雲が立ち込めるクラブや、ラージョのようにスタジアムを巡って政府と戦争状態にあるクラブなど、波乱万丈のシーズンを予感させる事件が目白押しです。
資金はなくとも、知恵とパッションで戦力を整えた各クラブが、いよいよ真の「1部リーグの戦い」へと身を投じます。ピッチ上の熱き戦いに期待しましょう!