デポルティーボ・アラベス戦:終了間際の失点で惜敗も最高のフィーリング
ジローナはRoyalVerdで行われたプレシーズン第3戦で、1部リーグのデポルティーボ・アラベスと対戦し、0-1で惜敗した。スコアレスドローが濃厚と思われた90分、コーナーキックからアルバロ・ガルシアにヘディングシュートを叩き込まれ、ジローナにとっては厳しすぎる罰となる手痛い失点を喫した。しかし、終了のブザーと同時に敗戦を味わったものの、プレシーズンが始まって以来最高のフィーリングを残し、確かな手応えを得た試合となった。
チームは試合を通して組織的かつ勇敢にボールを保持し、格上の相手にも真っ向から勝負を挑む高い競争力を発揮した。引き分けが妥当な展開のなかで孤立したワンプレーに屈したに過ぎず、キケ・アルバレス新監督のアイデアや戦術がピッチ上で確実に具現化され始めている。プレシーズンが進むにつれて、チームの成長ぶりは今後のシーズンに向けた楽観的な見方を広げている。(via Mundo Deportivo)
新戦力と若手の躍動:バナトやファン・デ・ベークらが見せ場を創出
試合開始直後から、ジローナは高い位置での積極的な姿勢を見せた。開始早々、アルナウが相手ペナルティエリア付近でボールを奪うと、ウクライナ人FWバナトに最初のチャンスが訪れた。怪我を乗り越えて出場時間を着実に伸ばしているバナトは、前半において最も活動的で危険な選手の一人として攻撃を牽引した。さらに前半30分前には、新加入のドニー・ファン・デ・ベークのセットプレーから再びバナトがシュートを放ったが、相手GKシベラの好セーブに阻まれた。
前半の大部分をジローナが支配し、アラベスは若きGKクラピフツォフをほとんど脅かすことができなかった。クラピフツォフは、要求された数少ないピンチの場面でも冷静かつ安全な対応を見せ、安定感を示した。後半にはプレシーズン特有の多くの選手交代があったものの、ジローナは主導権を握り続けた。コーナーキックからオレクサンドル・ピシュチュルがヘディングシュートを放つも、無情にもクロスバーを直撃。これがこの日最大の決定機となった。(via Mundo Deportivo)
モランテの負傷とダビド・ロペスの実戦復帰
ブルゴスから新たに中盤の補強として加わったイバン・モランテだったが、アラベス戦の前半17分に身体的な違和感を訴え、無念の負傷交代となった。このアクシデントにより、キケ・アルバレス監督は予定よりも早くフラン・ベルトランをピッチに投入せざるを得なくなった。一方で、朗報もある。身体的な問題に苦しんでいたベテランのダビド・ロペスが状態を克服し、後半からピッチに立ってこの夏初めての実戦復帰を果たした。彼の復帰はチームの守備陣にとって大きなプラス材料となる。(via Mundo Deportivo / Mundo Deportivo)
ミチェル元監督の動向とテア・シュテーゲン、ドフビクの去就
ジローナを率いたバジェカス出身のミチェル・サンチェス元監督は、現在オランダのアヤックスで指揮を執っている。彼は、信頼できる守護神を長年見つけられずにいるアヤックスのゴールマウスを託すため、FCバルセロナのGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの獲得を強く要請している。テア・シュテーゲンは25/26シーズンの後半にジローナへレンタル移籍していたが、実はその際も、1月にシーズン後半をジローナで戦うためにミチェルが彼の獲得を要求していた背景があった。
昨季、背中の怪我から復帰したテア・シュテーゲンは、コパ・デル・レイ1回戦のグアダラハラ戦に出場したものの、それ以上バルセロナでの出場機会がないことを悟り、ジローナへのレンタル移籍を受け入れた。それが彼にとってバルサでの最後の公式戦出場となった。ジローナでのレンタル期間は怪我にも悩まされ不運なものとなったが、彼は恩師ミチェル監督の下、アヤックスでより幸運に恵まれることを願っており、オランダ行きに前向きな姿勢を見せている。
一方、ASローマが何としても売却を進めようとしている元ジローナのウクライナ人FWアルテム・ドフビクは、恩師ミチェルが率いるアヤックスへの移籍にはあまり魅力を感じておらず、乗り気ではない状況だと報じられている。(via ElDesmarque / SPORT / Estadio Deportivo)
ジローナOBたちの小ネタ:アレックス・バエナとジョフレ・マテウ
その他のジローナにまつわる話題として、現在アトレティコ・マドリードなどで活躍するアレックス・バエナの過去が振り返られている。彼はジローナでプレーしていた時期があり、2部リーグ時代にレアル・サラゴサと対戦した経験を持っている。
また、ジローナの元選手であるジョフレ・マテウは、自身のキャリアについて苦いエピソードを明かしている。過去にジローナとの契約が満了した際、スポーツディレクターのキケ・カルセルから「完全に理にかなった理由で」契約更新を見送る決断を下された。当時ガリシアで休暇中だった彼は、一時は現役引退を考えるほど落ち込んでいたが、その後インドのリーグへと誘われ、新たな道を歩むことになった。(via SPORT / SPORT)
【本日の総括】
アラベス戦は終了間際の失点で惜敗したものの、キケ・アルバレス新監督の戦術が浸透し最高のフィーリングを得た。若手や新戦力も躍動し、ダビド・ロペスも復帰。一方でモランテの負傷という不安要素も。ミチェル元監督のアヤックス就任により、テア・シュテーゲンやドフビクといった過去の所属選手たちの移籍市場での動きにも注目が集まっている。