[試合結果] ビジャレアルに1-5の大敗、4位でシーズン終了

⚽️ ラ・リーガ最終節、アトレティコ・マドリードは敵地ラ・セラミカでビジャレアルと対戦し、1-5の歴史的な大敗を喫しました。この結果、3位の座をビジャレアルに譲り、リーグ戦を4位で終えることが確定しました。これにより、3位と4位で生じるテレビ放映権料の分配金(約600万〜700万ユーロの差)を失うことになります。

試合は来季の新しい黒のセカンドユニフォームをお披露目して臨みましたが、前半からビジャレアルの猛攻に遭いました。前半29分、GKのムッソがペナルティエリア内でニコラ・ペペを倒したとしてPKを献上(ただし、逆にムッソが踏まれていたとの見解もあります)。これをパレホに決められ先制を許すと、33分にはハンツコのクリアミスからアジョセ・ペレスに追加点を奪われます。40分にはミカウタゼにラングレがかわされ3失点目。42分にグリーズマンのコーナーキックからプビルが頭で合わせて1点を返したものの、前半終了間際にパプ・ゲイェに強烈なミドルシュートを叩き込まれ、前半だけで4失点というシメオネ政権下では前代未聞の事態となりました。

後半開始からシメオネ監督はハンツコ、プビル(ともに体調不良)、ジュリアーノを下げてセルロート、プリッチ、ルジェリを投入して立て直しを図りましたが、54分にアジョセ・ペレスにこの日2点目となる5点目を決められ万事休す。その後はボニャルやモルシージョといった若手を投入したものの、反撃の糸口を掴めないままタイムアップ。負傷者や出場停止処分による主力欠場が響いたとはいえ、チームの守備崩壊が浮き彫りになる厳しいシーズン最終戦となりました。(via AS)

[シメオネ監督のコメント] 不甲斐ない大敗に苦言、来季への警告

🎙️ ディエゴ・シメオネ監督はアトレティコでの通算800試合目という節目を飾れず、試合後のインタビューで厳しい表情を見せました。

試合展開については『最初から全く対応できませんでした。理由は説明しません。チームにはリズムもインテンシティもなく、試合に入り込めていませんでした。ビジャレアルの勝利は妥当であり、相手の決定力によって我々は正当に負けました』と完敗を認めました。

また、3位を逃したことについて『我々は3位になることに非常に熱意を持っていました。ビジャレアルはリーグ戦だけだったのでスケジュール的に楽だったでしょう。我々はチャンピオンズリーグの準決勝、国王杯の決勝まで戦い抜きました。もしアスレティックやレアル・ソシエダが良いシーズンを送っていたら、我々はもっと苦しんでいたはずです。これは来季への警告です』と警鐘を鳴らしました。

シーズン全体については『成績をつけるのは常に苦手ですが、良いから非常に良いシーズンだったと思います。61試合も戦い抜きましたから。ただ、これだけ失点が多いと競争できません。チャンピオンズリーグではたくさん得点したからこそ、あそこまで行けたのです』と守備の改善を急務に挙げました。また、フル稼働したキャプテンのコケについては『彼がこれだけの試合数に出場できるとは想像していませんでした。我々には彼が必要です』と称賛しています。(via MARCA)

[コケのコメント] リーグ戦の不振を反省、パレホへ労いの言葉

🗣️ キャプテンのコケも試合後、惨敗となった一戦とシーズンを振り返り、率直な反省の弁を述べました。

『試合の入りは悪くなかったのですが、PKを取られてから全てが崩壊してしまいました。本当に難しい一日でした。日曜日の夜9時に試合を組まれ、代表チームのプレリストに入っている選手も多い中でしたが、それは決して言い訳にはなりません。本当に悲惨な出来で、我々は求めるレベルに達していませんでした。こんなに多くのゴールを許していては、大きな目標を争うことはできません』と守備の崩壊を嘆きました。

さらにシーズン全体についても『苦い味が残っています。チャンピオンズリーグは夢と希望に満ちていましたし、国王杯はPK戦での敗退でした。しかし、リーグ戦でも我々は悲惨で、優勝争いに絡むことができませんでした。バルセロナやレアル・マドリードが本命であることは知っていますが、我々はもっと上にいなければなりません。来シーズンに向けてこれを教訓に改善していく必要があります』と巻き返しを誓いました。

また、この試合を最後にビジャレアルを退団するダニ・パレホに対しては『ダニはスペインサッカーの歴史に残る選手で、とてつもないキャリアを築いてきました。きっとまだやれるはずです』と敬意を表しています。(via ElDesmarque)

[選手評価] 厳しい結果も下部組織出身選手が奮闘

📊 各選手への評価では、厳しい言葉が並ぶ中で若手選手の健闘が光りました。

大敗を喫した守備陣では、PKを献上したムッソは『無邪気だったが、それ以外の失点はどうしようもなかった』と評され、ラングレは『相手FWのスピードに苦しみ、3失点目で露呈した』、ハンツコは『左サイドバックでプレーしたが快適そうではなく、体調不良で前半交代した』と厳しい評価。古巣対決となったアレックス・バエナやセルロートも『何も上手くいかなかった』『ボールを活かせなかった』と本来の輝きを放てませんでした。アトレティコ通算300試合目の出場となったマルコス・ジョレンテも、記念すべき試合を飾れませんでした。

一方で、初ゴールを記録したプビルは『大敗の中ではかなり良いプレーを見せ、初ゴールも記録した』と評価され、オベド・バルガスは『悪い結果でも未来に通用する選手であることを示し、ボール奪取や敵陣への侵入を見せた』と称賛されました。また、後半から出場したプリッチ、ルジェリ、ボニャル、モルシージョら若手陣も、難しい状況の中で懸命に守備を立て直し、懸命な仕事量と努力を評価されています。(via Mundo Deportivo)

[グリーズマンの別れ] アトレティコ通算501試合目でラストマッチ

👑 この試合は、アントワーヌ・グリーズマンにとってアトレティコ・マドリードでの通算501試合目であり、正真正銘のラストマッチとなりました。すでに来季からMLSのオーランド・シティへ移籍することが発表されており、先週の本拠地メトロポリターノでの試合でファンに別れを告げていましたが、この最終戦にも先発出場しました。

グリーズマンは前線で最も危険な存在として幾度か決定機を迎えましたが、シュートの正確性を欠きゴールネットを揺らすことはできませんでした。それでも、前半42分には正確なコーナーキックからプビルのゴールをアシストし、アトレティコでの通算アシスト数を100の大台に迫る数字に伸ばして最後の貢献を見せました。

後半にはペナルティエリア内でラファ・マリンに倒される場面もありましたが、笛は鳴らずVARも介入しませんでした。チームが大敗を喫する中、クラブの歴代最多得点記録保持者であるエル・プリンシピト(星の王子さま)は、苦い結末とともに愛するクラブに別れを告げることとなりました。(via AS)

[マテウ・アレマニーの市場見解] W杯に左右されない補強とB・シウバへの関心

💼 サッカー部門ディレクターのマテウ・アレマニーは、試合前に夏の移籍市場に向けたクラブの方針を語りました。

今夏はワールドカップが開催されるため移籍市場の動きが読みづらい状況ですが、アレマニーは『我々はワールドカップがないかのように行動します。それが我々の動きに影響することはありません。すでに数週間前から市場で動いており、時間はたっぷりありますが、一歩一歩進め、加速できればさらに良いです。9月まで休む暇はありません』と、独自のアプローチで補強を進めていることを強調しました。

また、マンチェスター・シティからの退団とアトレティコへの移籍の噂が過熱しているベルナルド・シウバについて問われると、笑顔を見せながら『彼は疑いなく素晴らしい選手です。もし彼に興味を持つクラブがあれば、すでに彼はそう発言しているでしょう。市場は活発であり、我々もその中にいなければなりません。何が起こるか非常に注意深く見守る必要があります』と、関心を否定せず含みを持たせました。

さらに『目標はスカッドを助け改善することですが、コパの決勝とチャンピオンズの準決勝という高いハードルがあるので簡単ではありません。それが我々の挑戦であり義務です』と、来季のさらなる飛躍に向けた並々ならぬ決意を語っています。(via MARCA)

[フリアン・アルバレスの去就] 移籍の噂が過熱するもクラブは放出を否定

🕷️ 今夏のアトレティコ・マドリードにおける最大の焦点の一つが、フリアン・アルバレスの去就です。アルバレス自身はマドリードの街やクラブで非常に快適に過ごしていると語っていますが、来季の残留について断言を避けているため、メディアでの憶測が絶えません。

バルセロナやパリ・サンジェルマン、アーセナルといった強大な財力を持つクラブが獲得に興味を示しており、もし移籍が実現すれば1億ユーロを超える大型取引になると予想されています。試合後、シメオネ監督も彼の去就について問われ、『それは私への質問ではなく、フリアンへの質問ですね。彼はもう大人ですから、自分がどうするか分かっているはずです。おそらくすでに決断を下していると想像しています』と意味深な発言を残しました。

しかし、アルバレスとアトレティコの契約は2030年まで残っており、契約解除金は5億ユーロ近くに設定されています。メトロポリターノのクラブ上層部は、彼の放出を一切考えていない姿勢を貫いています。(via Mundo Deportivo)

[アルマダの欠場] W杯を見据えた欠場疑惑でファンから批判の声

🤕 期待されて加入したティアゴ・アルマダですが、シーズン最終戦を「筋肉の違和感」を理由に欠場しました。クラブからは簡潔な欠場理由が発表されただけでしたが、一部のファンはSNS上で、彼がアルゼンチン代表として参加するワールドカップを見据えて意図的に試合をサボったのではないかと批判の声を上げています。

アルマダはアトレティコでの1年目、公式戦40試合に出場して4ゴール2アシストを記録しましたが、先発出場は17試合にとどまり、本来の輝きを放てませんでした。現在、母国のリーベル・プレートなどが彼の獲得に関心を示しているとされており、アトレティコでの未来は不透明な状況となっています。(via ElDesmarque)

[クラブ運営] 外国資本に関する話題

🏢 スペインサッカー界のクラブ運営において、外国資本の参入に関する話題の中でアトレティコ・マドリードの名前が挙がっています。ジローナ(シティ・グループ)やマジョルカ(米国資本)、オビエド(メキシコ資本)など、今季降格した3クラブがいずれも外国の裕福なオーナーを抱えていることが指摘されており、アトレティコも外国資本が入っているクラブの一つとして、ラ・リーガにおける外国資本の経験が必ずしもポジティブな結果ばかりではない例の文脈で言及されています。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

最終節はビジャレアルに1-5と守備が崩壊し、4位でシーズンを終了。シメオネ監督やコケが来季に向けた警鐘を鳴らす中、グリーズマンがラストマッチを終えました。一方、フロントはW杯に動じず補強を進める姿勢を示しており、B・シウバの獲得の噂やF・アルバレスの去就など、来季に向けた激しい動きがすでに始まっています。