プレシーズン始動と初日トレーニング

⚽️ ディエゴ・パブロ・シメオネ監督率いるアトレティコ・マドリードが、マハダオンダのシウダード・デポルティーバで新シーズンのプレシーズンをスタートさせた。選手たちは新調された黄色のトレーニングウェアに身を包み、ルイス・ピニェドの指導のもとボールを使ったセッションを実施している。また、今季からガビ・フェルナンデスがシメオネ監督の右腕としてコーチングスタッフに加わり、初仕事に臨んだ。

W杯の影響などで15人の選手が不在となっており、初日に参加したトップチームの選手はヤン・オブラク、ロビン・ル・ノルマン、ダヴィド・ハンツコ、マッテオ・ルッジェーリ、コケ、パブロ・バリオス、ロドリゴ・メンドーサ、アデモラ・ルックマンの8人と、ローンから復帰したトマ・ルマル、カルロス・マルティンを合わせたわずか10人。ルマルとカルロス・マルティンは新シーズンの構想には入っていないと見られている。

不足する人数を補うため、カンテラから14人の若手選手が練習に参加した。GKにはエスキベル、ダニ・ルビオ、ディエゴ・ピケラス。DF陣はダニ・マルティネス、ホルヘ・ドミンゲス、プリッチ、フリオ、ボニャル、ロメオ・ウエソ。MFにはモルシージョ、カスティージョ、ラヤネが入り、攻撃陣としてアルナウ、イケル・ルケ、コケ・モタ、クボ、セルヒオ・エステバンが初日の汗を流した。プロフットボールディレクターのマテウ・アレマニーもこの初セッションを熱心に視察している。

なお、欠席者の内訳は以下の通りである。マルコス・ジョレンテ、マルク・プビル、アレックス・グリマルドはスペイン代表に、ジュリアーノ・シメオネ、フリアン・アルバレス、ティアゴ・アルマダ、ナウエル・モリーナ、フアン・ムッソはアルゼンチン代表に合流中。オベド・バルガスはメキシコ代表として、ホセ・マリア・ヒメネスはウルグアイ代表としてW杯を終えて休暇に入っている。ジョニー・カルドーソは5月の足首の手術から回復中で10日後に合流予定。ホラティウ・モルドヴァンは移籍交渉のためクラブから許可を得て欠席している。

(via MARCA)

新加入ヒュルマンドのプレゼンテーション

🎙️ 新加入のモルテン・ヒュルマンドは、メトロポリターノでの入団プレゼンテーションに出席するため初日のトレーニングを欠席し、火曜日から合流する。アレハンドロ・グリマルドに次ぐ今夏2人目の補強となったデンマーク人MFは、クラブ公式メディアのインタビューで喜びと決意を語った。

アトレティコでのプレーについてヒュルマンドは『とても大きなクラブだ。子供の頃からずっと遠くから見ていた。スペインだけでなくヨーロッパでも常にトロフィーを獲得している。ヨーロッパでとても尊敬されているクラブだし、それにふさわしい。その一員になれて光栄だ。私にとって大きな意味があり、アトレティの一員になることは夢の実現だ』と喜びを表現した。

合流を前にした心境については『とてもワクワクしているし、新しい場所に来た時はいつもそうだが、緊張もしている。でも、クラブや選手たちについて聞いた話からすると、簡単に適応できると思う。彼らに会って、できるだけ早く言葉を学ぶのが待ちきれない。月曜日のトレーニングが始まるのが待ちきれないよ』と高ぶる気持ちを口にした。

自身のプレースタイルとチームへの貢献については『チームにバランスをもたらせると思う。ディフェンスラインとアタックラインのバランスを取るよう努めている。私はボディランゲージと声を使って、非常にコミュニケーションをとり、チームを助けている。トレーニング中も、試合前後の時間もそうだ。試合中、これらの資質をアトレティにもたらせると思う』と守備と攻撃を繋ぐ役割に自信を見せた。

若くしてレッチェやスポルティングでキャプテンを務めたリーダーシップについては『17歳か18歳の時、監督が私に重要な役割、より多くの責任を与えてくれた。オーストリアに行った時はとても若く、若者として多くの間違いを犯した。特にベテラン選手に対して、コミュニケーションと性格の面でね。でも彼らから多くを学んだ。レッチェでもキャプテンを務める幸運に恵まれたし、スポルティングでもキャプテンを務めたことは特権だった』とこれまでの経験が生きていることを強調した。

メトロポリターノの印象については『今朝初めてスタジアムに来たが、その大きさに驚いた。正直なところ、7万人の観客が入ったらどんな雰囲気になるのか想像もつかない。テレビでいくつか試合を見たことがあり、ファンの歓声を聞くことができる。だから、今シーズン、チャンピオンズリーグやラ・リーガでプレーする時は、狂気のような熱狂に包まれると思う』と圧倒された様子を語った。

(via ElDesmarque)

フリアン・アルバレスを巡る激しい争奪戦

🔥 フリアン・アルバレスの去就が今夏の移籍市場で最大の焦点となっている。バルセロナとアーセナルが獲得に向けて火花を散らしており、アトレティコは徹底抗戦の構えを見せている。

バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は米国ダラスでの取材に対し、『誰かの音楽に合わせて踊るつもりはない。ここでリズムを作るのは我々だ。オファーは出したが、無期限ではなく、無制限のオファーではない。いつまで有効かはいずれ伝える。監督や強化部が求めた選手と契約したいという意思でオファーを出した。我々は彼のことがとても気に入っているし、素晴らしい選手だと思っている』と強気の姿勢を示した。

アトレティコのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOとの関係についても『彼らとは非常に良好な関係にあると理解している。私たちが提示したオファーについて混乱があったため、私はそれを明確にした。それ以上プレッシャーはかけていない。彼らが代替案を持った瞬間から、このオファーは有効だと伝えただけだ。そこで止まっている。今のところ、それ以上は進展していない』と語った。バルセロナは固定額と変動額を合わせて1億ユーロのオファーを提示し、選手本人がバルセロナ行きを熱望していることから獲得を楽観視している。

一方、プレミアリーグのアーセナルも獲得に本腰を入れている。アトレティコがバルセロナやレアル・マドリードへの売却を拒んでいることから、アーセナルは自分たちが唯一の現実的な選択肢になると踏んで攻勢を強めている。アーセナル側で動いているのは元アトレティコのアンドレア・ベルタSDだ。当初は1億ユーロの投資を予定していたが、争奪戦を制すためにはさらなる増額が必要だと認識している。また、アトレティコが長年関心を寄せるスポルティングのFWヴィクトル・ギェケレシュをトレードに組み込むという大胆なプランも浮上している。

アトレティコはアルバレスの契約が2030年まで残り、契約解除金が5億ユーロに設定されていることを盾に放出を完全否定している。しかし、新戦力獲得のために8000万ユーロ以上の売却益が必要というクラブの財政事情があり、アルバレスが最大の資金源になり得ると周囲は見ている。クラブは8月上旬に1億100万ユーロの増資を予定し市場での余裕を持たせる計画だが、W杯終了後に選手自身が移籍を強く直訴した場合、事態が大きく動く可能性がある。

(via SPORT)

W杯準決勝に9選手を輩出

🌍 現在開催中のW杯2026において、アトレティコ・マドリードは準決勝に勝ち残った4カ国に合計9人の選手を輩出している。これは10人を送り出したバルセロナに次いで2番目に多い数字だ。

スペイン代表には、マルコス・ジョレンテ、マルク・プビル、アレックス・バエナ、そして今夏レヴァークーゼンから加入したアレハンドロ・グリマルドの4選手が名を連ねている。一方、アルゼンチン代表には、フリアン・アルバレス、フアン・ムッソ、ジュリアーノ・シメオネ、ティアゴ・アルマダ、ナウエル・モリーナの5選手が在籍しており、チームの主力を担っている。なお、昨季ローンでプレーしたニコ・ゴンサレスはユベントスへ復帰した。

(via ElDesmarque)

バエナが明かすシメオネとの対話と成長

🗣️ スペイン代表としてW杯の舞台で躍動するアレックス・バエナが、アトレティコ・マドリードでの苦難の1年目と成長の軌跡を振り返った。加入直後と調子が上がってきた時期に重なった度重なるケガにより、肉体的にも精神的にも追い詰められていたことを明かしている。

出場機会が減っていた時期のディエゴ・パブロ・シメオネ監督との対話についてバエナは『いくつか話し合った。自分が良い状態でなければプレーできないのは普通のことだと彼に伝えたし、理解していると言った。私は高い要求をされるクラブにいて、最高の選手たちがいるのだから、彼が他の選手を起用するのは当然だ。どんな選手でもそうであるように、調子が悪くてもプレーしたいから難しいことだった。リズムを掴むのが難しく、プレーしていないとさらに難しくなるからだ。でも、その状況の中ではうまく乗り越えられたし、理解した。来年はすべてがうまくいくことを願っている』と指揮官の判断を尊重する姿勢を見せた。

チームメイトからの学びも大きかったという。『マルコス(・ジョレンテ)からは、常に日々のケアをどう行い、物理的に良い状態を保つためにできるだけ彼に近づこうとすることを学んだ』『コケからはアトレティコとは何かを学んだ。アトレティコが今日そこにいるのは彼のような人がいるからだ。彼は素晴らしいキャプテンであり、面倒を見てくれるし、選手としても並外れたレベルを保っていることを示している』『グリーズマンは世界最高の選手の一人で、アトレティコに多くのものを与えてくれた。彼からは毎回の練習と毎試合で学んでいる』と、模範となる先輩たちの存在が自身の支えになったと語った。W杯での活躍を通じて自信を取り戻したバエナは、新シーズンでの飛躍を誓っている。

(via Estadio Deportivo)

放出オペレーションの現状とセルロートの苦悩

📉 新戦力としてアレハンドロ・グリマルドとモルテン・ヒュルマンドの獲得で約6000万ユーロを費やし、イ・ガンインの獲得にも3500万ユーロで合意しているアトレティコは、財政バランスを保つため約8000万ユーロの売却益を必要としている。しかし、放出オペレーションは思うように進んでいない。

ティアゴ・アルマダはリーベル・プレートへの移籍が2000万ユーロで合意間近となっているが、その他の選手の売却は停滞している。マッテオ・ルッジェーリにはユベントスが関心を示しているものの、ヒメネスを含め高額な移籍金は見込めない状況だ。

さらに頭を悩ませているのがアレクサンダー・セルロートの状況である。ユベントスやプレミアリーグのクラブへの移籍交渉が停滞している中、ノルウェー代表として出場したW杯でも苦難を味わった。アーリング・ハーランドの存在により慣れない右ウイングでのプレーを強いられ、6試合で無得点に終わった。さらにイングランドとの準々決勝では、絶好の場面でフリーのハーランドにパスを出さず自らシュートを外したことで、ハーランドの激しい怒りを買い、ノルウェー国内でも批判の的となっている。W杯敗退によりセルロートは21日間の休暇に入るが、来季の去就は不透明なままだ。

(via SPORT)

元所属選手アイトール・ヒスメラの移籍動向

🔄 昨夏にアトレティコ・マドリードを離れてベティス・デポルティーボへ加入したMFアイトール・ヒスメラが、エルクレスへの移籍に迫っている。アトレティコ時代にはトップチームの親善試合に出場し、シメオネ監督からチャンピオンズリーグの試合に招集されるなど期待を集めたが、公式戦デビューには至らなかった。新天地でさらなる成長を目指すことになる。

(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

シメオネ体制のプレシーズンが若手主体で本格始動し、新加入のヒュルマンドが意気込みを語る一方で、フリアン・アルバレスを巡るバルサやアーセナルとの激しい駆け引きが続いています。W杯準決勝に9選手を送り出す誇らしいニュースの裏で、資金捻出のための放出オペレーションやセルロートの去就など、クラブは複雑な課題に直面しています。