レンタル復帰組の去就問題:放出候補とトップチーム定着を狙う若手たち

就任から1年を迎えたロン・グーレイCEOにとって、カルロス・コルベラン監督の構想外となっているレンタル復帰組の処遇は早急に解決すべき課題となっている。今季バレンシアからレンタル移籍していた選手は、ジェンク・オズカジャル、セルジ・カノス、イケル・コルドバ、アルベルト・マリ、パブロ・ロペス、ハムザ・ベラリ、イスマ・サンタナと多岐にわたる。夏の移籍市場での補強資金を捻出するため、クラブは特にジェンク、セルジ・カノス、アルベルト・マリの放出によるコスト削減を義務付けている。

ケルンにレンタルされていたジェンクについては、当初200万ユーロの非義務的買取オプションが行使されると見られていたが、ケルン側が減額交渉を試みた結果、交渉は決裂した。ケルンのディレクターであるトーマス・ケスラーは『彼の退団は胸が痛む。素晴らしい人間だ』と惜しむコメントを残しているが、バレンシアに戻るジェンクにコルベラン監督の構想内に居場所はなく、選手自身もバレンシアへの復帰を望んでいない。しかし、2028年まで契約が残っているため、プレシーズン前の完全移籍が理想とされている。

ミランデスへレンタルされていたアルベルト・マリは、筋肉の負傷によりバレンシアで手術を受けるという不運に見舞われた。昨夏に2027年まで契約を延長し、2026年までの予定でミランデスへ武者修行に出ていたが、負傷の回復が最優先となるため移籍先探しは困難を極めている。幸い給与コストが低いため財政的な負担は小さいものの、回復次第では新天地を探しやすくするための契約解除という選択肢も残されている。

最も状況が深刻なのはセルジ・カノスである。4月4日のクルトゥラル・レオネサ対レアル・バジャドリード戦で右膝前十字靭帯を断裂し、5月にバジャドリードで手術を受けた。復帰は来年1月頃になる見込みであり、2027年まで契約を残す彼に対し、クラブは給与を支払い続けるか、あるいは過去のカスティジェホのケースのように解雇に踏み切って法廷闘争に持ち込むかの判断を迫られている。

一方、若手選手たちには希望もある。ミランデスで23試合に出場した20歳のセンターバック、イケル・コルドバは、コルベラン監督のテストに合格すればトップチームのダイナミクスに加わる可能性があり、不合格の場合は再レンタルとなる。同じくミランデスで大怪我を負ったパブロ・ロペスは、クラブはエリートに到達する才能があると信じており、パテルナで回復を続けながらリザーブチームからスタートする予定だ。ログロニェスでPrimera RFEF昇格に貢献した22歳のイスマ・サンタナは、サイドバックやウイングバックとして経験を積み、クラブからも将来性を高く評価されている。エルデンセで定着できなかったハムザ・ベラリについては、他クラブからのオファーがなければコルベラン監督が将来を決定することになる。(via ElDesmarque)