試合・スタッツ

⚽️ 今季の最終戦となる土曜日の21時キックオフの試合は、ルイス・デル・ソル練習場ではなく、公式写真撮影を兼ねて試合会場であるカルトゥハ・スタジアムで最終トレーニングが行われました。相手のレバンテはすでに勝ち点1を獲得すれば残留が確定する状況ですが、ベティスは25年ぶりのチャンピオンズリーグ復帰を祝い、ファンに最高の形でシーズンを締めくくる準備を進めています。

📊 今季のベティスはリーグ戦で最も敗戦が少ないシーズンとなり、その守備の堅さがチャンピオンズリーグ出場権獲得に直結しました。現在カルトゥハ・スタジアムでのホーム成績は18試合で勝ち点33(9勝6分3敗)を記録しており、昨季のベニト・ビジャマリンと同じペースでありながら、得失点差(32得点18失点)で上回っています。もしレバンテに勝利すればホームでの勝ち点は36となり、マヌエル・ペジェグリーニ監督の1年目に記録した35ポイントを上回り、彼の指揮下でのホーム最高記録を樹立します。さらに、勝利数、得点数、失点数、得失点差でも最高記録に並ぶか更新する可能性があり、チーム全体の総勝ち点でも過去の60ポイントに並ぶチャンスがあります。

👕 ペジェグリーニ監督はミニゲームでチームを2つに分け、ビブス組にはブスト、ジョレンテ、バレンティン、ジュニオル、フィダルゴ、デオッサ、アントニー、イスコ、リケルメ、クチョが名を連ねました。また、Bチームからは右サイドバックのパブロ・ブストとセンターバックのモハ・ハムドゥネがトップチームの練習に参加しています。一方でパブロ・ガルシアは、プリメーラRFEF残留をかけた重要なカルタヘナ戦に向けてBチームに帯同しています。

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選手状況・負傷

🏥 シーズン最終戦に向けて5人の欠場者が出ています。ソフィアン・アムラバトとエルチェ戦で足首を打撲したセルジ・アルティミラは、2日連続で全体練習に不参加となりジムで調整を行いました。両選手とも最終招集リストには入らない見込みです。これにより、中盤はマルク・ロカを軸に、フォルナルス、ロ・チェルソ、またはイスコ・アラルコンが起用される可能性があります。

🤕 その他、マルク・バルトラ、アンヘル・オルティス、アイトール・ルイバルはすでに様々な身体的問題により今シーズンを終了しており、最終戦のピッチに立つことはありません。

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移籍・去就

👋 選手たちは木曜日にセビージャのレストラン「Puerto de Cuba」で食事会を開き、シーズン終了とチャンピオンズリーグ出場権獲得を祝いました。しかし、この場は同時に多くの選手たちとの別れの場でもありました。セドリック・バカンブ、アドリアン・サン・ミゲル、リカルド・ロドリゲスは契約満了により今夏でクラブを去ることが予定されています。さらに、チミー・アビラについても、クラブはコストをほとんどかけずに契約を解消する方向で合意に達する意向です。

🧤 特にアドリアン・サン・ミゲルについては、第3GKとして2026/27シーズンに残留しないことが最終決定されました。彼は今季の国王杯で5試合に出場しましたが、自動契約延長の条件である規定試合数(11試合)に到達しておらず、クラブはチャンピオンズリーグ出場の枠の都合も考慮してこの決断を下しました。ペジェグリーニ監督は彼に特別な愛情を示しており、レバンテ戦でピッチに立ってお別れをする機会が与えられるかもしれません。引退後は、GKコーチのトニ・ドブラスとは別の役割でペジェグリーニのコーチングスタッフに加わる可能性があります。なお、来季のGK陣はクラブが概ね満足しているアルバロ・バジェスとパウ・ロペスが残留予定で、第3GKにはBチームと兼任できる19歳のマヌ・ゴンサレスや、バジャドリードが買い取りオプションを行使しなかったギリェルメ・フェルナンデスが候補に挙がっており、外部からの補強の可能性は低くなっています。

💼 アブデ、ナタン、アルティミラ、アントニーといった選手たちには他クラブからのオファーが予想されていますが、クラブは高額なオファーであれば売却に応じ、代役を探す準備ができています。また、ソフィアン・アムラバトの去就についてはまだ議論が続いていますが、フェネルバフチェが要求する1200万ユーロの移籍金を支払う意思はなく、給与負担を増やした新たなレンタル移籍か、共同保有の形を提案する方針です。

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移籍・去就(アルティミラ)

🇵🇹 セルジ・アルティミラの獲得を狙っていたポルトガルのスポルティングCPは、争奪戦から正式に完全撤退しました。スポルティングはすでにロドリゴ・サラサールを獲得したほか、アルティミラと同じポジションであるイッサ・ドゥンビアとペドロ・リマの獲得を事実上決定したためです。スポルティングはアルティミラに対して1200万ユーロ(ボーナスを含めて最大1500万ユーロ)を提示していましたが、ベティス側は2500万ユーロを要求しており、交渉は実質的な打診にとどまっていました。

🇩🇪 一方で、RBライプツィヒのスポーツディレクターであるマルセル・シェーファー氏がセビージャでアルティミラ陣営と会談したという情報がありましたが、ベティスのマヌ・ファハルドSDは公式なオファーはないと否定しています。それでも、ライプツィヒやアイントラハト・フランクフルト、さらに資金力のあるプレミアリーグやチャンピオンシップの複数クラブが引き続き関心を示しています。ベティスはチャンピオンズリーグ出場を決めたものの、早期にキャピタルゲインを得る必要がある状況です。

🗣 これについて、ベティスのホセ・マリア・ガジェゴ理事が自身の見解を述べています。

『まだシーズンが終わっていない。彼は契約がある素晴らしい選手であり、多くのチームが関心を寄せるのは普通だ。ただ、今は来季の加入や退団を計画する段階ではない。夏にどうなるか見てみよう。我々には売却を急がなければならない緊急性はない。CL出場はプラスだ。数日休んで市場の動向を見るよ』

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移籍・去就(アサン・ディアオ)

🌍 20歳のアサン・ディアオがセネガル代表としてワールドカップメンバーに選出されたことで、ベティスに巨額の利益をもたらす可能性が浮上しています。ベティスは2025年1月にイタリアのコモへ1200万ユーロで彼を売却しましたが、将来の移籍金の20%を受け取る権利を保持しています。

📈 ディアオはセリエAに挑戦してからの半年間、負傷で19試合の出場にとどまりながらも2ゴール1アシストを記録。特に3月中旬に復帰してからはレギュラーとして定着し、9試合で2ゴール1アシストをマークしてコモの欧州大会初出場に大きく貢献しました。この活躍により、彼の市場価値は驚異の3000万ユーロにまで高騰しています。昨夏、コモは4500万ユーロのオファーを拒否し、彼に7500万ユーロの価格を設定しました。

🇸🇳 セネガル代表のパペ・ティアウ監督は、直近の親善試合であるペルー戦やガンビア戦でディアオを起用しており、フランス、イラク、ノルウェーと同組のグループIを戦うワールドカップでも彼が重要な役割を果たすと見られています。ワールドカップという世界最大のショーケースでの活躍次第では、さらに価値が跳ね上がり、ベティスが保持する20%の権利が莫大な収入に化けるチャンスとなります。

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選手コメント(フォルナルス)

🎙 パブロ・フォルナルスがクラブ公式テレビ番組に出演し、激動のシーズンや自身の思いについて余すところなく語りました。

🏆 MVP候補に挙げられたことについて:

『僕はそうは思わない。僕と同じレベルかそれ以上の選手がいたからね。アブデ、アントニー、クチョ・エルナンデスといった仲間たちや多くの選手と一緒にプレーできたおかげだ。もしケガがなければ、もっと多くの選手が良い数字を残していただろうね。試合が終わるといつも、良かった点や悪かった点を考えるけれど、外から認められるのは感謝しかない。投票してくれた人たちや仲間に感謝しているよ。』

💪 1年間フル稼働したことについて:

『ケガや痛みで練習を休むことがほとんどなかったことにはとても満足している。前の年の終盤はケガや再発で少し苦労したけれど、今年は家族の時間を犠牲にしてでも全試合に出られるように努めたんだ。』

🌟 チャンピオンズリーグ出場を決めた自身のゴールについて:

『最近になってようやく実感が湧いてきた。街でファンからCL復帰のゴールを感謝されるからね。僕たち全員がそれを望んでいたし、本当に何かを望んで全力を尽くせば、それは叶うものなんだ。』

🎯 レジェンド、マルコス・アスンソンの訪問について:

『先日彼が訪ねてきて、夜に挨拶に来てくれたんだ。「僕の方がフリーキックの確率は高いよ」と冗談を言ったら怒っていたね。僕はサン・マメスでの1本しか決めていないけど。彼は素晴らしいキッカーだ。彼のように愛される選手として記憶され、将来セビージャを歩いた時にファンからの愛情を感じられたら最高だね。』

💚 ベティスとファンへの愛について:

『どこにいても全力を尽くしてきた。誰にでも好かれるわけではないけれど、ファンは僕が常にベストを尽くそうとしていることを分かってくれていると思う。テクニックに優れた選手ではないかもしれないけれど、ベティスファンの心の中にパブロ・フォルナルスの居場所があることが嬉しいよ。妻の村(フエンテ・パルメラ)に僕の名前を冠したペーニャがあるのは少しずるいけど、家族に会いに行った時に自分のペーニャで朝食を食べられるのはとても美しいことだね。』

🤝 イスコとの共演について:

『彼がどれだけ勝ってきたか、レアル・マドリードやスペイン代表をどれだけ高みに導いたかは誰もが知っている。僕は彼を神格化せず、ずっと友達だったかのように対等に敬意を持って話しかけた。彼もそれを感謝してくれたと思う。バレンシアやマラガでの経験など共通点が多く、初日からとても気が合ったんだ。彼と一緒にプレーするのはとても簡単だよ。僕がボールを奪って彼に渡せば、何か良いことが起きるからね。ペジェグリーニ監督には、交代ではなく一緒にプレーする時間を増やしてほしいとお願いしたこともあった。来季はきっとその時間が増えるだろうね。』

🏟 チャンピオンズリーグへの思いとマラガ時代の記憶:

『マラガ時代、チャンピオンズリーグを見たかったけれど下部組織のチケットは売り切れていた。スタジアムに入れてもらって、警備員が来たら別の階段に移動しながら見ていたんだ。来季の対戦相手はどこでもいい。偉大なクラブと戦う権利を勝ち取ったのだから、ベティスを代表して良い戦いをしたい。リーグ戦をおろそかにすることはできないけれど、すべての大会で生き残り、ファンに素晴らしい体験を届けたいね。』

🔥 最終節レバンテ戦に向けて:

『ホームで最高の形でシーズンを締めくくりたい。僕たちは目標を達成したけれど、レバンテは残留がかかっている。誰もが何かを懸けて戦う時期だ。ファンが楽しんでくれて、選手たちをふさわしい形で見送り、カルトゥハで美しい夜になることを願っているよ。ファンには何も求めることはない。彼らは毎試合すべてを捧げてくれるからね。夏の休暇を楽しんで、来季のチャンピオンズリーグを満喫してほしい。』

🌐 プロ10年目とアムラバト兄弟について:

『これまでに多くの場所へ行き、様々なチームメイトに出会ってきた。サッカーの素晴らしいところは、違う言語や宗教、国の人々から学び、自分の性格を築いていけることだね。ソフィアンには兄のノルディンについて時々聞いているよ。ウェストハム時代にフィオレンティーナと戦った時、ソフィアンが相手にいて、ノルディンが解説をしていた。クラブチームで兄弟両方とプレーした唯一の選手かもしれないね。』

🎭 コメディアンのフアン・アモデオについて:

『ロンドンで彼の公演を見てから親交があるんだ。僕がベティスに加入する噂があった時も連絡をくれた。誕生日会にも来てくれて、それ以来家族ぐるみの付き合いだよ。パデルを一緒にやるけど、僕らはいつも最初のセットを捨ててしまうし、彼は1時間でバテてしまうからまだ勝ったことがないんだ。』

🏆 ワールドカップ選出の夢について:

『期待しているよ。月曜日の12時半にテレビをつけて、自分が選ばれる運があるかどうか見届けたいね。』

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選手コメント(アントニー)

🗣 アントニーに対してブラジルで手術を受けるという噂が浮上していましたが、クラブはこれを否定し、選手本人もメディアの取材に対して自らの口で完全に否定しました。もし手術が行われるとしても非常に軽度で回復が早いものになるとクラブ側は説明していますが、現時点で予定はありません。

『人々は知らないことを話す。僕はとても気分がいいから、この話には終止符を打つべきだ。』

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クラブ運営(ファンサービスとイベント)

🎫 レバンテ戦を前に、ファンにとって嬉しい2つのニュースが発表されました。まず1つ目は、月曜日(5月25日)からカルトゥハ・スタジアムにおいて「ベティコ対応オフィス(OAB)」の対面サービスが復活することです。これは株主総会での約束を実行に移したもので、北ゴール裏とプレフェレンシアの間に位置する16番ゲートと1番ゲートの間に設置されます。スタッフが2名増員され、予約なしでも対応可能ですが、クラブの公式サイトから事前予約をしたファンが優先して案内されます。

🎉 2つ目は、土曜日の試合前に開催される「学期末パーティー(fiesta de fin de curso)」です。スタジアム周辺にはスポンサーのブースが並び、「マンケピエルダ」コレクションのグッズ販売も行われます。そして試合後の23時からは、スタジアムに隣接するテントで音楽イベントがスタートします。80年代から90年代のロックを演奏するバンド「Los hombres de negro」のライブや、DJセッションが予定されており、もしBチームがプリメーラRFEFへの残留を決めていれば、さらに最高の祝祭の夜になること間違いありません。

(via Estadio Deportivo)

クラブ運営(プレシーズン2026/27)

✈️ 21年ぶりのチャンピオンズリーグを戦う2026/27シーズンに向けたプレシーズンのスケジュールもすでに計画されています。チームは7月7日頃にメディカルチェックを行って始動します。

🇩🇪 最初の合宿地はドイツです。ペジェグリーニ監督は暑さを避ける環境を好んでおり、2023年と同様にドイツでのスタートを選択しました。

🇮🇪 ドイツ合宿を終えて一度セビージャに戻った後、7月から8月にかけてアイルランドで第2次合宿を実施します。そして8月5日には、ダブリンのアビバ・スタジアムで現在のヨーロッパチャンピオンでありプレミアリーグ王者でもあるアーセナルとの豪華な親善試合が組まれています。

🇪🇸 アイルランド遠征から帰国した後は、ペジェグリーニ監督のお気に入りであるスペイン国内のマルベーリャで最終合宿を行い、新シーズン開幕に備えます。

(via ElDesmarque)

【本日の総括】

今季最終戦となるレバンテ戦を前に、チャンピオンズリーグ復帰という偉業を成し遂げたチームはホーム最高記録の更新に挑みます。一方で、アドリアンやバカンブらとの別れが決定し、アサン・ディアオのW杯選出による巨額の移籍金ボーナスの可能性や、フォルナルスの熱い思いなど、来季に向けた激動の動きがすでにピッチ内外で加速しています。