バルセロナ対ベティス プレビュー
⚽️ マヌエル・ペジェグリーニ監督率いるベティスは、日曜日に行われるバルセロナとのアウェー戦(カンプ・ノウ)に向けて、ルイス・デル・ソル練習場で土曜日のセッションを行った。チームはすでにチャンピオンズリーグ出場権を確保しており、試合当日の日曜日にカタルーニャの州都へ移動する。
🏥 この試合に向けて、ベティスは6人の欠場者を抱えている。マルク・バルトラとアンヘル・オルティスは数週間前からグループ練習を離れており、手術を受けたばかりのアイトル・ルイバルも今季の残り試合を欠場する。セルジ・アルティミラは打撲のため遠征を見送り、クチョ・エルナンデスとディエゴ・ジョレンテは累積警告により出場停止となっている。
🔄 順位上の目標はすでに達成されているものの、ペジェグリーニ監督は競争力のあるチームを維持しつつ、出場時間を分配する方針だ。イスコ・アラルコンが終盤戦でスタメンに復帰する可能性がある。また、ジオヴァニ・ロ・チェルソのように、アルゼンチン代表でのポジション争いと2026年ワールドカップに向けてベストな状態に持っていくことを目指す選手たちにも継続して出場機会が与えられる見込みだ。
🧤 ゴールキーパーは、リーグ戦で数週間出番がなかったパウ・ロペスがチャンスを得る可能性が高い。ディフェンスラインはアイトル・ルイバルとアンヘル・オルティスの不在により編成が制限され、右サイドバックにベジェリン、センターバックにバレンティン・ゴメスとナタン、左サイドバックにリカルド・ロドリゲスが入る構成になりそうだ。
🏃♂️ 中盤では、ここ数試合出場機会が減少していたアルバロ・フィダルゴがチームに復帰し、マルク・ロカとダブルボランチを組むことが予想される。その前線にはトップ下のイスコ、右にロ・チェルソ、そしてエズ・アブデに休養を与えるため左にロドリゴ・リケルメが配置される見通しだ。出場停止のクチョ・エルナンデスに代わり、セドリック・バカンブがワントップのターゲットとなり、アントニーとフォルナルスはベンチから出番を待つことになりそうだ。
🌱 なお、土曜日の午後にはラ・カルトゥハでプリメーラRFEFの第37節ベティス・デポルティーボ対タラソナの試合が控えており、最終節にはカルタヘナとの対戦も待っているため、ペジェグリーニ監督は土曜日のトップチームの練習にカンテラ所属選手を一人も招集しなかった。(via SPORT)
パブロ・フォルナルス CL出場決定の歓喜
🌟 火曜日に行われたエルチェ戦でのパブロ・フォルナルスの劇的なゴールにより、ベティスは21年ぶり、史上2回目となるチャンピオンズリーグ出場権を獲得し、5位以内を確定させた。クラブの公式SNSで共有された動画の中で、フォルナルスはラ・カルトゥハのピッチ上で自らの歴史的ゴールについて次のように振り返っている。
『ボールが来て、コントロールして、打てると思った瞬間... 体が勝手に動いたんだ。自分が何をしているか意識していないような「フロー」の状態だった。全力で打ったよ』
💚 フォルナルスのベティスへの愛情は絶対的なものだ。試合終了直後には感動の涙を抑えきれず、カメラの前でその思いを吐露している。
『ここに来て、こんなに早く家のように感じられて、僕たちがやっていること、クラブが築いていることすべて、毎年久しぶりのことや歴史的な偉業が達成されているのを見て... 個人として誇りに思うのはもちろん、選手一人ひとりもそう思っていると思うけど、クラブ、ファン、そして僕たちを代表してくれているすべてのスタッフのためにも誇りに思う』
🗣 さらに、自身の代理人事務所の動画内でも次のように語っている。
『僕じゃなくても、スーパーゴールだったと言っただろうね。試合やゴールから時間が経つにつれて、クラブにとってもファンにとっても、ただのゴールじゃなかったんだと感じさせてくれる。こういうことがあると、どんな努力も辛い時間も価値があったと証明される。ファンは街でこれがどれだけ重要なことか教えてくれる。ボールがネットを揺らしたときのあの幸せな顔は一生忘れない』
🕰 数日前には、21年前にベティスを初のCLに導いたマルコス・アスンソンがクラブに招待されて試合を観戦した。アスンソンはSNSで「この写真の共通点は何かわかる? 2人ともベティスをチャンピオンズリーグに導くゴールを決めたんだ。21年前、僕はベティスを初のCLに導くゴールを決めた。今日、スタンドからパブロ・フォルナルスが同じことをするのを見て、信じられなかったよ」と投稿している。アスンソンのゴールは2004-05シーズンの第38節マジョルカ戦(アウェー)、今回は第36節エルチェ戦(ホーム)だった。
フォルナルスはアスンソンについて『彼がどうファンに扱われ、思い出されているかを見て、何年も経って僕がここに住むかクラブを訪れたとき、人々はそのゴールを思い出し続けてくれるだろうと考えさせられる』と語っている。
🎶 さらに、チャンピオンズリーグへの熱い思いも明かしている。
『ベティスのユニフォームを着てチャンピオンズリーグのアンセムを聞くのを想像しているよ。他のどのチームでもやったことがないから、本当に望んでいることだ。主人公の一人としてあの音楽を聞いたことがなくて、それは僕に刺さったままの棘だったんだ』
🇧🇷 一方、アスンソンはアントニー・ドス・サントスとナタン・デ・ソウザについても言及し「またブラジル人がベティスで歴史を作っている」と述べ、アントニーから贈られたユニフォームに感謝を示している。(via Estadio Deportivo)
セルジ・アルティミラの移籍動向
💼 20歳のミッドフィールダー、セルジ・アルティミラは今夏のベティスにおいて大きな注目を集める名前の一つとなっている。ベティスは今年度の決算を合わせるため、6月30日までに大型の選手売却を成立させることを待望している。マヌエル・ペジェグリーニ監督の下で望むような継続的な出場機会を得られていないアルティミラ自身も、他クラブからのオファーを聞く用意がある。
🇵🇹 スポルティング・ポルトガルとRBライプツィヒが、いち早く彼への関心を伝えている。スポルティングは2週間前に非公式に移籍交渉の意思を伝え、最初の正式オファーとして固定1400万ユーロ+変動300万ユーロを提示した。しかし、ベティスはこの提案を拒否した。ポルトガルのクラブは数日中にさらに高い条件のオファーを提示し、ベティスの要求を満たそうとしている。
🇩🇪 並行して、アルティミラはRBライプツィヒのスポーツディレクターとも面会を行ったが、ベティスはこの事実を把握しておらず、報道を通じて知ることとなった。現時点でライプツィヒからの正式なオファーは届いていない。
💰 ベティスは資金繰りの面でプラスになる売却を求めているものの、アルティミラの放出を急いではいない。2000万から2500万ユーロ以下の金額で彼を安売りすることはなく、競合がクラブに利益をもたらすと確信しており、時間が経てばより高額なオファーが届くと計算している。
📉 スポーツ面に目を向けると、ソフィアン・アムラバトの加入以来、アルティミラの役割は変化してしまった。全公式戦で合計2000分以上の出場を果たしているが、その大半はヨーロッパリーグのグループステージであり、チームが大会を勝ち進むにつれて影響力を失った。スタメン出場は全試合の36%にとどまっており、彼と同等以上のパフォーマンスを見せているマルク・ロカ、パブロ・フォルナルス、そしてアムラバト自身が優先して起用されている。この状況が、彼に自身の将来を再考させる要因となっている。(via ElDesmarque)
エズ・アブデの去就
🚫 エズ・アブデのバルセロナ復帰の可能性について噂が浮上していたが、バルセロナ側はこの関心を「完全に根拠のないもの」として明確に否定している。バルセロナはアブデに対して優先交渉権や買い戻しオプションを保持していない。
🏴 一方で、アブデにはプレミアリーグのクラブから強い関心が寄せられている。アンソニー・ゴードンの退団が濃厚となっているニューカッスルは、セビージャに特使を派遣してモロッコ人ウインガーを直接視察した。さらにアストン・ヴィラも非公式な形で関心を伝えている。
📈 ベティスは今夏、大型の売却を成立させる必要があり、アブデはその最有力候補となっている。クラブはチャンピオンズリーグ出場権の獲得によって選手の市場価値がさらに上昇することを期待しているが、クラブの意向としては、彼がモロッコ代表としてワールドカップに出場するまで待ち、その評価額が最高潮に達するのを期待している。そのため、ベティスは重要なオファーには耳を傾ける姿勢を見せている。(via SPORT)
パブロ・ガルシアの現状と移籍の噂
🔥 19歳のパブロ・ガルシアは、今季序盤のベティスにおいて最も大きなセンセーションを巻き起こした選手の一人だ。背番号52を背負い、依然としてBチーム登録の身でありながら、ペジェグリーニ監督から複数のチャンスを与えられてきた。左利きで、縦への突破力と強靭な下半身を併せ持ち、トップチームでのデビューは昨季に果たしている。
🔵🔴 2024年、バルセロナは彼を2024-25シーズンのフベニールAの補強候補として熱心に追いかけていた。クラブ内では高い評価のレポートが複数存在したものの、200万から300万ユーロと推測される移籍金が最大の障壁となった。育成段階の選手としてはリスクが高すぎると判断され、結果的にバルセロナはヤン・ビルジリの獲得に舵を切った。
🎯 今シーズン、パブロ・ガルシアはペジェグリーニ監督の下で断続的に出場時間を積み重ねてきた。しかし3月上旬、トップチームでの出番が減少した彼は、セビージャ・アトレティコとのダービーに出場するため、自らクラブにBチームへの合流を直訴した。その試合でベティス・デポルティーボは3-1で勝利し、パブロ・ガルシアは2ゴールを挙げる大活躍を見せた。現在、彼はBチームの重要なピースとなっており、7試合に出場して6ゴール1アシストを記録。プリメーラ・フェデラシオンでの残留争いの渦中にあるチームを牽引している。
🇳🇱 しかし、セビージャ周辺の情報によれば、彼はこの夏にベティスを去る可能性がある。アヤックスが彼の獲得に向けて入札を行うクラブの一つとして挙げられている。(via Mundo Deportivo)
過去の教訓とペジェグリーニの要求
⚠️ ベティスがチャンピオンズリーグ出場権を獲得したのは、ロレンソ・セラ・フェレール監督が率いた2004-05シーズン以来21年ぶりとなる。当時のベティスは国王杯を制し、エスパニョールを上回る勝ち点62で4位に入った。しかし、その後の展開はクラブにとってトラウマとなるものだった。
💸 セラ・フェレール監督は、CLとリーグ戦の過酷な二足のわらじを乗り切るため、当時のマヌエル・ルイス・デ・ロペラ会長にチームの補強を強く要求した。しかし、過去にデニウソンの獲得で痛い目を見ていたロペラ会長は出費を渋り、アルベルト・リベラ、ロベルト・デ・ピーニョ、シスコ、ナノ、ミゲル・アンヘル、ジエゴ・タルデッリといった小規模な補強に留まった。結果として、チェルシーやリバプールと同居したCLの「死の組」では勝ち点7の3位で敗退し、リーグ戦では降格圏からわずか3ポイント差の14位と低迷した。
🗣 現在、マヌエル・ペジェグリーニ監督は、当時と似たスポーツ的状況に直面している。アブデ、ナタン、アルティミラなどの売却を検討しているクラブに対して、ペジェグリーニ監督は、チャンピオンズリーグ参戦にどう立ち向かうかを決定するための「長い話し合い」の必要性を以前から警告してきた。量と質の両面で重要な補強が行われなければ、ペジェグリーニ監督がセラ・フェレール監督と同じ運命を辿るリスクがある。クラブがしっかりとした計画を実行しなければ、このチリ人指揮官が辞任という形で後退を選択する可能性も指摘されている。(via SPORT)
新ベニト・ビジャマリンの工事進捗
🏗 新ベニト・ビジャマリン・スタジアムの建設は、必要なすべての官僚的・行政的手続きが完了し、1ヶ月前に第1フェーズが開始された。ACCIONA社が担当するこの初期工事は4月から進められており、地下レベルの建設を可能にするための掘削作業と、地中連続壁による土留めシステムの施工が含まれている。土曜日には現場に新たな重機が投入された。
📅 これらの工事と並行して、新しい施設のデザイン向上や工期・コストの最適化を目指し、クラブと建設会社による協働プロセスが進められている。火曜日にはメディア向けの説明会が予定されている。
🚧 第2フェーズでは、協働プロセスで決定された内容に基づく本格的な建設工事が始まる。プレフェレンシア(メインスタンド)の新設、既存のスタンド(北ゴール裏、バックスタンド、南ゴール裏)の改善、商業用のアネックスビルの開発、プレフェレンシアおよびアネックスビル地下の駐車場建設、そしてスタジアム全体の屋根と垂直ファサードの施工が行われる。
🌍 旧プレフェレンシアの解体工事は、Erri Berri社によって2025年末に実施された。建設工事は日常的な交通がある都市環境で行われるため、エリオポリス地区への影響を最小限に抑えるよう、モビリティ条件や騒音管理が考慮されて計画されている。この全面改修により、ベティスはスタジアムをセビージャ市の新しい象徴的建築物とし、ファンに快適な体験を提供することを目指している。(via ElDesmarque)
対バルセロナのスタッツデータ
📊 日曜日に行われるバルセロナ対ベティスに関する両チームと監督のデータは以下の通り。
・2012-2013シーズン以降、バルセロナはリーグ戦でのベティスとの25試合のうち20試合に勝利している。同時期でこれより多くの勝利を挙げているのはセビージャ(21勝)とアスレティック(21勝)のみである。
・2018/19シーズン以降、ベティスはリーグ戦のアウェーでのバルセロナ戦7試合で2勝1分4敗を記録している。
・ベティスは現在、リーグ戦で7試合連続無敗(3勝4分)を維持している。これ以上の無敗記録は、2023年9月から12月にかけての13試合連続無敗(4勝9分)まで遡る。
・マヌエル・ペジェグリーニ監督は、リーグ戦やプレミアリーグでの監督キャリアにおいて、バルセロナとの対戦29試合で20敗(5勝)を喫している。これは単一の対戦相手に対する最多敗戦記録である。
・ハンジ・フリック監督は、リーグ戦でのベティスとの対戦で勝率33.3%(1勝2分3敗)であり、これは同監督のリーグ戦キャリアにおいて単一チームに対する最低勝率となっている。
・フェラン・トーレスはリーグ戦のベティスとの対戦11試合で8ゴールを記録しており、これは彼のリーグ戦およびプレミアリーグでのキャリアにおいて、単一の対戦相手に対する最多得点記録である。(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
チャンピオンズリーグ出場権を獲得し歴史的な瞬間を祝うベティスだが、その裏ではアルティミラやアブデの移籍交渉、パブロ・ガルシアのような若手の動向、そしてペジェグリーニ監督からの強烈な補強要求と、来季を見据えた重要課題が山積している。スタジアムの改修も進む中、クラブはピッチ内外で極めて重要な時期を迎えている。






