21年ぶりのチャンピオンズリーグ復帰と今季最終節レバンテ戦
🟢 レアル・ベティスは21年ぶりとなるUEFAチャンピオンズリーグへの歴史的な復帰を決めた。マヌエル・ペジェグリーニ監督率いるチームにとって、今週末に代替本拠地のラ・カルトゥーハで開催されるラ・リーガ第38節(最終節)のレバンテ戦は、順位上のプレッシャーが一切ない状態で迎える凱旋試合となる。今季の大目標をすでに達成したチームにとって、この試合はファンと共に偉業を祝う場であると同時に、長年チームを支えた複数の選手にとっての別れの舞台となる。なお、直近に行われた試合では、激しい競り合いの中で対戦相手の選手が第5中足骨を骨折するアクシデントも発生するなど、激闘を抜け出してのフィナーレとなる。(via ElDesmarque)
記録的売却を目指す今夏の移籍市場と退団選手の動向
💶 クラブは今夏の移籍市場で売上記録の更新を目指しており、少なくとも10人以上の選手がチームを去る予定である。契約満了を迎えるアドリアン・サン・ミゲルは退団が確実であり、レバンテ戦に先発出場してファンに別れを告げる見込みだ。同じく契約が終了するスイス代表左サイドバックのリカルド・ロドリゲスやセドリック・バカンブも退団し、クラブはすでにロドリゲスの後釜探しに着手している。チミー・アビラは2027年まで契約を残しているものの、象徴的な少額の違約金で契約を解除できる条項が存在するため、退団の可能性がある。
フェネルバフチェからレンタル中のソフィアン・アムラバトについて、クラブは完全移籍での獲得シナリオを検討しているが、チャンピオンズリーグ出場権を得たとはいえ高額な給与を全額負担することは不可能であり、今後の経済的な調整が必須となる。
中盤の要であるセルジ・アルティミラには欧州の複数クラブが熱視線を送っている。2週間前にはスポルティングCPから1400万ユーロに300万ユーロのボーナスを加えたオファーが提示されたが、クラブは即座に拒否した。同選手はRBライプツィヒの担当者とも面会を行っている。ペジェグリーニ監督はこの件に関して『選手たちがプライベートで何をするかについて、監督がとやかく言うべきではない。おそらく計画されていた食事だったのだろうし、すべての選手が代理人と様々な選択肢を評価するものだ。セルジはプリメーラやセグンダでのプレー経験がない状態でここに来て、その能力を証明し、ベティスで100試合以上に出場した。どんな選手にも、自分の最良の未来を探し、代理人と分析する権利がある』と語り、選手の意思を尊重する姿勢を示している。
パフォーマンスが期待を大きく下回っているジオヴァニ・ロ・チェルソについても、サラリーキャップに余裕を持たせるための放出候補となっている。その他、パブロ・ガルシア、デオッサ、マルク・ロカらにもオファーが届く可能性があり、クラブは市場での資金力を強化するための売却を厭わない構えである。また、今夏はゴンサロ・プティがレンタルから復帰するため、ナタン、アントニー、デオッサを含めてEU圏外枠選手が4人となる。ナタンはパスポート取得手続きを進めているが、クラブは柔軟性を持たせるためにいずれかの枠を空ける計画を進めている。(via ElDesmarque)
フィルポ、負傷に泣いた苦悩のシーズンと来季への復活の誓い
🤕 リーズ・ユナイテッドのプレミアリーグ昇格に貢献し、チャンピオンシップ最高の左サイドバックという実績を手土産にフリートランスファーでベティスに復帰したフニオル・フィルポだったが、度重なる負傷に悩まされる1年となった。今季は4度の負傷により継続性を欠き、リカルド・ロドリゲスやバレンティン・ゴメスにポジションを譲る場面が多発した。
苦境のシーズンについてフィルポは『周囲の期待や自分自身の期待が大きかっただけに、とても複雑な1年だった。怪我で何度も挫折を味わった。食事にも気を使い、休息を取り、やれることはすべてやっているのに、サッカーではこういうことが起きる。でも、来年は間違いなく僕の年になると確信している』と力強く語った。
精神的に苦しんだ時期についても振り返り、『家族や友人は、これまで見たことのないような僕の表情を見ていたと思う。でも、ロッカールームの仲間たちには本当に助けられた。彼らのサポートは計り知れないもので、このチームの素晴らしさを物語っている。シーズンの最後をピッチに立って終えられることに、とても満足しているしワクワクしている』と述べ、困難を乗り越えて来季への完全復活を誓っている。(via ElDesmarque)
アントニーとナタン、ブラジル代表ワールドカップ落選の衝撃
🇧🇷 カルロ・アンチェロッティ監督が発表したブラジル代表のワールドカップメンバー26名から、アントニーとナタンが落選した。55名の予備登録リストには名を連ねていたものの、最終メンバーには残らなかった。
アントニーは今季公式戦45試合に出場し、14ゴール10アシスト(ラ・リーガでは8ゴール6アシスト)を記録。キャリア最高の成績を残し、チャンピオンズリーグ出場権獲得の最大の立役者となった。代表入りしたライバル選手たちの成績を大きく上回っているにもかかわらず、招集外という結果に終わった。アントニーは昨年12月から恥骨炎(グロインペイン)の痛みを抱えながらもチームのためにプレーを続けており、ワールドカップ出場が消滅した今、手術を受けるか保存療法を続けるかをクラブの医療スタッフと決定する段階に入る。
ナタンもナポリからのローン加入以降、今季公式戦44試合、約3700分間プレーし、安定したパフォーマンスで守備陣を支えたが、代表の座を掴むには至らなかった。落選発表後、レアル・ベティスは公式SNSで両選手が並ぶ写真を投稿し、彼らのクラブに対する多大な貢献を称え、重要性を強くアピールしている。(via SPORT)
新ベニート・ビジャマリン建設計画の全貌と詳細な進捗
🏟️ フェデリコ・マルティネス・フェリアGMが、本拠地ベニート・ビジャマリンの全面改修工事に関する詳細な進捗を報告した。新スタジアムは2028-2029シーズンの開幕からの使用開始を予定しており、収容人数約6万人の規模を維持する。ピッチは現状から20〜40センチメートル下がり、ラファエル・デ・ラ=オズ・カスタニェス氏が設計する新しい屋根によってスタジアム全体を覆い、音響効果を高めたボンボネーラのような熱狂的な空間を演出する。フェリアGMは『スタジアムを包み込む屋根や外装が、ボンボネーラのような感覚を与えることになる。間違いなくスタジアムをかなり密閉することになり、ピッチとの近さを感じさせるだろう。サッカーをより間近で体験できるはずだ』と語っている。また、オサスナのエル・サダルのような安全な立ち見席をゴル・スールに導入し、スタンドを一体化させる案も検討されている。
プレフェレンシア・スタンドの隣には地下駐車場を備えた巨大な併設ビルが建設される。現在は50人以上の作業員が掘削と土留め工事を行っており、幅1メートル、深さ26メートルの壁を構築している。フェリアGMは『解体フェーズが終了し、現在はスタジアムに隣接する区画の土留め工事を行っている。幅1メートル、深さ26メートルに達する壁を建設し、駐車場と併設ビルの全構造を収める空間を囲む予定だ。その後、残りの区画の掘削と、基礎および構造物の建設段階に入る』と順調な進捗を明かした。この基礎工事は夏の終わりから秋の初めには完了する予定である。
併設ビル全体の80%は4つ星スーペリア以上の外資系大手ホテルが占める計画で、現在6つのホテルチェーンから関心が寄せられており、夏までに最終候補の3社から運営会社が決定される。フェリアGMは『常にホテルがメインのテナントになると考えており、面積の約80%を占めることになる。それを1階部分の他の用途で補完する』と述べている。ホテル以外のスペースにはスポーツクリニック、美容クリニック、スポーツファッションの商業施設、ジム、スパなどが入る。
資金調達にはプロジェクト・ファイナンス方式が採用されており、スタジアムの運用によって得られる年間約2000万ユーロの追加収益から建設費を返済していく。現在、潤沢な資金を持つ投資ファンドなどを選定中で、建設期間の猶予を含め25年から30年で完済する計画となっている。フェリアGMは『以前から発表していたように、このプロジェクトはプロジェクト・ファイナンスのモデルで実行したいと考えている。基本的には、スタジアムの運営で得られる追加資金の一部を使って、建設費そのものを投資して支払うというものだ。現在、融資者の選定段階にある。幸いなことに市場は活発で、十分な流動性がある』と経済面での自信を示した。現在行われている第一フェーズの工事費は約1000万ユーロにのぼる。
代替地として使用しているラ・カルトゥーハ・スタジアムについて、フェリアGMは『我々にとって、ラ・カルトゥーハは正解だった。アクセスに問題はあるが、快適で満足している。ここでは、新ベニート・ビジャマリンで展開する予定のプロジェクトや活動のいくつかをすでにテストできている。だから非常に満足しているが、新スタジアムに合わせて常に調整や適応を行っている』と現状を高く評価している。スタジアムへのアクセス改善の鍵となるセビリア地下鉄3号線の新駅設置についても、都市計画当局と密に連携している。改修後のスタジアムはUEFAの基準を完全に満たし、将来的にヨーロッパのカップ戦の決勝戦を誘致することも目標に掲げられている。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
21年ぶりのチャンピオンズリーグ復帰という快挙に沸く一方、今夏のベティスはスタジアムの全面改修とスカッドの記録的な大刷新が同時進行する歴史的な転換期を迎える。ワールドカップ落選や主力退団など様々なドラマが交錯する中、来季の新たなステージへ向けた力強い歩みが始まっている。



