【今回のラインナップ】

✅ ジローナ [敵地でレアル・マドリードと価値あるドロー、残留へ大きく前進]

✅ アトレティコ・マドリード [オブラク欠場でセビージャ戦へ、シメオネ監督はカンテラの若手に期待]

✅ セビージャ [ガルシア・プラサ新監督のホーム初陣、アスピリクエタ離脱など守備陣に緊急事態]

✅ レアル・ソシエダ [久保建英がトップフォームで復帰明言、アラベスとのダービーに挑む]

✅ デポルティーボ・アラベス [ボジェの状態に不安も、バスクダービーで勝ち点獲得を狙う]

✅ エスパニョール [バルサとのダービーに向け闘志、マノロ・ゴンサレス監督がカンプ・ノウでの勝利を誓う]

✅ バレンシア [コルベラン監督がサポーターの批判を真摯に受け止め、エルチェ戦での必勝を期す]

✅ エルチェ [サラビア監督のもと、多数の負傷者を抱えながらもバレンシアとのダービーに臨む]

✅ オサスナ [ビクトル・ムニョスが月間MVP受賞と代理人変更で移籍の噂、クラブは後釜探しも着手]

✅ ベティス [リーグ戦の不振払拭へ、得意のエル・サダルでオサスナ戦。ELでの観客動員記録にも期待]

✅ セルタ・デ・ビーゴ [ELフライブルク戦の大敗からホームでの大逆転を信じ、ジラルデス監督との契約延長も発表]

✅ アスレティック・クラブ [アレハンドロ・レゴの契約延長が間近、元所属のアンデル・エレーラが当時を回顧]

 

■【ジローナ】🔴⚪️

サンティアゴ・ベルナベウで行われたレアル・マドリード戦で1-1の引き分けに持ち込み、勝ち点を39に伸ばして1部残留の目安となる42ポイントに大きく近づきました。前半は相手の猛攻を凌ぎ、ガッサニーガの好セーブなどで耐え抜くと、後半にバルベルデのミドルシュートで先制を許したものの、62分にトマ・レマルがペナルティエリア外から強烈な左足のシュートを沈めて同点に追いつきました。レマルは今季3ゴール目となり、試合後には「まずは42ポイントを目指し、その後どうなるか見ていきたい」と冷静に語っています (via Mundo Deportivo)。

ミチェル監督は、「マドリードはトランジションのスピードがあり、CLのバイエルン戦でも逆転は可能だと思う」と相手を称える一方、自チームの守備陣の集中力とメンタリティを絶賛しました。また、試合終盤にキリアン・ムバッペがペナルティエリア内で倒れPKを主張した場面については、「ヴィトール・ヘイスは前に出ており、払いのけるようなジェスチャーはしていないと言っていた。非常にクリーンな試合だった」と振り返り、判定は妥当であったと主張しています。サプライズで偽9番として先発したエチェベリの奮闘や、ヴィニシウスを封じ込めたアルナウ・マルティネスの活躍も光りました (via AS)。

 

■【アトレティコ・マドリード】🔴⚪️

セビージャとのアウェー戦を控える中、ディエゴ・シメオネ監督は守護神ヤン・オブラクの欠場を明言しました。月曜日からグループ練習には復帰しているものの、まだ試合に出られる状態ではなく、火曜日のチャンピオンズリーグ(バルセロナ戦)での復帰を目指すことになります。また、コケとニコ・ゴンサレスが出場停止、バリオス、ジョニー・カルドーソ、ハンツコ、ヒメネスが負傷で欠場と、野戦病院状態となっています (via Mundo Deportivo)。

しかしシメオネ監督は、マルク・プビルやロビンなど若手選手の成長を称賛し、「カンテラの若手には常に頭の中を巡る悪魔(恐怖や慢心)を追い払い、これまで通りのプレーをしてほしい」と期待を寄せました。また、バルセロナやレアル・マドリードからの審判への圧力に関する話題を振られると、「我々はマドリードに住んでおり、そうした状況には慣れっこだ」と意に介さない姿勢を貫いています (via MARCA)。

 

■【セビージャ】⚪️🔴

ルイス・ガルシア・プラサ新監督のホームデビュー戦となるアトレティコ・マドリード戦ですが、守備陣に深刻な緊急事態が発生しています。セサル・アスピリクエタが右内転筋の肉離れにより全治2〜3週間と診断され、契約延長の条件となる公式戦25試合出場が絶望的となりました。さらに前節オビエド戦で退場したニアンズと累積警告10枚目のホセ・アンヘル・カルモナが出場停止となり、マルカオも負傷離脱中です。指揮官は本職の右ラテラルがフアンルしかいない状況を嘆きつつも、アグメの復帰やモペイの招集をプラス材料に挙げています (via Estadio Deportivo)。

ガルシア・プラサ監督は、サンティアゴ・ベルナベウ並みの「地獄」のような雰囲気をファンに求め、「残留を果たすと確信しているが、苦しむことになるだろう」と覚悟を語りました。また、心機一転を図るため、ベンチの位置をビラルド監督時代以来となる左側に変更するという異例の措置も取っています。一方、クラブを去ったマティアス・アルメイダ前監督には、メキシコのモンテレイやクラブ・アメリカからオファーが届いていることが明らかになっています (via Estadio Deportivo)。

 

■【レアル・ソシエダ】🔵⚪️

アラベスとのバスクダービーを前に、ペジェグリーノ・マタラッツォ監督が会見を開き、日本人MF久保建英のトップフォームでの復帰を明言しました。指揮官は「先週はプレーせずによくトレーニングできた。今週は最高速度に達しており、先週よりもさらに準備ができているサインだ。明日のピッチで彼を間違いなく見ることになるだろう」と、久保の先発起用と大活躍に強い期待を寄せています。久保のドリブルとチャンスメイクが、熾烈な5位争いを勝ち抜くためのキーマンとなります (via Estadio Deportivo)。

チーム状況としては、ジョン・マルティンの出場停止とスベルディアの負傷により、アリツ・エルストンドが久々にセンターバックで先発する予定です。また、ヤンゲル・エレーラとゴロチャテギは来週から練習を再開する見込みです。来週に控えるコパ・デル・レイ決勝のゴールキーパー起用について指揮官は、アラベス戦はレミロが先発するものの、ウナイ・マレーロが決勝でプレーできる実力を既に証明していると示唆しました (via Estadio Deportivo)。

 

■【デポルティーボ・アラベス】🔵⚪️

レアル・ソシエダとのバスクダービーに挑みます。主力ストライカーのルカ・ボジェが足裏の痛みを抱えており出場が危ぶまれていますが、強行出場してトニ・マルティネスとコンビを組む可能性があります。また、キケ監督は出場停止明けのデニスをベンチスタートにする意向を示しており、チームの総力戦で勝ち点獲得を狙います (via MARCA)。

 

■【エスパニョール】🔵⚪️

FCバルセロナとのカタルーニャダービーに挑みます。2026年に入ってからリーグ戦で未勝利(8敗5分)と苦しい状況が続いていますが、マノロ・ゴンサレス監督は「カンプ・ノウで勝利すれば、エスパニョールでの最高の一日としてランキングの1位になるだろう」と強い意気込みを語りました。また、相手のラミネ・ヤマルが休養する可能性についても「相手のあらゆるオプションを想定して準備しており、特別視はしていない」と動じない姿勢を見せています (via SPORT)。

バルセロナが前節の判定を不服としてUEFAに抗議したことについては、「バルサのレフェリーへの不満は気にしていない。自分たちが良い試合をすることに集中するだけだ」と一蹴しました。チームはクレメンス・リーデルが累積警告で欠場するため、フェルナンド・カレロやミゲル・ルビオが代役として最終ラインに入り、負傷中のハビ・プアドの穴を埋める総力戦となります (via Estadio Deportivo)。

 

■【バレンシア】🦇

エルチェとのダービーを控える中、カルロス・コルベラン監督がファンからの辞任要求について言及しました。「結果が出なければ、バレンシアの監督に求められる要求を満たしていないということだ」と真摯に受け止めつつ、残り24ポイントでの巻き返しを誓いました。チームはウナイ・ヌニェスがハムストリングの負傷で欠場確実となり、ティエリ・レンダルがスタメンに復帰して最終ラインを再構築する見込みです。また、若手のハビ・ゲラにとっては、トップチーム定着のきっかけとなったエルチェの地での再起が期待されています (via SPORT)。

フロントの動きとしては、新たなスポーツディレクター探しが難航。デビッド・コベーニョ(ラージョ)らに断られた後、ロン・グーレイCEOはリサンドロ・イセイを信頼し、スペイン国内の市場に明るいスカウトを新たに迎える方針へとシフトしています (via Estadio Deportivo)。

 

■【エルチェ】🟢⚪️

エデル・サラビア監督のもと、バレンシアとのダービーに挑みます。守備の要であるペドロ・ビガスが累積警告で出場停止となり、エクトル・フォルト、グラディ・ディアンガナ、アダム・ボアヤルも負傷欠場と野戦病院状態です。さらにマルク・アグアドも筋肉の違和感で出場が危ぶまれていますが、ビクトル・チュストとジョン・チェタウヤが復帰し、ゴンサロ・ビジャールやフェデ・レドンドが中盤のオプションとして控えています。降格圏脱出に向けて負けられない一戦となります (via SPORT)。

 

■【オサスナ】🔴

今季6ゴール5アシストと大ブレイクし、スペイン代表デビューも果たしたビクトル・ムニョスが、Kosnerの月間最優秀選手賞を受賞しました。「最初の試合からファンとすぐに繋がれるとは思っていなかった」と喜びを語り、ベティス戦への意気込みを見せています。しかし、ピッチ外では彼の去就が騒がしくなっており、代理人をFCバルセロナとの関係が深い「Niagara Sports Company」に変更しました。レアル・マドリードが800万ユーロの買い戻しオプションを持っていますが、バルサがその前に獲得に動く可能性が浮上しています (via SPORT)。

オサスナ側も既に後釜探しに着手しており、現在オランダのユトレヒトでプレーしているバルサ出身のウィンガー、アンヘル・アラルコンに注目しています。一方で、若手有望株のイケル・ムニョスとは2030年までの契約延長(違約金2000万ユーロ)を発表し、カンテラ選手の引き留めに成功しました (via Mundo Deportivo)。

 

■【ベティス】🟢⚪️

直近6試合で勝ち点4と未勝利が続き、5位の座が危ぶまれている中、オサスナ戦を迎えます。しかし、敵地エル・サダルでは過去10年で7戦5勝と圧倒的な相性の良さを誇り、直近2試合でもアジョセ・ペレスなどのゴールで連勝しているため、このジンクスを活かして悪い流れを払拭したいところです (via Estadio Deportivo)。

また、ヨーロッパリーグ準々決勝のスポルティング・ブラガ戦(ホーム第2戦)に向けて、ラ・カルトゥハ・スタジアムのチケットが既に53,325枚発券されており、セビージャとのダービーで記録した67,447人に迫る勢いでサポーターの熱気も最高潮に達しています (via Estadio Deportivo)。

 

■【セルタ・デ・ビーゴ】🩵

ヨーロッパリーグ準々決勝第1戦でフライブルクに敵地で3-0の大敗を喫しましたが、クラウディオ・ジラルデス監督やイアゴ・アスパスらはホーム・バライードスでの大逆転を諦めていません。フライブルクがアウェー戦で直近8試合1勝と極端に成績を落としている弱点を突き、過去の欧州大会(ベンフィカやユベントス戦など)で見せた4-0などの大勝劇の再現を狙います。次戦にはカルル・スタルフェルトやマティアス・ベシノらが復帰予定です (via SPORT)。

クラブはジラルデス監督との契約を2028年まで延長し、長期的なプロジェクトへの信頼を示しました。一方でリーグ戦では来季のチャンピオンズリーグ出場権(5位)を争っており、ジローナやアスレティック・クラブがCL出場の代償として翌年のリーグ戦で苦しんでいる現状を教訓にし、リーグとカップ戦のバランスを取ることが求められています (via Estadio Deportivo)。

 

■【アスレティック・クラブ】🦁

若手ミッドフィルダーのアレハンドロ・レゴの契約延長交渉が順調に進んでいます。ミケル・ゴンサレスSDが主導し、クラブが持つ一方的な2年の契約延長オプションを行使せず、より条件の良い長期契約を結ぶ方向で合意に近づいています。レゴ自身も強豪ひしめく中盤での競争を恐れず、クラブへの残留を強く希望しています (via Estadio Deportivo)。

また、元所属選手のアンデル・エレーラがBoca Juniorsでのインタビューに応じ、「自分にとっての家はサラゴサだったが、アスレティックでの2度の在籍は本当に幸せで、ユニークなクラブだった。ただ、キャリアを極めるためにマンチェスター・ユナイテッドに移籍する決断をした」と当時を回顧し、クラブへの深い愛情を語りました (via Estadio Deportivo)。

 

【本日の総括】

本日のラ・リーガは、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグの戦いを見据えた各クラブの思惑が交錯する一日となりました。残留を目指すジローナがレアル・マドリードを相手に執念のドローをもぎ取り、下位に沈むセビージャやエスパニョール、バレンシアの監督たちは、厳しい現状とファンからの重圧に向き合いながらも次戦での必勝を誓っています。また、ソシエダの久保建英のトップフォームでの復帰明言や、オサスナのビクトル・ムニョスを巡る場外での移籍市場の動きなど、ピッチ内外で個人の才能にも大きな注目が集まっています。欧州の舞台と国内リーグの熾烈な順位争いが並行する中、総力戦を強いられる各チームの動向から目が離せません。