エンリケ・リケルメ会長候補、野心的な公約とSNSでの炎上

フロレンティーノ・ペレスに対抗してレアル・マドリード会長選に立候補した実業家エンリケ・リケルメが、バルデベバスに「シウダード・デル・ソシオ(ソシオ・シティ)」を建設するという巨大なプロジェクトを発表した。この構想には、2万2000平方メートルのクラブハウス、巨大ジム、アクアティックセンター、ソシオ専用の11面のサッカーピッチ、41面のパデル・テニスコート、さらには1万5000人を収容でき、近隣住民に迷惑をかけずにコンサートも開催できるバスケットボール専用アリーナが含まれている。

リケルメは『2004年から2026年にかけて、レアル・マドリードはその本質を失い、今やクラブの私物化が進んでいる。だからこそ私は立ち上がった』と語り、現体制を批判。『チャンピオンズリーグで再び優勝するまで、ソシオの会費を50%減額する』という大胆な公約も打ち出した。さらに、ネグレイラ事件に関しても『クラブとして受けた最大の侮辱の一つであるにもかかわらず、現体制が迅速に声を上げなかったために、何も起こっていないし、これからも何も起きないだろう』とペレスの対応の遅さを指摘した。

しかし、ラジオ番組『El Partidazo』のインタビューでの一幕が彼に思わぬダメージを与えた。サッカーとは関係のない「友人との食事で誰が奢るか」という質問に対し、リケルメは『もし女性がいるなら、必ず男性が払うものだ。申し訳ないが』と回答。この発言がSNSで切り取られ、「時代錯誤の性差別主義だ」「パパ活思考だ」と大炎上。一部のソシオからは「紳士的な礼儀だ」と擁護する声もあったが、彼のキャンペーンの出鼻をくじく結果となってしまった。

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ラージョ・バジェカーノ、欧州決勝での熱狂と涙

クラブ創設102年で初の欧州カップ戦決勝進出を果たしたラージョ・バジェカーノ。決戦の地であるドイツのライプツィヒには、マドリードの労働者階級の街から1万1000人以上のファンが陸路・空路を駆使して大集結した。スタジアムのゴール裏は「それを街へ持ち帰ってくれ、愛しい人よ。頭蓋骨に懸けて、一生をかけて」というクラブ100周年記念歌の歌詞が書かれた巨大なモザイクで彩られ、試合前のアンセム斉唱時にはFWアレマオが感極まって涙を流す場面もあった。

試合はクリスタル・パレスに1-0で敗れたが、ピッチ外でもドラマがあった。前半35分、ラージョのGKアウグスト・バタジャがラージョサポーターのいるスタンドでファンが急病で倒れたことにいち早く気づき、ピッチに座り込んで主審の毛利ツィオ・マリアーニに試合を止めるようアピール。医療スタッフが迅速に駆けつけることができた。

試合前には、スペイン国王フェリペ6世からラージョのマルティン・プレサ会長宛てに激励の電話があり、『スペイン全体が君たちと共にある』とのメッセージが伝えられた。また、現地にはアトレティコ・マドリードのファンであることを公言しているマドリードのマルティネス・アルメイダ市長も駆けつけ、『今この瞬間、欧州の決勝に辿り着いたラージョは間違いなくマドリードで一番のチームだ。彼らのパーソナリティには嫉妬すら覚える』と大絶賛した。

敗戦後、涙を流す選手たちに対し、ファンは「お前は労働者の街の誇りだ」と大合唱。キャプテンのイシはインタビュー中に涙で言葉を詰まらせ、『この最高の人たちにタイトルを捧げられなくて本当に悲しい。でも来年、また欧州の舞台に戻ってくる』と誓った。また、チームをここまで導いたイニゴ・ペレス監督は、この試合を最後にビジャレアルの監督に就任することが濃厚と報じられている。

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レアル・サラゴサ会長の反省とシウダード・デポルティーバの荒廃

歴史的クラブであるレアル・サラゴサが、まさかの1RFEF(実質3部)降格という屈辱を味わった。これを受け、筆頭株主であるホルヘ・マス会長がクラブの公式インタビューを通じて重い沈黙を破った。

マス会長は『我々は責任を痛感している。レアル・サラゴサが象徴するものにふさわしいレベルに達していなかった。機能しない決断を下してしまい、軌道修正が間に合わなかった。空虚な約束で解決できるものではない。結果を出すしかないのだ』と懺悔しつつ、『クラブの存続に危機はない。私とフアン・フォルセンはクラブへの出資比率をさらに引き上げ、プロジェクトへの深い信念を示す』と宣言した。

しかし、クラブの裏側に目を向けると、トップチームや下部組織が使用する練習施設「シウダード・デポルティーバ」の惨状が浮き彫りになっている。1974年に建設されたこの施設は半世紀にわたりほとんど改修されず、建物の屋根からは雨漏りがし、ロッカーや食堂にはバケツが置かれている。さらにプールの水は緑色に濁り、至る所に錆や割れたガラスが放置されている。

つい最近も、以前から傾いていた木が倒れる事故があり、あわや大惨事になるところだったという。クラブは経費削減のためにメンテナンス業者との契約を打ち切り、残された少数のスタッフが過酷な労働環境で施設を維持しているのが現状だ。『40年前から壊れたままのレンガが今もそのまま放置されている』とスタッフは語り、名門クラブの裏側の無残な姿が暴露されている。

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