デンゼル・ダンフリース 2000万ユーロでの獲得もバルベルデの配置転換で控えへ降格

レアル・マドリードが今年7月に2000万ユーロで獲得したオランダ代表右サイドバック、デンゼル・ダンフリースが、チーム内のポジション争いで厳しい立ち位置に追い込まれている。ジョゼ・モウリーニョ監督がミッドフィルダーのフェデリコ・バルベルデを右サイドバックへ配置転換したことで、新加入補強選手の序列が急低下する事態となった。

ダンフリースは加入直後から右サイドバックの定位置を任され、今季ここまで596分間の出場時間を重ねてきた。致命的なミスを犯したわけではないものの、守備での絶対的な安定感や前線への効果的な推進力という点で指揮官を完全に納得させるには至っていない。

モウリーニョ監督は中盤の改善を模索する中で、バルベルデとオーレリアン・チュアメニの組み合わせが期待通りの機能を見せなかったことを受け、バルベルデの右サイドバック起用を決断した。ウルグアイ代表MFは直近のセビージャ戦、ライプツィヒ戦、そしてバルセロナとのクラシコという重要な3連戦ですべて右サイドバックとして先発出場を果たした。バルベルデが同ポジションで攻守に高い強度を発揮したことで、ダンフリースはベンチを温める時間が急激に増加している。

2000万ユーロという決して安くない移籍金を投じて獲得した補強選手が僅か数ヶ月で定位置を奪われる形となり、クラブの補強計画の狂いが露呈した。指揮官がチーム全体のバランスと戦術的規律を最優先した結果、新戦力の居場所が狭まる格好となっている。

この動きが示すのは、モウリーニョ監督がネームバリューや獲得コストにとらわれず、現在のパフォーマンスと戦術的適合性をシビアに評価しているということだ。ダンフリースにとっては、限られた出場機会で守備の安定感を示し、指揮官の信頼を勝ち取り直すことが急務となっている。(via ElDesmarque)