スポティファイ・カンプ・ノウ改修工事の現状
🏗️スタジアムの改修工事は第3層の作業やVIPボックスの建設へと進んでいるものの、費用が初期予想を大きく超過している。ウクライナとイランの紛争による資材価格の高騰や、週全日の作業ができないことによる工期遅れが主な要因となっている。ジョアン・ラポルタ会長は7月に予定されている臨時総会で、ゴールドマン・サックスからの14億5000万ユーロの融資枠の拡大をソシオに求める見通しであり、追加額は約4億ユーロに上ると見られている。屋根の設置という最大の工程は2027年夏以降にずれ込み、工期は当初の4ヶ月から大幅に延長される。その結果、2027-28シーズンの大部分は再びモンジュイックのオリンピック・スタジアムでプレーすることになり、市への施設予約も既に済ませている。この移転により、入場料などの収入がカンプ・ノウ使用時よりも減少することが確実視されている。
(via Esport3, ElDesmarque)
フリック監督のプレシーズン計画と若手選手の帯同
🏃♂️ハンジ・フリック監督の3度目のプレシーズンは7月13日にスタートする。初日にはヘラルド・マルティン、シュチェスニー、マルク・ベルナル、マルク・カサド、アレハンドロ・バルデがメディカルチェックを受ける予定だが、カサドは移籍が決定的となっている。レンタルから復帰するエクトル・フォルトも合流するが、イニャキ・ペーニャの去就は保留中であり、ヤコはアンドラへ再レンタルされる。トップチームでのダイナミクスを経験したチャビ・エスパルト、アルバロ・コルテス、トミー・マルケスは初日から参加し、トップチーム登録を勝ち取る可能性がある。さらに、18歳のシェイン・クライファート(パトリック・クライファートの息子で2028年6月まで契約延長済み、市場価値50万ユーロ)がトップチームの合宿に参加する。エブリマ・トゥンカラ、オリアン・ゴレン、ギスタウ、ハムザ、ジョフレ・トレント、ギジェ・フェルナンデス、トニ・フェルナンデスらも招集され、フアン・エルナンデスは負傷がなければ参加していた。指揮官はフィジカル強化のため、バイエルン時代のスタッフであるホルガー・ブロイヒの招聘を希望している。7月27日から8月3日まではイギリスのバーミンガムにあるセント・ジョージズ・パークで合宿を行い、チャンピオンシップのチームとの非公開試合と、セント・アンドルーズ・スタジアムでのバーミンガム・シティとの公開試合を予定している。アジアやアメリカでのツアーは行わず、過密日程と移動の負担を軽減する。
(via SPORT, Mundo Deportivo)
ラミン・ヤマルの負傷とスペイン代表での起用
🩹4月22日のセルタ戦で決勝点となるPKを蹴った際に左脚の大腿二頭筋を負傷したラミン・ヤマルについて、クラブはスペイン代表での起用に強い懸念を抱いている。全治8週間と診断されており、6月15日のW杯初戦カーボベルデ戦でちょうど54日(1ヶ月と3週間)が経過するため最短期間には達するものの、再発リスクが非常に高い状態にある。代表合宿地のチャタヌーガでは別メニュー調整中で、ペルー戦(プエブラ)には帯同しなかった。元チーフ理学療法士のフアンホ・ブラウは、爆発的なプレースタイルを持つ若い選手にとって、W杯のような高負荷の大会での復帰は極めて危険であり、医療許可後1ヶ月半は再発しやすいと警告している。代表のデ・ラ・フエンテ監督は『カーボベルデ戦で起用可能だろう』と楽観的な姿勢を見せているが、クラブ側は段階的かつ制御された復帰を強く求めている。
(via SPORT)
ロナルド・アラウホの緊急帰国
✈️ウルグアイ代表の合宿に参加していたロナルド・アラウホが、練習中にふくらはぎに違和感を覚え、スペインへ緊急帰国した。バルサの医療スタッフによる治療を直接受けるための弾丸旅行である。月曜日の全体練習には参加せず、火曜日の夜にはウルグアイ代表のベースキャンプであるメキシコのプラヤ・デル・カルメンへ向かう飛行機に同乗してチームに復帰する。W杯出場自体に問題はないものの、6月16日のサウジアラビア戦は欠場する可能性が高く、6月22日のカーボベルデ戦、あるいは6月27日のスペイン戦での復帰が見込まれている。
(via SPORT)
ジョアン・カンセロの復帰交渉
🤝デコSDとフリック監督の希望通り、ジョアン・カンセロのフリーでの復帰が近づいている。代理人のジョルジュ・メンデスと選手の強硬な姿勢、そしてアル・ヒラルとの良好な関係により、残り1年の契約を解除してカンプ・ノウに戻る見通しが立っている。アル・ヒラルは1000万ユーロの移籍金を放棄する代わりに、バルサが保有するハフィーニャやマルク・カサドの獲得を打診している。しかし、両選手はサウジアラビアでのプレーや金銭的なオファーに全く興味を示していないため、他の補償的な繋がりを通じて交渉が妥結する予定である。
(via SPORT)
マーカス・ラッシュフォードの買い取りオプション
🏴マンチェスター・ユナイテッドからレンタル中のマーカス・ラッシュフォードについて、バルサは3000万ユーロの買い取りオプションを保持しているが、6月15日の期限までに行使する動きはない。アンソニー・ゴードンを7000万ユーロで獲得したことやハフィーニャの存在により、ラッシュフォードの買い取りは凍結されている。これに乗じてバイエルン・ミュンヘンが3450万ユーロでの獲得に乗り出しており、週給32万5000ユーロとされる給与の大幅な引き下げを求めている。しかし、ラッシュフォード本人はバルサでのプレー継続を強く望んでおり、再びレンタルで残れると信じて決断を待っている状態である。
(via SPORT, Mundo Deportivo, ElDesmarque)
ルーニー・バルドグジの売却計画
🇸🇪スウェーデン代表ウイングのルーニー・バルドグジに対して、プレミアリーグの6クラブ(リーズ、アストン・ヴィラ、サンダーランド、ブライトン、ブレントフォード、エヴァートン)から問い合わせが殺到している。さらにユヴェントス、ポルト、モナコ、アヤックス、マルセイユ、ベティスも関心を示している。バルサはベルナルド・シウバの獲得資金を捻出し、背番号を空けるために、6月30日までに買い戻しオプション付きでの売却かレンタル移籍をまとめたい考えである。選手にはスペイン国内か欧州カップ戦に出場するチームを選ぶよう勧めている。
(via SPORT)
フリアン・アルバレス獲得の行方
🇦🇷バルサはロベルト・レヴァンドフスキの後継者としてフリアン・アルバレスの獲得を1億ユーロで狙っている。しかし、アトレティコ・マドリードは5億ユーロの契約解除金を盾に売却を拒否しており、レアル・マドリードが1億5000万ユーロのオファーを準備しているとの報道が浮上した。これに対し、アルバレスの代理人フェルナンド・イダルゴは『フリアンがマドリードの銀河系補強? その件について何の情報もないし、誰も我々に連絡してきていない』と接触を完全否定した。代替案として挙がっていたダーウィン・ヌニェスもリヴァプールへの復帰を強く望んでいるため、バルサは市場の動向を静観している。
(via Estadio Deportivo, Mundo Deportivo, SPORT)
ベルナルド・シウバへのオファー
🇵🇹バルサとアトレティコ・マドリードがベルナルド・シウバに公式オファーを提示している。選手本人はW杯後に決断を下す予定だが、夫人の親族がカタルーニャに住んでいることやコスタ・ブラバでのバカンスを好むことがバルサにとって有利な材料となっている。一方で、元選手のリュイス・カレーラスは『バルサは控えではなくスタメンを獲得すべきだ。ベルナルドが来て、ペドリやラフィーニャ、ラミンの控えを受け入れるなら、ハングリー精神がない証拠だ。フリックが彼をスタメンにしてフェルミンやオルモを外すとは思えない』と、その起用法と獲得方針に疑問を呈している。
(via SPORT, Esport3)
将来の監督候補セスク・ファブレガス
👔ハンジ・フリック監督は2年連続でリーグ優勝を果たし、2028年(プラス1年のオプション)まで契約を延長したばかりだが、ラポルタ会長とデコSDは将来の監督候補としてセスク・ファブレガスをリストアップしている。彼がコモ1907をチャンピオンズリーグに導いた手腕が高く評価されている。なお、ルイス・エンリケの復帰はPSGでの高額な年俸のため経済的に不可能とされている。
(via ElDesmarque)
昨夏退団選手たちの市場価値と現状
📉2025年夏にバルサを退団した選手たちの現在の市場価値と状況が明らかになった。パウ・ビクトルはブラガで17ゴール6アシストを記録し、市場価値は1200万ユーロから1500万ユーロに上昇した。アレックス・バジェはコモ1907で歴史的なCL出場権獲得に貢献し、価値を600万ユーロから1200万ユーロへ倍増させた。マルク・カサドはPSGへ移籍し、出場機会は限定的だが市場価値1000万ユーロを維持している。イニゴ・マルティネスはアル・ナスルで安定したプレーを見せ、500万ユーロから450万ユーロへ微減。パブロ・トーレはマジョルカで降格を経験し、600万ユーロから500万ユーロに下がった。クレマン・ラングレはアトレティコで定位置を掴めず1200万ユーロから400万ユーロに急落。オリオル・ロメウはサウサンプトンでわずか131分間の出場に留まり、120万ユーロから40万ユーロに下落した。
(via SPORT)
バルデとククレジャのトレード案
⚖️ダビド・ベルナベウとアレックス・デルマスがアレハンドロ・バルデとマルク・ククレジャのトレード案について議論を交わした。デルマスは『追加の投資が必要ないなら賛成するが、今は優先事項ではない』と述べた。ククレジャは毎シーズン3000分以上プレーする稼働率の高さとゲーム理解度、クロスの成功率(33%対21%)で優れていると評価。一方で、バルデのスピードとドリブル能力の高さも認めており、条件次第では利益を生む取引になると分析している。
(via SPORT)
レアル・マドリードによるタイトル剥奪要求
⚖️レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が、ネグレイラ事件に関連してバルサが2001年から2018年の間に獲得したタイトルを剥奪するようUEFAに要求する500ページの文書を提出した。この動きに対し、CENAFEのミゲル・ガラン会長は、試合の操作を裏付ける具体的な証拠がなく、時効の観点からもUEFAがバルサを重く処罰する法的根拠は全くないと主張している。
(via SPORT, ElDesmarque)
リーベル・プレートとの親善試合
🇦🇷バルサとリーベル・プレートが、8月にブエノスアイレスのモヌメンタル・デ・ヌニェスで親善試合を行う交渉を進めている。リーベル側はアルゼンチンのクラウスーラ開幕前である8月7〜8日を提案しているが、バルサ側は8月15〜16日にLaLigaが開幕するため、より早い日程を希望している。両チームは2015年のクラブW杯決勝以来の対戦となる。一方、ジョアン・ガンペール杯の対戦相手はアヤックスとの交渉が消滅し、ローマ、ボルシア・ドルトムント、ナポリ、クルス・アスルが候補となっている。
(via ElDesmarque)
ルカ・ペレスがプロ契約を締結
✍️16歳の有望なセンターバック、ルカ・ペレスがバルサと初のプロ契約を締結した。カデテ年代でありながら今シーズンはフベニルBでデビューを果たしており、将来を嘱望されている。コーディネーターであるセルジ・ミラの立ち会いのもと、正式に契約書にサインした。
(via Mundo Deportivo)
ベレッチ監督の続投とラ・マシアの若手たち
👔ジュリアーノ・ベレッチ監督が1+1の契約オプションを行使し、来シーズンもバルサ・アトレティックの指揮を執ることが決定した。今季はオビエドBからレンタル中のホアキン・デルガドらの活躍があった。また、U-17欧州選手権では16歳のエブリマ・トゥンカラが大会MVPを獲得。これは2007年のボージャン・クルキッチ、2004年のセスク・ファブレガス以来の快挙である。さらに、U-19スペイン代表の合宿メンバーにチャビ・エスパルトとキム・ジュニェントが選出された。U-12チームを率いるポル・コンベジェ監督はLa Liga FC FuturesでのPK戦敗退後、『結果はさておき、全員を均等にプレーさせ、ポゼッションとチームプレーのDNAを示せたことを誇りに思う。2014年生まれの世代はクラブに多くの喜びをもたらすだろう』と語った。
(via SPORT, Mundo Deportivo)
ラファ・ユステ副会長の元老院演説
🎙️ラファ・ユステ副会長が火曜日の17時から元老院(ソシオ歴の長い1000人で構成される諮問機関)でシーズンの総括スピーチを行う。この場では、ジョアン・センテジェスもエスパイ・バルサの進捗について詳細な説明を行う予定である。
(via Mundo Deportivo)
ラミン・ヤマルがSNSの偽アカウントを否定
📱ラミン・ヤマルが自身のYouTubeチャンネルで19の質問に答え、X(旧Twitter)のアカウントを持っていないことを明言した。『TikTokのアカウント名は ryanbuss19 だけど、誰かが同じ名前でTwitterのアカウントを作ったんだ。みんな僕だと思っているけど、違うよ。ごめんなさい』と説明し、偽アカウントが発信する判定への不満などの投稿は自身のものではないと完全否定した。
(via SPORT)
W杯を彩るラ・マシア出身選手たち
🌍今回のW杯には、バルサの育成組織やBチームを経験した選手が17名も出場する。スペイン代表にはラミン・ヤマル、クバルシ、ガビ、ダニ・オルモ、エリック・ガルシア、アレハンドロ・バルデが名を連ねている。他国や他クラブでプレーする選手として、ビクトル・ムニョス(オサスナ)、久保建英(レアル・ソシエダ)、ペク・スンホ(バーミンガム)、チャディ・リアド(クリスタル・パレス)、アブデ(ベティス)、アントニオ・サナブリア(パラグアイ代表)、ロナルド・アラウホ、サンティ・ブエノ(ウルグアイ代表)、マルクス・テュラム、ナウエル・モリーナ(スクール出身)など、バルサのDNAを受け継ぐ選手たちが世界中で躍動している。
(via SPORT)
ルイス・エンリケと教え子たちの再会
🥂ルイス・エンリケ監督が、2010-11シーズンにバルサ・アトレティックで指導した教え子たちと再会した。当時のチームはセグンダ・ディビシオンで過去最高の勝ち点71を獲得し、3位に入る歴史的な快挙を成し遂げていた。ジョナタン・ソリアーノ、マルク・バルトラ、オリオル・ロメウ、イリエ・サンチェス、アンドレウ・フォンタス、マルク・ムニエサ、ルベン・ミニョ、カルモナ、カルレス・プラナス、ベンハ、アルマンド・ロサノ、アブラハム・ミネロ、ホセ・ルエダ、エドゥ・オリオル、ジョアン・オリオルらが集結し、韓国にいるノリートとテージョもビデオ通話で参加。秋に放送予定のドキュメンタリー番組『La Porteria』の撮影が行われた。
(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
カンプ・ノウの改修工事に伴う資金計画の修正や、W杯に向けた各国代表選手たち(特にヤマルやアラウホ)の負傷状況など、クラブはピッチ内外で重要な局面を迎えている。フリック監督のプレシーズンに向けた準備が進む中、カンセロの復帰やラ・マシアの若手たちの台頭など、来季の陣容を固めるための動きが加速している。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
フリック監督のプレシーズン始動に向け、戦術的な焦点は『過密日程の回避』と『若手の適応』にあります。アジアやアメリカへの遠征を避け、セント・ジョージズ・パークでの合宿を選択した点は、戦術浸透の時間を確保する現実的な判断です。特にシェイン・クライファートら若手の抜擢は、トップチームの強度にどこまで食らいつけるかの試金石となるでしょう。一方で、ラミン・ヤマルやアラウホの負傷は、個の突破力や守備の安定性に直結する懸念材料です。戦術の根幹を担う選手たちのコンディション管理が、開幕直後の完成度を左右することになるでしょう。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
スタジアム改修に伴う4億ユーロの追加融資要請は、クラブの財政的な厳しさを改めて浮き彫りにしました。ラポルタ会長にとって、ソシオの理解を得るための元老院演説は、単なる報告以上の重みを持つはずです。また、ネグレイラ事件を巡るライバルクラブからの圧力も続いており、クラブを取り巻く環境は依然として緊張感に包まれています。しかし、ラ・マシア出身者が世界中で活躍し、ベレッチ監督の続投で育成の連続性が保たれている点は、クラブのアイデンティティを支える希望の光と言えるでしょう。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
編成面では、ジョアン・カンセロのフリーでの復帰交渉が最優先事項です。アル・ヒラルとの複雑な交渉をまとめ上げ、ハフィーニャらの放出を回避しつつ戦力を確保できるかが鍵となります。また、ベルナルド・シウバ獲得に向けた資金捻出のため、ルーニー・バルドグジらの売却を急ぐ姿勢からは、限られた予算内で最大限の補強を目指すデコSDの苦悩が見て取れます。ラッシュフォードの買い取り凍結も含め、今夏は『高額な即戦力』と『将来への投資』のバランスを極めて慎重に見極める必要があります。