🇪🇸ラ・リーガ 注目トピック詳細 (2026年4月18日)

 

【今回のラインナップ】

 

✅ レアル・ソシエダ [国王杯でアトレティコをPK戦の末に破り、史上4度目の優勝を飾る]

 

✅ アトレティコ・マドリード [国王杯決勝で劇的同点に追いつくもPK戦で涙を呑む]

 

✅ ベティス [EL敗退の経済的打撃とペレグリーニ監督の去就、アムラバト獲得への影響]

 

✅ ビジャレアル [ロイグ会長がマルセリーノ監督との契約延長やクラブの財政方針に言及]

 

✅ バレンシア [来季の右SB補強に向けA・ガルシアらをリストアップ、16歳オトルビと契約延長]

 

✅ セビージャ [ガルシア・プラサ監督が足場から練習を視察、コルドンSDには退団の噂]

 

✅ レバンテ [残留を懸けたセビージャとの大一番、絶好調のエスピがチームを牽引]

 

✅ セルタ・デ・ビーゴ [契約満了が迫るミンゲサにアーセナルなどプレミア勢が熱視線]

 

✅ オサスナ [ベテランのラウール・ガルシアが今季の国王杯得点王を獲得]

 

✅ マジョルカ [バレンシアが右SBパブロ・マフェオの獲得に強い関心]

 

✅ カディス [5連敗中で残留争いの危機、負傷者続出の中で新加入ルーカス・ペレスに期待]

 

■【レアル・ソシエダ】🔵⚪

 

セビージャのラ・カルトゥハ・スタジアムで開催された国王杯(コパ・デル・レイ)決勝で、アトレティコ・マドリードをPK戦の末に下し、1909年、1987年、2020年に続くクラブ史上4度目の優勝を果たしました。試合は開始わずか14秒で、アンデル・バレネチェアのヘディングシュートで先制。これは1952年にバデネスが記録した18秒を塗り替える、国王杯決勝史上最速ゴールの新記録となりました。(via AS)

 

その後同点に追いつかれるものの、前半終了間際(45分)にゴンサロ・ゲデスが相手GKムッソに倒されて得たPKを、キャプテンのミケル・オヤルサバルが冷静に沈めて勝ち越しました。オヤルサバルはこれで今季15ゴール目であり、クラブ史上初めて2回の決勝で得点した選手として歴史に名を刻んでいます。(via MARCA)

 

83分に再び同点に追いつかれ、試合は延長戦を経てPK戦(3-4)へ突入。PK戦ではGKウナイ・マレーロが相手の最初の2本のシュートを見事にセーブする大活躍を見せ、キッカーもカルロス・ソレール、ルカ・スチッチ、アイヘン・ムニョス、パブロ・マリンが成功させ、見事タイトルを勝ち取りました。昨年12月に就任したばかりのペレグリーノ・マタラッツォ監督にとって早くも初タイトルとなり、優勝賞金約120万ユーロと、来年のスペイン・スーパーカップ出場権を獲得しています。(via AS)

 

日本人選手の久保建英については、延長後半(88分にセルヒオ・ゴメスと交代)からピッチに立ちました。しかし、まだ本調子ではないことが明らかであり、チームへの貢献度は低く、プレーがうまく機能しなかったと現地では厳しく評価されています。延長戦で一度オスカルソンへの決定機を演出するパスを見せたものの、PK戦のキッカーを務めることはありませんでした。(via AS)

 

試合前のゴール裏には、1998年にアトレティコのファンによって殺害されたアイトール・サバレタを追悼する巨大なコレオグラフィーとイクリニャ(バスク旗)が掲げられ、選手たちを強力に後押ししました。(via MARCA)

 

■【アトレティコ・マドリード】🔴⚪

 

国王杯決勝でレアル・ソシエダと激闘を繰り広げましたが、PK戦で敗れ、13年ぶり11度目の戴冠はなりませんでした。ディエゴ・シメオネ監督は、チャンピオンズリーグのバルセロナ戦からクレマン・ラングレに代えてマルク・プビルを起用した以外は同じスタメンで臨みましたが、開始わずか14秒で失点する苦しい立ち上がりとなりました。18分にはアントワーヌ・グリーズマンのパスから、冬に加入したアデモラ・ルックマンが同点ゴールを決め、試合を振り出しに戻しました。(via Mundo Deportivo)

 

しかし前半終了間際、GKフアン・ムッソがクロスボールの処理で飛び出した際、ゲデスの顔面を殴打する形で痛恨のPKを献上し、再びリードを許してしまいます。ムッソは1失点目の対応も遅かったと批判の対象になりましたが、延長戦では決定的なシュートをダブルセーブしてチームを救う執念も見せました。(via MARCA)

 

後半、シメオネ監督はアレクサンダー・セルロート、ニコ・ゴンサレス、アレックス・バエナ、ティアゴ・アルマダらを次々と投入。83分、アルマダのパスを受けたフリアン・アルバレスがペナルティアーク付近からヒールでボールをコントロールし、左足で強烈なシュートを叩き込んで劇的な同点ゴールを奪いました。この瞬間、シメオネ監督はピッチに乱入して感情を爆発させました。(via MARCA)

 

延長戦ではジョニー・カルドーソがGKと1対1の決定機を迎えたものの決めきれず、勝負はPK戦へ。最初のキッカーであるセルロートと、2人目のフリアン・アルバレスのシュートが相手GKマレーロに止められ、ニコ・ゴンサレス、アルマダ、バエナは成功させたものの及ばず、準優勝(賞金約100万ユーロ)に終わりました。(via Mundo Deportivo)

 

■【ベティス】🟢⚪

 

ヨーロッパリーグ準々決勝でのスポルティング・ブラガ戦の敗退(ホームで2-4の敗戦)により、クラブはスポーツ面だけでなく経済面でも深刻なダメージを受けています。準決勝進出による賞金420万ユーロを失い、優勝していれば得られたはずの最大約2000万ユーロの追加収入の機会が消滅しました。(via Estadio Deportivo)

 

キャプテンのアイトール・ルイバルは「落ち込んでいる。とても厳しい日々だ。残りのシーズンをできる限り良く終えるために全力を尽くす」と語り、クチョ・エルナンデスもファンに謝罪しました。チームは公式戦ここ11試合でわずか1勝、ラ・リーガでは7試合勝利なしという深刻な不振に陥っており、マヌエル・ペレグリーニ監督への風当たりが強まっています。チリ代表の元監督クラウディオ・ボルギは、ペレグリーニ監督がベティスを離れる場合、チリ代表監督に就任するべきだとラブコールを送っています。(via Estadio Deportivo)

 

来季に向けた補強計画にも暗雲が立ち込めています。特にフェネルバフチェからソフィアン・アムラバトを完全移籍で獲得するルートを模索していましたが、来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得が危ぶまれている(現在5位)ため、予算が確定するまで交渉は保留状態となっています。(via Estadio Deportivo)

 

チームは練習を非公開にして次節ジローナ戦への準備を進めており、ジオヴァニ・ロ・チェルソとナタンの復帰が見込まれています。(via Estadio Deportivo)

 

■【ビジャレアル】🟡

 

フェルナンド・ロイグ会長が地元ラジオ局のインタビューに応じ、契約が6月30日で切れるマルセリーノ・ガルシア・トラル監督の去就について「シーズン終了後に話し合う約束をしている」と明言し、関係が良好であることを強調しました。(via Estadio Deportivo)

 

チームは現在リーグ3位(勝ち点61)につけており、1試合平均ほぼ2ポイントというペースでチャンピオンズリーグ出場権獲得に向けて邁進しています。会長は「CL出場権を2年連続で達成できるかもしれないのは偉大なことだ」とチームを高く評価しています。一方で、他クラブに比べてスタジアムの収容人数やチケット収入が少ないこと、さらにバレンシア州の所得税(IRPF)が54%と他州より高いハンデキャップに言及し、経済的バランスを保つためには選手の売却とカンテラ(下部組織)からの若手登用が不可欠であると説明しました。(via Estadio Deportivo)

 

■【バレンシア】🦇

 

来シーズンに向けた右サイドバックの補強として、アストン・ヴィラでプレーするバレンシア出身の23歳、アンドレス・ガルシアを最優先ターゲットにリストアップし、買い取りオプション付きのレンタル移籍を打診しています。現在の右サイドバックはディミトリ・フルキエとティエリ・レンダルの度重なる負傷により手薄となっており、契約更新が停滞しているティエリや、フルキエにはオファーを聞くよう促す方針です。他にもマジョルカのパブロ・マフェオやブラガのビクトル・ゴメスが候補に挙がっています。(via SPORT)

 

また、下部組織の至宝であるダビド・オトルビ(16歳)と2028年6月までの契約延長(さらに3年間の延長オプション付き)で合意に達しました。オトルビは16歳3ヶ月でクラブ史上最年少デビューを果たした期待の選手です。(via MARCA)

 

■【セビージャ】⚪🔴

 

ルイス・ガルシア・プラサ新監督が、非公開練習中に特設の足場(やぐら)に登って上空から選手たちの動きを観察するという、独自の指導スタイルを見せて話題を呼んでいます。(via Estadio Deportivo)

 

チームは現在降格圏からわずか2ポイント差という危機的状況にあり、木曜日に行われるレバンテとの残留を懸けた大一番に向けて準備を進めています。ジョアン・ジョルダンとアレクシス・サンチェスが練習に復帰した一方、出場停止明けのホセ・アンヘル・カルモナとタンギ・ニアンズの起用法が監督の悩みの種となっています。(via Estadio Deportivo)

 

また、アントニオ・コルドンSDの去就が不透明になっており、メキシコやサウジアラビア、古巣のモナコからの関心が寄せられています。クラブの売却プロセス(セルヒオ・ラモスが関与する投資グループが有力)も進行中であり、彼の退団の可能性が高まっています。なお、同SDは現在セルティックからレフ・ポズナンにレンタル中のホンジュラス人ウインガー、ルイス・パルマの獲得に関心を示していると報じられています。(via Estadio Deportivo)

 

■【レバンテ】🐸

 

降格圏から4ポイント差の状況で、木曜日にホームのシウダ・デ・バレンシアでセビージャとの直接対決という大一番を迎えます。ルイス・カストロ監督率いるチームは、前半戦でセビージャ相手にアウェイで0-3の勝利を収めたことが大きなターニングポイントとなり、以降の試合で勝ち点を量産して競争力を取り戻しました。(via Estadio Deportivo)

 

復調の立役者はストライカーのカルロス・エスピであり、直近6試合で7ゴール(今季通算8ゴール)と爆発的な活躍を見せています。また、カルロス・アルバレスやカリーム・トゥンデも攻撃を牽引しており、負傷していたロジェール・ブルゲも部分的にトレーニングに復帰し、重要な戦力として期待されています。(via Estadio Deportivo)

 

■【セルタ・デ・ビーゴ】🩵

 

ディフェンダーのオスカル・ミンゲサが今季限りでクラブを離れる可能性が極めて高くなっています。マルコ・ガルセスSDが、同選手が契約延長のオファーに返答していないことを認めました。(via Mundo Deportivo)

 

6月30日で契約満了となりフリーでの移籍が可能となるため、ミケル・アルテタ監督率いるアーセナルや、アストン・ヴィラ、フラムといったプレミアリーグのクラブが強い関心を示しています。さらに、今年1月にはユベントスも獲得に動いていたことが分かっています。(via Mundo Deportivo)

 

■【オサスナ】🔴

 

ベテランFWのラウール・ガルシアが今シーズンの国王杯で7ゴールを記録し、見事に大会得点王に輝きました。チームはラウンド16で敗退したものの、決勝を戦ったアトレティコ・マドリードのアントワーヌ・グリーズマンが5ゴールに終わったため、逃げ切る形となりました。(via SPORT)

 

■【マジョルカ】👹

 

バレンシアが来季の右サイドバックの補強候補として、マジョルカのパブロ・マフェオに強い関心を示しています。マフェオはデミチェリス新監督の下で素晴らしいパフォーマンスを見せており、2027年まで契約を残しているものの、両クラブの1部残留が確定すれば具体的な動きに発展すると予想されています。(via SPORT)

 

■【カディス】💛💙

 

現在5連敗中と深刻な不振に陥っており、降格圏のすぐ上の順位で残留争いの真っ只中にいます。日曜日にアウェイでスポルティング・ヒホンと対戦しますが、セルヒオ・ゴンサレス監督は多くの負傷者に頭を抱えています。(via SPORT)

 

オンティベロスは手術を受けて今季絶望となり、イサ・カルセレン、ホセ・アントニオ・デ・ラ・ロサ、そしてチームの得点源であるユーリ・タバタゼも負傷で欠場します。攻撃陣の危機を救うため、ベテランのルーカス・ペレスを緊急補強しており、彼がどのようなプレーを見せるかにファンの期待が集まっています。(via SPORT)

 

【本日の総括】

 

本日はなんといってもレアル・ソシエダとアトレティコ・マドリードによる国王杯決勝が最大のトピックとなりました。開始14秒での歴史的ゴールから始まり、後半終了間際の劇的な同点劇、そしてPK戦での決着と、スペインサッカーの歴史に残る名勝負が繰り広げられました。一方で、ラ・リーガの残留争いや欧州大会出場権を懸けた戦いも佳境を迎えており、ベティスの不振やセビージャ対レバンテの直接対決など、各クラブが生き残りを懸けて必死の調整を行っています。来季を見据えた監督の去就や移籍市場の動き(ミンゲサやアムラバトなど)も活発化しており、シーズン最終盤に向けてピッチ内外で目が離せない状況が続いています。