最終節RCDマジョルカ戦の試合結果と選手評価
レアル・オビエドは最終節、アウェーのソン・モイシュでRCDマジョルカと対戦した。すでに数節前から最下位での2部降格が確定していたオビエドは、この試合でも3-0で敗北を喫した。前半42分にパブロ・トーレに先制を許し、終盤の83分にマヌ・モルラネス、88分にベダト・ムリキに追加点を奪われた。
オビエドにとってこの試合の数少ないモチベーションは、サンティ・カソルラの退団が宙に浮いている状態でのプレーと、ギジェルモ・アルマダ監督のシーズン終了後の退任が確定している中での最後の指揮であった。38分にはカソルラがイエローカードを受けている。また53分には、カソルラとの偶然の接触により、相手チームのオマール・マスカレルが負傷退場し涙を流すというアクシデントも発生した。
メキシコに帰還するフェデ・ビニャスを欠いたギジェルモ・アルマダ監督は、アレックス・フォレスに攻撃のタスクを託し、サンティ・カソルラをスタメンで起用。GKにはオラツィウ・モルドバンを配置した。
出場選手の個別評価は以下の通りである。
・オラツィウ・モルドバン(4):マジョルカの危険なアクションには的確に対応した。パブロ・トーレのゴールではどうすることもできなかった。時間が経つにつれてパフォーマンスが落ちた。
・ナチョ・ビダル(3):パブロ・トーレの得点場面で少しポジションを見失っていた。右サイドで最高の日とは言えなかった。77分にルーカス・アヒハドと交代。
・エリック・バイリー(5):序盤に体格を活かして相手アタッカーに競り勝ち、試合にしっかり入り込んでいた。
・ダニ・カルボ(4):コーナーキックからチーム最初の決定機を作った。重要なプレーでムリキを抑え込んだ。
・ラヒム・アルハサン(4):サイドからのマジョルカの攻撃を素早く阻止した。77分にハビ・ロペスと交代。
・ニコ・フォンセカ(3):前半は消えており、前線の選手と繋がらず不正確だった。
・サンティアゴ・コロンバット(3):あまり目立たず、チームへの貢献が少なかった。63分にイリッチと交代。
・イリアス・シャイラ(6):枠は捉えなかったものの、サイドからのクロスで危険を生み出そうとした。攻撃のアクションを生み出すために継続してマークを外す動きを見せた。後半はより集中して入り、同点にするチャンスもあった。
・サンティ・カソルラ(5):セットプレーの主役。フリーキックやコーナーキックで危険を生み出し、後方からボールを引き出すのを助けた。63分にティアゴ・ボルバスと交代。
・アルベルト・レイナ(4):サイドチェンジで前線に酸素を供給するプレーを見せたが、それ以外の攻撃での貢献は少なかった。
・アレックス・フォレス(2):前半45分間完全に消えており、戦術的変更のためハーフタイムでハッサンと交代した。
・ハイセム・ハッサン(4):後半から出場してオビエドの攻撃に新鮮さを与えたが、監督が求めていたものを見つけることはできず、攻撃の貢献は少なかった。
・ティアゴ・ボルバス、イリッチ、ルーカス・アヒハド、ハビ・ロペス:採点なし。 (via Estadio Deportivo, ElDesmarque, SPORT)
ギジェルモ・アルマダ監督の退任と試合後コメント
マジョルカ戦の終了後、ギジェルモ・アルマダ監督はメディアの前で敗戦を分析し、目標を達成できなかったことを謝罪した。
マジョルカでの敗北について指揮官は、『悪い試合だったし、我々のプレーも悪かった。ボールを持って快適にプレーできる時間がなく、いくつか状況は作ったものの、相手はトランジションから攻め込んできた。打撃を受けたチームであることが如実に表れていたが、立ち直ろうとは試みた』と振り返った。
降格の要因については、『シーズン途中でチームを引き継いだのは初めての経験で、非常に難しかった。前任者から多くのものを引き継がなければならない難しさがある。我々は不当に多くのポイントを失い、カルロス・タルティエレでのエルチェ戦に敗れた時にチームは急降下してしまった』と述べ、自身の前任者であるパウノビッチ監督やルイス・カリオン監督の時期からの立て直しの難しさを暗に指摘した。
ハーフタイムでのアレックス・フォレスからハッサンへの交代については、『攻撃にもう一つの機動力を求めており、戦術的な変更だった』と説明した。また、自身の退任に関しては、『私がなぜその決断を下したかは重要ではなく、将来何が起こるかが重要だ』と言及を避けた。
そして、この試合の数日前から公然の秘密となっていたアルマダ監督の退任は、クラブからの公式声明によって正式に確認された。声明では、『数日前の記者会見での発表に続き、彼がチームの指揮を執らないことを確認した。レアル・オビエドは、ギジェルモ・アルマダと彼と共に青のプロジェクトに加わったコーチングスタッフの、クラブ到着以来のプロ意識と献身に感謝したい。レアル・オビエドは、彼らの今後の公私にわたる挑戦における最大の成功を祈るとともに、共に歩んだ道のりに常に感謝する』と発表された。
チームの降格にもかかわらず、メキシコのパチューカ・グループやヘスス・マルティネス会長との良好な関係から、当初はアルマダ監督の続投に賭ける動きも見られていた。しかし、監督自身の最近の決断と、チームの終盤戦の深刻な不調が重なり、最終的に双方合意の下で別々の道を歩むことが決まった。 (via ElDesmarque, SPORT, Mundo Deportivo)
クラブの未来と新監督候補の噂
退任が決まったアルマダ監督は、オビエドの未来について楽観的な見方を示している。『パチューカ・グループとヘスス・マルティネスを知っており、彼らがどれだけ組織にコミットしているかを知っているので、きっと来季の計画を立てているはずだ。ヘススは落ち着きがなく、アストゥリアスに情熱を持っている男だ』と語り、フロントの情熱と計画性を信頼していることを明かした。
クラブのスポーツ部門は、メキシコのオーナー陣と密接に連携しながら、国内トップリーグへの早期復帰を争うための新プロジェクトを率いる、実績ある後任監督探しを加速させている。
現在、カルロス・タルティエレの首脳陣が最も好んでいる名前として、イバン・アニアやホセ・フアン・ロメロがリストアップされている。しかし、過去の様々なスポーツ面での結果から見ても、パチューカ・グループに関連する指導者が選ばれる選択肢も完全に排除されてはいない。 (via ElDesmarque, SPORT)
降格に伴う主力選手の去就と移籍の噂
1部リーグ最下位での降格という忘れるべきシーズンを終え、チームの陣容は大きな変化を迎える。夏の移籍市場では、オビエドで際立った活躍を見せた何人かの選手が他クラブへ移籍する可能性が高まっている。
・アロン・エスカンデル(GK):
青いチームの困難なシーズンにおいて、ゴールマウスで非常に際立ったパフォーマンスを見せ、今季10回のクリーンシートを達成して輝きを放った。バレンシア出身の守護神は2027年6月までの契約を残しているが、国内の複数のクラブから強い関心を集めている。
・アルベルト・レイナ(MF):
カルロス・タルティエレでの1年目のシーズンにおいて、スペインサッカーでは希少な創造的なプレースタイルを武器に、オビエドのスタメンに定着した。契約はまだ1年残っているが、その特異なプロフィールから注目されている。
・フェデ・ビニャス(FW):
オビエドの大きな魅力の一つであったウルグアイ人ストライカー。最近、スペインに留まりたいという希望を公に認めたものの、彼の状況は他の選手とは異なる。彼は現在、2027年12月までの有効な契約を結んでいるメキシコのクラブ・レオンへ一度復帰することになっている。 (via ElDesmarque)
ハイセム・ハッサンの去就とカソルラへの期待
マジョルカでの3-0の敗北後、ハイセム・ハッサンがミックスゾーンでメディアの取材に応じ、自身の将来やチームのシーズンについて語った。ハッサンはオビエドが何らかのオファーを受け取る可能性がある選手の一人であり、本人も今夏に何かが起こる可能性があることを認識している。
自身の将来についてハッサンは、『オビエドにはとても満足しており、いつも良くしてくれた。偉大なクラブで、ここでキャリア最高の瞬間を過ごした。オビエドは常に私の心の一部だ。どうなるか見てみよう。アンタッチャブルな選手はいないし、これはビジネスだからどうなるかはわからない。何が起こるかは考えておらず、今は良いワールドカップにすることだけを考えている。そのあとどうなるか見てみるが、こんなに大きなクラブにいられたことに満足している。もしオビエドに残らなければならないなら、喜んで残るし、チームが1部に戻るのを助けるために全力を尽くす』と語気を強めた。
さらに、『クラブがどう考えているかはわからない。でもアンタッチャブルな人はいないし、私には契約が1年残っている。年齢的にオビエドにお金をもたらすことができる選手だ。サッカーはビジネスであり、まだ何も言われていないので、今後話し合うことになるだろう。私はここで幸せだし、もしオビエドでの時間が終わるなら、すべての人に感謝し、チームが1部に戻ることを願って終わるだろう』と、クラブに利益を残しての移籍の可能性も否定しなかった。
チームのシーズンについては、『すべてがあっという間で、昇格したのが昨日のことのようだ。難しいシーズンだった。オビエドは最近1部に慣れていないクラブなのでそうなることは分かっていたが、ここまで厳しいとは思っていなかった。選手もフロントも、全員がミスをした。ポジティブな部分を残し、ミスから結論を導き出さなければならない。これは学びだった。オビエドが早く1部に戻り、同じミスを繰り返さないことを願っている。ここは1部のクラブで、1部のファンがいる』と総括。個人のパフォーマンスについても『浮き沈みの激しいシーズンだった。私にとって学びであり、今は精神的に休む時だ。来年は、より良いキャンペーンをするための学びに役立てたい』と反省を口にした。
また、去就が注目されているサンティ・カソルラについて、ファンは「魔法使い」のラストダンスを信じてもう1年残ることを祈っているが、ハッサンも同様の願いを持っている。『先週、もう1年残ってくれと彼に言った。彼は考える時間が必要だと言い、残ることの良し悪しを評価すると言っていた。それは彼の決断だが、一緒にプレーしたいと思う選手だ。年齢を重ねても、彼が証明しているように、彼は私が一緒にプレーした中で最高の選手の一人であり、彼にはまだ多くのサッカーが残っている。オビエドが1部に戻るのを助けることができる』と、ベテランMFへの絶大な信頼を寄せた。 (via SPORT)
今シーズンのスタッツと小ネタ
レアル・オビエドの今季のプリメーラ挑戦は、財政面でもスタッツ面でも非常に厳しい現実を突きつけられる結果となった。
チームの予算規模を示す市場価値において、オビエドはアラベスと並んでリーグで最も低いレベルでシーズンをスタートしていた。具体的には、躍進して欧州カップ戦出場権を獲得したヘタフェの選手層の市場価値(約8290万ユーロ)よりもさらに低い予算での戦いを強いられていた。
その結果、ピッチ上の成績にも明確に数字として表れた。オビエドはリーグで最も多い19回の敗北を記録した。また、守備の崩壊も顕著であり、総失点数は60に達した。これはセビージャと並ぶ数字であり、レバンテとレアル・ソシエダ(ともに61失点)に次いで、リーグで3番目に多い失点数となってしまった。さらに、オビエドはリーグで最も得点が少ないチームでもあった。 (via SPORT, ElDesmarque)
【本日の総括】
レアル・オビエドはマジョルカでの敗戦をもって、リーグ最多敗戦と最低クラスの得失点という厳しい結果で1部リーグからの降格のシーズンを終えました。ギジェルモ・アルマダ監督の退任が正式に発表され、パチューカ・グループ主導の下、イバン・アニアらを候補とする新監督選びと、エスカンデルやハッサンら主力の去就を含む大規模な再建が始まります。カソルラの現役続行が、再起を誓うクラブにとっての希望の光となっています。