イタリアへ新天地を求めた元バレンシアのティエリ・レンダーリが直面する厳しい現実

かつてバレンシアの右サイドを駆け抜けたポルトガル人サイドバック、ティエリ・レンダーリ。彼は今夏、出場機会を求めてイタリア・セリエAのヴェネツィアFCへと移籍しました。しかし、新天地での船出は決して平坦なものではありません。

8月15日に行われたコッパ・イタリアのモデナ戦において、ティエリは待望の公式戦デビューを飾りました。チームは3-2で逆転勝利を収め、彼がピッチに入った後半58分以降はクリーンシートを維持するなど、勝利に貢献しました。

しかし、ティエリはこの重要な公式戦においてスターティングメンバーから外れ、ベンチからのスタートを余儀なくされました。ジョヴァンニ・ストロッパ監督は、右サイドバックの先発としてベルギー人のジョエル・シンティエンヌを起用。ティエリは後半、本来とは異なる左サイドバックとして投入され、試合の終盤になってようやく右サイドに回るという変則的な起用法となりました。

ヴェネツィアのフロント陣は、1部残留と定着を目指してさらに競争力を高めるため、ヘルラス・ヴェローナのアルジェリア代表右サイドバック、ラフィク・ベルガリの獲得に800万ユーロを投じる構えを見せており、ティエリにとってイタリアでのレギュラー争いはバレンシア時代以上に過酷な試練となっています。(via SPORT)

【本日の総括】

レジェンドであるマリオ・ケンペスのデビュー50周年を祝う温かいチャリティーイベントが開催される一方で、現在のバレンシアは移籍市場の最終盤に向けて非常にタフな立ち回りを強いられています。右サイドバックの本命であるアルナウ・マルティネスの獲得を巡る金銭的な膠着や、それに連動するルベン・イランソの放出保留、さらにはアルメイダの売却に備えたオベド・バルガス獲得へのアプローチなど、すべての糸が絡み合う中で、フロント陣が一歩も譲らない緊迫した交渉劇が続いています。