CDレガネス

LALIGA Hypermotionでの戦いに臨むCDレガネスが、今夏の移籍市場における最大の超大型補強として、イタリアのコモ1907に所属する元スペイン代表FWアルバロ・モラタの獲得に向けて本格的な交渉を進めています。モラタはセスク・ファブレガス監督率いるコモでプレーしていますが、イタリアでの昨季の成績は30試合出場でわずか1ゴール1アシストと極めて不振であり、新たな活躍の場を求めています。

モラタ自身はかつて、スペインでのプレーや世間からの厳しい批判に対する不安を明かしており、インタビューで『ゲタフェでプレーしたいという想いはあるが、スペインのスタジアムで受けるコメントや批判に耐える精神的な準備ができていない。人々の言葉に今も深く傷ついてしまう』と告白していました。しかし、レガネスを率いるルーベン・アルベス監督は、1部昇格へ向けた絶対的なエースストライカーとしてモラタを熱望しており、交渉を進めています。

最大の障壁は、コモと2029年まで結ばれている高額な年俸です。レガネス単独での負担は困難を極めるため、コモ側が給与のかなりの割合を肩代わりすることが合意への必須条件です。かつてデポルティボ・ラ・コルーニャも7月にモラタ獲得へ動きながらも、給与負担割合を巡り合意できず断念した経緯があります。レガネスは開幕2試合で勝ち点4を積み上げ好スタートを切っており、モラタが加われば昇格レースを独走する可能性すら秘めています。 (via Estadio Deportivo)

カディスCF

カディスCFは、チクラーナ・デ・ラ・フロンテーラが「市」の地位を授与されて150周年を迎えたことを記念する親善試合を行い、敵地でチクラーナに0-2で快勝を収めました。ピッチ上での最大のトピックは、2月23日のサンセ戦以来、約311日間にわたり実戦から遠ざかっていたハビエル・オンティベロスの完全復活です。

先発出場したオンティベロスは、鋭い仕掛けでPKを奪取したエフェ・アガマの貢献に応え、このPKを冷静に沈めて0-2とする追加点を記録。311日ぶりの復活ゴールにスタジアムが沸きました。

新戦力たちの躍動も著しく、新加入の左サイドバックであるクリスティアン・グティエレス(元ラス・パルマス)は、開始5分に正確なクロスを送り、アルバロ・ガルシア・パスクアルの右足アウトサイドでの技あり先制弾をアシスト。加入後初アシストを記録しました。右サイドバックのゴチョレイシュヴィリもボラ・バスケスと完璧に呼吸を合わせ、まるで長年カディスでプレーしてきたかのような高い適応力を発揮。さらに新加入のハンドロ・オレリャナやマヌ・フェルナンデスも先発でカディスデビューを果たし、実戦感覚を養いました。後半にはマーロンやパラホンなどカンテラの若手が多く起用され、戦力の底上げに成功しています。 (via AS)

カディスCF

ピッチ外での移籍市場において、カディスCFは極めて激しく、かつ冷徹な立ち回りを見せています。レアル・マドリード(カスティージョ)の18歳MFマヌエル・アンヘル(愛称Mami)の争奪戦に、アルバート・セラーデス監督が熱望する形で電撃参入しました。マヌエル・アンヘルは昨季トップチームで7試合に出場した大器であり、アルメリアへの完全移籍が合意間近とされながらも、アルメリア側との交渉が停滞。これを見たマドリードが売却要求額を400万ユーロ(50%の保有権)に引き下げたため、一気にカディスが優勢なポジションに躍り出ました。

さらに、この大物獲得とリーグのサラリーキャップ制限に対応するため、クラブは大胆なチーム編成の整理を断行しました。昨季から主力を務め、開幕2試合(Celta Fortuna戦先発、Eldense戦途中出場)に出場していたマリー人MFロミニグ・クアメとの残り1年の契約を電撃的に解除。さらに25歳のMFホアキン・ゴンサレスをテネリフェへ放出する交渉も大詰めを迎えています。

これらの余剰給与枠は、今夏無契約のままカディスの練習に参加し続けている33歳のベテランMFホセ・カンパーニャの正式選手登録へと割り当てられます。カンパーニャには、テネリフェやブルゴスCFからも熱心なオファーが届いていましたが、カンパーニャ本人がカディスに留まり、セラーデス監督のもとでスソやオンティベロスらとプレーすることを強く希望していました。30日のレアル・バリャドリード戦を前に、選手登録の最終手続きが急ピッチで進められています。 (via Estadio Deportivo)

ジローナFC

キャプテンのアルナウ・マルティネスをバレンシアCFへ放出せざるを得なくなったジローナFCですが、強化部長のキケ・カルセルSDは素早くその後釜ディフェンダーの確保に成功しました。アトレティコ・マドリードから、21歳の右サイドバックであるハビ・ボニャールを獲得することで完全合意に達しました。

移籍金の支払いは200万ユーロで、ジローナはボニャールの保有権の50%を獲得。アトレティコは将来的な売却益の50%の権利を保持することになります。ボニャールはすでにメディカルチェックを通過しており、公式発表を残すのみです。シメオネ監督のもとでトップチーム4試合に出場し、デビュー戦のセビージャ戦でゴールを決めたボニャールは、ジローナの右サイドを担う若き核として期待されます。クラブはさらに、RCDマジョルカの右サイドバックであるマテウ・モレイの獲得にも関心を示し、右サイドの刷新を狙っています。

しかしチーム内には暗雲も立ち込めています。ウクライナ代表MFビクトル・ツィガンコフが移籍を強く求めてクラブに対して「造反」を起こし、練習への参加を完全に拒否しています。このピッチ外での激しい不調和はチームに打撃を与えており、キケ・アルバレス新監督のもとでスタートした新生ジローナは開幕2試合で1分1敗と未だ勝ち星がなく、昇格への道のりは過酷を極めています。 (via ElDesmarque)

ラシング・サンタンデール

ラシング・サンタンデールは、今夏の移籍市場の最終盤で、主力左サイドバックであるホルヘ・サリナスを失う危機に瀕しています。サリナスに対してはアトレティコ・マドリードが獲得に最も近づいており、アレハンドロ・バルデの去就次第ではFCバルセロナも代理人のジョルジュ・メンデスを通じて獲得を狙っています。

この流出危機に対応するため、ラシングは代替左サイドバックとして、オリンピック・マルセイユに所属するスイス代表DFウリセス・ガルシア(30歳)の獲得に向けて交渉を行っています。ポルトガル出身のウリセス・ガルシアは、フランスでの開幕戦でベンチ入りしたものの出場機会がなく、ラシングにとってはサリナス退団後の左サイドバック枠を確実に埋められる即戦力として期待されています。

サリナスの去就は市場閉幕の瞬間まで不透明ですが、ラシングはウリセス・ガルシアの確保を最優先事項として交渉を急いでおり、降格を避けて上位を目指す上でのディフェンスラインのパズルを急ピッチで完成させようとしています。 (via Mundo Deportivo)

FCアンドラ

FCアンドラは、デポルティボ・アラベスから実力派ゴールキーパーのヘスス・オウォノを完全移籍で獲得したことを正式発表しました。昨季にレンタル移籍で21試合に出場(6試合を無失点完封)し、素晴らしい印象を残していたオウォノは、今回の完全移籍により、アンドラと「2年間の契約、さらに2年間の延長オプション」という好条件で復帰を遂げました。移籍金はゼロ(coste cero)での合意です。

アラベスを率いるキケ・サンチェス・フローレス監督がアドリアン・ロドリゲスをアントニオ・シヴェラの第2GKに指名したことでオウォノの放出が決まり、他クラブからのオファーを断ってアンドラへの復帰を熱望した本人の意思が決め手となりました。

カルレス・マンソ監督率いるアンドラにおいて、オウォノはニコ・ラッティ、そして開幕2試合で先発を務めたパウ・ロペスという強力なライバルたちとの間で、非常に激しい「正守護神争い」に挑むことになります。チームは後半の脆さから逆転負けを喫する展開が続いており、守備の再建が急務。オウォノは合流後すぐにトレーニングを開始し、日曜日のエイバル戦でのデビューを目指しています。 (via MARCA)

レアル・オビエド

レアル・オビエドは、開幕2試合を終えた段階でLALIGA Hypermotionにおいて「最もボールを保持するチーム(平均65.7%のポゼッション率)」となっています。第2節のレガネス戦では、相手の退場により70分以上も数的優位に立ち、ポゼッション率は70%を超えました。しかし、それほどボールを握りながらも相手の守備ブロックを崩せず、効果的なアタックを仕掛けられないという「ポゼッション過多と決定力不足」のジレンマに直面しています。

カレロ監督は、この停滞感を打破すべく長時間のトレーニングを実施。次節対戦するアルバセテは、アルベルト・ゴンサレス監督のもとで「ボールを持たずにゲームを支配する」戦術を徹底しており(昨季の平均ポゼッション率は2部最低の42.4%)、次節もオビエドがボールを握らされる展開は必至です。これに対しカレロ監督は『自陣での不用意なボールロストは絶対に許さない。リスクを最小限に抑えつつ、ゲームをコントロールせよ』と選手たちに厳命し、戦術的な微調整を行いました。

メンバーの変更も想定されており、センターバックのダニ・カルボが別メニュー調整のため、セルタからローン移籍したカルロス・ドミンゲスが先発デビューを飾る見込み。また、これまでハコボが務めていた左サイドやサイドバックの再配置など、攻撃の活性化に向けたテコ入れが図られます。 (via Sport)

レアル・サラゴサ

レアル・サラゴサは、バレンシアCFから23歳のDFルベン・イランソ(愛称ルボ)を完全移籍で獲得したことを正式に発表しました。サラゴサは移籍金ゼロでイランソを迎え入れ、2029年6月までの4年契約を締結。バレンシアは将来的な移籍金が発生した際の25%の経済権利と、優先交渉権を保持します。イランソはバレンシアのユース(ベニハミン)で14年間過ごした生え抜きで、トップチームでも通算12試合に出場した実績を持ちます。彼の「ルベン」という名前は、熱狂的なバレンシアサポーターである両親が、レジェンドでありトップチームで監督を務めたルーベン・バラハ(ピポ)にちなんで名付けたものです。

バラハ監督は、イランソのプレースタイルを『彼はまるで時計のように正確で戦術的に規律正しい素晴らしい選手。サラゴサは彼がプロとして飛躍するのに理想的な場所だ』と高く評価し、太鼓判を押しました。イランソは2024年10月のDANA(豪雨災害)で実家が被災し自宅や車を失う悲劇に見舞われましたが、自ら率先して復興活動に携わるなど高い人間性とコミットメントを持ちます。

イバイ・ゴメス新監督率いるサラゴサは現在Primera RFEF(3部)に所属していますが、1部・2部復帰を目指すプロジェクトにおいて、右サイドバックとセンターバックの双方をハイレベルにこなすイランソはディフェンスリーダーとして不可欠な存在となります。サラゴサは日曜日にナスティック・タラゴナとの開幕戦(21:30)に臨みます。 (via Superdeporte)

【本日の総括】

移籍市場の締め切りが目前に迫る中、LALIGA Hypermotion(2部)の各チームは、チームの命運を分ける電撃的な補強や放出を急ピッチで進めています。レガネスによるアルバロ・モラタの獲得交渉や、ジローナによるハビ・ボニャールの獲得合意など、2部とは思えないほどの超弩級のディールが昇格争いの力関係を一変させようとしています。また、カディスがオンティベロスの復活を迎え、カンパーニャの登録に向けて荒療治を断行する一方で、オビエドはポゼッション1位の戦術的な微調整に余念がありません。各クラブが市場最終盤での「ラストピース」の獲得にすべてを賭けており、2部の昇格・降格レースは開幕直後からすでに極めてヒートアップしています。