アンソニー・ゴードン加入の舞台裏と異例の8時間待ちプレゼン
アンソニー・ゴードンのバルセロナへの移籍プレゼンテーションは、予定から8時間以上も遅れるという異例の事態となった。当初午後1時に予定されていた発表は、書類上の官僚的な問題や税金、移籍手続きの細部の調整により夜の8時過ぎまでずれ込んだ。集まったジャーナリストたちには生ハムコロッケやチーズバーガーが振る舞われ、ジョアン・ラポルタ会長やデコ、ボージャンら首脳陣は待ち時間の間に昼食のため一時帰宅する一幕もあった。
ようやく公の場に姿を現したゴードンは、流暢なスペイン語を披露して周囲を驚かせた。『子供の頃からバルサでプレーすると思っていたから、ニューカッスル時代にスペイン語を話す理学療法士と練習していたんだ』と語り、スペインでのバカンスも語学習得に役立ったことを明かした。移籍の背景には、バイエルン・ミュンヘンや地元リバプールからのオファーもあったが、本人は『真剣なオファーだと知った瞬間、全く迷わなかった。世界最高のチームであり、子供の頃からの夢だった。毎日こんなクラブと契約できるわけではない』とバルサ一筋だったことを強調。さらに『すべてを勝ち取りたい。もし選べるなら6度目のチャンピオンズリーグだ。最初のシーズンで達成できたら最高だ』と意気込みを語った。
プレースタイルについては『すべてのウインガーの中で、ハフィーニャに一番似ていると思う。インテンシティ、スピード、テクニックがある』と自己分析し、対戦経験のあるラミン・ヤマルやペドリについては『彼らとプレーできるのは本当にワクワクする。世界最高の選手たちだ』と称賛した。移籍金は固定7000万ユーロに1000万ユーロのボーナスが加わり、前所属のエバートンにも15パーセントの利益が渡る仕組みとなっている。
(via SPORT)
アトレティコがブチギレ!バルサへSNSで前代未聞の猛烈な煽り連発
フリアン・アルバレスのバルセロナ移籍の噂をめぐり、アトレティコ・マドリードが怒りを爆発させ、公式SNSを通じて猛烈な反撃に出た。一部のメディアやジャーナリストが、バルセロナが移籍金1億ユーロでオファーを出したと報じたことに対し、アトレティコ側は『またしても嘘だ』『売却の予定はない』と完全否定。この報道の背後にバルセロナ側の情報操作や揺さぶりがあると判断したクラブは、X上で皮肉たっぷりの投稿を連発した。
アトレティコは、移籍市場専門記者ファブリツィオ・ロマーノのお決まりのフレーズ「Here we go!」を真似て、ラミン・ヤマル、ペドリ、ハフィーニャにアトレティコがオファーを出したという架空の移籍発表を投稿。ラミン・ヤマルのオファー内容としては『明日のバッド・バニーのコンサートチケット4枚、ABC新聞の年間購読、そしてひまわりの種1袋』と記載。続くペドリには『明日のチケットが売り切れたから日曜のチケット6枚に条件を上げる』、ハフィーニャには『エンリケ・セレソ会長がかつて口走った架空の選手トム・フォードとスミスのレンタルと引き換えだ。断れないオファーだろう』と徹底的に揶揄した。
さらに、デコ・スポーツディレクターをブラジル市場のスカウトとして引き抜くオファーまででっち上げ、最後にはライオンの被り物をした犬の動画とともに『バルサがうちの選手を獲ろうとしているとき』というメッセージを添えた。
そしてクラブは真剣なトーンに切り替え、『この数ヶ月間、我々の選手に対する組織的な嫌がらせを受けてきた。利益誘導のリーク、フェイクニュース、直接対決前の選手や関係者への電話など、絶え間ない敬意の欠如だ』とバルサのやり方を非難。『しかし当然ながら、我々は審判委員会の副会長を雇って給与を払ったり、選手登録のために政治的便宜を図ったりするようなことは決して思いつかない。リスペクトと価値観だ』とネグレイラ事件やダニ・オルモの選手登録問題まで持ち出し、痛烈な批判で締めくくった。
(via Mundo Deportivo)
セビージャ買収問題でセルヒオ・ラモスが会見へ、現株主と全面対決の様相
セビージャFCの株式過半数を取得しようとしていたセルヒオ・ラモスとその投資グループによる買収交渉が暗礁に乗り上げ、泥沼のメディア戦へと発展している。ラモスは月曜日にセビージャ市内のホテルで記者会見を開き、現在の筆頭株主たちを厳しく批判する予定だ。
事の発端は、1月に合意していた買収枠組みから、ラモス側が急遽オファー内容を変更したことにある。新たな提案では、アルゼンチンのファンドであるFive Eleven Capitalを第一線から退かせ、メキシコの巨大不動産グループDMIを筆頭パートナーに据え、買収額を1億ユーロに引き下げた上で、即座に1億2000万ユーロの増資を行ってクラブの実権を握るというものだった。
この変更に対し、現オーナー陣であるカストロ家、アレス家などは『受け入れがたい最悪のオファーだ』と激怒し、交渉は決裂。DMIグループがかつて新メスタージャの不動産ビジネス目当てでバレンシアを買収しようとし、ピーター・リムに拒否された過去があることも、スタジアムや練習場の不動産価値を狙った投機目的ではないかという疑念に拍車をかけた。
ラモス側は『クラブは事実上の経営破綻状態にあり、オーナーの懐に大金を入れるのではなく、クラブの金庫に直接資金を注入する増資が不可欠だ』と主張している。一方、元会長の息子であるホセ・マリア・ゴンサレス・デ・カルダス・ジュニアは『(DMIの)アルバロ・レアニョには、現株主全員を500ユーロ札で埋め尽くせるほどの支払い能力がある』とラモス側を擁護し、現在の株主たちに対しては『彼らが受けるべき報いは破産手続きであり、それを避けるために必死でクラブを売ろうとしている』と指摘した。現在の株主たちは、ラモスの契約違反を理由に50万ユーロの違約金と交渉にかかった全費用の支払いを求める法的措置の準備を進めている。
(via Estadio Deportivo)
レアル・マドリード会長選、郵便投票を巡るリケルメ陣営の奇策と舌戦
20年ぶりに対立候補が出馬したレアル・マドリードの会長選挙が熱を帯びている。フロレンティーノ・ペレス会長と対峙するエンリケ・リケルメ候補は、ソシオの投票率を上げるために驚きの奇策に打って出た。
選挙当日の6月7日は、ローマ教皇レオン14世の首都訪問と重なり、交通規制等でバルデベバスの投票所へのアクセスが困難になることが予想されている。そのため郵便投票の需要が高まっているが、選挙管理委員会の規定により、郵便投票は公証人の面前で身分確認を行い公正証書を作成する必要があり、ソシオは事前の予約と約100ユーロの費用を負担しなければならない。この不満をチャンスと見たリケルメ陣営は、自身の選挙事務所に公証人を常駐させ、ソシオが無料で郵便投票の手続きを行えるサービスを提供し始めた。
一方、両陣営のメディアを通じた舌戦も激化している。フロレンティーノ・ペレスはテレビ番組でリケルメの側近であるアナス・ラグラーリを『私の友人でありビジネスパートナーの息子だが、彼はサッカーのことは何も知らない』と一蹴。さらにリケルメ陣営を、ラモン・カルデロン元会長が率いた『クラブの最も不吉な時代』と結びつけて批判した。
これに対し、名指しされたラモン・カルデロン元会長はSNSで猛反発し、『彼のプロジェクトの最も重要な部分が私を攻撃することに基づいているなら、彼には提供できるものがほとんどなく、私たちが思っていた以上にボケているということだ』『傲慢で不器用で、討論会から逃げている。かつて初めての選挙でラモン・メンドーサに赤っ恥をかかされたトラウマがあるからだ』『投票用紙の代わりにピストルを持って投票所に行けとソシオをそそそのかすような、これ以上恥ずかしい会長は歴史上存在しない』と痛烈な言葉でペレス会長を非難した。
(via SPORT)
アスレティックのユニフォームに政治問題勃発、UPNが連盟に提訴
アスレティック・クラブの来シーズン用新ユニフォームのデザインが、思わぬ政治問題に発展している。サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリード戦で初披露されたカストーレ社製の新キットには、首の後ろに「エウスカル・エリア(バスク国)」の地図が描かれている。
これに対し、ナバラ州の地域政党であるUPN(ナバラ県民連合)が激しく反発し、スペインサッカー連盟(RFEF)のプロ競技委員会に公式に提訴した。UPNのクリスティナ・イバロラ代表は、この地図にナバラ州が含まれていることを問題視し、IFAB(国際サッカー評議会)が定める競技規則第4条5項「用具に政治的・宗教的・個人的なスローガンやメッセージ、画像を含めてはならない」という規定や、RFEFの大会規則に明確に違反していると主張している。
UPNは事前にアスレティック・クラブに対してこのシンボルの撤回を求める正式な要請を行っていたが、クラブ側から何の対応もなかったため、今回の法的措置に踏み切った。一方のアスレティック側は、この抗議に屈する姿勢を全く見せず、『私たちのアイデンティティに対する誇り』として、引き続きこの地図が描かれたユニフォームを使用する方針を貫いている。
(via ElDesmarque)
ニコ・ウィリアムズ、ファンへの謝罪と新監督への期待を語る
アスレティック・クラブのニコ・ウィリアムズは、度重なる恥骨炎や筋肉の負傷によりシーズン終盤の重要な試合を欠場したことについて、ビルバオのレカルデ地区で行われたストリートサッカー大会のイベントで、ファンに向けて率直な思いと謝罪の言葉を口にした。
『チームの重要な試合にいられなくて、僕自身が一番心を痛めている。ファンはいつも愛情を示してくれたのに、恥骨炎のせいでシーズンを通して重要な試合に出られなかったことは本当に最悪だった。この状況について謝罪したいし、来シーズンはもっと良くなることを願っている』と胸の内を明かした。
W杯に向けての自身のコンディションについては、『かなり良くなっている。最初の試合には間に合わないかもしれないが、毎日、毎週の評価になる。代表の医師に診てもらい、できるだけ早く万全の状態になりたい』と焦らず調整を進める意向を示しつつ、『絶対にレギュラーというわけではないから、自分が何ができるかを証明したい』と意気込んだ。
また、新たにアスレティックの指揮を執るエディン・テルジッチ新監督については、『新しい監督が何を教えてくれるのか、とてもワクワクしているし、早く彼に会いたい。アスレティックをふさわしい場所に導いてほしい』と期待を寄せた。
(via MARCA)
ロナルド・アラウホが告白するメンタルヘルスの苦闘と回復
FCバルセロナのロナルド・アラウホが、今シーズン直面した精神的な危機と、そこからの回復についてインタビューで赤裸々に語った。今シーズンから第1キャプテンという重責を担ったアラウホだが、チャンピオンズリーグのチェルシー戦での自身の退場処分が引き金となり、メンタルのバランスを崩していたことを明かした。
『調子が悪かったから、自分に何かが起きていることはわかっていた。幸せではなかったし、家では家族が求めるような夫でも父親でもなかった。それを誰にも話さず、ずっと自分の中に溜め込んでいて、ついに限界に達して爆発してしまった』と当時の苦悩を振り返った。
チェルシー戦のあと、一人でロッカールームに向かった際に『もう限界だ』と悟り、妻やクラブに打ち明けて専門家の助けを求めることを決断したという。『それは僕の人生で最高か、最高クラスの決断だった』と語り、チームメイトたちが非常に自然で敬意を持って受け入れてくれたことに驚きと感謝を示した。
アラウホはサッカー界におけるメンタルヘルスの重要性について、『もっと取り組むべき課題だ。僕は身体を鍛え、フィジカルには気を使っていたが、最も重要で全てを支配している頭のケアを怠っていた。クラブとしてももっと投資すべき分野だ』と提言した。
現在は完全に立ち直り、『今は全く別の人間になった。一番好きなサッカーを再び楽しめるようになり、物事を相対的に見られるようになった。自分のキャリアには素晴らしい年月が待っていると固く信じている』と前向きな姿勢を見せている。
(via SPORT)
グティが明かす深夜番組降板の真相とバルサへの意外な称賛
元レアル・マドリードのホセ・マリア・グティエレス(グティ)が、イケル・カシージャスがホストを務めるポッドキャストに出演し、人気サッカー番組『エル・チリンギート』のレギュラーコメンテーターを降板した理由や、ライバルクラブであるバルセロナに対する意外な本音を語った。
グティは現在DAZNやラ・リーガの放送での解説に専念しており、ジョセップ・ペドレロルが司会を務める『エル・チリンギート』への出演を辞めたことについて、『何か問題があったわけではない。ジョセップには特別な愛情を持っているし、今後絶対にやらないというわけではない』と不仲説を否定。その上で最大の理由はスケジュールの過酷さだったと明かし、『夜の12時に始まって終わるのが深夜の2時半というのは時間が悪すぎた。休息が必要だったんだ』と生活リズムの改善が目的であったと説明した。
さらに番組内でカシージャスから「アンチ・クレ(反バルサ)でアンチ・アトレティコなのか?」と直球の質問を受けると、笑いながら『ああ、もちろん、大いにね』と即答した。しかし、現在のサッカースタイルについて話題が及ぶと、『結局のところ、バルセロナの試合が一番見ていて魅力的だ』と宿敵のプレースタイルを素直に称賛。また、カンテラ(下部組織)の扱いについても『バルセロナの方が、カンテラというもののあり方とより調和していると思う』と評価し、『もし僕がバルセロナに生まれて、そこで15年間プレーしていたら、全く違う形で語られていたかもしれない』と、自身のキャリアとクラブの哲学について深い考察を口にした。
(via Mundo Deportivo)
ダニ・アウベスが信仰を告白、刑務所清掃での心の平穏を語る
性的暴行の罪で約14ヶ月間拘留され、現在は100万ユーロの保釈金を支払って仮釈放中の元FCバルセロナ、ダニ・アウベスが、宗教番組に出演し、刑務所での生活と自身の内面的な変化について語った。
アウベスは、刑務所での体験を精神的な目覚めのプロセスだったと振り返り、『本当の刑務所は物理的な牢獄ではなく、私たちが背負っている見えない牢獄、つまり罪のことだ。私は40年間も罪に囚われていたが、あの刑務所の中で自由になれた。逆説的だが、それがキリストのやり方なんだ』と信仰を通じた劇的な心境の変化を告白した。
さらに、サッカー界の頂点に君臨し巨万の富を得ていた過去の自分と現在を比較し、『最高のチーム、世界最高の代表でプレーし、何百万も稼いでいた私だが、主の不在の中でどれだけ全てを手に入れても意味がないことに気づいた。刑務所の掃除をして113ユーロをもらいながら主の存在を感じる方が、ずっと素晴らしいことだ』と現在の価値観を強調。
また、刑務所内でコーヒーを買うお金すらなかった時、聖書を読んでいたところ、ある「兄弟」がコーヒーと水を持ってきてくれたというエピソードを披露し、『ふさわしくない人たちと一緒に地獄のVIP席でシャンパンのボトルを開けるより、主の御前でコーヒーを飲む方がずっと価値がある』と締めくくった。
(via SPORT)
ニュージーランドの無名選手ティム・ペインがSNSで突如ミリオン達成
ワールドカップ開幕を目前に控え、ニュージーランド代表のディフェンダー、ティム・ペインがインターネット上で前代未聞のバイラル現象を巻き起こしている。数日前まで彼のInstagramのフォロワー数は5,000人にも満たない無名の選手だったが、わずか数日で150万人を突破し、アンソニー・ゴードンやミケル・オヤルサバルら有名選手をしのぐフォロワー数を獲得した。
この突如のブレイクのきっかけを作ったのは、アルゼンチンのインフルエンサーであるバレンティン・スカルシーニ。彼が自身のフォロワーに対し、「W杯に出場する48カ国の代表選手の中で、誰も知らないような一番無名な選手を大会の主役にしよう」と呼びかけ、そのターゲットとしてティム・ペインを選出したことで、アルゼンチンのサッカーファンが一斉に彼のアカウントに押し寄せたのだ。ファンたちはただフォローするだけでなく、彼を応援するための専用の歌まで作成してネット上で拡散している。
この予想外の事態にペイン自身も反応し、Instagramに動画を投稿。『みんな、たくさんのサポートを本当にありがとう。僕のスペイン語を許してね、Duolingoで練習し続けているところなんだ』と、慣れないスペイン語で笑顔で感謝を伝え、その後英語でアルゼンチンのファンとインフルエンサーに向けてW杯への意気込みを語った。現在ウェリントン・フェニックスでプレーする彼は、自国以外ではほぼ知られていなかったが、今やニュージーランドで最も有名なサッカー選手としてW杯に挑むことになった。
(via Esport3)
エリック・ガルシア、フリック監督の「言葉の壁」に疑念の冗談
FCバルセロナのエリック・ガルシアが、自身の障害を持つ従姉妹への思いと、バルサのロッカールームの裏話をラジオ番組で語った。
エリックは「バルサ・ジェニュイン(知的障害を持つ人々のためのチーム)」のアンバサダーに就任した理由について、32歳になる自身の従姉妹の存在が大きかったと明かした。『僕は彼女と人生をずっと共にしてきた。彼女がどんな人か完璧に理解している。だからこそ、同じような状況を生きている人たちに愛情を注げるのはとても特別なことなんだ』と語り、この役割を引き受けることは従姉妹へのオマージュであると説明した。
インタビューの後半、話題がトップチームのハンス・ディーター・フリック監督に及ぶと、エリックは指揮官の「語学力」について面白い持論を展開した。司会者から「フリック監督は本当はスペイン語が話せるのに、都合がいいから英語しか話さないふりをしているのでは?」と尋ねられると、エリックは笑いながら『僕も彼が僕たちを騙していると思う。僕らが話していることは完璧にすべて理解しているはずだよ』と冗談めかして答えた。さらに『彼は必要なときには厳しい顔を見せる。それを母国語以外の言葉でやられると、常に余計にリスペクトの念を抱かされるんだ』と、フリック監督の巧みな人心掌握術について語った。
(via SPORT)
イニゴ・ペレス監督がラージョを去る胸中を告白
ラージョ・バジェカーノをヨーロッパ・カンファレンスリーグの決勝に導き、クラブの歴史に新たな1ページを刻んだイニゴ・ペレス監督が、今シーズン限りでの退任を正式に発表した。
ラウル・マルティン・プレサ会長が同席した特別記者会見で、ペレス監督は準備した原稿を読まず、自らの言葉で胸の内を語った。『これが自分のキャリアで最も難しい決断だった。ここにはスポーツ以上の、人間的な愛がある。自分を支えてくれた人たちと別れるのは非常に辛いが、自由に飛び立ち、他のクラブで新たなプロジェクトに立ち向かうために必要なことだ』と退任の理由を説明した。
退任を決意した具体的なタイミングについて問われると、『この瞬間、という特定の時はなかった。ただ、今までのように素早くエネルギーを回復できていない自分に気づき、来シーズンも同じようにやれるかどうかの恐れを抱くようになった。自分を偽ることはできない』と、指導者としてのエネルギーの枯渇が背景にあったことを明かした。
最も心に残っている瞬間として、バルセロナのホームであるカンプ・ノウでの試合終了後に残留を喜んだ瞬間を挙げ、『あんなに叫んだことはなかった』と振り返った。また、決勝戦で敗れた後のロッカールームでの選手たちへの言葉も明かし、『決勝で負けた傷は一生消えないという人がいるが、それは大きな嘘だ。負けた瞬間は痛いが、時間が経てばそのプロセスそのものが思い出となり、僕たちを笑顔にしてくれる』と語りかけたといい、自身の退任についても『悲しみはあるが、十分に組織化されたクラブだから大丈夫。人生は続いていく』と前を向いた。
(via MARCA)
マヌ・トリゲロスが現役引退、ビジャレアルのレジェンドがスパイクを脱ぐ
グラナダCFに所属するマヌ・トリゲロスが、34歳で15年間にわたるプロサッカー選手としてのキャリアに幕を下ろすことをSNSの動画で発表した。
タラベラ・デ・ラ・レイナ出身のトリゲロスは、プロとしての歩みを『仕事、責任、そして犠牲』という言葉で表現。彼のキャリアにおいて最も輝かしい時代を過ごしたビジャレアルCFについては、『そこで僕は一人の人間として、そしてサッカー選手として成長した。誰もが望む成熟を手に入れ、キャリア最大のスポーツ的成功を経験した』と語った。ビジャレアルでは公式戦477試合に出場してクラブ歴代最多出場記録を樹立し、38ゴール39アシストを記録。2021年のヨーロッパリーグ優勝というクラブ最大の歓喜の瞬間もピッチで味わった。また、『そこで今の妻であり、4人の子供の母親と出会った。彼女は僕が前に進み、決して夢を諦めないための最大のモチベーションだった』と、プライベートでもかけがえのない場所であったことを強調した。
最後の2シーズンを過ごしたグラナダについては、『父が「グラナダにいることがどういうことか」をずっと話してくれていたから、どうしても経験したかった。父は間違っていなかった』と移籍の理由を明かし、素晴らしい街と人々の愛情に感謝を述べた。引退のメッセージの最後には、『素晴らしい選手として、しかし何よりも、良い人間として記憶されることを願っている』と、ピッチ内外で模範的であった彼らしい誠実な言葉で締めくくった。
(via Estadio Deportivo)
シナン・バキシュが給与半減の契約条項でサラゴサを提訴
レアル・サラゴサからポーランドのグールニク・ザブジェにレンタル移籍しているトルコ系ドイツ人FW、シナン・バキシュが、レンタル契約に含まれていた給与に関する特定の条項が不当であるとして、保有元のレアル・サラゴサを相手取り提訴した。
問題となっているのは、バキシュがポーランドでのレンタル期間中に公式戦25試合以上に出場できなかった場合、サラゴサとの契約最終年である3年目の給与が半額に減額されるという条項だ。これにより、彼の年俸は約70万ユーロから約35万ユーロへと大幅に削られることになる。
バキシュ側の主張の核心は、試合の出場機会が彼個人のパフォーマンスだけでなく、監督の戦術的判断、怪我の有無、適応、受け入れ先クラブの意向など、彼自身ではコントロールできない外部要因に大きく依存している点にある。自分の意志だけではどうにもならない出場試合数を基準にして、給与の半減という重大な不利益を課すのは不均衡であり、乱用的であると訴えている。一方のレアル・サラゴサにとっては、この条項はサラリーキャップに苦しむクラブの財政を守るための防衛策だった。バキシュはチーム内でトップクラスの高給取りでありながら、移籍初年度から期待された結果を残せず、戦力外となってレンタルに出されていた。
(via Estadio Deportivo)
エルネスト・バルベルデ監督がパブでロックライブを決行
アスレティック・クラブの指揮官を務めるエルネスト・バルベルデが、シーズン終了の疲労と重圧から解放されるため、自身のロックバンド「Easy Ironing」とともに、ビスカヤ県ゲチョにあるアイリッシュパブでシークレットライブを行った。
普段はベンチで思索にふける静かな指揮官というイメージが強いバルベルデだが、音楽や写真への造詣が深いことでも知られている。この夜は、親友であるルーペル・オルドリカからサン・マメスのロッカールームでプレゼントされたという、特注の赤いフェンダー・テレキャスターを初披露。このギターはすでに「Athleticaster(アスレティキャスター)」という愛称で呼ばれている。
ライブでは、ステージの後方に陣取り、トレードマークのキャップを深く被って目立たないようにしながらも、ローリング・ストーンズやビートルズ、ブラック・クロウズなどの名曲を次々と演奏。観客として訪れていたクラブのソシオも『バルベルデは自分の肉を奪わない限り、ただの一人の人間として接する』と、彼の気取らない自然体な振る舞いを称賛した。写真撮影にも快く応じるなど、サッカーというプレッシャーの多い世界から離れ、純粋に音楽を楽しむ一人の男としての顔を見せた。
(via ElDesmarque)
プティの後悔「女性への愛のためにバルサへ行ったのは間違いだった」
2000-01シーズンにFCバルセロナで1年間だけプレーした元フランス代表MFエマニュエル・プティが、ポッドキャスト番組に出演し、当時アーセナルからバルセロナへ移籍した決断が間違いであったと率直に告白した。
プティは、バルセロナ移籍の最大の理由がサッカーではなく、当時のパートナーであったフランス人女優アガト・ドゥ・ラ・フォンテーヌへの愛であったと明かした。『もし時間を巻き戻せるなら、絶対に違う選択をするだろう。バルセロナやレアル・マドリードは常に世界最大のクラブだと思っていたが、僕はアーセナルに留まるべきだった』と強い後悔の念を口にした。
移籍後のバルセロナでは本来のパフォーマンスを発揮できず、チームの戦術にも馴染めないまま、わずか1シーズンでチェルシーへ放出される結果となった。『時には、隣の芝生が青く見えても、今いる場所に留まる方が良いこともある。すべてを手にしているのに、なぜわざわざ出て行く必要があったのか?』と語り、感情に流されてキャリアの全盛期に環境を変えてしまった当時の自分を自嘲気味に振り返った。
(via Mundo Deportivo)
ルーカス・ペレス、PSV時代の空白の理由は結核だったと明かす
デポルティーボ・ラ・コルーニャの昇格の立役者であるベテランFWルーカス・ペレスが、YouTuberのアドリ・コントレラスのチャンネルに出演し、自身のキャリアで最も困難だったPSVアイントホーフェン時代の真相を初告白した。彼がPSVでわずか26分間しかプレーできなかった理由は、気候や環境への不適応ではなく、結核という深刻な病気によるものだった。
『結核はガリシア地方の風土病で、医師の検査と経過観察の結果、どこかで感染したのではなく、生まれつき持っていた菌が再発したという結論に至った』とペレスは説明した。病気の発覚により、彼は完全に隔離された生活を送ることを余儀なくされ、『新型コロナウイルスのロックダウンのような日々を過ごした』と当時の過酷な状況を振り返った。
治療は長期間に及び、『半年間治療を受け、最初は毎日12錠もの薬を飲まなければならなかった』と明かした。しかし、現在はこの困難な経験を笑い飛ばせるまでに回復しており、『25、26分くらいしかプレーしなかったけど、友人や家族とは「たった26分のプレーでタイトルを獲得したんだぞ」って冗談を言っているんだ。人生最高だよ』と明るく語った。
(via Mundo Deportivo)
ウーゴ・ギジャモンが結婚、クロアチアでの充実した日々
バレンシアCFのカンテラ出身で、現在はクロアチアの強豪HNKハイドゥク・スプリトでプレーするウーゴ・ギジャモンが、長年連れ添ったパートナーと身内だけの親密な結婚式を挙げた。
ギジャモンは1年半前に父親になったばかりで、今回の結婚は彼のプライベートにおける充実ぶりを象徴する出来事となった。バレンシアの将来を担う選手として期待されながらも、徐々に出場機会を失い、プレッシャーから逃れるようにクロアチアへと新天地を求めた彼だが、その決断は功を奏している。
異国の地でのプレースタイルへの適応には時間を要したものの、ゴンサロ・ガルシア監督のもとで徐々に中盤の要として定着。リーグ戦36試合中26試合に出場し、ディナモ・ザグレブが支配するリーグにおいて、ハイドゥク・スプリトの2位躍進と欧州カップ戦出場権獲得に大きく貢献した。スペインのメディアと厳しいプレッシャーから離れたことで、公私ともに精神的な安定を取り戻し、新たなキャリアの春を謳歌している。
(via SPORT)
デポルのダビド・メジャ、昇格祝いで髪を青と白に染める
デポルティーボ・ラ・コルーニャのプリメーラ昇格決定を受け、チームの若きアタッカーであるダビド・メジャが、自身の髪をクラブカラーである青と白(ブランキアスル)に染め上げた。
以前にも髪を紫色に染めて話題になったことがあるメジャだが、今回は昇格という大願成就を祝うための正当な理由があった。彼はア・コルーニャのルビネ通りにある、デポルの選手たちが御用達としている理髪店を訪れ、この大胆なヘアスタイルに変身した。日曜日に予定されている昇格の祝賀イベントで、他の選手たちもメジャのこの奇抜なアイデアに追随して髪を染めてくるかどうかに、ファンの注目が集まっている。
(via SPORT)
有名YouTuber LladósがW杯ファンを「貧乏人」と侮辱し大炎上
間もなく開幕するワールドカップを前に、世界中でサッカー熱が高まる中、フィットネス系コンテンツで知られる物議を醸すYouTuber「Lladós」がSNSで放った発言が大きな非難を浴びている。
誰がW杯で優勝すると思うかという質問に対し、彼は『またあの貧乏なビール腹の連中が集まって、パンツ一丁の男たちがボールを蹴るのを崇める時期が来たのか』とサッカーファンを嘲笑。さらに『どのチームが勝つかはともかく、確実に負けるのはそれを見ている奴らとスタジアムに行く奴らだ。貧乏ならスポーツを見ている暇も趣味を持つ時間もないはずだ』と暴言を吐いた。
追い討ちをかけるように『月に1万ユーロも稼げない貧乏人なら、家族を養う男になるために働くべきだ。なけなしの金を、パンツ一丁の男たちがボールを蹴るのを見るために使うなんてありえない』と言い放った。この動画は瞬く間に拡散し、多くのユーザーから怒りのコメントが殺到し、大炎上状態となっている。
(via SPORT)
新メスタージャ建設工事再開にファン団体が市議会を提訴
バレンシアCFのファン団体が、クラブが2027年夏の完成を目指して進めている新スタジアム「ノウ・メスタージャ」の工事再開を許可したバレンシア市議会に対し、行政訴訟を起こしたことを発表した。
ファン団体は以前から、現行のメスタージャに留まることこそがクラブにとって最良の選択であると主張してきた。今回の訴訟では、市議会がクラブから提出された実行計画書の重大な技術的欠陥を黙認し、十分な検証を行わずに工事の進行を許可したことを問題視している。
土木技術者が作成した専門家レポートによれば、クラブが提出した計画書は準備段階の域を出ておらず、屋根の構造や経済的・機能的な影響が不明確であること、廃止された構造基準が使用されていること、15年以上放置されたコンクリート構造物の耐久性評価が欠如していること、耐火性や安全性の欠陥、さらには義務付けられている太陽光発電設備の予算が組まれていないことなど、数多くの不備が指摘されている。ファン団体は『ワールドカップの開催地入りというプレッシャーが、コスト削減や行政の管理体制の緩和を正当化する理由にはならない』と市議会の対応を厳しく非難している。
(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
本日のオフフィールドニュースでは、移籍市場を巡るクラブ間の熾烈な争いや感情的な対立が目立ちました。特にアトレティコ・マドリードがバルセロナの強引な移籍工作に対してSNSで前代未聞の猛反発を見せ、大きな話題を呼んでいます。セビージャやレアル・マドリードではクラブの覇権を巡る経営陣や候補者間の激しい舌戦と権力闘争が勃発。一方で、ロナルド・アラウホのメンタルヘルスに関する率直な告白や、ダニ・アウベスの獄中での信仰生活、ルーカス・ペレスの闘病秘話など、選手たちの知られざる人間的な苦悩や内面の変化も深く語られました。また、SNSの力で一夜にしてスターとなったニュージーランドの無名選手や、物議を醸すYouTuberの炎上発言など、現代のサッカー界を取り巻く多様なピッチ外のドラマが繰り広げられています。



デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
アンソニー・ゴードンの加入は、バルセロナの攻撃陣に新たなインテンシティをもたらすはずだ。彼自身がハフィーニャとの類似性を挙げたように、高い守備強度とスピードを兼ね備えたウインガーは、フリック監督が求めるハイプレス戦術と非常に相性が良い。特にヤマルやペドリといった技術的な核となる選手たちと、どのような距離感で連動し、相手の守備ブロックを崩すのか。戦術的な噛み合わせという観点では、彼の加入は単なる戦力補強以上の化学反応を期待させる要素がある。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
アトレティコ・マドリードによるSNSでの猛烈な反撃は、単なる感情的な怒りを超え、クラブ間のパワーバランスが変化していることの表れです。バルセロナの強引な手法に対し、あえて皮肉を交えて公に批判することで、サポーターの結束を強めると同時に、メディア環境をコントロールしようとする意図が見て取れます。クラブの尊厳を守るためのこうした姿勢は、フロントとファンの距離を縮める一方で、今後の両クラブ間の交渉をより複雑で緊張感のあるものにしていくでしょう。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
ゴードンの移籍金は固定7000万ユーロに加えボーナスという高額な取引ですが、彼の年齢とプレミアリーグでの実績を考えれば、バルセロナにとって長期的な投資価値は十分にあると言えます。一方で、シナン・バキシュの給与減額条項を巡る提訴は、クラブ側の財政防衛策と選手の労働権が衝突した典型的なケースです。契約における「出場試合数」という不確定要素を報酬に直結させるリスクが浮き彫りになっており、今後の編成方針において、より慎重な契約設計が求められる教訓となるでしょう。